これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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01/24
2022

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2022年“ネオ・自己実現”の時代へ

“ネオ”とは、通常“新しい”という意味だが、
他にも「復活」「リニューアルされた」という意味もある。

私の家(神楽坂)の近くに、
“Rojiura Curry SAMURAI.”というお店がある。
このお店は“野菜を食べる”をコンセプトにしたスープカレーのお店。
札幌で小さなお店から始まり、今は全国で20店舗ほどに拡大。
そこで出されるお米は経営者の北海道の実家でつくられている。

“Rojiura”とは路地裏のことで、路地の裏でお店が
あまり集まらない場所にお店がある。
スープカレーのこのお店は、ミレニアル世代、Z世代にも
人気で繁盛店だ。

その理由は・・・、
写真を観てもらうとわかるように“映え”もある。
野菜が13種類も入っていて、追加もできれば、
嫌いな野菜を他の野菜に替えることもできて、
無添加スープで美味しい。
野菜の量が多く、鳥のモモが一本まるごと入っていて、
それもカリカリに揚げたものか、
スープに浸っているものかの選択も可能。

そして、このお店はアート思考・感性思考が
空間演出などにも活かされている。
壁に野菜の種類が古い感じの木札で掲げられていたり、
テーブルも古い木質の素材でつくられ、いい演出なのだ。
私が注目したいのがこの“時代のセンス”。
食事という時間をどう過ごすかという、
モノではなく、コトを求める人に対して
時代に適合しているということ。

さてここで中島流のこれからの“自己実現”の話へ。
私たち昭和の時代に活躍した人は、
マズローの欲求の5段階説での
3段階の“社会的欲求”、4段階の“承認欲求”の
延長としての5段階目の“自己実現欲求”だった。
すなわち、より便利で、より美しく、より高価で、
そしてより新しいものを求めての“自己実現”。

ミレニアル世代、Z世代の彼らは、
社会生活に必要なものがほとんど出揃った
成熟化した時代に育った者の“自己実現”となる。
その“空間”に、その“シーン”に、その“映え”に、
その“美味しさ”に、その“トキ”に自己実現を求める。
これまで昭和世代の自己実現とは違う。
その新しい価値観の自己実現を私は
“ネオ・自己実現”と名付けてみた。

“ネオ・自己実現”欲求の中では、
“アート思考、感性思考”が求められ、
古いもの(シブいもの)と新しいものが混在する
新しい価値観、“ネオ・アート思考“、”ネオ・感性思考”となる。

スープカレーのお店で食事をすることに準えると、
どんな空間で誰とどんな時間を過ごすのか、
どんな美味しさを楽しむのか・・・。
それらを象徴する“ネオ・自己実現”の場が
“Rojiura Curry SAMURAI.”にあったということ。

2022年は、すでに“ネオ・自己実現”の時代に入った。
ビジネスの世界では、お店のありかた、モノの売り方も
“ネオ・自己実現”に向けてどんな提案ができるかにかかっている!

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これまでの自己実現との違いは…

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01/11
2022

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ビジネスの“スモルト化戦略!!”

少し前に“Amazon Effect”という言葉が注目された。
わかりやすく言えば、“アマゾン現象”とか、“アマゾン効果”
のことで、アマゾンにより、既存の業界や企業が厳しい状況に
追いやられるということだ。

今、手元にあるデータを3つ紹介しよう。
1.日本国内の書店数は、
1999年22,296店
2020年11,024店 
ここ20年で半減した。
これはアマゾンだけの要因ではなく、
雑誌がコンビニで買えるようになったことにもよるが・・・。

2.世界のB to C、EC化率は18.0%
(日本は8.08%で、中国は44%!)

3.2020年スマホ経由のEC物販市場は6兆円超。
2019年4兆2618億円だったので約1.5倍だ。

これらのデータからも、日本は遅れながらも
デジタル化、EC化、D2Cが進み
売る側もダイレクトに世界中のお客様とつながる時代になってきた。
これが世界標準へと移り、2022年には、
地球規模のディファクトスタンダード(事実上の標準化)が進む
と私は予測する。

さて、今回のタイトルの“ビジネスのスモルト化”とは、
以前お話した“サクラマス降海理論”の新バージョンで
“新・サクラマス降海理論”のこと。(概念図参照)
ポイントは、ビジネスの“スモルト化戦略”。
淡水魚だったヤマメが川から大海原に住処を移動させる時に、
海への適合をすることを“スモルト化”という。
それと同じで、私たちのビジネスも“ローカル”から、
“グローバル”へと“スモルト化”させねばならない
時期になったということ。

ビジネスにおいて、グローバルな視点を持つには、
世界の“すで起未来”を察知し、ディファクトスタンダードへの
移行を実践をしていかねばならない。

中島流では主なものとして以下の8つを上げてみた。
1.デジタル化・オンライン化
2.AI化・RPA化
3.ロボット化 (オートメーション化)
4.働き方・評価基準
5.プラットフォーム発想&プラットフォーム活用
6.website&広報PR
7. マーケティング/UI、UX、CX 
8.フィンテック対応

これをどんどん進めていかねば、
今いる優秀な社員もいなくなり、採用も厳しくなってくる。
当然だが、入社する人も、これからのビジネスに対応できる
ノウハウやスキルをこの会社で得られるかを考えるからだ。

今こそ、中小企業は“スモルト化”していくべき時!ということ。
実践しないことは淘汰されることに通ず!

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ビジネスも“ローカル”から “グローバル”へと適合へ

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11/29
2021

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Z世代の“チャネルシフト3.0”

とにかく時代はどんどん変化する。
時代の変化に伴って世代の価値感もどんどん変わってきている。
ミレニアル世代、Z世代の価値感は
私たち昭和色の濃い世代とはかなり変わっているのだが、
その中でも、Z世代の価値感が注目されている。

Z世代は、現在18~26歳くらい(中島的に)で、青春時代に、
ITバブル崩壊・リーマンショク・東日本大震災など、
不況や不安な社会情勢を経験してきている。
オンラインゲーム、YouTubeやインスタグラムなどのSNS,
そしてスマホがあってあたりまえの世代。
ヤフオク、メリカリを活用し、
GAFAMを中心とするメガプラットフォーマーのもとで
育ってきている。
そして、Z世代の中でも上の年齢層は、
社会に出始め、活躍し始めている。

ちなみに、Z世代より上がミレニアル世代で
現在、27~40歳くらい。
ミレニアル世代とZ世代間でも、価値感にかなり差があるのだ。

資料にもあるように、Z世代が好む嗜好は
・ホテルよりグランピング
・安価なものでもリセールヴァリューを考え購入
・スタバではちょっと価格の高いフラペチーノを注文
・次から次へと、美味しいものやお洒落な場所を探す
・古着をうまく着こなす
・モノよりコト、すなわち所有欲より使用欲

これらのZ世代の嗜好へと導かれる回路として、
“情報” “選択” “購入” “活用”の“チャネル”が
昭和色の強い世代は勿論、ミレニアル世代とも
違ってきているということ。
だから「チャネルシフト3.0」なのだ。

情報のチャネルは、
・テレビを観ない
・情報は、SNSから
選択のチャネルは、
・WEB広告よりも口コミサイト(@コスメやアマゾンレビュー)
・贔屓のインフルエンサーの一挙手一投足に影響
購入のチャネルは、
・ECサイト
・メルカリ、インスタグラムのタグ付けから
活用のチャネルは、
・SNSにアップ
・インスタグラムにアップしメルカリへ

例えば、贔屓のインフルエンサーがおすすめしていた本の
アマゾンレビューを読み、再度納得し、
メルカリで中古品を注文し自宅に配達してもらう。
その本を読み、SNSにアップし、
読み終えた本は再度メルカリで売る。
安くモノを買い、それを活用した後、また販売するので、
この場合の使う費用はメルカリの手数料くらい。
なんと経済的!!

どうだろうか、皆さんとは違い・・・あるだろうか?
デジタルネイティブ第二世代の多くのZ世代が
この価値感をひっさげて、これから活躍し出すということ。
すると、この価値感をベースに世の中は動いていき、
それがミレニアル世代や昭和世代にも影響してくる・・・?!

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Z世代の嗜好へと導かれる4つの回路

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11/22
2021

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リーダーとしてのトランスフォーメーションを支援

リーダーズセミナーがついに、12月のフィナーレの
“V&T プレゼンテーション”を迎えようとしている。
(V&Tは、Vision&Tomorrow)
これは、参加者が、各自5分のプレゼンを行うもの。
送り出してくれた十数社の社長も勢揃いし
全て(18名)の参加者のプレゼンテーションを聞く。

“V&T プレゼンテーション”に向け、
各参加者に二度目の個別カウンセリングをしたのだが、
その中で、“リーダーズセミナー”に参加して、
最もよかったことを尋ねたところ、
ほとんどの人が、
「様々な所に行き、すばらしい経営者の話を聞いたのもよかったのだが、
立場も、年齢も違う異業種の方々と話ができたこと」
と言ってくれた。

フィナーレに至るまでの8回のセミナーをふりかえると、
クオーターバックの山田社長のセミナー、佐藤可士和展鑑賞、
林香寺住職・川野泰周先生による坐禅とマインドフルネス、
靖国神社にてのトイレ掃除、高麗山ウォーキング坐禅、
石坂典子社長セミナーと石坂産業訪問、
石川酒造・石川彌八郎社長講演会を催した。
この充実したセミナーであっても、
参加者同士の交流が最もよかったということ!

今回、参加者が多いのでディスカッションの回数を増やした。
体験やゲストの話、心に響いたことや気づき、
その気づきをどう自分の今後に活かしていくかを
ディスカッションした。
もちろん、私の話を聞いてのディスカッションも・・・。

同じ体験・経験をしても、解釈や、今後の活用方法が
人によって違うとことを知ったことが
皆さんにとってよかったことにつながったのだ。

参加者の皆さんは、会社に所属していて、
他の会社の人と話す機会は少なく、
立場、年齢の違う人たちとの話も当然少ない。
今回は、プラスティック加工企業、パン屋、
保育園、IT企業、整骨院、会計事務所、
店舗設計施工企業、と実に
多種多様な業種業態から参加してくれた。
あまりにかけ離れた業種業態の集まりだからこそ
面白いと感じ、刺激を受けてくれたのだろう。

企業のリーダーである参加者の皆さんが、
他者とのディスカッションを通じて、
自分の責任や役割を理解・確認し、
リーダーとしての行動が見えてきたということ。
私が皆さんに集って頂きリーダーズセミナーを開催する目的は
リーダーとしての“トランスフォーメーション”(革新)の
機会をつくり支援すること。
そういう意味で、今回の参加者は、このセミナーを通して
しっかり“トランスフォーメーション”できたと言えるだろう。
(活躍してくれることを祈る!)

来年も開催する、リーダーズセミナー。
是非活用してみてください。

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川野泰周先生の坐禅とマインドフルネス

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多種多様な業種業態から参加してくれた

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11/01
2021

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地球規模で全ての仕様が変わるとき“ミレニアルパラダイムシフト2022”

皆さんご存知の、“パラダイムシフト75”では、
75年周期で枠組みが変わってきているとお伝えしている。
その概念図では、寛政の改革から75年ほどで明治維新、
そこから75年ほどで、太平洋戦争敗戦。
その周期でパラダイムが変化してきて、
そこからちょうど75年が2020年だったわけだ。

だだし、これらは全て日本国内の話。
書店に並んでいる「ニュータイプの時代」これも日本の話。
「令和トランスフォーメーション」も令和がついているので日本の話。
「令和のニューノーマル」も日本の話。

今、変わろうとしているパラダイムシフトは、
地球規模で全ての仕様が変わるものだ。
今の変化やこれからの変化は日本国内だけの話ではなく、
世界の国々でも同様に起きている。
すなわち今までとは根本的に違うと言いたい。

地球規模のパラダイムシフトとは・・・、
①メガプラットフォーマー(GAFAM)も地球規模
②トヨタのクルマもテスラのEV車も地球規模
③仮想通貨も地球規模
④インターネットにより“情報”もいまや地球規模
⑤株取引も地球規模
⑥ネットゲームも地球規模
⑦化石燃料の使い方も地球規模
⑧社会課題も地球規模(SDGs)
⑨オリンピックも地球規模(TOKYO2020は200カ国超の参加)   
今までは各国個別で発生していた変化が
このように全てが地球規模で行われている。

これに、今回の地球規模の“新型コロナウィルス”
パンデミックが加わった。
これら地球規模の変化を整理すると
◆AIやデジタル化など先端技術が生まれ融合
◆社会の成熟化と価値観のシフト(マズローの欲求)
◆メガプラットフォーマーの出現とインターネットによるグローバル化
◆社会課題のシフト→SDGsなど
・・・となる。

その結果、地球規模で
○社会構造が変わる
○ビジネスが変わる
○世界のルールが変わる
○人間関係が変わる(ダイバーシティ)
○優先順位が変わる
○働き方が変わる(パラレルワーク)
○お金の価値が変わり使い方も変わる
○生活が変わる
○教育が変わる
ということになっていく。

そう、今回は地球規模で同じように変化して行くということ。
これも“ディファクトスタンダードと言うのだろうか!?

このような大きな変化を、“ミレニアルパラダイムシフト2022”
と名付けてみたわけだが、この変化はしばらく続くことになるはず。
そしてこの変革を“ミレニアルトランスフォーメーション”
としてみた。

だからこそ、地球規模の“ディファクトスタンダード”に向け
私たちのビジネスもシフトしないと淘汰されていく側に
なってしまうということ。
さぁ、ミレニアルトランスフォーメーションを実践していこう!


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地球規模で変化していくことがスタンダードに

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