これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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先取りビジネストレンド

04/10
2023

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今注目の“ChatGPT” その可能性を知ろう!

さて、先に「DX'sプロダクツ」として紹介した、
AIや最先端のテクノロジーを活かして市場に投入される様々なサービスや商品。
このすべてが加速する時代のビジネス現場にあっては
スゴい勢いで“DX'sプロダクツ”が生み出されている。

今回も新たな“DX'sプロダクツ”を紹介しようと思うが、
特に多くのメディアが注目していたのが“ChatGPT”だ。
他の“DX'sプロダクツ”とは、その用途や役割もかなり違うし、
今後は誰もがお世話になるに違いない。
ということで、今回はChatGPTを色々な角度から紹介しようと思う。

ChatGPTは2022年の11月末(4カ月前)にリリースを開始。
公開から2023年2月に至るまで、なんとユーザーは1億人を超えている。
これは驚異的なスピードで、今までのサービスをはるかに超えて最速だという。
iPhoneやInstagramのユーザー数が100万人を達成するのに要した時間が
約75日なのに対し、ChatGPTはわずか5日で達成している。
従来のチャットボットと比べ、いかに性能が高いかがうかがえるわけだ。
ということで…

【ChatGPTに“ChatGPT”について聞いてみた!】

その1
「“ChatGPT”を分かりやすく説明して!」と文章で入れてみた。
すると以下↓のような内容が打ち出された。

「ChatGPTは、自然言語処理に特化した人工知能の一種で、
OpenAIによって開発された技術です。
ChatGPTは、大量のテキストデータを学習して、その中に存在する
言語パターンや意味を理解し、人間と自然な会話を行うことができます。
ChatGPTは、GPT(Generative Pre-trained Transformer)と呼ばれる
技術の一種で、その構造は深層学習モデルの一種である
ニューラルネットワークです。
GPTは、特に文章生成や自然言語理解のタスクに
優れた性能を発揮することが知られており…
(解説は続く)

その2
今度は言葉で「ChatGPTについて説明して!」と投げかけてみた。
すると少し角度の違う以下のような内容になったのだ。

「ChatGPTは、OpenAIが開発した言語モデルの1つで、
GPT-3.5アーキテクチャに基づいています。
これは、自然言語処理のタスクに対して非常に強力な能力を持つモデルであり、
多数の言語モデルによってトレーニングされています。
ChatGPTは、主に対話システムに使用されます。
これは、ユーザーが入力するテキストに応答することができ、
自然な言語での会話を可能にします。
ChatGPTは、機械学習によってトレーニングされたため…
(解説は続く)

いかがだろうか?
投げかけの違いによって、解説も違うのだ。
もう少しすると、確認したいこと、調べたいこと、あれこれの資料は、
誰もがChatGPTに投げかけることになりそうだ。

【ChatGPTには“創作する能力がある”?!】

今度はChatGPTの創作能力を試してみたくなり、
私は“犬が登場する童話を書いて!!”と投げかけてみた。
すると以下のような童話が打ち出された。

童話その1
タイトル『ぼくのおともだち、ワンちゃん』
昔々、ある小さな村に住む男の子がいました。
男の子はいつも一人で遊んでいたので、
新しいおともだちが欲しいと思っていました。
ある日、男の子は村の外れに迷い込んでしまいました。
そこで、とても小さな犬に出会いました。

男の子はその犬を見て“これが私の新しいおともだちだ!”と思いました。
男の子は犬を抱きしめ、一緒に遊び始めました。
犬は、男の子が楽しそうに遊んでいる姿を見て、とても嬉しそうでした。
その後、男の子は毎日犬と遊び、仲良くなっていきました。
犬はとても賢く…
(物語は後12行くらい続く)

今度は“猫が登場する童話を書いて!”と投げかけると…
童話その2
『にゃんこ王国の冒険』
昔々、ある国に猫が住んでいた。
彼らは人間たちに愛され、その可愛らしさから多くの人々が
彼らを家族として飼っていた。
しかし、彼らが知っているように、猫はとても賢い生き物である。
ある日、猫たちは国を治める王様に会いに行きました。
王様は、猫たちが心配していることを聞き、猫たちに話をしました。
「あなたたちは、にゃんこ王国を創るべきです。
そこでは、あなたたちは自分たちのルールを作ることができ…
(物語はもっと続く)

次は“猫が登場するけど違う童話を!”と。
童話その3
『猫の国の秘密』
昔々、猫の国と呼ばれる不思議な国があった。
そこでは、人々が猫たちと一緒に生活し、猫たちは彼らを護衛し、
彼らの家を守るために勤務していました。
しかし、猫たちの秘密があったのです。
ある日、若い男の子が猫たちを追いかけ…
(物語はもっと続く)

ChatGPTってスゴい!
私の性格をすると、もっといろいろとその可能性を試してみたくなるわけだが…
今回のビジ達ではこのくらいにしておこう!
あなたも登録してChatGPTを体験することで、
これからやってくる様々なサービスやビジネスの流れが見えてくるかも?

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自分のことはなんと説明するのか

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先取りビジネストレンド

02/20
2023

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M&Aをどう捉え、どう活かすか。 あなたの会社もその対象となるはず!?

M&A(エムアンドエー)とは“Mergers(合併) and Acquisitions(買収)”の略で、
文字通り“企業の合併・買収”のこと。
先日も東京NBCでは300人もの動員を図り、M&Aをテーマに
4時間半にも及ぶ勉強会のようなイベントを開催していた。
私たち経営者にとって、“M&A”はこのところかなり
重要なキーワードであることは間違いない。

【M&Aが注目されてから、どのくらい経つだろうか?】
お友達の経営者もM&A事業に取り組んでいて、
彼が会社を起こしたのが2005年。
ということはM&Aが本当に注目されるようになったのは、
ここ20年というとこだろう。
そのお友達が経営するM&A事業会社は、
あのライオン顔の経営者が登場しCM展開する
“M&Aキャピタルパートナーズ”。
日本の中堅・中小企業を対象とした独立系M&A仲介会社である。
(このビジ達でも少し前に中村社長について語った)
M&Aという手法は、中小企業が大半を占める日本の企業において
今後かなり重要な施策と言っていいだろう。
日本におけるM&A件数は増加傾向にあり、
その背景には、中小企業の後継者問題や人手不足がある。
ここ数年、私が親しく付き合っている経営者の会社も
5~6社がM&Aにより会社や事業を譲渡・買収しているので
その例を紹介しよう。

《私の親しい経営者仲間のM&Aの実績》
【事例1】
人材派遣を中心とする中小企業。
名古屋に本社を置く上場企業にグループ会社として譲渡。
そのネットワークが広がったこともあり、
譲渡された会社の売上は伸びたという。
創業者はM&A後も約5年間社長業を継続していたが、
ついに昨年代表を退いた。
今は、“いいM&A事例”として、あちこちのメディアでも
取り上げられている。

【事例2】
こだわりのラーメン店を南埼玉地区で3店舗経営していたが、
このコロナ禍前にお店ごと全て譲渡。
とにかく、その譲渡契約のタイミングが絶妙で、
2020年1月だったと記憶している。

【事例3】
川崎市にある駅近のパチンコ店2店舗。
ここは、不動産物件は売らずに2店舗の事業譲渡を実行。
今後は不動産物件を管理して行く会社として存続していくという。

【事例4】
福生市の石川酒造(石川家) が地元“大多摩ハム”をM&A。
こだわりのハムを製造している大多摩ハムが、経営難もあり
譲渡先を模索中と聞く。
地元福生からこだわりの“ものづくり企業”がなくなることを危惧した
石川家が手を挙げた。酒造りとの相乗効果も狙っての買収だった。

この他にも経営者仲間である“庭のホテル”を展開する事業会社も
M&Aにより会社ごと譲渡していた。

《次代に向けて、早めの対策が重要》
ちなみに、私がファウンダーの株式会社クオーターバックも
8年ほど前(創業32年頃)に経営を若いスタッフに任せた。
私としては自分の創業した会社を、オーナーとして関わりながら
そばで成長を見ていたかったのでM&Aを選択はしなかったわけだ。

時代が急激に変化する今、昭和の経営者がいつまでも指揮をとっていては
あらゆる面で遅れをとり事業としても従業員にとっても
いい環境は創り出せない。
次代に向けての早めの対策が鍵となり、
それがいい結果に結びつくだろう。

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“M&A”の注目すべき事例をご紹介

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01/23
2023

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「DX’sプロダクツ」へのチャレンジ!! どうやるか、ではなく、誰と組むか!?

このすべてが加速する時代のビジネス現場にあって
とにかく、スゴい勢いで“DX'sプロダクツ”が生み出されている。
さてこの「DX'sプロダクツ」とは?

DXはご存知のように情報関連技術により
企業の内部エコシステムも含めた
トータルな企業変革を指すキーワードだが…
“DX'sプロダクツ”は、DX化による
さまざまなテクノロジーを駆使することで
開発されたオリジナルの商品やサービスのことを指す。
この“DX'sプロダクツ”というキーワードは、
今回初披露の中島オリジナルの造語だ。(ふっふっふっ)

このキーワードを敢えて使った理由は、
これから紹介するDX化によるさまざまな商品やサービスを括った
分かりやすい総称がなかったから。
“DX'sプロダクツ” といえる商品やサービスが
次から次へと生み出されているので、
今回2回目となるが紹介しよう。

【その①メタバース神社に初詣】
→映像制作のリプロネクストが仮想空間“メタバース”内に
仮想空間の神社を創った。アバターを使い自由に動く。
鳥居をくぐり、社殿でお参りをし、おみくじも引けるし屋台もある。
私もやってみて自宅にいながら初詣気分が味わえた。

【その② AI搭載カメラで獣害を
自動検索して追尾するシステムを開発】
→監視カメラなどを手掛けるシステムエイ・ブイ(岡山市)は
人工知能(AI)搭載カメラで鹿、猪、ヒグマなどの獣を
追尾・警戒させるシステムを開発した。
獣の出没状況を記録するだけでなく、
レーザー照射などの威嚇装置を連動させることで、
獣に警戒させて 農作物や人への被害を減らす効果が期待できる。
2023年度の本格販売を目指す。

【その③がんリスク予測、アプリで提供】
→SONPOひまわり生命が5年以内のがん発生リスクを
予測するサービスを始めた。
日立製作所が開発した予測技術を使い、
健康診断や生活習慣などから発症する確率を判定する。
がんの予防から治療後まで総合的に支援する
保険商品を販売している。
健康意識を高めることで契約者の増加を狙っている。

【その④フィッシング攻撃をAIで検知して防御】
サイバー攻撃に備えた訓練システムを手掛けるアイロンワークスは、
攻撃の疑いのあるショートメッセージなどを
AIで検知するサービスを始める。
偽サイトに誘導し、個人情報を抜き取る“フィッシング”などを防ぐ。

これら“DX'sプロダクツ”、いかがだろうか?
業界を問わず、さまざまな商品やサービスが
どんどん生み出されているわけだ。
ちょっとした可能性を追求して試行錯誤してみることが、
結果として業界を先駆ける商品やサービスなる。
先に紹介した中島流「DX 32マンダラチャート」を上手く使い、
これからの商品やサービスに着手してみようではないか。

なんと言ってもヒントは「WHO not HOW」!
“どうやるか、ではなく、誰と組むか”である!
これからもこのような“DX'sプロダクツ”をどんどん紹介していこう。
新しい商品・サービスを知ることで、
自分たちもどうにかしなければと思うだろう。
そして皆さんのヒントにつながることを期待する!

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メタバース神社に初詣

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先取りビジネストレンド

12/26
2022

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“シン・コモディティ化”の加速!

2020年を境目に第四次産業革命(インダストリー4.0)は、
このコロナ禍を経て、より加速して進んでいっている。
まさにしばらく前に紹介した
「Needsソリューションから、Wantsソリューションへ」の概念である。

この大きな時代の変わり目に着目して、この概念図を創ったわけだが、
改めて今、その変化の大きさに驚いている。

今回ここで注目したいのは、この第四次産業革命によって
あらゆる産業で起こっている、
新しい時代の商品・サービスの“コモディティ化”だ。
中島流では“シン・コモディティ化”となるわけだが...
“シン”と付けてる理由は、それまでのコモディティ化とその流れも
変化の大きさも、そのスピードも違っているからである。

コモディティ化とは、市場参入時に高付加価値を持っていた商品の
市場価値が低下し、一般的な商品になるということ。
差別化戦略として機能、品質、ブランド力などが挙げられるが、
コモディティ化が進むとこれらの特徴が薄れ、
消費者にとっての商品選択の基準が価格や量に左右されることになる。

また、“コモディティ化”をビジネス用語では
“一般化”の意味でも使われるようになっている。

ここで“シン・コモディティ化”のわかりやすい例を6つ紹介する。

【その1 コンビニのコーヒー】
セブンイレブン、ファミリーマート、
ローソンなどのコンビニが揃って提供しているコンビニのコーヒー。
最初は100円コーヒーだったものが、最近では値上がりもみられる。
コンビニでのコーヒーは当たり前になったというわけだ。

コーヒーマシンやラインナップも多種多様だが、
国内のコーヒー消費量の増加にも大きく貢献した。

【その2 情報収集はSNSから】
→オシャレなカフェやホテル探し等はInstagram
→SNSによるコミュニケーションが日常
→LINEやアプリ診療も普及

【その3 エンタメは無料コンテンツやサブスクを利用】
→(無料コンテンツ)YouTubeやTikTok
→(サブスク動画配信)Netflix、Amazon prime、Hulu、etc.

【その4 洋服はオンライン(EC)が20%超】
→ZOZOやユニクロ、アダストリアなど
→エアークローゼットはアパレルレンタルのEC(サブスク)

【その5 中古品の流通】
→メルカリ、ヤフオクなど
→読みたい本をメルカリで100円で買って、読み終わったら100円でメルカリへ

【その6 Googleカレンダー等のスケジュール管理はデジタル化へ】
→ほぼ日手帳は、遂に減収だという

この“シン・コモディティ化”を促進している世代が、
Z世代でありミレニアル世代だ。
分かりやすく言えば、スマホやパソコンを使った商品やサービスが、
Z世代やミレニアル世代に選ばれ、生き残ったものが
コモディティ化して私たちの世代に回ってくるという流れ。
私たちデジタルに遅れをとっている世代に回ってくるのは
残念だがその後となるわけだ。

DXが普及しつつある昨今は、昭和や平成の時代のコモディティ化と、
その内容も流れもスピードもかなり違ってきてる。

DX自身のコモディティ化も2025年だと言われているが、
各企業のDXへの取り組みにより次々と生み出されている
商品・サービスは、次々と市場原理により取捨選択され、
そしてコモディティ化されていく。

ロボットやAIを活かした商品やサービスも
どんどん市場に登場してコモディティ化されていくことになるだろう。
コモディティ化の傾向は、もっとスピードを増し
さまざまなビジネスであり生活に落とし込まれ、
社会システムも徐々に変わっていくことになるのでは?!

2030年には私たちの生活は予想を超えて大きく変わっているように
思うのは、私だけだろうか。

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コモディティ化の傾向はもっとスピードを増しそうだ

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先取りビジネストレンド

12/19
2022

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コスパからタイパへ! そして、ビジネスライフにおけるタイパへ!?

日経MJの2022年のヒット商品番付の横綱には
「コスパ&タイパ」があげられていた。
そしてその記事には、「このところの物価高騰により、
家庭防衛意識が高まる中、費用対効果や時間効率を   
求める消費が加速した」と書かれ、このことを対象にした
商品やサービスが掲載されていた。

確かにその通りだが、コスパはずっと求められていたことで、
実際の流れは“コスパ(コストパフォーマンス)から
タイパ(タイムパフォーマンス)へ”
とした方がいいのでは?と思った次第。

というのは最近の注目は“タイパ”だからだ。
若い人たちは、動画や音声コンテンツを
“1.5倍速”や“2倍速”で視聴しているという。
再生速度を上げることで視聴時間を短縮でき、
より短時間で多くの情報を仕入れることができる。
(私もこのところは“1.25倍”でYouTubeを視聴することも…)

タイパ重視とは、“可処分時間”、すなわち
“仕事や家事以外で、自分が自由に使える時間”
をより多くしたいとすると理解し易いはず。
その“可処分時間”を多くするための展開とは?
→“自由に使える時間“を増やす
→“必ずしも必要でないことに費やしていた時間”を減らす
→“時間あたりの密度”を濃くする
具体的サービスには、本の要約を発信する音声サービスや、
行動履歴に合わせてレコメンドするTikTokやAmazonのサービス、
遊園地等のファストパスやエクスプレスパスも
これにあたる。

このタイパ重視の傾向は、
若い世代の意識の変化もあるが、情報化社会による
さまざまなテクノロジーの進化によっても演出されている。
ありふれた“安くて良いモノ”よりも、
“多少高くても質の良いモノ、時間価値を上げてくれるもの“に
支持が集まる傾向になってきているということ。

さて、中島流の“タイパ”はここで終わらないところがポイント。
本当に“効率化と快適化”を高めるだけでいいのだろうか。
私が注目したいのは“人生におけるタイパ”。
これは“ビジネスの達人”なわけだから
“ビジネス人生”におけるタイパと言った方がいいかもしれない。

すなわち、24時間におけるタイパも大切ではあるが、
ロングレンジでみた“ビジネスライフ”
におけるタイパをどう演出するか。
自分のかけがえのない時間を
ロングレンジで捉え、”いつごろ、何に、どう投資するか”。
これにより“自分の存在意義”をどう高めるかで、
自社のビジネスへの貢献や社会貢献にもつながるわけだ。

これこそが本来の“タイパ”といえるのではないか?!
“日常のタイパ”より、“ロングレンジでのタイパ”を優先したい。
私たちに与えられている、長いようで短い
かけがえのない時間を、
どう活かすかということにつきるのでは?!

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“ロングレンジでのタイパ”を優先させよう!

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