05/13
2013
石門心学・実践講座開講
300年前、京都の地で塾を開いた石田梅岩。
それは「正直・倹約・勤勉」を柱とした、
商人道であり、人の道の信念を広めるためだった。
後に、この石田梅岩の思想は“石門心学”と呼ばれることとなる。
日本には、多くの長寿企業が存在しているが、
中には“石門心学”の思想を軸に事業を継続してきた会社もある。
その1つが創業300年の伝統を誇る京都の老舗、「半兵衛麩」だ。
半兵衛麩は、道義を優先させ、利益を後回しにする
“先義後利”を家訓とする企業。
この“先義後利”を徹底する姿勢が、
300年以上も続いている所以であり、
石田梅岩の“石門心学”に倣った商人道なのだ。
と、ここで朗報。
この度、そんな“石門心学”に学ぶ講座を、
毎月第3月曜日に弊社クオーターバックにて開講することとなった。
(※初回のみ金曜日、5月24日に行う)
毎回、特別講師としてお越しいただくのは、
この“石門心学”を伝えるために、京都にて毎月講義を行っている
「心学修正舎」の後藤三愚(ごとうさんぐ)氏だ。
後藤氏には“石門心学”の基本の講義に加え、
実体験からの応用編を交えて語っていただけることになっている。
“石門心学”の意思を受け継ぎ、実践し、
そして伝える取り組みに尽力する
後藤氏ならではの貴重なお話をお聴きいただけるだろう。
さて、ビジ達ではお馴染みの「半兵衛麩」のような企業がある一方で、
利害損得を優先する企業が主流となっている現代ビジネス。
即物的なビジネスを優先してきたがために、不平等な世の中となり、
マナーやモラルが欠如し、心の満足度が失われ、
乱れが生じているのが実際の社会、といったところだ。
ビジ達では何度もお話させていただいているが、
私が提唱する“パラダイムシフト75”に従うと、
今まさに“経済効率ステージ”から
“ヒューマン効率ステージ”へと変革期を迎えようとしている
(詳しくはホームページにて図をご覧いただきたい)。
これからのビジネスにおける重要なポイントは、
経済優先型の社会から脱し、これからの時代に必要とされる
心の豊かさを育てるために、
もう一度日本の価値観の根本に立ち返ることなのだ。
まさに“石門心学”こそ、
変革期を迎える今、ビジネスに取り入れなければならない
トレンドと言えるのではないだろうか。
継続できる企業、そして豊かな社会を築くために。