これからの選ばれるビジネス!

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選ばれるビジネス

11/12
2012

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坂本孝流“立ち飲みの店”

先日、ブックオフの創業者・坂本孝氏が
社長を務める、
バリュークリエイトの経営計画発表会に
参加させていただいた。

坂本孝氏が活躍の舞台を飲食業界に
移してからまだ3年ぐらいだが、
バリュークリエイトが展開する立ち飲みの店
“俺のイタリアン”や“俺のフレンチ”は、行列のできる人気店となっている。

先日、日曜日の夕方6時頃、たまたま通りかかった神楽坂店で何と30人の行列。
(もちろん、美味しくリーズナブルな価格設定だからなのだが…)さらには1店舗目がオープンしてから1年と数ヵ月しか経っていないのに、今では首都圏に約10店舗まで拡大しているというから驚きだ。

今回の経営計画発表会では、そんな店で働く
シェフたちの話も聞くことができた。

実はこのシェフたちの多くは、
星のつくレストランや有名店で
活躍していた経験を持つ人たちばかり。
中には有名店の総料理長を務め、独立を考えていた人もいる。

自店を持つことも夢ではない腕を持ったシェフたちに
“俺のイタリアン”、“俺のフレンチ”の
一員になることを決意させたのは、
坂本氏の熱意であり、バリュークリエイトに感じた将来性や志だという。

入社してみると、いろいろなシェフたちとの出会いもあり、それも楽しく刺激的なのだそうだ。
その言葉通り、この会場に集まったシェフたちは、
だれもがイキイキとし、輝いていたのが
印象的だった。

また、発表会では目標のためのバランス表を見せていただいたのだが、
食材の原価率はなんと65%。その高い原価率をカバーするためには、
3回転以上の回転率で展開する必要がある。
それを可能にするのは、凄腕シェフたちとサービススタッフの努力なのだ。

凄腕シェフが生み出す高品質の料理、高原価率をカバーする高回転率。
そして、高回転率を可能にする、サービススタッフの対応と高い厨房生産性。
これは本場のフランス人やイタリア人にはできない、
日本人ならではの業態の実現と言えるのではないだろうか。

今回の経営計画発表会では、坂本社長が語る経営理念である“物心両面の幸福”を意識した、スタッフたちへの配慮を感じ取ることができた。
それがスタッフたちの意識の高さにつながり、
ひいては坂本流の立ち飲みの店が、多くの人に選ばれることにも
つながっているのではないだろうか。

この発表会では、坂本社長の“仕事道”をしっかり確認できたのだ。
私は個人的にも、坂本流立ち飲み店に期待!
そして応援します。

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こちらが坂本社長

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本当に立ち飲みなのだ!

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高品質のサービスを提供してくれる!

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美味しいワインがこの値段!

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美味しそうだ!

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選ばれるビジネス

11/05
2012

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カメラのキタムラの新規事業へのチャレンジ

写真業界といえば、時代の変化(技術革新)によって
大きな影響を受けた業界の1つだろう。
ここ10~15年間のデジカメの普及スピードは目まぐるしい。

すべてデジタルで済んでしまうのだから、
フィルムは売れないし、当然紙焼き(プリント)を する人も少なくなる。
今じゃ富士フイルムが化粧品を
つくっている時代だし、世界的企業のコダックにいたっては破たんしてしまった…。

先日、東京ニュービジネス協議会のイベントで、
全国に約1,000店舗を構えるカメラのキタムラの浜田社長と、
新規事業を立ち上げた清水取締役のお話を聞かせていただいた。

カメラやフィルムを売り、紙焼きをする。
カメラのキタムラでも、それが今までの
主なビジネスモデルだったのだが…。

時代が変わったからには、売り物や売り方も
変えないと企業は継続していけない。
さて、キタムラは打開策としてどんな新事業を立ち上げたのか?

まず、子ども写真館・スタジオマリオの展開。
これは、七五三やお宮参りなど、
子どもの記念写真を撮影するスタジオだ。

店舗に併設されているため、家族で買い物に行くついでに記念写真(もちろん逆もある)…なんてことも可能だ。

そして、中古市場への参入。
店頭で中古カメラの買取や下取をしてくれるので、
古いカメラを売った後に新しいカメラを買うこともできる。

どちらの事業も、今ある店舗を活かした展開なので、
固定費の節減になるし、買い物に来た
お客さまへの相乗効果も発揮できる。

これらの事業展開により、厳しい時代の中でも
売上を下げることなく経営を続けられているという。

昨今の技術革新は目まぐるしい。
写真業界への影響は特に顕著だったが、
時代の変化による大きな波はいろいろな業界に迫ってきている。

これから先、デジタル化や市場の技術革新に
しっかり対応したビジネスづくりが必要なのだ。
経営者は、変化に対応することを念頭に置いて、
発想し決断しなければならない!

乗り遅れることイコール、
選ばれる側にはなれないということなのだから…。

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カメラのキタムラの新事業とは?

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浜田社長と清水取締役

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やっぱり時代に対応していかなきゃね!

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