
08/26
2013

“アグリビジネス”の共有化
友人の出身地・石川県の能登島で体験した
アグリツーリズム(私が勝手にこう言っているだけ)、
楽しくいい体験だった。
いい経験だったなぁ~。農場などに滞在し、
その土地の農業や漁業を体験する。
そして、自分たちの手で収穫した食材を味わうのだ。
旅に来たというより、田舎に帰ったような感覚。
初めて体験したのは、毎年の海外視察ツアーで
イタリアを訪れた時のこと。
宿泊施設にはブドウ畑やワイナリーが併設されており、
レストランでは自分たちで収穫した野菜や、
牧場にいる牛や豚の、チーズや生ハムなどが楽しめる。
実際に農漁業体験をして思うのは、
こうした実体験がないと「食のありがたさ」が
わからないのではないかということ。
本来、人間は生きるために農漁業を行ってきた。
“アグリビジネス”とは、生きていくうえでなくてはならないビジネス。
時代の発展に伴い経済活動が多岐に渡ると、
人間の生活に重要な基本的ビジネス=“アグリビジネス”が
尊重できない環境になっていく(しかたない部分もあるとは思うが…)。
インターネットをいくら駆使しても芋や米はできない。
人が土を耕し種をまき、時間をかけて育て上げ収穫をするのだから。
誰かが“アグリビジネス”をしているからこそ、
私たちの食卓にはさまざまな食物が並ぶのだ。
きっかけはアグリツーリズムのような体験でもいい。
農場などに一定期間滞在し農漁業を実際に体験すれば、
食物が食卓に並ぶまでのプロセスと食のありがたみが実感できる
(都会人にとっては、非日常の体験としてももってこい!?)。
これからは都会の人たちも年に一度や二度はこれら農漁業を体験し、
多くの人たちで“アグリビジネス”を共有化することをおすすめしたい。
生活に関わる基本的なビジネスの工程を知ることで、
農家や漁師がどのくらいの手間をかけ、
愛情を注いでものづくりをしているのかが伝わるはずだ。
私はさまざまな農場に視察に行っているが、
自然栽培を推し進めるにはたくさんのノウハウと
試行錯誤が必要となってくる。
その工程は、つくる側だけではなく食べる側と
共に考えていく必要があるのだ。
日本人としてこれからの時代のビジネスを考えるには、
“アグリビジネス”を差し置いてはありえないだろう!