これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

HOME

ビジネスの達人

ファインスピリッツキーワード

08/22
2022

key_0822

“令和のアップデートの実践!”とは、 若い世代へのバトンタッチ

“アップデート”とは、更新という意味で、
ソフトウェアやデータなどを
より新しいものに書き換えることだが、
現在の日本のビジネスはまさに
この“アップデート”のタイミングなのである。

ここで更新しない企業は淘汰される側になるし、
日本のビジネスが世界から大きく遅れをとってしまうことになる。

そこで“令和のアップデートの実践”とは?!となる。
ビジネスのアップデートは人が発想し、それを人が実践するわけだ。
結果として“人をアップデート”しないと実践できないことになる。

さて、そこで“人のアップデート”について考えてみると…

子どもの頃は、何をしてもアップデートの連続。
働き始めた頃も新しい情報が雪崩のように入ってきて
次から次へとアップデートされていた。
仕事をすればするほど自分自身のアップデートを繰り返していた。

しかし、このところはどうだろうか…。
なぜかアップデートしているような気がしない。
もう容量がいっぱいってことだろうか!?
もしかしたらストレージ容量を上げれば…

ということから、改めて人生を振り返ってみて
“中島流・人間のアップデート曲線”をイメージしてみると、
年齢と共に下降線をたどる。
色々経験し、知見や常識を身につけると
アップデート容量は下がってしまう…というグラフが出来上がった。
(あくまで、イメージのグラフだが…)
すなわち、この令和の大変革の今は“人のアップデート”とは、
アップデート容量の多い若い世代にバトンを渡すということだ。

さらに、このビジ達でも3年くらい前に紹介した
山口 周著の『ニュータイプの時代』にも指摘されていたように、
その価値観が“オールドタイプ”から“ニュータイプ”に
シフトする時だということでもある。

成熟化時代というのは、
“モノ”が希少で“問題”が過剰であった時代から
“モノ”が過剰で“問題“が希少になりつつある時代へ。
すなわち…
“問題を解決し、モノを作り出す能力”から
“問題を発見し、意味を創出する能力“へとシフトしているという。

よって、少し前の時代のビジネスで求められる人材の要件と
今の時代のビジネスで求められる人材要件が
大きく違ってきているのだ。

今回私が言いたい“令和のアップデート”とは
新しい価値観の若い世代の人たちにバトンを渡そうということ。

先にも紹介したが、楽天の三木谷氏が“新経済連盟”をつくった理由は、
既存の “経団連”や“経済同友会”ではどうしても過去のビジネスに引っ張られ、
アップデートができず世界のビジネスに遅れをとってしまうからという。

メガプラットフォーマーのGAFAM含め、
多くの企業がどんどん新たなビジネスに投資している。
そこにAIを始めとして様々な技術のイノベーションもあり、
世界のビジネスは“すべてが加速する時代”となっている。

この変化に対応できる“アップデート”こそが、
その役割を若い世代へとチェンジするということではないか。

key_0822_1

新しい価値観の若い世代の人たちにバトンを渡そう

ページTOPへ
ファインスピリッツキーワード

07/25
2022

key_0725

インターネットの次の章“メタバース”の可能性!?

これからのビジネスに必ずや影響をもたらすだろう“メタバース”。
皆さんはどのくらい意識しているだろうか。

2021年10月26日、Facebookの
CEOマーク・ザッカーバーグ氏が
メタバース実現に向けたビジョンを
1時間半もかけて発表したのが記憶に新しい。

またFacebookの社名をMetaに変更するといった
発表は更なるインパクトを与えた。

この発表を受けて、世界中の企業やクリエイターが
メタバース構築に向けて本格的に動き始めたといってもいいだろう。

マーク・ザッカーバーグ氏はメタバースの可能性について
「インターネットの次の章」と位置付けている。

インターネットによるオンラインコミュニケーションの手段は、
必要最小限度のやりとりができる一方で、
リアルで対面したときに得られる副産物や、
相手の感情を受け取れる部分を考えると、
不足があると、コロナ禍で多くの人が実感しているはず。

そこを補うものとして、メタバースの世界は
今後、必要とされる可能性は広がっていると
ザッカーバーグ氏は語っている。

なお2022年現在、多くの企業が急速に歩みを進めつつある。
世界各社の取り組みを見てみると、
MetaはVRゴーグルを装着してバーチャル空間に入れる
“ホライゾンワールド”というメタバースの空間を作り上げた。
また、VRゴーグルを装着せずとも楽しめる
スマホやウェブ上でも見られる世界をつくろうとしている。

マイクロソフトもVRヘッドセットの規格に合わせて作った
ホロレンズや、2022年からはメタバースの
プラットフォームを作ろうと展開している。

そしてGoogleはというと、ARグラスの“Googleグラス”
を開発し、メタバースの世界に展開しようと模索している。

AppleもヘッドセットやARグラスを開発中と
なんらかの動きがみえることから、
少なくともGAFAMの中の4社は
メタバースに取り組んでいることがわかる。
アマゾンからはほとんど情報が得られてないようだ。

実はメタバースにおいては、
GAFAM以外の多くの企業が
次なる大きなプラットフォームづくりに参入するべく
用意しているのが実際だ。

ただし今後、インターネットが普及したように、
メタバースが広がっていくのかというと、疑問ではあるが
メタバースの世界にクリエイターが参入していくことや
投資家の目線が向くかどうかが鍵になってくるだろう。

ビジネス活用にはもう少し時間はかかりそうだが、
メタバースに対して“対岸の火事的”発想ではなく
常に“メタバース”は、自分たちのビジネスと
どういう接点があるのかということも意識する必要がありそうだ。

とはいえ、日本でもすでにそこに先駆けて、
多くの企業が取り組みをスタートしているのも実際なのだ。

key_0725

メタバースとビジネスの接点を意識せよ

ページTOPへ
ファインスピリッツキーワード

07/04
2022

key1

マネジメントもキャリアデベロップメントも “COACHINGコミュニケーション”の活用!

今回のFine Spiritsキーワードは
“COACHINGコミュニケーション”。

TeachingやMeetingだけではなく
Coachingを使ったコミュニケーションが
これからは重要な鍵になってくる。

“Coaching”とは、
「問いかけによって相手の答えを引き出す」
すなわち“内省を促す”ということ。
本人に考えてもらい、行き着いてもらうわけだ。

ただ、マネージャー職や経営者は
TeachinhgやMeetingは得意だが
実際のところ、Coachingに
非常に弱い部分がある…

現代に至っては、
DXや働き方改革、組織改革など
取り組むべき企業課題は多い。
ただ、これらと同じレベルで
“コミュニケーション改革”も進めなければいけない。

それは、ビジネスの中心をなす
ミレニアル世代やZ世代の人たちとのコミュニケーションには、
このCoaching要素が不可欠だからである。
 
ということで、今回はCoachingの
基本的な流れを紹介しよう。

組織の成功循環モデルとして、
関係の質、思考の質、行動の質、結果の質
の4つの質が紹介されることが多いが、
この中の“思考の質”に作用するのがCoaching。

当然、どの質も重要なのだが、“思考の質”は
その後の行動、成果に大きく影響してくることになる。

ということからもCoaching的アプローチは
“内省を促し”、成果はもちろん
本人の“成長” にも貢献するこということなのだ。

また、Coachingスキルに関しては
観察する、承認する、傾聴する、
質問する、の4つがあるが、
コーチはあくまで引き出し役で、
“内省を促す”ということ。

Coachingステップとしては
1.「テーマを決めてあげる」
2.「現状を明確にしてあげる」
3.「目標を明確にしてあげる」、
4.「現状と目標のギャップを明確にしてあげて課題を特定してあげる」
5.「解決策を考える」
6.「行動計画を立てる」の
6つのステップがあるが、
これらに関してもあくまでコーチは引き出し役である。

私が今回提案したいのは
“コーチになれ”ではなく、
このCoachingスキルや、
Coachingステップを意識して
普段のコミュニケーションで応用していこうということ。
関わる人たちの成長も促すコミュニケーションとなるわけだ。

ミレニアル世代やZ世代と互いに
気持ちよくコミュニケーションをするためにも
普段の会話から“COACHINGコミュニケーション”を
意識したいものだ。

例えば「じゃ、どうしたらいいと思う? 」
「それは自分だけでできることだと思う? 」
「誰かに頼んだ方がいい? 」「頼むとしたら誰? 」等
話を前に進めてあげる役割が
マネージャーや先輩の役割なのかもしれない。

自分自身が進めるのではなく、
その人に気づいてもらって、
能動的に関わる環境を演出するためにも
“COACHINGコミュニケーション”が
必要な時代にきたということだ。

key2

令和ビジネスのポイントを紹介

ページTOPへ
ファインスピリッツキーワード

06/20
2022

key_0620

“どうやるか”ではなく“誰とやるか”WHOシナジーの実践

先日、目に留まった本のタイトルが
『“WHO NOT HOW”
“どうやるか”ではなく“誰とやるか”』だったが
まさにその通りだと思う。

中島流ビジネスの根本は
常に“誰と組むか”だった。
おかげさまで様々な人たちの力を借りて
創業から40年間やってきているが
すなわち “WHOシナジー”による相乗効果ということ。

さて、この本のプロローグの
最初に書かれていた事例は
あの“マイケルジョーダン”だった。

1984年シカゴ・ブルズに入団したマイケルジョーダン。
ベストプレイヤーの一人と言われていたが
なかなか結果がでない時期が続いた。

そんな中1987年にルーキーの
スコッティ・ピッペンがトレードにより入団するやいなや
ピッペンがジョーダンの理想的な協力者となり、
ブルズもジョーダンも勝利と共に上昇していった。

その先に、ジャクソン監督が就任したことで
シカゴ・ブルズの快進撃につながり、
結果、ジョーダンは史上最強の
バスケットボールプレイヤーとなったわけだ。

これぞ“WHOシナジー”だ。

私が創業してから40年間、
仕事に関する今までのプロジェクトを
振り返ってもそうだ。

例えば、生命保険会社の様々なツールの企画制作においても
占星術を使ったパソコンツールを開発し、
それぞれの生命保険会社のオリジナルを創るために
色々な占星術の先生方と組んだが、
鏡リュウジさんとの連携があったからこそ
生命保険会社の5~6社と組んで
長い間お手伝いさせてもらった記憶がある。

さらには『課長 島耕作』の著者である弘兼憲史さん。
弘兼さんと様々な広告キャンペーンプロジェクトを展開し、
どれも大好評だった記憶がある。
大手ビール会社の新商品発売キャンペーンや
政府広報の文藝春秋による広告キャンペーンプロジェクトも
3年以上務めた。

またInterFMのラジオパーソナリティを
4年間やらせてもらえたのも
東京NBCの経営者仲間との出会いがあったからと…
頭に浮かんだものをご紹介したが、
全てが“誰と組むか”で結果につながったということ。
(組んでもらったからだが…)

さらにここ2年の話で言うと
ドローンを使った動画をすでに10本ほど制作させてもらい、
その評判も上々なのだが、
FPV操縦士である北川さんと出会いがあったからこそ
上質のドローン動画を制作できている。

“どうやるか”ではなく“誰とやるか”を重視することによって
様々なメリットでありシナジーを活かせるわけだ。

組む人であり、組む会社の
スキル、ネットワーク、営業力、推進力、
クリエイティビティ、データ、ブランド力

これらは、目まぐるしく変わる今の時代では
とても重要なファクターになり、
結果として「スピード感の向上」「質の向上」
「新たな可能性の開拓」「高パフォーマンス」と
“WHOシナジー”が生まれていくのだ。

まずは“誰とやるか”を考えよう!

key_0620

全てが“誰と組むか”で結果につながった

ページTOPへ
ファインスピリッツキーワード

03/28
2022

key_0328

いま見直しのとき“パーパス ism”とは!?

『パーパス経営』『チームが自然に生まれ変わる』
これらの本は手にしていたのだが・・・。
ついに私の中でも“パーパス”ブームが訪れようと
している。
書店では、“パーパス”に関する本が平積みされている。
さて、“ミッション”や“ビジョン”とも違い、企業理念とも違う、
“パーパス”とは?!

一般に“パーパス”とは「目的、意図」と訳される言葉だが、
企業や組織のブランディングが重要視されるこのところは、
企業や組織、個人が何のために存在するのか、
すなわち「存在意義」のことを意味する。
“自社は何のために存在するのか”
“在籍する社員は何のために働いているのか”
こうした社会における企業や組織、個人の存在意義を
意味する概念である“パーパス”が重視される環境に
なってきたその背景は・・・、

→変動する世界情勢や不安定な経済
→地球規模でSDGsを推進しなければならない
ほどの多くの社会課題
→このパンデミック体験により自分達のあり方を
考えるようになった
→ デジタルトランスフォーメーション(DX)が
推進されたことによって意思決定プロセスの見直しが
→私たちを取り巻く環境も成熟化が進み、
多様性はもっと高くなる
→ミレニアル世代、Z世代の台頭によってその価値観は
大きくシフトした

これらの背景により、“パーパス”を明確にすることが
求められているということだ。

実はこのタイミングで定期購読雑誌の“ドラッカーの教え”コーナーに
以下のような文章が…
『ドラッカーの“企業とは何か”』(1946)
「組織は人間からなるものであるがゆえに、
完全を期すことは不可能である。
したがって完全ならざるものを
機能させることが必要になる」
(うんうん、確かに我が社も常に不完全だった)
完全ならざるものを機能させようとするには何が必要か。
人は何によって動くかを示す基本原理は、
“人間は、欲望、関心や目的に応じて価値を見いだし行動する”という。

ドラッカーは以下の言葉も発信している。
「経営者の、成果を上げる能力によってのみ、
現代社会は2つのニーズ、
すなわち個人からの貢献を得るという組織のニーズと、
自らの目的の達成のための道具として組織をつかうという
個人のニーズを調和させることができる」『経営者の条件』

ほらほら・・・組織のニーズと個人のニーズの共有する“パーパス”を
創ることが大切だということ。
組織側と個人側の存在意義をオーバーラップすることで、
個人と会社の結果にも結びつく。
このような発想から、明確な軸(パーパス)を創ることを
中島流で“パーパスism”とした。

ということで、自社ならではの“パーパス”を明確にし、
組織として共有し、個人にも“自分ごと化”してもらう
ことが求められている?!
とにかく今こそ“パーパス”なのだ!!

key_0328(1)

書店にある“パーパス”関連本コーナー

ページTOPへ

BACKNUMBER

ページTOPへ