12/09
2013
「あまちゃん」の仕事道
じゃあ、いつビジ達を読めばいいの?
“今でしょ!”
今こそ、ビジ達を読んで2014年のビジネスを
より意味のあるものに…なんて話ではなく、
2013年に話題になった言葉を選ぶ
「2013新語・流行語大賞」の話。
今回で30回目を迎えるこの賞。
2013年は、過去最多の一度に4語が選ばれた
(スゴ~イ)。
大賞に選ばれたのは、
ドラマ『半沢直樹』の決めゼリフ「倍返し」、
予備校のCMから広がった林修氏の「今でしょ!」、
2020年東京五輪招致を成功に導いた
滝川クリステル氏の「お・も・て・な・し」、
そしてNHK連続テレビ小説『あまちゃん』で
大流行した主人公のセリフ「じぇじぇじぇ」。
その中でも、特に注目したいのが、
最後の「じぇじぇじぇ」。
ドラマ『あまちゃん』は、日経MJが発表した
「2013年ヒット商品番付」においても
見事“西の横綱”を獲得し、
普段朝ドラを見ない世代への影響力も大きいことがわかる
(平均視聴率も7年ぶりに20%を超えたらしい)。
その大ヒットとなった最大の功労者は、
もちろん物語を紡いだ“クドカン”こと
宮藤官九郎氏だろう。
ユーモアセンスが抜群の稀代(?)の脚本家。
しかし、今回ここまで「あまちゃん」が注目された理由は、
朝ドラという枠の中で彼が発揮した、
「勇気」と「挑戦」そして「ノウハウ」に他ならない。
他のドラマではまず見られない「震災シーン」を
入れたこともそのひとつだろう。
結果、舞台となった岩手県久慈市では観光客が増加。
「あまちゃん効果」は社会現象にまでなった。
彼自身の出身地である東北にとっては、
これ以上ない活性化につながったことだろう。
ただ単に視聴率を上げることだけではなく、
身近な人たちへの愛情と震災に
対する記憶を確かにすること。
このことも奇才クドカンの狙いだったのかもしれない。
また、ドラマというメディアを通して、
被災地の復興までも実現してしまう。
そこに“あまちゃん”の、
いや“クドカン流の仕事道”があるのだ
(確か「2013年ヒット商品番付」では、
東北楽天イーグルスの「マー君」もランクインしていたな…)。
東日本大震災から約2年9ヵ月。
このビジ達でも何度もご紹介している、
パン・アキモトや大里綜合管理、
また掃除に学ぶ会など、
東北への支援訪問を継続している方は今も多くいる。
私も見・投資コンサルタントとして、
そして一人のクリエイターとして、
被災地復興や社会に貢献するための
“仕事道”をこれからも発信していこうと思うのだ!