01/15
2019
日常のジョブもシェアリング時代
例えば草野球の試合を明日に控えて、
「どうしても一人足りない!」なんてことがある。
心当たりの知人に電話をしてもなかなか捕まらない。
実は野球経験もあり、
明日も時間があるにもかかわらず、
そこにつながらない人たちは
いっぱいいたりするのだ。
この事例は、特殊かもしれないが
日常のちょっとした場面で
「ちょっとでいいから、手を貸してほしい」
という需要はあるものだ。
それに応えようとしているのが『シェアジョブ』という
シェアリングエコノミーサービス。
短期人材派遣会社であるエントリーの
寺本潤社長と先日お話しているときに、
このサービスについて伺ったのだが、
ポイントは「日常の小さなジョブを解決する」ということだ。
日常の中で、高齢者の脚立作業や家具の組み立てなど、
誰かに手伝ってもらいたい小さなジョブが発生することがある。
時間がある学生や、離職中で今なら手が空く
という人に手伝ってもらえたら大変ありがたいわけだ。
このサービスでは、それらの人と、小さなジョブをマッチングする。
中島流「4流」で言えば、需要という
「情報の流れ」を生かしてマッチングし、
今なら仕事ができる!という「人の流れ」を受け止めて、
ジョブが成立するということ。
従来、知り合いに頼んでこうした
ジョブを解決してきた方もいるだろう。
しかし、その時に起こりがちなのがお金の揉め事だ。
シェアジョブではジョブごとに
だいたいの相場が設定されているので、
こうした揉め事も避けられる。
作業が終われば、1時間後にはセブンイレブンの
セブン銀行で報酬が受け取れるのだから、
ここでお小遣いを稼ぎたい人にとっても、
小さなジョブで困っていた人にとっても、
良いことづくめなのだ。
思えば「シェア」という概念が浸透しはじめてから
10年ほど経っただろうか。
カーシェア、民泊などのスペースのシェア、
フリマもある意味ではモノのシェアだし、
BOOK OFFも本のシェアといえるかも。
共通しているのは、限られたリソースを
有効に社会に還元していこうという姿勢だ。
その意味では、シェアジョブも社会の需要に応える重要な「シェア」。
これはやっぱり、‟先取りビジネストレンド“でしょう?!