これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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先取りビジネストレンド

01/23
2023

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「DX’sプロダクツ」へのチャレンジ!! どうやるか、ではなく、誰と組むか!?

このすべてが加速する時代のビジネス現場にあって
とにかく、スゴい勢いで“DX'sプロダクツ”が生み出されている。
さてこの「DX'sプロダクツ」とは?

DXはご存知のように情報関連技術により
企業の内部エコシステムも含めた
トータルな企業変革を指すキーワードだが…
“DX'sプロダクツ”は、DX化による
さまざまなテクノロジーを駆使することで
開発されたオリジナルの商品やサービスのことを指す。
この“DX'sプロダクツ”というキーワードは、
今回初披露の中島オリジナルの造語だ。(ふっふっふっ)

このキーワードを敢えて使った理由は、
これから紹介するDX化によるさまざまな商品やサービスを括った
分かりやすい総称がなかったから。
“DX'sプロダクツ” といえる商品やサービスが
次から次へと生み出されているので、
今回2回目となるが紹介しよう。

【その①メタバース神社に初詣】
→映像制作のリプロネクストが仮想空間“メタバース”内に
仮想空間の神社を創った。アバターを使い自由に動く。
鳥居をくぐり、社殿でお参りをし、おみくじも引けるし屋台もある。
私もやってみて自宅にいながら初詣気分が味わえた。

【その② AI搭載カメラで獣害を
自動検索して追尾するシステムを開発】
→監視カメラなどを手掛けるシステムエイ・ブイ(岡山市)は
人工知能(AI)搭載カメラで鹿、猪、ヒグマなどの獣を
追尾・警戒させるシステムを開発した。
獣の出没状況を記録するだけでなく、
レーザー照射などの威嚇装置を連動させることで、
獣に警戒させて 農作物や人への被害を減らす効果が期待できる。
2023年度の本格販売を目指す。

【その③がんリスク予測、アプリで提供】
→SONPOひまわり生命が5年以内のがん発生リスクを
予測するサービスを始めた。
日立製作所が開発した予測技術を使い、
健康診断や生活習慣などから発症する確率を判定する。
がんの予防から治療後まで総合的に支援する
保険商品を販売している。
健康意識を高めることで契約者の増加を狙っている。

【その④フィッシング攻撃をAIで検知して防御】
サイバー攻撃に備えた訓練システムを手掛けるアイロンワークスは、
攻撃の疑いのあるショートメッセージなどを
AIで検知するサービスを始める。
偽サイトに誘導し、個人情報を抜き取る“フィッシング”などを防ぐ。

これら“DX'sプロダクツ”、いかがだろうか?
業界を問わず、さまざまな商品やサービスが
どんどん生み出されているわけだ。
ちょっとした可能性を追求して試行錯誤してみることが、
結果として業界を先駆ける商品やサービスなる。
先に紹介した中島流「DX 32マンダラチャート」を上手く使い、
これからの商品やサービスに着手してみようではないか。

なんと言ってもヒントは「WHO not HOW」!
“どうやるか、ではなく、誰と組むか”である!
これからもこのような“DX'sプロダクツ”をどんどん紹介していこう。
新しい商品・サービスを知ることで、
自分たちもどうにかしなければと思うだろう。
そして皆さんのヒントにつながることを期待する!

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メタバース神社に初詣

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先取りビジネストレンド

12/26
2022

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“シン・コモディティ化”の加速!

2020年を境目に第四次産業革命(インダストリー4.0)は、
このコロナ禍を経て、より加速して進んでいっている。
まさにしばらく前に紹介した
「Needsソリューションから、Wantsソリューションへ」の概念である。

この大きな時代の変わり目に着目して、この概念図を創ったわけだが、
改めて今、その変化の大きさに驚いている。

今回ここで注目したいのは、この第四次産業革命によって
あらゆる産業で起こっている、
新しい時代の商品・サービスの“コモディティ化”だ。
中島流では“シン・コモディティ化”となるわけだが...
“シン”と付けてる理由は、それまでのコモディティ化とその流れも
変化の大きさも、そのスピードも違っているからである。

コモディティ化とは、市場参入時に高付加価値を持っていた商品の
市場価値が低下し、一般的な商品になるということ。
差別化戦略として機能、品質、ブランド力などが挙げられるが、
コモディティ化が進むとこれらの特徴が薄れ、
消費者にとっての商品選択の基準が価格や量に左右されることになる。

また、“コモディティ化”をビジネス用語では
“一般化”の意味でも使われるようになっている。

ここで“シン・コモディティ化”のわかりやすい例を6つ紹介する。

【その1 コンビニのコーヒー】
セブンイレブン、ファミリーマート、
ローソンなどのコンビニが揃って提供しているコンビニのコーヒー。
最初は100円コーヒーだったものが、最近では値上がりもみられる。
コンビニでのコーヒーは当たり前になったというわけだ。

コーヒーマシンやラインナップも多種多様だが、
国内のコーヒー消費量の増加にも大きく貢献した。

【その2 情報収集はSNSから】
→オシャレなカフェやホテル探し等はInstagram
→SNSによるコミュニケーションが日常
→LINEやアプリ診療も普及

【その3 エンタメは無料コンテンツやサブスクを利用】
→(無料コンテンツ)YouTubeやTikTok
→(サブスク動画配信)Netflix、Amazon prime、Hulu、etc.

【その4 洋服はオンライン(EC)が20%超】
→ZOZOやユニクロ、アダストリアなど
→エアークローゼットはアパレルレンタルのEC(サブスク)

【その5 中古品の流通】
→メルカリ、ヤフオクなど
→読みたい本をメルカリで100円で買って、読み終わったら100円でメルカリへ

【その6 Googleカレンダー等のスケジュール管理はデジタル化へ】
→ほぼ日手帳は、遂に減収だという

この“シン・コモディティ化”を促進している世代が、
Z世代でありミレニアル世代だ。
分かりやすく言えば、スマホやパソコンを使った商品やサービスが、
Z世代やミレニアル世代に選ばれ、生き残ったものが
コモディティ化して私たちの世代に回ってくるという流れ。
私たちデジタルに遅れをとっている世代に回ってくるのは
残念だがその後となるわけだ。

DXが普及しつつある昨今は、昭和や平成の時代のコモディティ化と、
その内容も流れもスピードもかなり違ってきてる。

DX自身のコモディティ化も2025年だと言われているが、
各企業のDXへの取り組みにより次々と生み出されている
商品・サービスは、次々と市場原理により取捨選択され、
そしてコモディティ化されていく。

ロボットやAIを活かした商品やサービスも
どんどん市場に登場してコモディティ化されていくことになるだろう。
コモディティ化の傾向は、もっとスピードを増し
さまざまなビジネスであり生活に落とし込まれ、
社会システムも徐々に変わっていくことになるのでは?!

2030年には私たちの生活は予想を超えて大きく変わっているように
思うのは、私だけだろうか。

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コモディティ化の傾向はもっとスピードを増しそうだ

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12/19
2022

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コスパからタイパへ! そして、ビジネスライフにおけるタイパへ!?

日経MJの2022年のヒット商品番付の横綱には
「コスパ&タイパ」があげられていた。
そしてその記事には、「このところの物価高騰により、
家庭防衛意識が高まる中、費用対効果や時間効率を   
求める消費が加速した」と書かれ、このことを対象にした
商品やサービスが掲載されていた。

確かにその通りだが、コスパはずっと求められていたことで、
実際の流れは“コスパ(コストパフォーマンス)から
タイパ(タイムパフォーマンス)へ”
とした方がいいのでは?と思った次第。

というのは最近の注目は“タイパ”だからだ。
若い人たちは、動画や音声コンテンツを
“1.5倍速”や“2倍速”で視聴しているという。
再生速度を上げることで視聴時間を短縮でき、
より短時間で多くの情報を仕入れることができる。
(私もこのところは“1.25倍”でYouTubeを視聴することも…)

タイパ重視とは、“可処分時間”、すなわち
“仕事や家事以外で、自分が自由に使える時間”
をより多くしたいとすると理解し易いはず。
その“可処分時間”を多くするための展開とは?
→“自由に使える時間“を増やす
→“必ずしも必要でないことに費やしていた時間”を減らす
→“時間あたりの密度”を濃くする
具体的サービスには、本の要約を発信する音声サービスや、
行動履歴に合わせてレコメンドするTikTokやAmazonのサービス、
遊園地等のファストパスやエクスプレスパスも
これにあたる。

このタイパ重視の傾向は、
若い世代の意識の変化もあるが、情報化社会による
さまざまなテクノロジーの進化によっても演出されている。
ありふれた“安くて良いモノ”よりも、
“多少高くても質の良いモノ、時間価値を上げてくれるもの“に
支持が集まる傾向になってきているということ。

さて、中島流の“タイパ”はここで終わらないところがポイント。
本当に“効率化と快適化”を高めるだけでいいのだろうか。
私が注目したいのは“人生におけるタイパ”。
これは“ビジネスの達人”なわけだから
“ビジネス人生”におけるタイパと言った方がいいかもしれない。

すなわち、24時間におけるタイパも大切ではあるが、
ロングレンジでみた“ビジネスライフ”
におけるタイパをどう演出するか。
自分のかけがえのない時間を
ロングレンジで捉え、”いつごろ、何に、どう投資するか”。
これにより“自分の存在意義”をどう高めるかで、
自社のビジネスへの貢献や社会貢献にもつながるわけだ。

これこそが本来の“タイパ”といえるのではないか?!
“日常のタイパ”より、“ロングレンジでのタイパ”を優先したい。
私たちに与えられている、長いようで短い
かけがえのない時間を、
どう活かすかということにつきるのでは?!

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“ロングレンジでのタイパ”を優先させよう!

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11/14
2022

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Business LABOに“メタバースの仕事人”登場!

あのフェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグが
“メタバース”実現に向けたビジョンを語ってから約1年。
地球規模でさまざまな企業が、メタバースをどう取り込もうかと
四苦八苦しているようだが…

日本のメタバースの現状はどのくらい進んでいるのか!?
様々な企業が取り組みつつあるが、その実態は!?
メタバースは企業の投資に値するのか!?
メタバースを事業ドメインにしてやっていけるのか!?
今後、どんな可能性を秘めているのか!?

ということで…
Business LABOに株式会社Brave group 代表取締役 野口圭登氏を招聘!
ゲストとしてメタバースの現状を語ってもらうことに。
11月2日のLABO会場にはメタバースに興味のあるリーダーの方々が
大勢集まった。

ちなみに、野口CEOは32歳。
(若くてもマクロの視点でこれからを見据えられる経営者)
若くてもエンジェル投資家だったというが、
投資先Brave groupの炎上トラブルによる存続の危機により、
再建のためにCEOになることを決断。
なんと売上95%ダウンからの巻き返しがその役割だったという。

Brave groupは音楽やeスポーツといったエンタメ領域を中心に
多面的なメタバース事業を展開し、
日本のメタバースを主軸とする企業としては注目の企業の一つである。

【1】 バーチャルIP事業
…日本発の世界で通用するグローバルIPの創出を目指し、VTuberを起点にしたIP開発や事業展開

【2】 VX事業
…コロナ禍の影響で急速に進むリアルからバーチャルへのシフト(バーチャルトランスフォーメーション)を様々な領域で支援

【3】 メタバースマーケティング、コンサル事業

今回はBrave groupが展開するメタバース関連事業の実際のところを紹介してもらうことも目的だが、常にメタバースと関わりながら事業展開する
野口CEOにこれからの“メタバース事業”の可能性も語ってもらうことも目的なのだ。

ここではその具体的な可能性の話はしないが…
野口CEOはこんな可能性についても話してくれた。

「身体に障害を持った人や高齢者の方々にとっては
バーチャルアバターに変身することより活躍の場を広げ
これまでできなかったことにチャレンジできる」のだという。

このような社会課題への取り組みとその可能性についても語ってもらった。

今回は“メタバース”がテーマだったが、
今後は先に紹介した“中島流DX32マンダラチャート”にあった
さまざまなDXアイテムやキーワードを
どう自社のビジネスに活かすかがポイントになってくるわけだ。

AI(人工知能)はどの業界でもどの仕事でも活用できるテクノロジーだが
どう活かしたらいいかが分からない…
NFTやブロックチェーンなどはよく耳にするが、
自分達の仕事に関係してくることはあるのだろうか。
ロボット化による効率化であり人員削減も自分の会社でも可能なのだろうか。
TikTokやInstagramはどう活用すればいいのか等々
今や多くの会社のリーダーはここをどう突破しようかと試行錯誤しているはず。

加速する未来にどう対応するかについて、今動かないでいつ動くのか!?
それが“2030 Business LABO”の研究所。
今年のBusiness LABOはこの11月の第4回で終了としたが、
2023年は1月11日(水)からスタートする予定だ。
→QB浅草オフィス / 18:00開始予定

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メタバース事業を展開する野口圭登氏

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10/24
2022

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令和の「デジタル・トランスフォーメーション」(DX)の実際?!

DXとは、デジタル(ITやAI)化することだと思っているが、
あるコンサルティングフォームではDXの本質を
“企業文化変革”としている。
すなわち、企業が生き残るための“破壊と創造”だと。

今、さまざまな企業がDXにチャレンジしているわけだが…
現場には時代に即さない企業文化が残っていたり、
抵抗勢力もあったりしてDXはなかなか進まないのが実際。
中小企業なら、小回りが効くこともあり
DXの実践にはいいかと思いきや…、
30年以上の社歴を持つ会社などは、
昭和ビジネスの実践と記憶とその価値観が邪魔をして
やっぱり進まないのが実際。
聞こえてくる現場の声も…
“もしかしたら自分の役割や居場所がなくなるかも? ”
“忙しいのにまた兼務で大変だ! ”
“利益が出ているのに、なぜ導入?! ” 等々。

ただ、DXを実践せずして2030年にはその会社の存在も危ぶまれる
と言っても過言ではないはず。
だから、私はDXを含む“令和トランスフォーメーション”が
重要だと発信している。

以前、“ミレニアル トランスフォーメーションの実践”として
DX(デジタル・トランスフォーメーション)
HX(ヒューマン・トランスフォーメーション)、
SX(ソーシャル・トランスフォーメーション)
BX(ビジネス・トランスフォーメーション)
の4つのトランスフォーメーションを紹介したが、
今回、上記のHX[ヒューマン・トランスフォーメーション]を
VXとして[バリューズ・トランスフォーメーション]、
すなわち価値観の変革と改めた。
ということで、デジタルによる変革と価値観による変革が、
社会の再構築を促し、結果として私たちのビジネスの
大きな変化につながるということ。
これら背景によるさまざまな変革が
“令和トランスフォーメーション”を演出しているってことなのだ。
こう表現すると、これまでにない大きな変革が
到来していることに気づいてもらえるはず。

実は自慢するわけではないが、弊社QBは今のところ、
“令和トランスフォーメーション”について、
上手く実践できている会社なのかもしれない。
→基本リモートワークへ
→働き方改革、ダイバーシティ(出産休職のスタッフも多い)
→オフィスの移転(飯田橋から浅草今戸地区へ)と
オフィスの在り方のシフト(コミュニティスペースとカフェが併設)
→一部ビジネスドメインのシフト(クライアントのシフトも)
→組織改革と評価基準の見直し 等々。

私がトップをやっていた時の企業文化とは違い、
まさに“企業文化の変革”も実践しつつある。
これが実践できたのも、7年前にミレニアル世代の社長へ
交代をしたことが奏功したのかもしれない。

弊社QBはおかげさまで、次なる時代に生き残れる環境が
整いつつあるということ。
とにかく、“令和トランスフォーメーション”に取り組もう。
ここで変われない会社は2030年を生き残れないかも?!

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令和の4つのトランスフォーメーション

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