これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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先取りビジネストレンド

10/11
2022

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“令和の3つのパラダイムシフト”の活かし方

少し前に“全てが加速する未来を予測するための
令和の3つのパラダイムシフトと社会課題”
とのタイトルで大きな変化の時だから
「今動かないでどうするの!」と発信した。
皆さん覚えておられるだろうか?

そこで昨今のテクノロジーを活かした
商品・サービスについて取材、発信する
日経MJの“消費テック”の記事を今回は紹介しよう。

【その1】
オタフクソースがパッケージのデザイン選考にAIを活用!
これまで調査に1ヶ月もかかっていたのが30分に短縮!
・・・デザインやマーケティングに独自のAIを活用した
サービスで注目の会社と連携
→ついにデザインやマーケティングにビッグデータを
活かしたAIがどんどん進出

【その2】
KDDIなど通信会社がドローンサービスの新会社を設立し新規参入
・・・ドローン利用が12月には“レベル4”の規制緩和へ
→地域物流維持のためのドローンによる無人配送が求められている

【その3】
AIでゴルフボールの検品技術を開発
・・・電気設備資材やシステム開発の会社がAIの画像診断でゴルフボールを検品
・・・これまでのゴルフ練習場では人の目で仕分けていたが
この装置を使えば1秒に3~4個のボールを検査し振り分けが可能

また別の日の記事、
【その4】
栃木県小山市の小山工業高校が、リアルタイムで
学生の出欠確認が可能なOKPASS(オーケーパス) を
システム開発会社と共同で開発
・・・学生の出席情報を自動記録し保護者との情報共有できるサービスに

【その5】
東京大学が教育プラットフォーム“メタバース工学部”を開講
・・・ソニーグループやリクルートなど6社と連携してDXを担う人材を育成する

【その6】
KDDIと島津製作所は衣服の3D画像とバーチャルのマネキンを
組み合わせて販促できるアパレル向けサービスを開発
・・・デジタル技術を活用し、サンプルや在庫を減らし
問題となっている衣服の大量廃棄を解決する

いかがだろうか? 世の中はかくも進んでいるのだ!
あくまで2日分の“消費テック”ページに書かれていた記事から
ピックアップしただけ。
ものすごい勢いで、新たな商品やサービスが創られ、
社会課題への取り組みにもAIやテクノロジーが活かされているのだ。

さてそこで、現状の事業に対して…
→今の商品サービスにどんなテクノロジーをプラスすると
優先的に選ばれるものとなるのか?!
→その商品、サービスづくりには、誰と組めばいいのか?!
→どのような社会課題と取り組むことが意味があるのか?!
→どのプラットフォームを使うことが、より効率的なのか?!
→その商品を効率的に売るにはどんなマーケティングノウハウ?!
そしてどんな販売のネットワークを得ればいいのか?!
これらのことを少しでも早く意識して行動すべきだろう。

先に紹介した“令和の3つのパラダイムシフトと社会課題”の意味が
分かってもらえただろうか。
既存の商品やサービスにプラスして、
より選ばれるものとすることはもちろんだが、
新たなサービスを立ち上げることもOK。
そして、これまでと違うドメインに打って出ることも
“有り”だと思うのだが…。
まぁこの発想でありアイデアは、
若い人たちにお願いしないと進まないかもね!?

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世の中はかくも進んでいる!!

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09/12
2022

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“すべてが加速する未来”を予測するための 令和の3つのパラダイムシフトと社会課題

今、さまざまな既存のビジネスが大きな転換期を迎えている。
これは日本だけのことではなく地球規模でのことと
言っていいだろう。

このビジ達で何度も繰り返して発信してきたが、
この大きな変化に対応し、新たなビジネスモデルを構築し
未来に選ばれるためには…、

◆“2030年全てが加速する時代に備えよ”として
AIの可能性とさまざまなテクノロジーやイノベーションを紹介
◆“GAFAMを代表とするメガプラットフォーマーの出現”
による新たなビジネスインフラ構築について
◆成熟化による“モノの消費から意味の消費へ”
など…、
これらは大きなパラダイムシフトではないか?

さらに、環境問題を含めた新たな社会課題の山積は、
あらゆる企業に関係し、それに応じた対応が
求められるようになってきた。

これらの要因に対して既存のビジネスをプラスマイナスし、
どのようにシフトして展開していくかが
“これから選ばれるビジネスとなりうるか”につながる。
そこで改めて、これからのビジネスを予測するために、
中島流、“令和の3つのパラダイムシフト”を紹介する。

[その1]
Fusion of Technology(テクノロジーの融合)
→ AIを含めたテクノロジーの融合のよるパラダイムシフト
弱いAIから強いAIへの移行は2029年だと言われている。
テクノロジーの融合が、さまざまな分野での
イノベーションになる。
これらの先進テクノロジーをしっかり押さえておく
必要がある。

[その2]
Business Platform(ビジネスプラットフォーム)
→ IT化、メガプラットフォーマーらによるパラダイムシフト
もちろんGAFAMが中心であることは間違いない。
そこにAIのプラットフォーム的なものが組み込まれると
今後のビジネスに欠くことのできない
“ビジネスインフラ”となるはず。

[その3]
New Values
→ 成熟化による価値観のパラダイムシフト
成熟化社会と共に生まれ育ってきた世代が
イニシアチブを取る社会となり、
大きな価値観の転換がされることに。
買い方、選び方、使い方が変わり、
ユーザー側の価値観の転換も大きなパラダイムシフトだ。

この“令和の3つのパラダイムシフト”を理解し、
メタバース、ナノテクノロジー、ロボティクスなど
関係する多くのテクノロジーも取り込んで
自分たちのビジネスをシフトする。

さらに関係する社会課題をも
企業の社会的責任として取り組むのだ。
時には、「お金になる仕事」と並行して
「お金にならない仕事」にも取り組む姿勢が大切。
このように、次なる時代を見据えた展開こそが、
選ばれる企業として必要条件になるといっていいだろう。
とにかく、大きな変化が起こりつつあることは間違いない!

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社会課題をどう解決するかが問われている

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08/29
2022

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→モノの消費から“意味の消費”へ

“モノの消費からコトの消費へ”はよく使われていたし
私も度々口にしていた。
すでに30年以上前から使われていたかもしれない…

今回、私が発信するのは“コトの消費”ではなく“意味の消費”だ。

先にも紹介したが、成熟化時代というのは
“モノ”が過剰で“問題”が希少になりつつあるということ。
すなわち…
“問題を解決し、モノを作り出す能力”から
“問題を発見し、意味を創出する能力”へとシフトしているという。

そこで中島流の解釈は、
ミレニアル世代、Z世代の人たちは
“モノの消費”でも“コトの消費”でもなく、
「意味の消費」をしているのではないかということ。
マーケティング的な捉え方でも、“意味の消費”と捉えると
そのアプローチの仕方が見えて来るのではないか!?

先週のビジ達“令和のアップデートの実践”でも話したが、
アップデートしなければならない理由の一つとして
この“モノの消費から意味の消費へ”価値観が
シフトしていることがあげられる。

この価値観のシフトによって大きくビジネスが変わった。 
クルマ、自転車、部屋もシェア。サブスクの導入。
モノを所有しないで、その用途だけを利用するという発想。
すなわち“所有する意味”が見いだせなかったということだろう。

一方で、若い人たちがUber eatsや出前館などの
デリバリーサービスにお金を使い、頻繁に使用するのは
そこになんらかの意味が見いだせてのことだ。
この感覚は、まさにミレニアル&Z世代の
人たちでないとわからないと言っていいだろう。
少なくとも私たちの時代の価値観や選択とは変わってきている。
 
このところ注目のNFTでは、
日常に使えないメタバース空間上の商品が
破格の高値で売れているという。
これもそこに意味を見出した人たちの行動ということだろう。

また私たちの、ビジネスや企業にも“意味”を求められている。
先に紹介した“パーパス時代のビジョンの山”でも発信したが
「パーパス=企業の存在理由」が明確でないと多くの若者は、
そこで働く意味をみつけることができないのだ。

VUCAな世界且つ“モノが過剰で意味が枯渇している”状況では
これまでのリーダーシップ“HOW=どうやるのか?”だけでは、
組織の方向づけも、モチベーションを引き出すことも難しい。

“WHY=なぜやるのか?  WHAT=その目的は?”を示すことが
組織に勢いを与え、モチベーションを引き出すこととなり
組織のパフォーマンスを高めることにつながるのだ。
これも“意味の消費”の現象といってもいいのかもしれない。

これからのビジネスにおいて“意味”を意識していくことが
選ばれる側になる重要な視点になってくるだろう。

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価値観のシフトによって大きくビジネスが変わった

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07/25
2022

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2030年すべてが加速する時代の「ビジネスLABO」発進!

いま研究・実践しないで、いつするの?!
満を持して、“ビジ達”が主催する
「2030年すべてが加速する時代の研究&実践所」がスタートします。
その名も[2030 Business LABO]。

いまや“2030年すべてが加速する○○に備えよ!”と
まことしやかに言われています。
今後、ビジネスはどう変化していくのか?!
2030年からはどう加速するのか?!
どのビジネスも加速するのか?!
社会課題とはどう取り組めばいいのか?!
私たちはどう対応すればいいのか?!
これらを皆で考えていきましょう!との趣旨で
[2030 Business LABO]を毎月開催します。

参加希望の方はこちら↓までお問い合わせください。
https://labo.q-b.co.jp/?page=business-labo

[2030 Business LABO]の詳しい内容はこちら↓
https://labo.q-b.co.jp/pdf/biz_labo.pdf

私が広告の企画制作会社を起業してから40年。
そして経営者のための未来戦略研究会“アルファクラブ”を
スタートして約30年。
この間ビジネス環境はかなり変化してきた。
私は経営デザイナーとして、
その時その時の変化を読み解きながら、
何らかの提案を発信してきた。
ところが令和時代に入る頃から
ビジネス環境はより大きな変化を迎えようとしている。
このコロナによるパンデミックも変化を余儀なくさせる要因であった
ことは間違いない。

2030年には“弱いAIから強いAIへ”シフトする?
先進テクノロジーの融合によるイノベーションで変わる?
中心となる世代がミレニアル世代からZ世代へとシフト?

これらは未来の一端でしかないが、
“加速する未来”について、私が本を読んだり、
人から学んだだけでは限りがあると考えた。
そこで今、ビジネスの最前線で活躍する人たちと共に
研究所[2030 Business LABO]にて
研究・実践していこう! ということ。
業種業態や世代を超え集まった皆さんと
“加速する未来”研究をし、実践・チャレンジしていきたい。

[2030 Business LABO]展開施策は、
→ビジネスにおける分野ごとのチーム別研究&発表+ディスカッション
→ビジネスのトークセッション+ディスカッション
→ゲストスピーカーを招きセミナー+ディスカッション
等を考えている。

皆さん期待しますよね?
皆さんと共に情報を集め、知恵を出し合いやっていきましょう。
ぜひご協力ください!

スケジュールはこちらです。
初回8月10日18:00より
第2回9月7日(水)
第3回9月28日(水)
第4回11月2日(水)
第5回11月30日(水)
第6回1月11日(水)
第7回2月1日(水)
第8回3月1日(水)

開催場所はQB浅草オフィス。
ちなみにQB浅草オフィスもこの8月にグランドオープン!
乞う、ご期待!

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[2030 Business LABO]2022年8月スタート

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07/19
2022

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書店から“文喫”へ、Chance to Challenge!

「書店がすごいことになっている。
入場料制を導入し、音楽が流れるおしゃれな空間では
本は読み放題、コーヒーも飲み放題。
コスパもいいと若者には人気だ」と
日経MJ一面に六本木の“文喫(ぶんきつ)”が取り上げられていた。
もともとの本屋さんを、
“文化を喫する、入場料のある本屋”というコンセプトにして
平日→1,650円、土日・祝日→1,980円を支払うシステムへ変えた。

この“文喫”が書籍を中心としたカフェに生まれ変わったのが
2018年暮れのこと。
新しいエンターテイメント施設として、
リモートワークのベースとして
若者の利用客にはコスパも含め人気があるという。
私も数度訪れたことがあり、
飲み放題のコーヒーやお茶を飲み、リラックスしながら本を読んだ。

“文喫”のたしなみ方は、
1、総合受付で入場バッジを受け取る
2、飲食受付で珈琲・煎茶(おかわり自由)を受け取る
3、じっくりと本を選び、好きな席で過ごす
4、意中の一冊と出会うかもしれない
5、店内の全ての本が購入可能
6、お帰りの際は入場バッジを受付に返す

人文科学や自然科学からデザイン・アートに至るまで
約三万冊の書籍を販売。
本屋というより、洗練されたブックカフェ的感覚だ。

注目したいのが“選書サービス”。
プロが本を選んでくれる有料のサービスで、決して低価格ではないが、
すぐに予約が埋まり、リピート率も3〜4割と高い。
新しい本との出会いのために利用する人も多いし、
ちょっとした占いのような気分で利用する人も多いという。

また、著者をお呼びしてのセミナー等も定期的に開催したりと
さまざまな仕掛けがあり、このアプローチが上手くいくと
収益性の高いビジネスとなるわけだ。

数年前、池袋にある“天狼院書店”というユニークな書店を
ビジ達で紹介したことがある。
小さなお店をベースにゼミや部活、読書会も開催している。
“天狼院クラブ”という会員クラブが活躍しているようだ。
“天狼院本”というどのような本だか明かさずに売る手法と
“文喫”は少し違うが感覚的には似ている。

2000年には全国に21,000軒あった書店は、
2020年にはほとんど半分になったという厳しい業界。
旧態依然とした本の販売だけではうまくいかないと
判断した上での展開を“文喫”も“天狼院書店”もしている。

あらゆる業種業態で同じようなことが起きている。
と言っていいだろう。
今までと同じやり方のビジネスは淘汰されていく。
新時代にあったビジネスにチャレンジしていかないと
チャンスは訪れないですよ!
それは、あなたの業種・業態でも同じということ!

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六本木の“文喫(ぶんきつ)”

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リモートワークの利用も多い

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