これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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先取りビジネストレンド

08/28
2017

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この“パラダイムシフト”にどう対応するのか!?

中島流の“パラダイムシフト75”!
「時代の価値観は75年周期で大きく変わる」
ということを、これまでくり返し語ってきた
(しつこく語ってきたつもりはない!?)。

みなさんも、現在パラダイムシフト75の
過渡期に来ていることは理解されていると思う。
そこで今回は、ビジネスのパラダイムシフト
に注目し話をしていこう。

20世紀末からのインターネットの普及と進化は、
私たちのビジネス環境の変化を促進してきた。
IoTやAIが出現し、これらの進化がより
価値観の変化に拍車をかけているのだ。

ここまでは、様々な人が発信している
このところよく耳にする考えだが…。
私が新たに言いたいのは、“新生活者”の台頭だ。
“新生活者”とは、ITの普及と進化に伴い、
ライフスタイルに大きな影響が及んでいる人々のことだ。
(少なくとも私は、この“新”には乗り遅れているのだが…)

この環境に育った人たちというのは、
まず1つ目。
TVではなくスマートフォンに慣れ親しんでいる
というように、活用メディアが違う。
2つ目、ものの選び方が違う。
3つ目、好みが違う。
4つ目、生活スタイルが違う。
5つ目、お金の使いどころが違う。

流通が変わったり、プラットフォームビジネスが
展開されることでビジネスに影響が及ぶことも当然あるが、
最終的にサービスを利用するのは人である。
“新生活者”の増加が、ビジネスの
パラダイムシフトの1番の要因というわけ!

先日弊社に、福岡県で線香花火を中心に製造する
花火メーカーのご夫婦が訪ねてきた。
見せていただいた花火のパンフレットや
パッケージ、WEB…どれもがカッコよくいま風なのだ。
そして今どこがこれらの花火を
売ってくれているのかというと、
あの洋服や雑貨を販売しているBEAMSなのだ!

この花火メーカー、少し前には廃業を予定していたという。
しかし、そのつくり方へのこだわりと、
発信改革による新たな流通の獲得で、
見事に息を吹き返したのだ!
つまり、流通革新とブランディングにより
“新生活者”に受け入れられたということ。
(“線香花火”と検索すると、この福岡県の花火メーカー
 の線香花火がショッピングサイトにたくさんヒットするではないか…)
ということで、“新生活者”が台頭して来た今、
当然のように、企業も変わっていかなければならない。

サービスをどう変えるか。
商品をどう変えるか。
流通をどう変えるか。
組織をどう変えるか。
人材の評価をどう考えるか。
ビジョンをどう変えるか。
そして1番大切なのは、“新生活者”たちにとって身近な
WEBにどうアプローチするかということなのだ。

私たちは今、ビジネス革新を余儀なくされている。
パラダイムシフトの中で生き残るには、
ビジネス革新を起こし、今の時代に合った
ブランディングに力を入れるべきなのではないだろうか。

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先取りビジネストレンド

07/31
2017

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“AIはビジネスマンの最強の教養である”

“AIはビジネスマンの最強の教養である”。
うんうん、いいフレーズだこと。
これは『人工知能は人間を超えるか
ディープラーニングの先にあるもの』
という本の帯に書いてあったキャッチフレーズだ。
(なぜか、本のタイトルより大きな文字で発信している)

著者である松尾豊氏は
東京大学の特任准教授であり、
日本の人工知能研究においてさまざまな角度から
リーダーシップを発揮しているという。

松尾氏の本の中に、こんな話が書いてあった。
2012年に世界的な画像認識のコンペティションが
行われ、画像に写っているヨット、花、猫を
コンピューターが自動で判別し、
その正解率の高さを競い合った。

名だたる大学や企業が参加し、エラー率は数年
26%台できっ抗していた。
しかし、2012年に初参加したトロント大学が
エラー率15%台を叩き出し、圧倒的勝利を収めたのだ。

この圧倒的勝利をもたらした理由は、
ディープラーニングという仕組みにある。
これによりGoogleやAmazonなどが、
こぞって人工知能に巨額の投資を行うきっかけとなったのだ。

このディープラーニングとは、一体どのようなものなのか?
(私はAIの専門家ではないので、
うまく説明できているかわからないが…。)

私なりに説明すると、ディープラーニングとは
人工知能が行う深層学習のこと。
あるものを画像認識するために、
AI自らが特徴を捉えようと学習する仕組みである。

これまで人工知能ブームは何度か訪れたが
今回の人工知能は今までと違い、
ディープラーニングを習得することで
その能力は一気に高まり、
より多くのフィールドで活躍できる可能性がでてきたのだ。
(だから多くのIT企業が巨額の投資をすることになったわけ)
この波をきっかけに、人工知能はさらに発展し、
私たちのビジネスや、日々の経営にも
大きな影響を与えることだろう。

“AIはビジネスマンの最強の教養である”
まさにこの言葉通りの時代が来ようとしているのではないだろうか。
これからの時代、AIを知らないようでは
ビジネスにおいてリーダーシップをとることはできないのでは!?

しかしビジネスにおいては、人工知能がリーダーシップをとるのではない。
これからのビジネスに求められているのは、
あくまで私たちが経営者としてふるまい、
いかに人工知能を活かしながらも人間力に
重きを置いた経営をしていくかということなのだ。

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帯のキャッチフレーズに注目してしまう…。

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書店に並んでいてもかなりのインパクト!

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人工知能について語る松尾豊氏

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07/18
2017

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疲れない姿勢のつくり方と負けない経営姿勢のつくり方

腰痛、むくみ、冷え性…
ビジ達をお読みのみなさんは、
このようなからだのトラブルに
悩まされていませんか?
多くの人が抱えているこの不調は、
正しい姿勢がとれていないことが原因なんだとか!

これらのお悩みを解決するために、
ある集まりで「一生疲れない姿勢のつくり方」を
教えて下さったのが、姿勢治療家の仲野孝明先生。
(経営者仲間の1人なんですが…)

大きな故障ではないけれど、からだに起こる不具合は
正しい姿勢を継続することによって
改善されていくという。

真っ直ぐ立って背中側を壁につけた際、
頭・肩甲骨・お尻・ふくらはぎ・かかとの
5つ全てが壁につく人は“正しい姿勢”をとれている。
この“正しい姿勢”をつくりだすには、
ちょっとした日々の訓練が必要なのだ。
(むむっ!? “正しい姿勢”ね。)

もしかして、からだの姿勢と同じように
ビジネスにおいても「姿勢」は大切な
キーワードなのではないか…?

仲野孝明先生が「一生疲れない姿勢のつくり方」
を提唱するのならば、私が提言したいのは
“負けない経営姿勢のつくり方”である。

今ビジネスシーンは過渡期であり、各業界のボーダーもなくなり、
さまざまな業種業態が複雑に絡み合っている。
ときには、思ってもみない企業が自分たちのドメインに出現して、
「鳶に油揚げを攫われる」ことも日常茶飯事と言っていいだろう。

ならば、どのような姿勢であれば
油揚げを奪い去られることなく
ビジネスを継続することができるのか。
(奪い去られたとしても生き残るためには…)

ズバリ、常に“前傾姿勢”でいること。
これから走り出すぞ! というような姿勢を
とっていない限り、今の世の中で競合に勝利し、
選ばれることはできないのである。

ビジネスにおける前傾姿勢とは、
さまざまなチャレンジを繰り返しながら
“リスク回避力”を向上させ、
ときには大きな決断をくだせる姿勢ということ。
危ない橋を渡らないことにこそ、本当の危険が潜んでいる。

すなわち、リスクを承知で前傾姿勢をとり、
いまどきの時流を読んで
色々なものにチャレンジしていくことなのだ。
この前傾姿勢こそが、情報やノウハウ、
人的ネットワークを得ることになり、
より“リスク回避力”を養うことにもなる。

厳しいビジネスの荒波を乗り越えていくには、
常に前傾姿勢でビジネスに取り組んで、
“負けない経営姿勢”を手に入れる必要がありそうだ。
仲野先生、この“負けない経営姿勢のつくり方”いかがですか?

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あなたも“姿勢づくり”に挑戦してみては!?

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06/12
2017

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SFベイエリアから観た“アンバランス”

いま、サンフランシスコで不動産価格が上昇し続けている。
と同時に、スタートアップ企業や名だたるIT企業が
次々とサンフランシスコに集結しているんだとか。
なぜイノベーションの機運が
かの地で高まっているのだろうか…!?

その答えを確かめるため、
毎年恒例の海外研修ツアーとして、
今年はサンフランシスコを訪ねてきたのだ!

サンフランシスコでは1LDKの家賃は
5年で20万円から40万円、実に2倍に高騰した。
1戸建てだと、中古でも1億円超えがざらだという。

サンフランシスコでは年収20万ドル
(日本円にしておよそ2200万円)を超える人たちが
大勢集まってきているのが、この不動産価格上昇の背景なんだとか。
もっとびっくりしたのが、
ベイエリア周辺のIT企業の初任給が、なんと年収1200万円!

…と、これがイノベーションの最先端
サンフランシスコ、ベイエリアの現状なわけだが、
ここで気付いたのが、世界にまん延するアンバランスさだ。

これまでビジ達で“Think Global, Act Local”
(地球的規模で考え、地域で行動せよ)、
そして“Think Long range, Act Tomorrow”
(ロングレンジでものごとをとらえ、明日の行動を考える)
というキーワードをご紹介してきたが、
この状況は、地球規模で考えてもロングレンジの時間軸で考えても
あまりにアンバランスではないだろうか。

地球規模ではごく狭い一地域のサンフランシスコに、
数々の巨大なIT企業が本社を置いている。
そこでは最先端の情報や優れた人材が集結し、
“未来の効率”が日々創り出されている。

一方、同じアメリカ国内においてさえ
仕事がなく、生活が立ち行かないほどの貧困地域もある。
ましてやアメリカ以外の国と比較すれば、その差はさらに大きくなる。

このようなビジネス・生産力・国力のアンバランスさは、
「地球規模」で考えると格差を助長し、
やがて不公平感が世界全体に広まることになるだろう。

そしていま年収2000万円の高給取りたち。
「ロングレンジな時間軸」で考えると、
これを長く継続することは難しく、肉体的にも精神的にも
不健康なアンバランス状態となることは間違いないだろう。

そう、まさに人類全体がアンバランスとなっており、
地球規模で“病気状態”になっていると思えてならない。
今回の海外研修で、やはり海外に身を置くことで
地球規模で物事が観えて、自分たちを、
日本を客観的に観ることができると実感したのだった!

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facebook本社にて

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Apple本社にてパチリ

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こちらはGoogle本社のロビー

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ロングレンジな視点で見てみよう

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05/22
2017

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“無知の知”を知りエコーロケーション戦略へ

“無知の知”ということばがある。
簡単にいえば、自分が無知であることを自覚している、
という意味だが…。

東大卒のエリートはこれが無い人が大勢いるという。
ソクラテスの“無知の知”ということばは知っているが、
受験に合格したところで彼らの学びは止まっており、
その本当の意味を理解している人はほとんどいない!
…と、これは『里山資本主義』の藻谷浩介氏が話していたこと。
(東大卒の藻谷氏だからいえることだねぇ…!?)

さてこの“無知の知”、東大生に限らず、
どれほどの人が実感を持って知っているだろう?

私自身の話をすると、この春カンボジアへ行った際、
プノンペンをこの目で見て初めて、
カンボジアで過去に何が起き、
今に至っているのかをやっと理解した。
今、世界と世界経済に何が起こっているのか。
ネットで知れることも多くあるが、これはあくまである部分だけ。
実際に体験して初めてわかることが山ほどあると実感した。

私が展開しているワイナリー構想も同様だ。
構想を具体化していく途上で浮上するハードルによって、
法律の部分で左右される土地活用やワイナリー支援のあり方など、
初めて気づくことがたくさんあった。

私はまさに、実際に行動するなかで“無知の知”を実感してきた。

今、IoT、VR、AI、フィンテックなど、
私たちの常識を覆す新技術が次々に登場している。
時代は常に動いており、半年で世の中は驚くほど変化する。
そう、今は誰もが“無知”となりうる時代というわけ。
だからこそ、中島流のあの
“エコーロケーション戦略”が活きてくるのだ!
(ビジ達でご紹介したのは、もう1年以上前かもしれないが…)

チャレンジをくり返し、その反響から
次なるチャレンジの内容や切り口・角度を考える、
これが“エコーロケーション戦略”だが…。
このくり返しで蓄えた活きた知識・経験が
ビジネスの世界で生き残るための活きた仕掛けとなっていくということ。
やはり、過去のデータからくる“知識”ではなく、
活きた“知恵”を知ることが大切ということだ。

今年の海外研修ではサンフランシスコに行くわけだが、
そこで訪れるシリコンバレーやSFベイエリア、そしてナパバレーも、
単なる知識と実際に見るのとでは
情報の量・質ともに大きな違いがあるだろう。

さあ、サンフランシスコで何を見て、
どんな“無知の知”を実感するか!
楽しみである!

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『里山資本主義』の藻谷浩介氏

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これが“エコーロケーション戦略”だ!

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