
11/25
2013

圧倒! ポール・マッカートニー
ライブ時間、2時間40分。
ず~~っと出っぱなし!
ず~~っと歌いっぱなし!
先日、ポール・マッカートニーの
東京ドーム公演に行ってきた。
これは、そのライブでのこと。
世界屈指のマルチプレイヤーと
称されるポール・マッカートニー。
ギターやピアノ、ウクレレなど
多彩な楽器での演奏はもちろん、
その歌声には素晴らしいの一言。
また、「コンバンハ、TOKYO!」
「ニホンゴ、ガンバリマス」
「モット聴キタイ!? TOKYO!」
などと観客に向けて日本語を投げかけ、
ライブ会場を盛り上げていた。
何より驚いたのが、冒頭にもあるように、
ライブの間はずっと
「出っぱなし・歌いっぱなし・演奏しっぱなし」だったこと。
2時間40分でアンコールを含め37曲(ひぇ~!)を、
喉が枯れることなく歌い続けたのだ
(ちなみに、私は3曲歌うともう喉は悲鳴をあげてしまう)。
そんなポール・マッカートニーは、
デビューから50年以上が経過。
なんと、現在71歳だという。
まだライブを続けなければならない理由はないはず。
それでもなお、クオリティの高い公演を
続けてくれるプロ意識には圧倒されるばかり。
もう“ミッション”と捉えているのだろう。
かなり広いライブ会場である東京ドームには、
ステージの背景にスクリーンが設置されている。
そこには、ポール・マッカートニーの
表情も分かるような大きな映像ビジョンが流れるなど、
観客が喜ぶ工夫がされていた。
そして、ポール・マッカートニー以外の
メンバーは4人のミュージシャンたちだけ。
ダンサーも、その他のゲストミュージシャンも一切なし。
それでも十二分に楽しめ、感動するライブとなったのは、
ポール・マッカートニーの圧倒的実力とサービス精神だろう。
ポール・マッカートニーは関係者に
「ライブが大好き。限界も感じない」と話し、
ステージに立つ意欲を持ち続けているという。
6万人の観客を71歳で熱狂させる
ポール・マッカートニーのライブを体感していると、
ミュージシャンとしての大義さえも感じとれた。
この年齢になっても、完成度の高い演奏と素晴らしい歌声を
ライブで届け続けようとする姿勢は、
まさにプロミュージシャンとしての“仕事道”と言えるだろう。