これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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先取りビジネストレンド

06/10
2013

trend (3)

ニューヨークでの“センス体験”

大都市を行き交う人々のファッション、店の雰囲気…。
ん~やっぱりセンスあるねぇ。

私が今いるのはニューヨークのマンハッタン。
そう、ここには“センス”がある。

街歩く人の着こなしや髪型、店の雰囲気だったり…
様々なものから時代の先端を感じるのだ。
それは、ニューヨークが、多民族・多文化が混ざり合った
独特の都市だからなのかもしれない。

これで5度目(?)となるニューヨーク訪問だが、
今回も私の好きなSOHO地区にはもちろん行ってきた。

SOHO地区はメジャーブランドのコンセプト店舗が並び、
オシャレなカフェが点在する。

五番街もブランドショップが多く有名だが、
どちらかというとコンサバ的で、オーソドックスな展示と言えるだろう。

対してSOHO地区に並んでいるブランドショップは、
コンセプトを大切にしていることもあり、商品の並べ方や演出の仕方、
室内設計にまで斬新なものが多く目につく。

同じブランドでも、見せ方に工夫をこらし、
より現代的な展示をしているところにセンスを感じさせてくれるのだ。

ここで私が向かったのは行きつけのカフェ「DELICATESSEN」
(ははっ、行きつけと言うほど来ちゃいないのだが…)。

スタイリッシュな外観で、内装は温もりのある木材をベースに、
洗練されたモダンなインテリアが
居心地の良さと大都会の刺激を演出してくれる。

中に入ると、思い思いのファッションに身を包んだカップルや
女性同士のお客さまが、テーブルで食事と会話を楽しんでいる。
空間とお客さまがいいハーモニーを醸し出し、
より一層お店のオシャレさを高めてくれるのだ。

これは、店の内装だけでなく、どのような人たちに来店して
笑顔をつくって欲しいかを想定して
設計されているからだ(私もこの店に似合う客の1人になったかも?)。

また、以前から気になっていた、
大型グルメマーケット「EATALY」も訪れてみた。
このイタリア・トリノに本店を持つ大型グルメマーケットには、
立ち飲みコーナーがあり、様々な人たちがワイン片手に談笑している。

ここもまた、人がそこに存在し、会話をしたり笑顔になることで、
絵になる空間を想定して設計されている。

このように、自らをブランディングし、成功を収めている店は、
内装や外装以外にも、そこに訪れる人(ファッションや笑顔)を
想定した上で時間と空間づくりを設計している。

これこそが、多くの人に選ばれる、
センスのある店づくりなのではないのだろうか。

今回見てきた様々な商業施設やファッションで感じることは、
センスのあるものを実際に見て体験することが大切だということ。

訪問し、それに触れるという“センス体験”をすることで、
自分の思考や今後の発想への刺激となり得るのだ。

ニューヨークは、訪れるたびに常にセンスある新しさを感じさせてくれる。
これからも様々な“センス体験”で
もっとクリエイティブに、そしてカッコよく!

trend (1)

思い思いの時間を楽しむ人々

trend (2)

ん~、店内の雰囲気もオシャレ!

trend (3)

ニューヨーカーで賑わうテラス席!

trend (4)

大胆な広告からも、落ち着きあるセンスを感じる

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先取りビジネストレンド

06/03
2013

trend (1)

「パンかけ醤油」のギミック

パンにかけるは…醤油?

ユニークなネーミングで話題になっている「パンかけ醤油」。
福岡県の創業160年以上の老舗醤油屋によるチャレンジ商品だ。
和の醤油と西洋のパンという意外な組み合わせが口コミで広がり、
多くのメディアにも取り上げられ若者にも注目されているという。

さっそく私も入手し、輪切りのフランスパンに醤油をかけて食べてみた。
ふむふむ、けっこう美味しい。
普通の醤油と違って、りんご果汁が入っているため(?)、
甘辛いデザートソースのような風味を味わえる。

しかしこの醤油、
「パンかけ」と名乗っているがパン以外とも相性がよいらしい
(と、付属のレシピに書かれていた)。
ということで、いくつか試してみた。

自家製ヨーグルト(私がず~っと作り続けている自慢の…):
 けっこういける。もっと甘さが欲しかったが、
 はちみつを少し垂らすことで代用。
豆腐:
 絹ごし豆腐にかけると、どことなくプリン風味。
牛乳:
 コーヒー牛乳風になるらしいが、
 美味しい味がついた牛乳といったところだろうか。
バニラアイス:
 通常の味に変化を楽しみたい人にはうってつけかもしれない。

今回試せなかった組み合わせもあるのだが、
全体的に美味しくいただいた。
価格は400円前後という普通の醤油より当然少し高めの設定だが、
これだけ楽しめるのなら納得できる価格かもしれない。

これまでの400円前後のヒット商品といえば、
「食べるラー油」か? 「塩麹」も話題になったなぁ。

ラー油は、主婦たちの間で食べ方の工夫などの口コミで大ヒット商品に。
塩麹もSNSやメディアで話題を呼び注目を集めた。
もちろんこれらがヒットしたのは、
話題になる前に商品が“いいもの”であるというのが前提だが…。

では“いいもの”なら何でもヒットするのだろうか。
「いいものは売れる」という言葉がある。
しかし、いまや「“いいものは必ず売れる”とは限らない」のだ。

現代において、いいものを売るためには、
つくるだけでなく売れるための戦略を考えなければならないからだ。
すなわち、“いいものは必ず売れる”は終焉したのだ。

パンかけ醤油のように、
老舗の醤油屋が思い切ったチャレンジ商品を出す際には、
全国の人が購入できるようにネット通販を活用。

さらにクチコミなどで話題になるための仕掛け(ギミック)を
作っていかなければならないということ。

このように、“いいもの”で終わらず、
“何がよいのか”、“どこが違うのか”を伝えるために
しっかり発信していく仕掛けをつくっていくことが大切なのだ。

いまやギミック(仕掛け)なくして、
偶然のヒットなどありえないということだ。
イイ商品づくりと、ギミックはセットで考えよう。

trend (1)

ただのパンがスイーツに?!

trend (2)

ふむふむ。全部試してみたくなる…

trend (3)

この値段なのもひとつのギミックなのかも。

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05/27
2013

trend (1)

“一気通貫”ビジネスのアビックス

私たちはスマートフォンやタブレット端末を使っているが、
ハードだけを買っているのではなく、
機能や使い勝手を含めてそのソフトも同時に買っているのだ。

もちろんハードも必要だが、それ以上に重視するのは
「そのハードを使うことによりどんな効果がもたらされるか」
ではないだろうか。

今回は、この「ハードの先も見据えたビジネス」に
新たなビジネスチャンスを見た! という話をしたい。

お話を伺ったのは、デジタルサイネージを筆頭に情報機器事業を行う、
アビックス株式会社の熊﨑友久社長。

デジタルサイネージは今や広告媒体の1つとして定着している。
都会を歩けば大型ディスプレイ広告や
文字表示器がそこら中にあるし、
映像モニターは近所の銀行でもお目にかかることができる。

アビックス株式会社はネオン看板の技術開発もしていたため、
当初はハードを中心に開発・販売を進めていたそうだ。

しかし熊﨑社長はお客さまとのやりとりを重ねるうちに、
本当に求められているのは
「機能性の高いデジタル看板そのものではなく、
 それらを活用して商品をもっと売る」ことだと再確認する。

そこでデジタルサイネージの導入からメンテナンス、
そして表示させるコンテンツの管理・提供まで、
パッケージにしてお客さまに提供するビジネスを展開するようになった。

つまり“一気通貫”ビジネスに行き着いたのだ!

麻雀好きな方ならおわかりいただけるかと思うが、
“一気通貫”というのは、同じ種類の数牌(シューパイ)を
1~9まで揃えてあがる役だ。
つまり“一気通貫”ビジネスというのは、
最初から最後まで一貫したサービスのこと。

農業や漁業でも、生産から加工、販売まで全工程を一貫して
サービス提供する第6次産業化が進んでいるという。
つまり、時代の流れも“一気通貫”ビジネスに向いているということ。

お客さまに求められる最終形態は
その時代によってどんどん変化している。
だからこそ、お客さまのニーズに合わせた
販売方法や加工の仕方、原料(生産)のつくり方まで
考えて展開していかなくてはならないのだ。

ものづくりや技術ばかりにこだわっていては、
時代のニーズに対応できなくなってしまう。

ある部分だけに集中していては時代の流れに置いていかれてしまう。
勝機は“一気通貫”ビジネスにあり!

お客さまのニーズと時代背景を見極めて、
“一気通貫”のビジネスモデルをつくり上げた
熊﨑社長からヒントを得たい方は、6/2(日)、6/9(日)の
『BUSINESS LAB.』を要チェック!

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アビックス株式会社 熊﨑 友久社長

trend (2)

“一気通貫”ビジネスの秘訣とは?

trend (3)

熊﨑社長は“時代”を通して何を見るのか

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05/13
2013

trendtop

石門心学・実践講座開講

300年前、京都の地で塾を開いた石田梅岩。
それは「正直・倹約・勤勉」を柱とした、
商人道であり、人の道の信念を広めるためだった。

後に、この石田梅岩の思想は“石門心学”と呼ばれることとなる。

日本には、多くの長寿企業が存在しているが、
中には“石門心学”の思想を軸に事業を継続してきた会社もある。
その1つが創業300年の伝統を誇る京都の老舗、「半兵衛麩」だ。

半兵衛麩は、道義を優先させ、利益を後回しにする
“先義後利”を家訓とする企業。

この“先義後利”を徹底する姿勢が、
300年以上も続いている所以であり、
石田梅岩の“石門心学”に倣った商人道なのだ。

と、ここで朗報。
この度、そんな“石門心学”に学ぶ講座を、
毎月第3月曜日に弊社クオーターバックにて開講することとなった。
(※初回のみ金曜日、5月24日に行う)

毎回、特別講師としてお越しいただくのは、
この“石門心学”を伝えるために、京都にて毎月講義を行っている
「心学修正舎」の後藤三愚(ごとうさんぐ)氏だ。

後藤氏には“石門心学”の基本の講義に加え、
実体験からの応用編を交えて語っていただけることになっている。

“石門心学”の意思を受け継ぎ、実践し、
そして伝える取り組みに尽力する
後藤氏ならではの貴重なお話をお聴きいただけるだろう。

さて、ビジ達ではお馴染みの「半兵衛麩」のような企業がある一方で、
利害損得を優先する企業が主流となっている現代ビジネス。

即物的なビジネスを優先してきたがために、不平等な世の中となり、
マナーやモラルが欠如し、心の満足度が失われ、
乱れが生じているのが実際の社会、といったところだ。

ビジ達では何度もお話させていただいているが、
私が提唱する“パラダイムシフト75”に従うと、
今まさに“経済効率ステージ”から
“ヒューマン効率ステージ”へと変革期を迎えようとしている
(詳しくはホームページにて図をご覧いただきたい)。

これからのビジネスにおける重要なポイントは、
経済優先型の社会から脱し、これからの時代に必要とされる
心の豊かさを育てるために、
もう一度日本の価値観の根本に立ち返ることなのだ。

まさに“石門心学”こそ、
変革期を迎える今、ビジネスに取り入れなければならない
トレンドと言えるのではないだろうか。

継続できる企業、そして豊かな社会を築くために。

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ついに開講!夢の梅岩講座

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特別講師は後藤三愚氏

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石門心学とは?

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今まさに時代は変革期を迎える!

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先取りビジネストレンド

04/15
2013

trend (3)

新パラダイムシフト15(いちごー)

「時代の価値観は75年周期で大きく変わる」。
私はこの法則を “パラダイムシフト75” と名付け、
これまでのビジ達でも何度もお話させていただいた。

さて、そんな“パラダイムシフト75”だが、さらに細かく15年周期で
切り分けてみると、経済動向における時代の転換期を割り出すことができる。
それが“新パラダイムシフト15(いちごー)”だ。

できれば、図表をご覧いただきたいのだが…。
(Webマガジン『ビジネスの達人』にて公開中!)
75年周期としても、15年周期としても、今まさに新たな時代への
転換期を迎えようとしていることをお分りいただけるだろう。

では、これからどんな時代に突入していくのだろうか。
私は次の15年を、“ヒューマン経済・良知の発現時代” と名付けている。

今までは、即物的なお金やモノを優先し、安さや利便性、
効率性を重視する経済が主流の時代だった。

しかしこれからは、人と人との結びつき(絆)を重視する経済、
“心の満足度”が価値を持つ、より人間的な経済へと
移り変わっていくだろうと思うのだ。

つまり、「あの人だから買いたい!」、
「あの店だから買いたい!」というように、
生活者が“絆”や、その“信頼感”を基に
商品を選ぶ時代になるということだ。

そんな時代の兆候は、少し前にビジ達でもご紹介した
『Mart』という主婦向けの生活情報誌からも垣間見ることができる。
『Mart』は、「心の豊かさ」という観点から
商品に新たな価値を見出す、今注目の情報誌だ。

これまでは、お金をかけた派手な装飾、量の多さ、低価格化、
あるいは利便性の追求、といった商品の訴求方法が一般的だった。

しかし『Mart』では、「もっと生活を遊んじゃおう!」と題して、
料理、メイク、ファッション、インテリアなど、
日常で接する生活物にちょっとしたアイディアや専門性を加えることで、
生活者の心の満足を演出しているのだ。

あまりお金をかけずに時間と手間をかけ、
アイディアをもって新たな価値を生み出すといったスタイルは、
まさに私が考えるこれからの経済の在り方である。

紙媒体が衰退の一途を辿る現代において、20万部以上を発行し、
読者を獲得し続けている『Mart』。
より生活者に近い“読者会員”を様々なかたちで活かした誌面展開も、
多くの読者の共感を呼ぶ理由なのだろう。

人と人の絆や、心の満足度が価値を持つ時代が、もうすでにやってきている。
当然、今後のビジネスの在り方も、
その価値観の変化に合わせて変えていかなければならない。

trend (1)

75年周期の大転換

trend (2)

心の豊さを育てる今注目の情報誌

trend (3)

これぞ、新パラダイムシフト15(イチゴ)だ!

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