これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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先取りビジネストレンド

09/11
2023

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令和ビジネスにおける “ジェネレーティブAIとアート思考”の交差点

これまでの“ビジ達”では、ジェネレーティブAIの今後の可能性であり、
どのくらい私たちのビジネスに関わってくるのかがテーマだったわけだが…
今回は私たちのビジネスの“ゲームチェンジャー”となり得ることを前提に
今後のビジネスの在り方を考察してみたい。
そしてジェネレーティブAIと私が度々語るデザイン思考や
アート思考との関係についても考えてみたい。

さて、このジェネレーティブAIを日々のビジネスにどう使いどう活かすのか?!
そして私たち人間には、今後何が求められるのか⁈

ということで…
ジェネレーティブAIがますます進化し普及していくと、
私たちのビジネスであり、働き方、ビジネスモデルはどう変わっていくのか。
ゼロから生み出すことはなく、掛け合わせ、練り上げること。
自分の手でゼロから生み出すというプロセスはほぼなくなるだろう。

【ジェネレーティブAI により、私たちの活躍どころは?!】
ジェネレーティブAIに指示をして、たたき台を生成してもらい、
それをブラッシュアップして成果物をつくりあげる。
上手にプロンプトを入力し、的を射たたたき台を生成させることが
できるかどうかで、最終的な成果物のクオリティも違ってくることに。

ある人はこのジェネレーティブAIを使い熟すことは、
クラブで活躍するあのDJ的仕事になっていくと語っていた。
確かにDJは新たな音楽は創らないけど、いろんな音楽を集め
機材を駆使することでコラージュにより
新たな音楽シーンを創り上げているわけだ。

ジェネレーティブAIに、どんな資料を食べさせ
“どんな要望をどんな言葉を投げかけ、どんなカタチで求めるのか”
これが私たち人間のクリエイティビティの見せどころとなるという。

そしてジェネレーティブAIから生成されたものをチェック、精査して
よりベターなものへと練り上げていくというのが私たちの仕事。

そしてジェネレーティブAIは、度々間違えを平気でしでかすわけで、
間違いに気づけない分野で頼るのはかなり危険なことに。
ある程度自分が理解している分野でこそ、リスクも少なく
かなり使えるツールとなるわけだ。
こうして全体のパフォーマンスを上げていくというのが、
新時代に活躍する人の働き方として定着していくことになるのだろう。

【ジェネレーティブAIと、“アート思考”の関係性?!】

ジェネレーティブAIは、時々嘘をつくことはあるが、
ものすごく物知りの優等生。
クリエイティビティらしきものもないわけではないが、
あくまでジェネレーティブAIの生成物は、
蓄積された過去のデータのサンプリングに過ぎないと言うこと。

ということで、ジェネレーティブAIが有能なツールになればなるほど、
そして合理性に優れているAIが浸透すればするほど、
人間にしかできない事をすることこそが、人間の仕事になってくるわけだ。

では“人間にしかできないこととは何か?”
例えば「これまでにないこと、面白いこと、風変わりな事」。
すなわち、これまでになかった新たな発想…
そう“デザイン思考”であり“アート思考”が重要になってくる。
文章生成AIであっても、画像生成AIであっても、
“これまでにないモノ”“ひねりの効いたモノ”とオーダーしても
蓄積された過去のサンプリングデータから提案してくることになる。

先のビジ達で、私には不似合いなTikTok「わたかわダンス」を事例に
“アート思考”を語った意味が分かっていただけただろうか。
(“わたかわダンス”15秒は、時々セミナーで踊ってますが…ふふふっ)

これからは、私たち人間の独自の思考や感性を活かした
“既成概念にとらわれない自由な思考法”こそが重要になってくるということ。
今後のビジネスの課題解決には、AIのロジカルさと“デザイン思考”であり
“アート思考”のような柔軟な発想力が必要ということだ。

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アート思考のビジネスマーケティング

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ハイブリッド思考

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先取りビジネストレンド

08/21
2023

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“街歩き大学”浅草編で気づいた ロケ地巡礼は“意味の消費”!

QB(株式会社クオーターバック)の山田社長が展開する
「街歩き大学」の浅草編。
今回は北野 武の浅草時代のゆかりの地も巡るというもの。
(急遽誘われた私は、浅草街歩きとしか聞いていなかったわけだが…)

今回は例の「モノの消費から、意味の消費へ」の具体的事例の紹介。
私たちは「モノからコトへ、そしてコトから意味へ」と
その消費の仕方がシフトしていっている。
ということで“意味の消費”は、これからのビジネスを考える上では、
重要なキーワードと言いたい。

【浅草“街歩き大学”で、北野 武のゆかりの地も!】
浅草神社に16時に集合し、スタート。
浅草と当時の北野 武を結びつける案内役が必要ということで
“青木さん”という語り部が同行。
(私と同年代ということらしいが、歳以上に少しオジサンぽいが…
青木さんゴメンなさい)

途中からの参加者もあり、結果としては思った以上の
老若男女15〜6人の参加者となった。
中にはタケシが好きで、5回も「浅草キッド」を観たという強者もいたほど。

ということは、この引きの強さもやっぱり
タケシであり「浅草キッド」の引きということなのだろう。
8月初旬の東京はまだまだ太陽は高く、汗を拭きながらの街歩きとなったが
熱中症になる人もなく脱落者もいなかった。
(よかった、よかった)

まずは、笑いと涙の師弟愛を描いた「浅草キッド」のことから。
昭和40年(1965年)代の浅草を舞台に、
ビートたけし誕生秘話を描いた「浅草キッド」。
みなさんもすでにスクリーンを通して当時の浅草を楽しんだと思うが…

東京オリンピックが1964年だから、まさに日本が経済成長の真っ最中であり
一般市民にもその経済効果が少しずつ行き渡り始めたころ。
(私はまだ北海道で小学生を演じていた)

この「浅草キッド」は当初からNetflixでしか観られなかったので、
仕方なくアカウント登録した記憶が。
タケシの「浅草キッド」ということで、
そのくらいメディアでのPRもスゴかったわけだ。

タケシ役は柳楽優弥氏。
私からすると、タケシ役が柳楽優弥氏で、あそこまで徹底してタケシを
演じてくれたことが、北野 武自身もよしとしてくれたような。
そしてタケシの師匠の浅草芸人 深見千三郎役はなんと大泉洋氏。
内容はともかく、少し大泉洋的師匠になってしまっている気もするが…

ある番組で「浅草キッド」のことを聞かれた北野 武は、
一言「あの通りだ」とコメント。
よくできているということも含めて語っていた。
(よかった、よかった)

【ロケ地巡礼は、意味の消費!】
さて、街歩きに話しを戻すが…
当然、浅草寺を中心に仲見世、ホッピー通り、六区ブロードウェイ、
浅草ひさご通り、言問通りを練り歩く。  
浅草は歴史もあり見どころ満載。
そして北野 武のゆかりの地も…

→この仲見世の裏通りは、師匠とタケシが…
→ここはタケシがタップダンスを稽古したという通り
→ここがタケシが住んでいたアパートの跡地で、あの銭湯が…
→このアーケード通りで久々に師匠と会い5軒ハシゴしたという
→やっぱり“捕鯨船”は映画の中でも取り上げられ、
多くの芸人達が語り合っていたという。

とはいえ、毎日のように飲んでいた店はフランス座から少し離れた
このお店だったと…

“浅草街歩き大学”の参加者は、北野 武の当時と、
映画のシーンを思い出し、そこに価値を感じているわけだ。
これぞ“意味を消費している”ということ。
「モノの消費から、意味の消費へ」という
中島流のキーワードを思い出して欲しい。

「浅草キッド」を5回も観た人もそうなのだが、
結果、ロケ地へと足を運び、“コトの消費”にとどまらず
“意味の消費”へと進んで行く。
このところの「推し」への消費も、
“意味の消費”の仲間ということなのだろう。

すでに“モノの消費”時代は終わり、“コトの消費”へ移り、
そして“意味の消費”時代に入ったということ。
改めて私たちのビジネスにおける“意味の消費とは”を考えてみたい。

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北野 武のゆかりの地を歩く

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中島龍“意味の消費”時代

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07/18
2023

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すべてが加速する時代の“DX’sプロダクツ”が続々と!

これで多分3回目?となる“DX'sプロダクツ”の紹介。
このすべてが加速する時代のビジネスの現場にあって
とにかく、スゴい勢いでDX'sプロダクツが生み出されている。

改めて“DX'sプロダクツ“とは…
DX化によるさまざまなテクノロジーを駆使することで
新たに開発されたオリジナルの商品やサービスのこと。
(あくまでビジ達流の表現だが…)
大手中小に関わらず、新たなDX'sプロダクツが次々と市場に
投入されていることは間違いない。
それでは新しい令和ビジネスが垣間見えるDX'sプロダクツを紹介しよう!

【Part1 ご祝儀はオンラインで贈る時代に!】
結婚情報誌「ゼクシィ」を発行するリクルートは、
SNSやメールで招待状を送れるサービスを始めた。
新サービス“ゼクシィオンライン招待状”は、
デザインを選んで内容を編集するだけで簡単に招待状を作成でき、
スマートフォンからメールやSNSで招待状を送れる。
往復ハガキを用意し、住所を聞いたり確認し郵送することもなく、
招待客もハガキの返送もなくなる。
贈られた人はオンライン決済を使ってクレジットカードでご祝儀を贈れる。
カップル側は招待状の宛名書きや郵送の手間が省けるほか、
招待客も新札の用意やご祝儀袋を用意しなくて済む。
オンライン決済された祝儀合計からシステム使用料として
3%が引かれて振り込まれるという。
↓ ↓ ↓
このサービスが生み出されたきっかけは、このコロナ禍による
オンライン決済が一挙に進んだことだという。
当然若い人たちが結婚する率が高いわけで、このオンラインご祝儀も
当たり前になり、キャッシュレス化もどんどん進んでいくだろう。
結婚式もどんどん変化していっているわけだ。
ちなみに…
このコロナ禍体験により、JRA(日本中央競馬会)の馬券のネット投票率は
なんと約7割だという。
これは年配の競馬ファンも含め、オンラインにシフトしたということ。

【Part2 ChatGPTを活用した議事録づくりやアイデアづくりへ】
福岡市のスタートアップ“ポストーク”は、対話型人工知能
“ChatGPT”を活用して、会議の発言を整理するツールを開発した。
単なる文字起こしにとどまらず、AIが議論を話題ごとに要約して
画面上にまとめる。
議事録作成の手間を省きつつ、アイデアが見過ごされないように手助けする。
手元のパソコン画面には“引き継ぎ資料づくり”や“アイデアづくり”など
話題がテーマごとに30〜40字でまとまり、自動で書き込まれていく。
思った以上にちゃんと要約されて書き込まれているという。
今後の課題は、制度の向上。
勉強会などでは、複数人の発言が混ぜて要約したような内容もあったようだ。
↓ ↓ ↓
ChatGPTの議事録についても、そのままは使えないと聞いていたが、
そのChatGPTをベースに新たな機能を付加する事で、
より使えるAIへという展開はもっともっと広がっていくことだろう。
ChatGPTをベースにどんどん活用して、
次なる商品やサービスにつなげてみよう!

【Part3 出雲市が、メタバースを活用して婚活支援】
“縁結びの出雲大社”のある街が、“縁結び”に力を入れている事を
全国に発信したい…ということから、
仮想空間メタバースを活用した婚活支援に乗り出した。
仮想空間上で相性を確認した後、リアルデートを予定する。
婚活に結びつけ移住・定住の促進につなげたい考え。
→仮想空間上で自分の分身であるアバターを操作して
自己PRや対話をするメタバース婚活を実施
→マッチングに成功すると仮想空間上でデート
→次は出雲市内に集まってリアルの婚活パーティーに参加(12組予定)
→実際にカップルが成立すると出雲大社周辺でのデートが予定されている
↓ ↓ ↓
これも“異次元の少子化対策”に入るかは分からないが、
地方自治体も人口減に対して、何らかの対策をしなければならないところに
来ているのは間違いない。
さまざまな自治体が移住・定住の促進に向けた対策をとっているようだ。
ついに自治体が婚活に協力しなければならない時代になったということ。
ちなみに鳥取県もメタバースを活用した婚活支援事業を始める予定だという。

さてこれらDX'sプロダクツはいかがだろうか。
とにかく、市場は新たな商品やサービスでどんどん活性化している。
あなたの会社の商品やサービスもこれらAIやテクノロジーの活用で
業界に先駆けた商品やサービスに生まれ変わる可能性は十分にある。
この流れに乗らないことは、時代遅れになることかもしれない?!

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新サービス“ゼクシィオンライン招待状”

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07/03
2023

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MajorityビジネスからMinorityビジネスへ Part 2. 注目は、社会性あるコンセプチュアルなビジネス!

このところ“時流観測所”で紹介した「KISARAZU CONCEPT STORE
(木更津コンセプトストア)」とカタログギフトの「LIFEGIFT」。
そして少し前にこのビジ達で紹介した「GOOD NEWS NEIGHBORS
(グッド・ニュース・ネイバーズ)」。
ここには新たな時代へのコンセプチュアルなビジネスが見えてくる。

「モノの消費から“意味の消費”へ」となり、
求められる能力は「問題を解決し、モノを作り出す能力」から
「問題を発見し、意味を創出する能力」へ流れてくる!と発信してきた。

私たちのすでに成熟化しつつある市場には、ショッピングモールも
アウトレットモールも、そしてギフトカタログもたくさん存在する。
そこに敢えて絞り込まれたコンセプトを持って市場参入し、
新たな価値観でアプローチするビジネスがあちこちに出現してきている。
今回はそこに注目したいのだ。

【まずは“KISARAZU CONCEPT STORE”】
三井アウトレットパーク 木更津に近接するファッションのテーマパーク。
もともと駐車場だった場所が生まれ変わり、約3000平方メートルの空間に
さまざまなジャンルの洋服やファッション小物が勢揃いする。
ファッション業界で大きな課題となっている大量生産・余剰在庫に着目し、
規格外品やデッドストック品などの服に光を当て、
ファッション業界の未来を考えた新たな提案を試していくんだとか。

この施設の特徴の1つが、入口で支払う入場料。
大人は1人300円支払うことで、社会課題を解決するための
取り組みを行っている企業・団体を応援することができるという。
→このプロジェクトは元々のアウトレットパーク木更津に近接するところが
相乗効果も期待できるということなのだろう。
まずは誰もが覗いてみたくなるはず。

【カタログギフト「LIFEGIFT」】
いのちをまもるカタログギフト「LIFEGIFT」は、
日常生活に調和する厳選した防災グッズだけを集めたカタログギフト。
防災グッズは、“自分ではあまり買わない”ものだが、
「誰にとっても実用的で必要」なもの。
LIFEGIFTは、実用的な防災や備蓄食品をギフトとして最適化するために、
商品選定や日常生活に馴染むデザインにこだわっている。

「あなたの無事が、いちばん大事」というメッセージをカタログに込めて、
プレゼントを贈ることができる。
カードをめくるたびに“こんな商品があったんだ”という驚きと共に、
それを選んだあなたの優しい想いが伝わるギフトカタログ。
→自分ではなかなか買えないが、ギフトカタログならひと通りチェックして
選んでしまうだろう。

【那須塩原の“GOOD NEWS NEIGHBORS”】
那須塩原駅からバスで約25分のところにある、
約4万3000平方メートルの広さの豊かな森の中につくられた観光地モール。
「森との共生」をキーワードに、森林の木材や土を生かして建築し、
自然環境と親しめるような施設となっている。
ここはオシャレな建屋が軒を連ね、環境問題や様々な社会課題に
取り組んでいるお店で構成されている小型のショッピングモール。
私が着目したのは、“観福農”の連携。
那須の“観光”と、どこの地域にも課題がある“福祉”、
そして“農業や酪農“を連携させ、さまざまな社会課題への取り組みをしながら
新たなまちづくりにチャレンジしている。
→私たちもそのコンセプトだから立ち寄ってみることになり、
いろいろ物色してみたわけ。

今回は社会課題とも取り組み、コンセプトを明確に発信している
3つのビジネス事例を紹介したわけだが…いかがだろうか?
まさにMajorityビジネスからMinorityビジネスへ向かっているわけだ。

成熟化が進んだ今だからこそ、“より多くの人たち”ではなく、
共鳴感を持つ“限られた価値観の人たち”にアプローチする意味が
出てきたということ。
すでに漠然としたマジョリティビジネスでは、もう選ばれない時代に
なっているのかもしれない。
これまでの“より広く、より多く”は通用しない時代に
入ったということなのだろう。

この流れが本当だとすると、やっと理念を明確にすることの意味であり
価値が現れ始めたのかもしれない。
まさに多様性の時代へ向けての、コンセプチュアルなビジネスが
どんどん生み出される時なのかも。

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GOOD NEWS NEIGHBORSの園内マップ

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06/12
2023

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マジョリティビジネスからマイノリティビジネスへ。 “問題を発見し、意味を創出する”ビジネスへ!

これからの令和のビジネスシーンは
「モノの消費から“意味の消費”へ」となり、
求められる能力は「問題を解決し、モノを作り出す能力」から
「問題を発見し、意味を創出する能力」へ流れてくると発信してきた。
すると、それらしいビジネスがあちこちに出てきているのだ。

これまでのビジネスの中心は、より市場規模の大きいところで展開する
“Majority business(マジョリティビジネス)”
すなわち“多数派ビジネス”とすると、
これからの令和ビジネスの注目は、市場規模にとらわれない
Minority business(マイノリティビジネス)といっていいだろう。

市場規模が大きいからと参入するビジネスではなく、
“必要とされているから”“意味があるから”と能動性を持って
取り組むビジネスである。
ということで、ビジネスは
「Majority businessからMinority businessへ」
とシフトしつつあるということ。

確かに多くのビジネスプレゼンでは、そのビジネスの規模感(スケール)を聴き
そのビジネスの可能性であり収益性を求めていた。
それもそのほとんどが日本国内での規模感だった。
今、その流れが大きく変わろうとしているのだ。

【東京NBC仲間にもマイノリティビジネスが多くなってきている!】
この1年以上、東京NBCの動画番組“Beyond Business Channel”で
メンバー経営者紹介のナビゲーター役をさせてもらってるわけだが、
この所は特にこれまでに無かったまさにマイノリティビジネスが
どんどん出てきているのだ。

その新しいビジネスのいくつかをご紹介しよう。

◆その1/スタートアップ、ベンチャー企業に特化した採用・副業ビジネス
ベンチャー企業はその先が見えないこともあり、応募者も少なく
採用に困っているという。
そこでベンチャーを応援したいことから、ベンチャー企業だけを対象とした
採用ビジネスサイトを展開している。
→株式会社アマテラス

◆その2/建築会社に特化したDX推進ビジネス
建築業界は働く人たちの多くが現場にいることもあり、
DXが他の業界に比べて遅れているという。
ということから建築業界のDXを研究し、
建築業界だけを対象としたDXビジネスを展開している。
→建設PAD /株式会社KP technologies

◆その3/糖質を抑えたスイーツに特化したメーカー
その経営者自身が、小さい頃から病気により糖質を抑えた生活を
強いられてきたという。
だから美味しいお菓子や誕生日のお祝いケーキも食べれなかった。
ということから、同様の糖質を制限されている病気の子どもたちでも
美味しく食べれるスイーツメーカーを目指して立ち上げた。
→株式会社SHARE EAT

◆その4/小さなM&A案件を対象としたビジネス
どうしてもM&Aビジネスはその仲介の時間や手間を考えると
その仲介手数料も大きくなる中堅から大手が対象となってしまう。
→日本M&Aセンター/M&Aキャピタルパートナーズ/ストライク…etc.

ところが多くの中小企業こそが、次の担い手もなく行き詰まっているのが実際。
ということから「日本最大級のM&A検索エンジン」を立ち上げ、
無料のマッチングサイトを展開している。
→ MANDA株式会社

【経済合理性ビジネスから、社会課題解決ビジネスへ!】
そして今回のビジ達で一緒に発信しているColoridohの
クッキービジネスもマイノリティビジネスの仲間の一つだろう。
日本での市場規模は小さくとも、
世界を観るとその可能性はかなり大きくなってくる。

紹介したどのビジネスも「問題を発見し、意味を創出する」ところから
きているまさに必要とされているビジネスなのだ。
ということは社会の成熟化が進んだことで、“市場規模が大きく難易度が低い、
経済合理性に適ったビジネス”は、もう飽和状態なのかもしれない。

すでに令和時代のビジネスは、経済合理性ビジネスから、
社会課題解決型ビジネスへシフトしようとしているということだろう。

これらのビジネスをこれまでの“ニッチ(隙間)ビジネス”とは
意味が違うということで、敢えて「Minority business」と
ネーミングしてみたわけだが、いかがだろう?

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社会課題解決型ビジネスへ

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