これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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先取りビジネストレンド

01/29
2018

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シンギュラリティが近づくから“石門心学”

「シンギュラリティ」…いやぁ~難しい言葉だ。
これは「人工知能が人類の知能を超える転換点のこと」と説明されている。

簡単に言えば、
人間が作ったAIががさらに優秀なAIを作り出す
「AIがAIを生み出す時代」がやってくる、ということ。
その転換点を、シンギュラリティと呼ぶようだ。


先日のビジ達でも紹介した、
手塚治虫氏の60年以上前の作品、『火の鳥』。
その中に登場する多くの国は、
コンピュータの指示を受けて人間が動く、という社会になっていた。

その結果、コンピュータの指示によって、
人間の意志を無視して戦争を起こしてしまうというストーリーだ。
60年も前に発表された作品の中で、
手塚治虫氏はすでに、そんな未来を見据えていたのだろう。

また、
メディアアーティストとしても活躍しているあの落合陽一氏も
「ホワイトカラーの仕事のほとんどがなくなるだろう」と示唆している。
残念ではあるが、AIが今の私たちの仕事を吸収していくのは間違いない。

そんな風に次の時代のことを考えいてるとき、
私の頭にふと浮かんだのは、あの石田梅岩の『都鄙問答』であり“石門心学”だった。


私達が毎月1回開催している「石門心学・実践講座」は、現在57回目を迎える。
もうすぐ丸4年となるが、なぜいま“石門心学”なのか。

それは、どれだけテクノロジーが発展し、
新しい社会が作られようとも、
人間が生きている以上は「変わらない普遍的な価値観がある」と思うからだ。

約300年前の江戸時代ですら、
石田梅岩の元に多くの武士も商人も農民も集まって学んでいたのだから、
やはりここには立場を超えた普遍的な価値観があったということ。

『都鄙問答』は、あの松下幸之助氏も座右の書としていた書籍だという。

たとえば「正直・勤勉・倹約」、
そして「先義後利」などは人として常に意識しなければならない価値観だろう。

落合陽一氏の言葉に
「魔法をかける人になるか、魔法をかけられる側になるか」とあるが、
私はたとえ魔法をかけられる側になったとしても、
人間として忘れてはいけない価値観は保っていたい。

時代の流れを掴むためにどれだけ未来のことを学んでも、
ブレない軸が自分の中になければ、テクノロジーの先に築けるものはない。

だからこそ、今“石門心学”なのだ。

私達の「石門心学・実践講座」は、毎月第3月曜日(祝日の場合は火曜日)に開催中!

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何度学んでも、新たな気づきは絶えない

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まさに時代を超えて大切にしたいことである

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先取りビジネストレンド

01/15
2018

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流れに乗るなら有機3倍!

このところのビジ達では「機械的組織」
「有機的組織」という話をよくしている。

簡単におさらいすると、機械的組織とは、
ルールや伝統を重視する、ヒエラルキー型の組織。
有機的組織とは、年齢や社歴に関わらず、
プロジェクトごとにリーダーを立てる、
フレキシブル型の組織のことである。

しかしどんな企業にも、
管理しながら進める機械的部分と、
柔軟に対応する有機的部分があるといえる。
ここで重要なのは、そのバランスだろう。
これまでの企業のあり方は、8:2で機械的部分がほとんどだ。

だが、これからの時代を生き抜く
フレキシブル型の組織を考えるならば、
そのバランスを変えていく必要があるのだと私は思う。
8:2から4:6へと、機械的部分を4割に抑え、
有機的部分をこれまでの3倍にあたる6割にしていくことが、
選ばれる企業への道なのだ!
(だから、有機3倍ってこと)

では、なぜ今それが必要なのか。
これまで何度か紹介した、中島流“パラダイムシフト75”では、
「時代の価値観は75年周期で大きく変わる」と考える。
つまり変化の過渡期は75年ごとに訪れるってこと。
そしてまさに
今年2018年はその過渡期だといえるのだ。

そんな中で、
変化のスピードが早くなったなと感じる出来事があった。
それは、落合陽一氏という研究者であり
メディアアーティストの存在である。
弱冠30歳という若さでありながら、
筑波大学で教鞭をとり実業家としての顔も持ち、
アートとテクノロジーと科学を掛け合わせた価値観で活躍している。

奇才とも呼ばれる落合氏だが、彼は決して特別な存在ではない。
確かにその実力は稀ではあるが、
彼のように若くして時代をつくる人が出ること自体は、珍しくないのだ。
これからの時代を築くのは、
20代半ばから30代前半の
リーダーシップにあると言っても良いのではないか。

彼らは生まれた頃からインターネットがあり、
様々ないまどきの機器と共に育った世代だ。
そんな次世代のリーダーたちだからこそ、
ビジネスの観点からも目を見張るものがある。
そこで今、私たちに求められることは何か。
それは変化の流れに合わせ、
有機的組織に向け舵をとり、若いリーダー達を
知識と経験を持って重厚に支えていくことだろう。

目指すは“キカイ4:ユウキ6”のバランス。

“ユウキ”といえば、
その昔「少年ジェット」の主題歌にこんな歌が。
ユウキだ力だ誰にも負けないこの意気だ、ヤア♪
白いマフラーは正義のしるし…。

時代は変わっても“ユウキ”は大切ってこと。
ということで、改めて皆さんと一緒に唱えたい。
「流れに乗るなら有機3倍!」

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ああ懐かしき少年ジェットよ!

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2018年は過渡期にあり!

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12/11
2017

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バンコクでも“デフレの正体”が見える

「日本のデフレーションの原因は、
人口の減少にある」と発信したのは、
藻谷浩介氏の著書・『デフレの正体』だ。

つい先日、私はタイ・バンコクを体験し、
そこで藻谷氏が語るデフレの正体を
思い起こすことになった。

私がタイ・バンコクでお話を伺ったのが、
160~170人が働く工場をマネジメントしている
日本人の「Mr.小林」だ。
彼は30代からタイ・バンコクに身を置き、
ビジネスを展開してきたという
(もう60代だという小林氏)。

そんな小林氏からみて、
タイの今後の可能性を伺ったところ、
予想だにしない答えが返ってきたのだ…。

「タイに未来はない!」

私は今年4月カンボジアにも行き、
途上国ではあるが将来的な可能性を感じた。
またベトナムに行った時も、
関係者の話やその街の雰囲気から可能性を感じたのだ。

それではどうして「タイに未来はない」のだろうか?
カンボジアやベトナムは国民の平均年齢が低いのに対し、
タイの平均年齢は世界よりも10歳くらい高いという
(とはいえ日本のほうがさらに高いのだが…)。

さらに、労働人口が減ったことで、
ミャンマーやラオスなど他国からの
低賃金の働き手が増えてきている。
そのためタイの人たち自身が働く機会が
少なくなってきているというのだ。

私はここで、ハッと思い出した。
まさに、これが藻谷氏のいうところの
“デフレの正体”なのではないか…!?

もちろん、藻谷氏は日本のデフレ状況に対して
発信した考え方だったのだが、
いまその現象は世界のあちらこちらで
起ころうとしている。

労働もせず、少子・高齢化が進めば
経済活動が衰退し、需要不足になり、
結果的にデフレをひきおこしてしまうのだ。

ということはやはり、タイ・バンコクでも
デフレが始まろうとしている…!?

私は今回、実際に海外に行って体験し、
話を聞くことがいかに重要であるかを
改めて感じたのである。
まさに“Think Global , Act Local.”
地球規模で見て、行動していかない限り
自分たちの次なる一手は見えてこない。

ぜひみなさんも
“世界がどう動き、
その国にどのような可能性があるのか”を
実際にその国に行って確かめてみてほしい!

(☆ちなみに、2018年の海外研修ツアーは
5月末からバルセロナ&サンセバスチャンを予定!
興味のある方は、早目のお申し込みを!)

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タイ・バンコクでビジネスを展開しているMr.小林

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賑やかな街並み

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実際に足を運んで、体験しよう!

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11/27
2017

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iPhoneXからNakajima Xへ

とうとう発売されたiPhoneX!
もちろん私も事前予約をして、発売日と同時にゲットした!!(ふっふっふ…)

なぜ、こんなにも急いで手に入れたのかというと、
従来のiPhoneとの違いをいち早く体感し、
時代の流れを掴んでおきたかったからだ。
(実は、私のiPhone5が壊れかかっていたことも)

ビジネスの在り方や
情報の価値を変えるきっかけとなったiPhoneだからこそ、
このバージョンアップにも次の時代を掴むヒントがあると考えた。

では、今回は何を目的に進化したのか。
それはiPhoneXのWebサイトにはっきりと書いてある。
少し長くなるが紹介したい。

「私たちはずっと変わらないビジョンを持ち続けてきました。
すべてがスクリーンのiPhoneを作ること。
デバイスそのものが体験の中に消えてしまうほど夢中になれるiPhoneを作ること。
あなたの指や声、さらには視線にも反応できるインテリジェントなiPhoneを作ることです。
iPhoneXが、そのビジョンを全て現実のものにします。
iPhoneXへようこそ。ここから未来が始まります。」

最も耐久性のあるガラスのディスプレイ使用や、
ワイヤレス充電、フェイスI.D.、ホームボタンの廃止…など、
進化したポイントは多いものの、
それらは全て「デバイスが体験の中に消える」
というコンセプトを中心に設計されているのだ。

いざ使ってみると、
まさに生活の自然な動作の中にiPhoneが溶け込んで、
一生懸命扱っているという感覚がほとんどない。

試しに「hey siri.気分はどう?」
と話しかけてみたが「爽快です」と返ってきた。
なんとも粋な返事ができるものである。

今後はiPhoneに限らず、
あらゆるテクノロジーが生活の中に溶け込んでくるだろう。
(私の知り合いの中にも、空中ディスプレイを開発している企業があったり…)

テクノロジーの進化は、なぜ追う必要があるのか。
それは、次の時代の消費者である“新生活者”の考えを理解し、時代の流れを掴むヒントがそこにあるからだ。
冒頭でも述べた通り、iPhoneはその最たるものということ。

さて、iPhoneのバージョンに負けじと私自身も進化していきたいところだ。

そろそろ私も、バージョンXの頃だろうか?!
しかし、60代になってから、体力も運動能力も落ちてきたと感じる今日この頃。体力勝負でないところのどの方向に進化しようかなぁ…

Nakajima Xに乞うご期待!

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まさに、新生活者の目線を知るにふさわしいデバイス!

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11/20
2017

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23回目のThink Global, Act Local

ついに、
23回目となる海外研修ツアーの行き先が決定した!

この海外研修のコンセプトは“Think Global, Act Local”、
地球規模で物事を捉え、
自分の日々の活動にどう反映させていくか、という意味である。

海外に目を向け、
世界の動きと時代の流れをも掴むからこそ、
今自分がやるべきことが見えてくるものだ。

さて、23回目にあたる2018年度の行き先はというと…
スペインのバルセロナとサンセバスチャン(ドノスティア)である!

バルセロナでガウディを体感し、
サンセバスチャンでは世界最高峰の料理を堪能する予定だ。
スペインに8件ある三ツ星レストランのうち、
4件が揃うサンセバスチャン(2014年)。

そこは「食の聖地」とも呼ばれ、
世界中から人々が集まる街である。

バルセロナも含め、
そんな食に精通したサンセバスチャンに今行かずして、
いつ行くのだろうか!
(ピンチョスが美味しい!)

振り返れば、
2015年はイタリア・トスカーナ地方を訪れ、
2016年はフランス・ボルドー、
2017年はアメリカ・サンフランシスコ、ナパバレーと、
この3年間は常にワインと食に関する土地を訪れてきた。

もちろん、日々のビジネスに関わる視察もするのだが…
やっぱり世界を知るには、“ワインと食”なのだ。
ということでここ数年は、
ワインと食に関する地へ足を運んでいるわけである。

アジアの2ヶ所から始まった海外研修だったのだが、
そのほとんどがアメリカとヨーロッパだ。

ここまで世界の距離感がなくなった今、
時代の変化や兆候を掴むにはどうすれば良いのか。
そのヒントは間違いなく海外にある。
そう考えるからこそ、
たとえ国際情勢に変化があったとしても22年もの間、
この研修ツアーを続けてきたのだ。

今は、75年周期で大きく価値観が切り変わる
“パラダイムシフト75”の過渡期でもある。
だからこそ、広く世界に目を向けて
「今自分は何を優先すべきなのか」と考えることが大切だろう。

まさに“Think Global, Act Local”ということ。

さあ、2018年は情熱の国スペインへ!!
参加を希望される方は、ぜひ早めに手を挙げてくださいね!!

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フランス、ボルドーでの海外研修。

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ボルドーの有名なシャトーの前で、1枚。

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こちらはナパバレーでの研修。

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学べば学ぶほど、その世界の深さに気づかされる。

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