これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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選ばれるビジネス

04/01
2013

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ローカル“十勝バス”のチャレンジ

日曜朝6時、あなたのビジネスは“選ばれるビジネス”へと進化する!

え? なんの話かって?

実は私がメイン・パーソナリティを務めている
ラジオ番組「BUSINESS LAB.」が、リスナーの熱いご要望にお応えして、
放送時間を日曜朝6時~7時へ変更したのだ。

その記念すべき第1回目のゲストは、北海道・帯広市に事業展開している、
十勝バス株式会社の野村文吾社長。
30数年間赤字経営が続いていた十勝バスを、
黒字経営にしたことで、以前ビジ達でも紹介させていただいた。

こんな実績を持っている野村社長だが、
父である先代の後を順当に継いだわけではなかった。
後を継ぐと決めた時に、先代からこんなことを言われたそうだ。

「お前にできるわけがない。自分で責任をとれるなら好きにやれ。
そのかわり、支援も手助けも教えもしない。」

本当に何のアドバイスも手助けもなかったという。
それだけではなく、なんと経営状況が赤字だということすら
知らされていなかったとか…。(え~!)

社長に就任してからも、いろいろと手は打つがうまくいかず、
社員との溝も深まるばかり…。

そこで、経営者仲間からアドバイスされたことを実践しようと決断。

翌日、幹部を集めて“これからみんなのことを好きになる”と宣言した。
この宣言から、少しずつ少しずつ、
従業員との関係も改善されて行ったという。

お客さまにとって、社員にとって「一番よい方法はなにか」を
トップダウンではなく、ボトムアップ型で一緒に考え、
そしてその意見・アイデアを反映した“KAIZEN”を展開して行った。

すると、社員の目つきがだんだん柔らかくなり、
信頼関係も築くことができたという。

このように、様々な困難を乗り越え赤字経営を克服していった野村社長。
まさにアサヒビールの立役者・樋口廣太郎氏の言葉
“挑めばチャンス、逃げばピンチ”そのものである。

困難を乗り越えるたびに、
経営者は成長すると言っても間違いないだろう。

…というわけで、ここまで読むと、
さすがに野村社長の話をもっともっと聞きたくなったはず。
詳しいお話は4月7日・14日、日曜朝6時の「BUSINESS LAB.」で!

日曜の朝、あなたのビジネスが変わる…!


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InterFM『BUSINESS LAB.』
東京76.1MHz・横浜76.5MHz
毎週日曜朝6時から大好評放送中!
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日曜日の朝はBUSINESS LAB.でスタート!

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03/25
2013

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“ジョブセンス”の三方良し

♪バイトが決まれば祝い金もらえる
 バイト探しは“ジョブセンス”(チンッ)!

な~んて、独特のリズムと
たぬきのようなキャラクターが登場するCMでおなじみの、
求人サイト“ジョブセンス”。
今や求人件数7万件以上の大手求人サイトになっている。

設立から7年。
どうしてこれほど多くの求人件数を扱えるサイトに成長したのだろうか。
それは、運営会社リブセンスが設計したビジネスモデルに隠されている。
その驚きのビジネスモデルとはこうだ。

☆なんと、採用するまで求人広告の掲載料が0円!
 お金は採用が成立したら払うシステムになっている。

☆さらに、CMでも大々的に語っている通り、
 採用された人たちは、ジョブセンスからお祝い金がもらえるのだ。

つまり…
・掲載料が無料ならば、求人を出す会社が
 ムダを出さずに採用活動ができる
・応募者(採用者)は就業の場が決まり、
 さらにお祝い金ももらえる
・このwebサイト・ジョブセンスから
 多くの雇用が生まれ、収益にもつながる

まさに三方良し。
さらに、NEETと呼ばれるような若者が増えている現代社会において、
就業率をあげることは、社会貢献にもつながっているので、
四方良しというべきだろうか…。

そんな四方良しな株式会社リブセンスの
村上太一社長のお話を伺う機会があった。

なんと村上社長は1986年生まれの現在26歳! (若いね~!)
19歳でリブセンスを設立し、
25歳の時に東京証券取引所マザーズ市場へ株式上場。
さらに26歳の時には東京証券取引所市場第一部となった。

順風満帆に見える村上社長だが、
早稲田大学の在学中に起業したものの、さまざまな壁にぶつかり、
一緒にはじめた仲間たちにも去られることがあったという。

また、はじめは掲載料を無料にし、応募に対しての課金としていたところ、
思うように求人数も、掲載数も増えなかったという。

前回のビジ達でも書いた通り、“経営にマジックはない”のだ。
人の不便を解消することをテーマに、
自分たちのビジネスを追求し、苦労と試行錯誤を重ねた結果が
今のリブセンスのビジネスモデルへとつながっているのだ。

それにしても、理に適ったビジネスモデルだこと…。

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祝い金がもらえるうれしい制度!

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みんなが得する求人サイトだ!

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03/18
2013

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ヒマだから行く“スポーツクラブ”へ

「最近、お腹が…」「試合があるので!」「女性にモテたくて…」

スポーツクラブに通う理由なんて人それぞれ。
しかし、ほとんどの人は目的を持って通っている。

そして、その目的が達成されれば一旦は行かなくなり、
次なる目標ができたときに、再び足を運ぶというのが、
一般的なスポーツクラブのサイクルだろう。

しかし、こんなスポーツクラブ業界の常識を覆そうとしている人物がいる。
スポーツクラブNAS株式会社の柴山良成社長だ。

柴山社長が目指す新しいカタチのスポーツクラブ。
それは、特定の目的を持たなくても
“ヒマだから”という理由だけで行けるスポーツクラブだ。

そのために柴山社長は、
業界においていろいろと新たなチャレンジをしているという。

チャレンジその1。スタッフに全てのお客さまの名前を覚えさせること。
スポーツクラブでは、あまり名前で呼ばれることはないが、
こうすることによってお客さまとスタッフの距離が近くなり、
本音を引き出しやすくなるそうだ。

チャレンジその2、スタッフのユニフォームを撤廃。
ユニフォームを着ていなくても、
声をかけられるくらいのオーラを身に付けろということ。
もっと言えば、声をかけられる前にお客さまの動きに気づけということだ。

たった2つ紹介しただけだが、やることはまさに型破り。
しかし結果的に、柴山流テコ入れが功を奏し、
ジリ貧だったスポーツクラブは立て直せたそうだ。

言い換えれば、このくらい新たなチャレンジをしなければ、
多くの人に選ばれないということ。
これまでの常識とは大きく異なる決断が求められているのだ。

時代がシフトチェンジするのと同じように、
生活者の価値観も大きく変わってきている。
これからは目的を達成するだけではなく、
選ばれる理由を作るための「革新」が重要なのだ。

そんな柴山社長。3年くらい前にダイワハウス(役員)から左遷されて
このスポーツクラブ業界へ来たという、異色の経歴の持ち主。
戻ってきてほしいと言われているらしいが、
この業界でまだやりたいことがあるとか…。

そういえば、柴山社長の指の爪がピカピカ光っていた。
次は、スポーツクラブの中のネイルサロンを当たり前にしたいようだ。

そんな柴山社長の話をもっと詳しく聴きたい方は、
3月24・31日の「BUSINESS LAB.」をぜひ聴いてほしい!

そして、ここで重大なお知らせ! これは“左遷”ではなく“栄転”!
「BUSINESS LAB.」の放送時間が変わるのだ!
4/7からは毎週日曜日の「朝6時からの60分間に」。
お楽しみに~・

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InterFM『BUSINESS LAB.』
東京76.1MHz・横浜76.5MHz
毎週日曜23時から好評放送中!
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柴山流の挑戦に今後も注目!

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02/25
2013

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とらや工房の仕事道

「とらや工房は、自然を想い、
和菓子を想うひとときを、
お客さまと作り手が、ともに過ごす場所です
まんじゅう、大福、どら焼きなどを
お楽しみいただきながら
敷地内、どうぞご自由にお寛ぎください」]

ん~、リーフレットのフレーズからも
“おもてなし”の心が伝わってくる。

昨年、虎屋本店で虎屋ならではの
サービスの奥行きを学ばせていただいたのだが、
今回は御殿場にある「とらや工房」へ。

敷地内には厨房や喫茶席はもちろん、
東山旧岸低や竹林があり、
閑静なたたずまいの中を散策することもできる。

設計を手がけたのは、建築家の内藤 廣氏。
絶妙な採光が和空間の美しさを引き立てており、
太陽の加減によって生まれる造形は、さすがだ!

風にそよぐ木々の音色や土の香り、
太陽のあたたかさが五感を刺激する。
都会の喧騒とは隔絶された、まるで別世界のようだ
(こんな私でも、その素晴らしさが感じられる)。

やっぱり、和菓子はこんな空間で
味わうのが乙ってもんだよねぇ。
つまり、とらや工房はおいしい和菓子を楽しみながら
贅沢なひとときを過ごすための空間なのだ!

もちろん、最高なのは空間だけではない。
私が訪れた日は特に寒かったので、冷えた空気につい体が縮こまりがち。

しかし、そんな時そっとあたたかいお茶が出され、
椅子の背もたれには膝かけの毛布も。その礼遇に私の心もあたたまった。

17代当主の黒川社長はある会合で、
とらや工房はなかなか採算がとれないと
おっしゃっていたが(この話、
オープンにしてよかったのかな?)、
“一流の和菓子を空間ごと味わう”という贅沢は、
老舗ブランドである虎屋だからこそできることではないだろうか。

虎屋の和菓子はもちろん素晴らしいが、
味わう空間によってさらに価値が深まるということ。
これからの時代、商品そのものだけではなく
“付加価値”もブランド力を構築するための重要な要素であると再確認した。

“虎屋ブランド”として十分に意味のあるとらや工房。
もっと多くの人たちに体験してもらいたいものだ。
とらや工房を体験せずにいるのは、ちょ~っともったいない気がする!?

御殿場ICから数分。ぜひ、
選ばれ続ける老舗和菓子店の
贅沢な空間を味わってみてはいかがだろうか。

4月のリーダーズセミナーでは、
虎屋の御殿場工場見学と同時に
「とらや工房」も体験しよぉ~っと!

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ぜひ一度ご体験あれ!

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つくりたての和菓子が買える

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澄んだ空気もおいしい屋外席

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この門をくぐると別世界のはじまり

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これこれ! このどら焼き!

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敷地内はこんな感じ。

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虎屋本店

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02/18
2013

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“お掃除の天使たち”の実践力

7分。
だいたいカップ麺を2個作れる時間。

この短い時間の中で、闘っている人たちがいる…
それが、“お掃除の天使たち”と言われる人たちであり、新幹線の清掃を行う会社、
JR東日本テクノハートTESSEI(通称:テッセイ)の清掃員たちだ。

「新幹線が東京駅に到着して、
  再び出発するまでの時間はおよそ12分。
  そのうちの7分間が私たちの清掃業務に
  与えられている時間なのです。」
そう話してくれたのはテッセイの主任らしき人だ。

テッセイの人たちはたった7分間で次の5つを完璧にこなしていく。

その1
まず到着した新幹線の扉付近に立ち、
笑顔で挨拶をしながらゴミ袋を広げ、お客さまを出迎える。

その2
お客さまの降車を見届け終わった後は
車両の中へ移動し(ここからが7分間のスタート)、
全体を見て雑誌・ペットボトル・缶などの大きなゴミを回収する。

その3
拭き布を持ちながら、イスそで、
テーブル、窓を拭きながら、イスの上のゴミも床に落としていく。

その4
ほうきとチリ取りを使って床の清掃。

その5
全体を再びチェックしながら、最後の確認。

お客さまの降車を見届け終わってから、
ここまでにかかる時間はわずか約7分。
22人が1チームとなって、
1日平均20本の新幹線を清掃しているそうだ。
(スゴい!)

この世界最速といわれる「魅せる清掃」。
実は『新幹線お掃除の天使たち』という
本まで出版され、
いま大注目を浴びている。

着目したいのはそのサービスの内容だけではない。
このレベルの高いサービスは、
マニュアルや上司からの指示ではなく、
現場で働く清掃員さんたちが、
自分たちが実践しながらアイデアを出し、
ここまで来たというところ。

これも“実践力”。
現場でいろいろと実践しているからこそ、
発想されるアイデア。
それを自分たちで実践するから
モチベーションにもつながるのだ。

こうしたボトムアップの形が
とられていることによって、
創意工夫が生み出され、
“カイゼン”が常になされていく。

「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ!」
なんて、セリフのように、これからのビジネスのヒントは現場にあるのではないだろうか。
テッセイさんには機会をつくって、ぜひさらに詳しくお話を伺いたい。

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サッとテーブルを拭いていく

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あっという間に床もきれいに!

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ゴミ袋を広げてお出迎え

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7分間でピカピカにする!

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連携プレーも素晴らしい!

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一列に並んでごあいさつ

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