これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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07/18
2017

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疲れない姿勢のつくり方と負けない経営姿勢のつくり方

腰痛、むくみ、冷え性…
ビジ達をお読みのみなさんは、
このようなからだのトラブルに
悩まされていませんか?
多くの人が抱えているこの不調は、
正しい姿勢がとれていないことが原因なんだとか!

これらのお悩みを解決するために、
ある集まりで「一生疲れない姿勢のつくり方」を
教えて下さったのが、姿勢治療家の仲野孝明先生。
(経営者仲間の1人なんですが…)

大きな故障ではないけれど、からだに起こる不具合は
正しい姿勢を継続することによって
改善されていくという。

真っ直ぐ立って背中側を壁につけた際、
頭・肩甲骨・お尻・ふくらはぎ・かかとの
5つ全てが壁につく人は“正しい姿勢”をとれている。
この“正しい姿勢”をつくりだすには、
ちょっとした日々の訓練が必要なのだ。
(むむっ!? “正しい姿勢”ね。)

もしかして、からだの姿勢と同じように
ビジネスにおいても「姿勢」は大切な
キーワードなのではないか…?

仲野孝明先生が「一生疲れない姿勢のつくり方」
を提唱するのならば、私が提言したいのは
“負けない経営姿勢のつくり方”である。

今ビジネスシーンは過渡期であり、各業界のボーダーもなくなり、
さまざまな業種業態が複雑に絡み合っている。
ときには、思ってもみない企業が自分たちのドメインに出現して、
「鳶に油揚げを攫われる」ことも日常茶飯事と言っていいだろう。

ならば、どのような姿勢であれば
油揚げを奪い去られることなく
ビジネスを継続することができるのか。
(奪い去られたとしても生き残るためには…)

ズバリ、常に“前傾姿勢”でいること。
これから走り出すぞ! というような姿勢を
とっていない限り、今の世の中で競合に勝利し、
選ばれることはできないのである。

ビジネスにおける前傾姿勢とは、
さまざまなチャレンジを繰り返しながら
“リスク回避力”を向上させ、
ときには大きな決断をくだせる姿勢ということ。
危ない橋を渡らないことにこそ、本当の危険が潜んでいる。

すなわち、リスクを承知で前傾姿勢をとり、
いまどきの時流を読んで
色々なものにチャレンジしていくことなのだ。
この前傾姿勢こそが、情報やノウハウ、
人的ネットワークを得ることになり、
より“リスク回避力”を養うことにもなる。

厳しいビジネスの荒波を乗り越えていくには、
常に前傾姿勢でビジネスに取り組んで、
“負けない経営姿勢”を手に入れる必要がありそうだ。
仲野先生、この“負けない経営姿勢のつくり方”いかがですか?

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あなたも“姿勢づくり”に挑戦してみては!?

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先取りビジネストレンド

06/12
2017

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SFベイエリアから観た“アンバランス”

いま、サンフランシスコで不動産価格が上昇し続けている。
と同時に、スタートアップ企業や名だたるIT企業が
次々とサンフランシスコに集結しているんだとか。
なぜイノベーションの機運が
かの地で高まっているのだろうか…!?

その答えを確かめるため、
毎年恒例の海外研修ツアーとして、
今年はサンフランシスコを訪ねてきたのだ!

サンフランシスコでは1LDKの家賃は
5年で20万円から40万円、実に2倍に高騰した。
1戸建てだと、中古でも1億円超えがざらだという。

サンフランシスコでは年収20万ドル
(日本円にしておよそ2200万円)を超える人たちが
大勢集まってきているのが、この不動産価格上昇の背景なんだとか。
もっとびっくりしたのが、
ベイエリア周辺のIT企業の初任給が、なんと年収1200万円!

…と、これがイノベーションの最先端
サンフランシスコ、ベイエリアの現状なわけだが、
ここで気付いたのが、世界にまん延するアンバランスさだ。

これまでビジ達で“Think Global, Act Local”
(地球的規模で考え、地域で行動せよ)、
そして“Think Long range, Act Tomorrow”
(ロングレンジでものごとをとらえ、明日の行動を考える)
というキーワードをご紹介してきたが、
この状況は、地球規模で考えてもロングレンジの時間軸で考えても
あまりにアンバランスではないだろうか。

地球規模ではごく狭い一地域のサンフランシスコに、
数々の巨大なIT企業が本社を置いている。
そこでは最先端の情報や優れた人材が集結し、
“未来の効率”が日々創り出されている。

一方、同じアメリカ国内においてさえ
仕事がなく、生活が立ち行かないほどの貧困地域もある。
ましてやアメリカ以外の国と比較すれば、その差はさらに大きくなる。

このようなビジネス・生産力・国力のアンバランスさは、
「地球規模」で考えると格差を助長し、
やがて不公平感が世界全体に広まることになるだろう。

そしていま年収2000万円の高給取りたち。
「ロングレンジな時間軸」で考えると、
これを長く継続することは難しく、肉体的にも精神的にも
不健康なアンバランス状態となることは間違いないだろう。

そう、まさに人類全体がアンバランスとなっており、
地球規模で“病気状態”になっていると思えてならない。
今回の海外研修で、やはり海外に身を置くことで
地球規模で物事が観えて、自分たちを、
日本を客観的に観ることができると実感したのだった!

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facebook本社にて

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Apple本社にてパチリ

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こちらはGoogle本社のロビー

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ロングレンジな視点で見てみよう

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05/22
2017

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“無知の知”を知りエコーロケーション戦略へ

“無知の知”ということばがある。
簡単にいえば、自分が無知であることを自覚している、
という意味だが…。

東大卒のエリートはこれが無い人が大勢いるという。
ソクラテスの“無知の知”ということばは知っているが、
受験に合格したところで彼らの学びは止まっており、
その本当の意味を理解している人はほとんどいない!
…と、これは『里山資本主義』の藻谷浩介氏が話していたこと。
(東大卒の藻谷氏だからいえることだねぇ…!?)

さてこの“無知の知”、東大生に限らず、
どれほどの人が実感を持って知っているだろう?

私自身の話をすると、この春カンボジアへ行った際、
プノンペンをこの目で見て初めて、
カンボジアで過去に何が起き、
今に至っているのかをやっと理解した。
今、世界と世界経済に何が起こっているのか。
ネットで知れることも多くあるが、これはあくまである部分だけ。
実際に体験して初めてわかることが山ほどあると実感した。

私が展開しているワイナリー構想も同様だ。
構想を具体化していく途上で浮上するハードルによって、
法律の部分で左右される土地活用やワイナリー支援のあり方など、
初めて気づくことがたくさんあった。

私はまさに、実際に行動するなかで“無知の知”を実感してきた。

今、IoT、VR、AI、フィンテックなど、
私たちの常識を覆す新技術が次々に登場している。
時代は常に動いており、半年で世の中は驚くほど変化する。
そう、今は誰もが“無知”となりうる時代というわけ。
だからこそ、中島流のあの
“エコーロケーション戦略”が活きてくるのだ!
(ビジ達でご紹介したのは、もう1年以上前かもしれないが…)

チャレンジをくり返し、その反響から
次なるチャレンジの内容や切り口・角度を考える、
これが“エコーロケーション戦略”だが…。
このくり返しで蓄えた活きた知識・経験が
ビジネスの世界で生き残るための活きた仕掛けとなっていくということ。
やはり、過去のデータからくる“知識”ではなく、
活きた“知恵”を知ることが大切ということだ。

今年の海外研修ではサンフランシスコに行くわけだが、
そこで訪れるシリコンバレーやSFベイエリア、そしてナパバレーも、
単なる知識と実際に見るのとでは
情報の量・質ともに大きな違いがあるだろう。

さあ、サンフランシスコで何を見て、
どんな“無知の知”を実感するか!
楽しみである!

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『里山資本主義』の藻谷浩介氏

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これが“エコーロケーション戦略”だ!

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先取りビジネストレンド

04/24
2017

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いまカンボジアが“テイクオフ”

“テイクオフ”をご存じだろうか!?
もちろん、飛行機が離陸するときのこと。
ところが今回の意味はちょっと違う。
経済用語の“テイクオフ”なのだ。
これは、アメリカの経済学者が提唱した、
国が本格的な経済成長をむかえ、
経済的に大きく飛躍していく段階を示した言葉。

先日、いままさにこの“テイクオフ”をむかえている
カンボジアのプノンペンへ初めて行ってきたのだ。
プノンペンの道路を入り乱れて行き交う
車、バイク、トゥクトゥクに、経済成長への可能性を
非常に感じたんだよねえ~!

海外へ行くと必ず早朝ランニングをする私。
今回もランニングをしていたのだが、
まあ~プノンペンのドライバーは信号を守らない!
1分間信号待ちをしていると、その間に
10台ほどのバイクが信号無視をして走り抜けていく。

当然、事故もあちこちで起こっているそうだが、
このプノンペンの交通事情と行きかう人たちの顔つきから、
私はカンボジアにみなぎる若いエネルギーを感じたのだ。

ポル・ポト政権の残した傷跡が未だ癒えないカンボジア。
それでも少しずつ政治が安定し、教育にも力を入れ、
経済産業の基盤も固まりつつあると言えるだろう。
そして、インフラが整備され流通が確立されるとともに
産業による需要が産まれはじめ、税収が上がり、
その税収でインフラを整備して…と、
この成長循環が徐々に回りはじめているということ。

そう、まさに今のカンボジアは経済成長が次なる経済成長を促す
自己増幅的なプロセス、つまり“テイクオフ”の段階へ
入っているといっていいだろう!

ところで日本の“テイクオフ”はいつだったかというと、
1945年の終戦からおよそ約20年後の1960年代中頃。
その25年後、世界第二位の経済大国へ大躍進したわけで、
まさにそのときが日本の“テイクオフ”だったと私は考えている。
そしていま、カンボジアは日本の1960年代のような状況へ突入しているのだ。

この成長がカンボジアをあっという間に
変えていくのだろうねぇ…。
私たちの国、日本がかつて体験したことが、
いま世界のあちこちで起こっている。
世界に向かって大きく“テイクオフ”しようとしているカンボジア。
今後に期待するとともに、また訪れたいと思ったのだった!

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先日、カンボジアのプノンペンへ初めて行ってきた

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若いエネルギーをひしひしと感じた!

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この成長がカンボジアを変えていくのだろう。また訪れたい…!

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先取りビジネストレンド

03/21
2017

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“フクシマ”も3つの目で視る!

東日本大震災から丸6年が経ち、
福島の現状と今後をどう考え、どう行動していくべきか。
そんな課題を『里山資本主義』の著者・藻谷浩介氏と、
福島出身の社会学専攻の准教授・開沼博氏が語り合う
セッションを先日聞いてきた。

とある漫画家が、福島第一原発で作業員として
現場に立った経験を克明に描いた漫画『いちえふ』を
私がこのビジ達で紹介したのが震災から2年半後だから、
そこからさらに3年半たっているわけだ。

では2017年1月時点で、
震災前福島県で暮らしていた人のうち、
福島県外に避難を余儀なくされている人の割合は
どれくらいだろうか!?

こんな問題がセッションで投げかけられたわけだが…。
会場の人たちのアタマの上には?マークが並んでいた。
すると開沼氏は、「西日本では2、3割の人たちが
避難していると思われている」という。
だが実際は数にして3.9万人、
福島県総人口189.5万人から割り出すと2%。
私たちが漠然とイメージしている数字と
福島の現状は大きく食い違っているのだ。

食い違いといえば、食に関する話も欠かせない。
2017年現在、法定基準値を超えた放射線量が検出された
福島県産の米は何袋あるだろう?

2012年で71袋、2014年は2袋、そして2015年以降はずっと0袋なのだ。
それでも福島県では放射線量の全袋検査を今でも行っている。
魚類の放射線量も、2014年で0.8%。
今はもう影響がないといえる現状なのに、
風評被害は消えていない。
そして、そんな風評被害からくる経済的損失は計り知れないそうだ。

そんな話が展開されていたセッションで気になったのが、
“ミクロとマクロ”というキーワード。
漠然とした、すなわちマクロなイメージだけでなく、
地に足の着いた具体的な数値、すなわちミクロな視点も合わせ、
両方の視点がなければ、福島の今を
正しく捉えることはできないというお話だった。

それを聞いていて、“鳥の目、虫の目、魚の目”という
経営者に必要な視点についての話を思い出したのだ。
鳥の目とはものごとを俯瞰する視点、
虫の目とは現場を正しく把握する視点、
魚の目とは、時代の流れを把握する視点のことだ。

そして、これは経営に限った話ではなく、
色々な出来事を把握するうえでも、
そして、福島を考えるうえでも必要な視点に違いない。

震災から6年を迎えた今だからこそ。
福島に対して私たちが出来ることとは何か。
3つの視点から、しっかりと捉え、考えていきたい!

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『里山資本主義』の著者・藻谷浩介氏

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福島出身の社会学専攻の准教授・開沼博氏

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お二人が語り合うセッションを聞いて来た

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ルポルタージュ漫画作品『いちえふ 福島第一原子力発電所労働記』

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