これからの選ばれるビジネス!

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03/14
2016

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ビジ達流“競争道”

茨城県つくば市にある産直市場「みずほの村市場」には
独自の販売ルールがあるという。(ある経営者仲間から
聞いた話)

たとえば、とある農家がつくったトマトがそこに売って
いるとしよう。すると後から来た農家は、「先に売って
いるトマト以上の価格をつけて自分のトマトを売らな
ければならない」というのだ!

実はこのルールによって、後の農家が先の農家に安売り
で対抗するわけにはいかなくなる。この産直市場で自分
の農産物を売るには、「糖度が高い」とか「良い水や肥
料を使って育てている」といった、他の農家とは違う“何
か”で勝負するしかない仕組みになっている。

私はそういった環境にこそ、技術力、ノウハウ、知識力、
アイデア力などを存分に伸ばすことが出来る“競争道”
があるのではないだろうか、と思う。

北海道の十勝で生産されている牛乳。実は、各畜産農家
で搾乳されたものを同じタンクに集めてから出荷されて
いる。それではたとえどんなにこだわりを持った環境で
牛を育てていたとしても、その違いを認められることは
なくなってしまう。だからついには、他より美味しいも
のを、という競争原理が働かなくなってしまうことに。

競争原理がうまく働けば商品の質も上がる。そうすれば
集客力も上がり、お客さまにとっても農家の人たちにと
っても喜べる形となる。つまり、そこには相乗効果につ
ながる競争力“善循環コンペティション”があるのだ。

他との差別化を図って、あの手この手を尽くす農家の人
たちのおいしい農作物が買えることで、いまやこの「み
ずほの村市場」は、結果的には値段はいくらか高くなる
かもしれないが、地域の人だけでなく遠くから訪れるお
客さまもいるほどの大人気となっている。(なんと農林
水産大臣賞も受賞しているとか!)

農業だけでなく、どの業界のビジネスにおいても、人や
組織の成長そして活性化には、“善循環”の競争原理を
働かせることが大切だ。安売り競争にならないためにど
う差別化要素をつくって競争力のある状況 =“競走道”
をつくりだしていくのか…!?

“道”をつけることで、そこにはマナーがあり、その先
にはお客様の満足があるということを示すことができる。

よい形の競走力があれば、よい未来が巡ってくる。その
道の行き着く未来をきちんと見据えて、今後の展開をし
ていくことが必要なのだ。

中島流では、この“競走道”は間違いなくタテの発想と
言えるだろう。

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産直市場の新鮮トマト!

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無農薬のリンゴづくりに成功した木村秋則氏

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木村氏の『奇跡のリンゴ』

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“競走道”も“仕事道”

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02/29
2016

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里山を活かした“地消地産”

“地産地消”という言葉をご存知の方は多いだろう。
地元で生産したものを地元で消費するということだ。
ところが、今回のタイトルは“地消地産”。

地産地消と似ているが、
“地元で消費するものは、地元で生産したものにしよう”
という考え方のことだ。

先日、私が主宰しているアルファクラブの定例セミナーで、
あの“里山資本主義”の藻谷浩介氏を講師としてお招きした。
藻谷氏には“里山資本主義”を中心にお話してもらったのだが、
そこで強調していたのが“地消地産”。

この考え方が、日本の課題となっている
地方の過疎化の解決に貢献するというのだ。

労働人口というのは15~65歳の働き手のことを指す。
全都道府県において、いまも人口増の東京都であっても、
労働人口は減っているそうだ。

とすれば、他の地域の労働人口が
減少の一途を辿っているのは想像に容易い。
そんななか、労働人口を増やすキーワードが
地消地産なのである!

私の故郷である北海道十勝は農業が盛んで、
計算上の食料自給率は1000%を優に超す。
ところが実際に地元のものを食べている割合はというと、
40~60%ほど程度だという。

日本の他の地域とあまり変わらず、
自分の地域以外でつくったものを多く食べている。
その理由はコンビニやファストフード店、
大手スーパーなどのメジャーブランドから
購入したものが多数だから。

そして、こういった大手ブランドは中央に本社があるため、
地元で買い物をしても
その多くは都心に吸い取られてしまうということ。

もし“地消地産”を徹底することができれば、
この悪循環を断ち切ることができる。
例えば、道の駅の多くは一見観光客向けのように思われるが、
もっと地元の人が利用したくなる品揃えにするだけでも
かなり“地消地産”が進むはず。

私が昨年から実現に乗り出した
十勝ワインヴァレー構想も、“地消地産”の1つだと言えよう。
昨年は550本のぶどうの苗を植え、
さらに今年は4500本の苗を植える予定だ。

ここにご協力をお願いしているのも、
もちろん地元の農家の方々。
ゆくゆくは何万本もの苗が成長し、
地元で生産したぶどうを地元でワインに加工…。
そして地元の方々に飲んでいただくのである。
(もちろん、外貨を稼ぐために外にも販売はするが…)

石油や車、衣類など、
どうしても地元で生産できないものを除き、
できるだけ地消地産を徹底することが
結果として労働人口の減少を食い止めるということなのだ。

いずれ引っ越したいと思う若者や、
結婚してUターンし、
子どもを地元で育てる夫婦が増えるかもしれない。
町が活性化するきっかけが、
この地消地産に秘められているのだ。

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藻谷浩介氏

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とても興味深いお話だった

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私のワインヴァレー構想にも乞うご期待!

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これが“里山資本主義”

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02/15
2016

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“サスティナブルな経営の5く意”

以前にもご紹介したことわざ「人間万事塞翁が馬」。
私にとってかなり意識していることわざなのだが、
これは人生における幸不幸は予想がしづらく、
災いがいつ幸福に転じるかもわからないという意味がある。

また、「出もの腫れもの、ところ嫌わず」
ということわざにあるように、
ビジネスにおいては思わぬところで
出もの腫れもの(トラブル・困難)に見舞われる…
なんてことは日常茶飯事。
また、それが最終的に
幸運に転じることもあるということだ。

さて、そんな話を経営者の方々の前でお話していると、
「では、そのような事態に陥ったとき、
 経営者としてどうすれば良い経営ができるのか」
という声をよく耳にするようになった。

そこで今回ご紹介したいのが、
中島流“サスティナブルな経営の5く意”
(“極意”と書かないのがミソ)。
これは、私が30余年会社を経営してきた中で得た、
経営の極意ということだ。


<中島流“サスティナブルな経営の5く意”>

1. 対峙する

逃げずに、困難に真っ向から対峙すること。
正面からそのことについて対応を考えることで、
その問題に対するノウハウが身につき、
次回に活かせるのだ。
(逃げていれば、永遠に逃げ続けることに!)。

2. 楽天的発想(ポジティブシンキング)をする

困難をあえて楽天的に捉えること。
たとえつらい状況になっても、
これを機に良い方向に向かうと
信じるポジティブな思考こそが、
次の挑戦に繋げることができるだろう。

3. タフになる

とにかく様々なことがやってくるので、
それぞれに対して一喜一憂していてはとても大変だ。
それよりも早く成功を手にしなくては! と前向きに捉え、
ちょっとやそっとのトラブルでは慌てない、
精神的な強さを持つことが大切だ。

4. Challenge & Challenge(常に挑戦する)

今までにも何度か紹介してきた
“相乗効果はChallenge(行動)の2乗に比例する”
という中島流の法則のように、
常に目標に向かって挑戦しているからこそ、
少しの失敗にも動じない。
Challengeこそが様々な問題や困難に
打ち勝つエネルギーともいえるのだ。

5. タテの発想をする

これは最近のビジ達でも発信していることだ。
困難に陥っているときほど隣の芝は青く映るもの。
今、自分が置かれている場所・状況ではなく、
10年・20年先を見据えた考え方・決断こそが、
ロングレンジで見れば、
良い結果をもたらすのだ。

私の会社も30年以上続ける中で、
数え切れないほどの困難と遭遇してきた。

しかし、“サスティナブルな経営の5く意”
のような考え方をしてきたことで、
次のステージに繋げることができたのだ。

ビジネスでは、良いこと・悪いことは
常に予想外のタイミングでやってくる。
そんなときこそ、前向きに捉えた行動や挑戦が
次なる相乗効果を生むということだ。

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これぞ中島流・経営の極意!

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何事もチャレンジが大切

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タテの発想良い結果を招く

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01/04
2016

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2016年“ヒューマン効率”の時代へ

“ヒューマン効率”。
あ~~懐かしい!と思ってくださる方もいるはず。
拙著『儲けないがいい』で著した中島流の造語だ。
もちろん、このビジ達でも何度もご紹介した。
「経済効率」に対しての“ヒューマン効率”なので、
経済の物差しではなく、
人々にとってよいものかどうかがその基準となる。

新年早々、なぜ“ヒューマン効率”なのか?
と問われれば、2016年こそ“ヒューマン効率”の時代が
幕を開けるから!とお答えしたい。

思えば、2015年中にいくつもご紹介した
ソリューションビジネスも、その表れだろう。
例えば株式会社ユーグレナのミドリムシは、
そもそもバングラデシュの栄養失調の人たちに向けて開発された。
ところがそれはジェット燃料になり、
化石燃料の使用量を減らせるようにもなった。

他にも “里山ビジネス”で高齢者のやる気を復活させた、
長野県伊那市の『産直市場グリーンファーム』。
美味しい野菜をはじめ、
手間暇かけた手作りの品なども販売すると、
どんどん売れてしまうというのだ。
その売れ行きを見た生産者=高齢者はますますやる気を出し、
商品にはもっと磨きがかかり、
地域はどんどん活性化していくという流れ。

そうそう、これこそが“ヒューマン効率”。
「人」を中心にした発想から、
意義あるビジネスが広がっているのだ。

そもそも売買の行為の根底には、
原始的な物々交換が存在していた。
物の値段が高い、低いということにこだわらず、
純粋に必要とするものを手に入れていたというわけ。
いわば、“生活流通”ともいうべき物々交換のシステムが、
その地域と人をしっかりと結びつけ、
数字に表れない形で繁栄させてきたのだ。

“里山資本主義”を唱える藻谷浩介氏は、
このような行為はGDPなどの数値には表れず、
経済優先型の社会では無視されてきたと語る。
しかし、本来はこうした形が自然なものの流れであり、
地域の人間関係もいいカタチで進んでいくのだという。

私の尊敬する鍵山秀三郎相談役が行う
トイレ掃除や街頭清掃も、
経済効率の数値には表れないもの。
このような徹底した掃除や鍛錬は
経済効率には表れないものの、精神の成長や、
心身の健康を支えるものになる。

そして、このような鍛錬を続けることで、
人の“義”や“道理”が分かるようになってくるのだ。
すなわち、経済効率だけでは見えてこない大切なものが、
たくさんそこにあるということ。

たびたびご紹介してきた
“パラダイム75”でも述べてきた通り、
今は時代と時代の大きな過渡期に当たる。
このところソリューションビジネスが続々と現れたように、
日本全体が経済効率から“ヒューマン効率”へ
あらゆる面で切り替わっていくに違いない。

2016年はまさにその元年。
“ヒューマン効率”の時代が始まろうとしているのだ!

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75周期で変化するのだ

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人を中心にしたビジネスが広がる

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意義あるビジネスはこうして生まれる

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12/21
2015

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“奥行きある正義”

今年も残るところ、あと二週間足らず。
日経MJが発表した「2015年ヒット商品番付」を見てみると、
この一年を振り返ることができる。

番付なのでもちろんランキングは横綱、大関…
などと表現され、西と東でそれぞれ分けられている。

西の横綱はラグビーワールドカップで活躍した、
「ラグビー桜ジャパン」。
東の横綱には、東京-金沢間を2時間28分で
移動することができる「北陸新幹線」が選ばれた。

ほかには又吉直樹氏の『火花』、「夏の甲子園」などが選ばれ、
確かにそんな話題で湧いたな~と思い出す。

トレンド商品が多い「2015年ヒット商品番付」ではあるが、
その中でも中島流の視点で注目するのは、
ドラマ化もされた『下町ロケット』だ。
(私は偶然2度ほど観ただけだが…
あ、しかし最終回はしっかりと!)

あの『半沢直樹』の原作者である池井戸潤氏の小説で、
ドラマでは平均視聴率20%以上の回もあったという。

さて、なぜ『下町ロケット』『半沢直樹』は
それほどヒットしたのだろうか?
私が思うに、『下町ロケット』『半沢直樹』には、
多くの人が求めている価値観があるのだ。
すなわちそれは道理であり、正義。

多くの人が本来「こうありたい」と願う
理想の在り方を描いている。
そうすることにより、物語に
“奥行き”が生まれるのだ。
著者の池井戸潤氏はそのあたりを
意識しているのではないだろうか?

私がよくビジ達でご紹介している
ソリューションビジネスにも、
上記の「正義」が存在する。

多くの人がソリューションビジネスに取り組むのは、
そこにビジネスとしての“奥行き”があるからだ。
“奥行き”は多くの人にとって信頼感をもたらし、
魅力的にも映る。

今や多くの人々が上辺だけでなく、
“奥行きあるもの”に惹かれる時代に
移り変わっているといえる。

中島流の“パラダイムシフト75”の転換期でもある現在、
経済優先型から新たな時代の変化の表れとも言えるだろう。
人々はそこに“義”があるかどうか、
“道理”があるかどうかを重視し始めている。
これこそが今回のファインスピリッツキーワード、
“奥行きのある正義”につながるのだ。

これからの時代は確実に
“奥行きのある正義”に傾いていくだろう。
もはや生活者は、“金儲けの商品”にはなびいていない。

独自の価値観を持つものや、
何かを追求したからこそ
“奥行き”が生まれたものに対して、
人々は惹かれてしまうのである。

一時的な流行で盛り上がったとしても、
それは長く続くことはないだろう。
これは半ば私の願望も入っているが、
“奥行きのある正義”は今後もっと多くの人々から選ばれ、
長く生き残っていくことだろう。

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これが「2015年ヒット商品番付」だ!

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