これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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ファインスピリッツキーワード

08/25
2025

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加速する時代の必要条件“環境適応能力”とは?! Grab the Flow, Go with the Flow!

先にも“2040年への変革の時代に挑む!”というテーマで
「これからの地球規模のさまざまな大きな変化に、
あなたはどう対応していくのか?!」
と投げかけたわけだが…

いつもの書店で手にした本で
“環境適応能力”というキーワードに出会ったのだ。

そういえばダーウィンの『種の起源』でも
生物は環境に適応して進化すると提唱していた。
すなわち“環境適応能力”こそが
その後の選択に生き残る理由ということ。

【この加速する時代に必須の“環境適応能力”】

現代社会は、かつてないスピードで変化し続けている。
AI技術の革新や仮想通貨の台頭、リモートワークの普及、
さらにはパンデミックのような未曾有の危機により、
私たちの生活や働き方は、
劇的な変化を強いられていると言っていいだろう。
この流れは今後も加速し、
多くの従来の価値観や常識が覆されていくことは確実。

このような時代において最も求められるのは“環境適応能力”。
“環境適応能力”とは、新しい状況や技術、
価値観に対して柔軟に対応し、
その変化を自らのチャンスへと変える力。
ここがダーウィンの『種の起源』にある
時間をかけての自然選択の“環境適応能力”との違いだ。

歴史を振り返ると、産業革命であり交通革命なども、
変化に適応した人々が新たなビジネスや価値を創造している。
そして、変化に抵抗した人々は淘汰されてきたのだ。

【変化をチャンスに変える心構え】

AIによる情報処理の進化により、
従来の頭の良さや情報処理能力の価値は相対的に低下している。
代わりに求められるのは、新しい技術や価値観に
即座に反応し、柔軟に行動できる力。
変化を怖れるのではなく、“楽しむ”姿勢が、
成功への道を開くことになる。
変化は脅威でもあるが、見方によっては
新しい価値や市場を創出する絶好のチャンスなのだ。
このように、時代のスピードに対応できる“環境適応能力”は、
もはや個人のスキルを超えた必要条件。

【恐怖を超え、未来への一歩を踏み出す勇気】

変化を恐れる気持ちは誰にでもあるが、
その感情を素直に認めつつ、それを逆手に取ることが大切。
恐怖や不安があっても、“面白そう” “新しい挑戦”と
捉えることで、“環境適応能力”は自然と高まるのだ。

実際、変化を楽しめる人は、次々と新アイデアを引き寄せ、
自身の人脈を広げ、最終的に大きな成功へと進んでいく。
これらは、情報収集や多様な人々と交流し、
常に自分の視野を広げ続けることによって育まれる。
すなわち、令和の時代を生き抜くための必要条件は、
さまざまな情報を仕入れながらの“環境適応能力”の向上。

変化を恐れず、楽しむ心を持ちながら時代の先を読むこと。
そして、変化の波に乗る覚悟を持つことこそが、
未来を切り拓く最良の方法なのだ。

環境適応能力とは…
Grab the Flow, Go with the Flow!
「流れをつかみ、流れに乗れ!」
すなわち、“時流をつかみ、時流に乗れ!”ということ。
→実は2017年にこのビジ達で発信してたキーワードだという!

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未来を切り拓く最良の方法とは

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08/04
2025

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5億円の負債を抱えないで済んだ、 禍の運。

このところ大谷翔平選手のマンダラチャートを題材に
“運のいい”自分づくりをあれこれ発信しているのだが…
今更思い出した、私の運のよさを物語る“禍(わざわい)の運”。

もちろん“禍”とは、不幸で不運な出来事なわけだが、
その“禍”が5億円の負債を抱えることを
回避してくれたのだ。

まさに“人間万事塞翁が馬”。

【北海道十勝でのワインヴァレー構想は頓挫したのだが…?!】

2015年から始まった北海道十勝での“ワインヴァレー構想”。
もちろん私の出身地でもあり、
私が構想を計画、そして主導しながら展開していたのだが…

ある時、ぶどう生産農家らの
“町のブランディングより目先の収益”を優先する離脱により
2018年秋に構想は頓挫してしまったのだ。

順調に進んでいくと、日本政策金融公庫など金融機関から
合計5億円の融資を受け、2020年春には
構想建屋が竣工オープン予定。
ワイン醸造場はもちろん、レストラン、パン工房、カフェ、
物販の建屋含め竣工するはずだった。

生産農家にぶどうの苗を供給し、育成指導もしていた会社側は、
当然、訴訟に踏み切ることになったのだが…
竣工予定だった2020年春、
まさかの新型コロナウイルスが出現。

ご存知のように2020年から約4年間に渡り
人々の移動・集合が制限されたわけだ。
そのワインヴァレー構想にそのトラブルがなければ…
借入金の5億円が重くのしかかっていたということ。

なんという“運の良さ”!
この構想を頓挫させる地域の生産農家の出現が、
金融機関からの5億円の借入を阻んでくれたのだ。

【禍がもたらす意外な幸運“人間万事塞翁が馬”の意味?!】

改めて“人間万事塞翁が馬”を思う。

古くから伝わる中国の故事、“人間万事塞翁が馬”は、
幸運と不運の移り変わりを表す物語として知られている。

故事は中国の辺境地域に住む老人、塞翁の話から始まる。
ある日、彼の馬が逃げてしまう。
しかし、塞翁はそれを不運と悲しまず、
“幸運の兆しだ”と言い放つ。
やがて、逃げた馬は他の馬を連れて帰ってきて、
彼の持つ馬の数は増えることになったという。
それを見た周囲の人々は、彼を祝うが、
塞翁は再び“これは不運の兆しかもしれない”と言う。

その後、彼の息子がその新しい馬に乗って落馬し、
足を折ることに周囲は再び残念がるのだが、
塞翁は“これが幸運に繋がる”と言って動じない。
そして、戦が勃発し若者が徴兵される中、
息子が怪我をしていたために徴兵を免れ、
命を取り留めることになったという。

このように、幸運と思える出来事も不運になりうるし、
その逆もまた然りであるというメッセージが“人間万事塞翁が馬”。

当時、構想の主導者としては、生産農家たちの
身勝手な解釈と行動には怒り心頭。
東京に戻ってきても、怒りで眠れないこともしばしばだった。
まさかこのトラブルによる頓挫が、
この北海道のワインヴァレー構想も忘れて
安心して眠れる2025年の今を演出してくれるとは?!

ちなみに、“人間万事塞翁が馬”の繰り返しは、どこまで続くのか?!

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あのまま進んでいたらどうなっていたか…

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07/07
2025

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7日1日、株式会社renへのリブランディング “co-create good relations”

【ついにこの7月1日…
“株式会社クオーターバック”から“株式会社ren”に!】
43年間続いた屋号“クオーターバック”がついに看板を下ろした。

人によっては…
社名をネーミングし、礎を創り上げてきた者としては
未練タラタラなんじゃと思う人もいるかもしれないが、
意外にサッパリしている。
(もちろん寂しさはあるが…)
確かに関係者から親しまれ、親しんできた
“クオーターバック”であり“QB”なのだが……
私としてはそれほどの思い入れはない。

当時は、業界の司令塔として活躍したいという思いもあり
時代的にもオシャレかな(?!)と思って
名付けたネーミングではあるが、あくまで会社の屋号でしかない。
とにかくこのクリエイティブの業界であり
中小企業向けコンサルティングで、我が社なればこその
“意味ある仕事をしたい”“社会に貢献したい”ということだった。

【renならではの新たな“文化資本経営”を期待する!】

先にも発信したが…
クリエイティブ事業と中小企業向けコンサル事業を
並行して展開したことで、
QBならではの“文化資本経営”を実践することができ
その相乗効果も大きかったと思われる。

先に紹介したビジ達“約10年前に、経営を丸投げしてみた?!”
ということもあり、
ここからは“新たな文化資本”を創りながら
社会課題にも貢献し、会社の成長を促してもらいたい。
もちろんrenだけでなくステークホルダーにとっても
この社名変更であり“リブランディング”が
意味ある施策となることを期待する。
創業者でありオーナーでもある私としては、
このような期待を持って応援したい。
(ふっふっふっ、私は意外に大人なのである)

↓ ↓ ↓

ということで、新たにスタートする
“株式会社ren”ついて紹介しよう!

株式会社ren(旧社名:株式会社クオーターバック)|つながりのデザイン
https://reninc.jp/

【株式会社renのコンセプトは、“つながりをデザインする”】

“co-create good relations”
「信じられる答えを、一緒につくろう。」

変化がはげしく、正解のない時代。
renがたどりついたのは、“つながりの力”を活かすことでした。
トライ&エラーを通じて獲得してきた実践知をもとに、
あなたとともに、信じられる答えを見つけていきます。


◆renについて

【renの考えるつながりの力】
ビジネスは、人と人が関わり合うことで動いていきます。
いいつながりは、いいコミュニケーションを生み、
さまざまな変化をもたらしてくれます。

◆renにできること

【つながりのデザインで幸せな変化を。】
企業が健康的かつ持続的に成長するには、
ステークホルダーとの“いい関係性”が欠かせません。
renと一緒につながりをデザインし、幸せな変化を起こしましょう。

→幸せな変化が、生まれ続ける土壌をつくる。
ステークホルダーとのいいつながりは、
理念をあらゆる企業活動に反映し、
自社らしさを追求する中で育まれます。
そしてそのつながりは、
企業にとって“幸せな変化”が生まれ続ける土壌となります。

↓ ↓ ↓

株式会社renはこのようなコンセプトと展開により
みなさまの会社を支援応援するという。

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クオーターバックからrenへ

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06/02
2025

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約10年前に、経営を“丸投げ”してみた?!

もう経営のバトンを渡してから10年経ったわけだが…
コロナ禍もあり、加速するビジネス環境の変化もあり、
結構大変な10年だったと思うが、
ビジネスドメインのシフトも含め、
数字的にもいま我が社はやや落ち着きつつある。

「え〜経営って、“丸投げ”しちゃっていいもの?!
数字の報告に対しても、次なる中長期ビジョンに対しても
いろいろアドバイスするんじゃないの?!
オーナーだったら…会長とか顧問とかの立場で、
あれこれ口出しするんじゃないの?!」
という声も聴こえて来そうだが…

まぁ、いろいろ考えだけど
“見ざる、言わざる、聴かざる”を徹底してみた?!
これが“経営の丸投げ”!

先に紹介した“ムヒカ”ウルグアイ元大統領の話。
「われわれは時代の変わり目にいます。
ひとつの世界が去り、別の世界がやって来ます。
しかし去る者はまだ去っておらず、来る者はまだ来ていない。
だからこそ、今は多くの矛盾を抱えた
不確実な過渡期の時代なのです」

うんうん、わかる気がするが…
私は来る者はすでに来ていると思っていて
去るものと来た者が混在しているのが今だと。

“団塊の世代”がいて、“団塊ジュニア”がいて、
すでに価値観の違う“ミレニアル世代”そして“Z世代”がいる。
この約30〜40年がデジタル化の過渡期であり、
地球規模での価値観の転換の時だったのだ。
(まだその前の時代を引きずっている多くの経営者が
多いということ)


【だから人間の可能性を発揮できる“丸投げ”がいい?!】

このすべてが加速する時代は、
“経営者としてのセンス”を持ってそうな次なる世代には
“丸投げ”する方が上手くいく可能性は高くなるのでは?!
だって過渡期のビジネスは、次なる時代のビジネスへ
変化を余儀なくされるわけだから…

特にデジタル化が進むこの時代、
変化する環境に柔軟に対応できる新しい感性が必要となる。
だからこそ、経営を次世代に“丸投げ”することは、
合理的かつ効果的な選択となると考えてみた。
意思決定においても、古い価値観に捉われることなく、
より良い未来を築く可能性を広げることになるはず?!


【“丸投げ”で重要なのは、信頼と覚悟!】

やっぱり、“信頼と覚悟”がものを言う。
小さな失敗は覚悟の上で見守る。
これが次世代のリーダーたちの可能性を
最大限に発揮できる場となるのではないだろうか。
そこにリーダーの責任と覚悟が芽生えてくるはず?!

↓ ↓ ↓

◆主体性が高まり自分で考えて動くようになる

◆モチベーションが上がる

◆責任を持っての決断・行動となる

◆成長を促すことができる


明治時代に活躍した後藤晋平氏の言葉に
“財を遺すのは下、仕事を遺すのは中、人を遺すのは上”
とあるが、私も結果として可能性ある1人の経営者を
遺すことになったのかもしれない。

もしかして、経営の丸投げに必要なのは、
信頼と覚悟と、そして“勇気”なのかも知れない!

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丸投げ?され、バドンを受け取った山田社長

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05/19
2025

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健康志向なのに?! “背徳グルメ”が拡大する理由

ファミマの“背徳のコンビニ飯”は、
“本能にあらがえない、禁断のウマさ。”がテーマ。
そして先日ある新聞に紹介されていた
プリマハムの“ギルティソーセージガーリックバターチーズ”も
背徳感がコンセプトで、
なんと計画の1.3倍の売れ行きだという。

コロナ禍で健康志向が一気に高まった時代、
私たちは今も何かを我慢しながら日々を送っている…
なのに、なぜか心は“背徳”に惹かれてしまう――
(ダメだと分かっているのに…)

そんな現象が今、グルメシーンを席巻しているのだ。
高カロリーやジャンクフードの魅力を最大限に引き出した
“背徳グルメ”は、単なるトレンドを超え、
現代人の本能と裏側にある“ご褒美欲求”の象徴となっている。

まず、背徳感とは何か?
なにか道徳や常識に反する誘惑、
それが罪悪感と表裏一体で存在するのだ。
健康な食生活を心がけている人も、
夜中にラーメンをひとり楽しんだり、
ダイエット中にお菓子を食べてしまった経験は誰しもあるだろう。

その葛藤の中でも、やめられない理由が
“背徳グルメ”の持つ魔力。


【背徳感ブームの背景とマーケティング効果】

昨年の9月にファミリーマートが打ち出した
“背徳のコンビニ飯”は、背脂やバター、チーズといった
"罪の味"を集めた全8種類の極上ラインナップを展開。
これらは一見して“これはやめられない”と思わせる
パッケージで、SNS映えも抜群。
実際、SNSには“買った!” “作った!”といった投稿が殺到し、
背徳感を楽しむ人々の輪が広がっていたという。

同様に、韓国の進化系ガーリックパン・マヌルパンや、
ドーナッツの生地に肉を挟むルーサーバーガーも、
罪悪感を伴いながら絶品の味わいを追求している点が面白い。

あの山岡家の背脂ラーメンが若者に人気なのも同様だろう。
これらは、まるで“悪いこと”をしている感覚と同時に、
“おいしい!”という幸福感も提供している。

さらに、この背徳ブームの背景には、
単なる美味しさを超えた“自己表現”の側面も見える。
SNS映えを狙ったインスタ投稿や、
ちょっとした贅沢感を味わうための手軽なアイテムとして、
背徳グルメは“自分へのご褒美”“ストレス発散”の
ツールにもなっているのだ。


【“我慢と解放”は食だけでなく、さまざまなところに!】

今後は背徳感を楽しむ文化が定着しつつあり、
健康志向と背徳の両方をうまく取り入れる商品やサービスが
増えていくだろう。

私たちのビジネスでも、健康に気をつかいつつも、
魅力的な背徳グルメも楽しめる提案が大切になる。
また、会社のイベントやキャンペーンでも、
“我慢と楽しさ”のバランスを工夫して、
参加者が喜ぶ新しい体験を作ることが重要となるのだろう。

欲望と健康を上手に両立させることで、
より多くの人に喜ばれる商品やサービスが
生まれる未来となるはず。

そういえば、私が通う整骨院グループでも
院長?!(院の先生方)たちが鍛えた筋肉を競い合う
ボディメイクコンテストを開催しようとしていた。
(なぜか私も、特別参加メンバーに入っていたような…)

これも“我慢と楽しさ”の社内イベントなのだろう。
こうしたムーブメントは、
“我慢と解放”の狭間で揺れる現代人の心を直撃し、
“おいしさと罪悪感”を絶妙に融合させた、
新しい"快楽"の形を提示しているのかもしれない。

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背徳感を楽しむ文化とは

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