これからの選ばれるビジネス!

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はなまるア・ラ・カルト

08/09
2021

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“オリンピズム”を理解しよう!

オリンピックに関して、
“なぜ、日本政府は東京五輪を中止しないのか?”
“本来の意味を果たさないオリンピックは中止すべき”
“無観客は開催の意味がない”
このような発信を度々メディアで耳にした。
それもかなり立場のある人たちも発進していたのだ。

この方々は、果たしてクーベルタン男爵が
オリンピックを再開した時に定めた
オリンピックの普遍的社会哲学を理解しているのか・・・?
と私は言いたい。

オリンピックは日本の都合だけで開催されているものではない。
この世界的なパンデミックの中にあっても敢えて
オリンピックをする意味があると私は思っている。
それほどオリンピックは世界にとって重要で尊いものだと改めて伝えたい。

クーベルタン男爵は、1894年にオリンピックの構想を提案。
1896年第1回近代オリンピックをアテネで開催。
クーベルタンは“オリンピズム”とは、
「肉体と意志と知性の資質を高めて融合させた
均衡の取れた総体としての人間を目指すものである。
オリンピズムの目標はスポーツを人間の
調和の取れた発達に役立てることにあり、
その目的は、人間の尊厳保持に重きを置く
平和な社会を推進することにある」としている。
(うんうん、さすがクーベルタンである)

私は、オリンピックにおいて
200を超える国と地域の人々が一同に会し、
スポーツを通じて交流を深め、関係者や
多くの観戦者も含めた人々が
ひとつの丸い地球で皆が暮らしている意識を
持つことが重要だと思っている。

私は柔道の経験があるので、柔道を好んで観ていたが、
日本のメダルラッシュよりも、ジョージアの人たちの強さや
ヨーロッパの選手、アメリカ大陸の選手達も
かなり力をつけてきていると感じ、
柔道を通して、地球規模での世界の今を
感じたわけだ。
これは、オリンピックだからこそできること。

1964年の第18回の東京オリンピックでは、参加国は
93カ国で、参加者は、5~6千人だった。
今回は205の国と地域から1万2千人を超える人たちが参加
しているので、倍以上になった計算だ。

オリンピックでは、自国を応援しながらも、
地球にはいろんな人がいて
それぞれの存在を尊重していかねばならないと気づく。
78億人がスポーツイベントを通して、興味と感動を創り出し、
まさにダイバーシティを実感できる
かけがえのない機会だと言いたい。

過去には戦争で開催されないことも、国と国の利益が反して
参加を見送ることもあったが、開催することにより
相手を尊重することを覚えていく。
決して選手のためだけのオリンピックではないわけだ。

日本にとって、当然、経済的には有観客の方がいいのだが、
開催することに意味がある。
今回、多くの国と地域の参加により、
クーベルタン男爵の言う“オリンピズム”は
きっちり活かされていると感じた。
やっぱり、オリンピックは地球規模で
“参加してくれること”に意味があるわけだ。

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オリンピズムとは?

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オリンピックは開催することに意味がある

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はなまるア・ラ・カルト

07/05
2021

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健康と発酵食品、そしてランニング

実はこのところ“ぬか漬け”に凝っている。
2種類の商品、“ぬか漬け名人”と“発酵ぬかどこ”を使っていて、
この二つ味の違いも楽しんでいるところだ。
どちらも、ジップロックのまま、具材を中に入れ、
冷蔵庫で寝かせるだけで、ぬか漬けが完成するという
お手軽で簡単にできる商品。

入れるものは、定番のきゅうり・ナス・かぶの他に
面白いものでは、
ミニトマト類、セロリ、
アボガド(最初は皮をむかずに入れて失敗)、
ゆでたまご(これも殻をむかなきゃ!)、
パプリカ(半分にカットし種をとる)といろいろ試してみている。

ぬか漬けは身体にいい“発酵食品”と言われている。
農学者であり、発酵学者で、文筆家の
小泉武夫さんが発酵食品の本を発行されていて
以前取材をさせてもらったこともある。

小泉氏曰く、
発酵食品は元の素材を発酵により分解することで
より高い効能が生まれるという。その効果は、
①栄養素の吸収率UP
②腸内環境が整う
③免疫力UP
④脂肪の分解を促進
⑤コレステロールを正常にする
⑥アレルギー抑制効果
とのこと。

また日本予防医学協会、「健康づくりかわら版」に
発酵食品について触れてあった。
発酵食品の“最強打線・野球編”と書いてあり
野球の打順の観点から順番をつけている。
面白いので私の食習慣も添えて紹介しよう。

◎1番 チーズ・・・ワインと共に
◎2番 納豆・・・ 常に冷蔵庫に
3番 味噌・・・ 時々味噌汁作る
◎4番 ヨーグルト・・・毎日手づくりヨーグルト摂取
             (発酵食品の柱)
◎5番 酢・・・サラダには“だしまろ酢”とオリーブオイルで味付け
6番 醤油 ・・・日本人だもの、よく使いますよね!
◎7番 ぬか漬け・・・ついにぬか床が冷蔵庫に!
8番 かつお節 で 9番は甘酒でこれは難しい。
(◎→すでに充実のもの)

以前ビジ達でも紹介した、“マイアセットマネージメント”と題して、
“無形の資産づくり”の話で、知識、ノウハウ、人徳などを
提案しているがその中の4番目に “肉体的・精神的健康”
と書かせてもらっている。

私の場合、発酵食品を身体に摂り入れ、筋トレとランニングなどの
運動をすることで健康な身体づくりをしている。

まっとうな発想とまっとうなビジネスを
生み出していく背景にあるのは、“肉体的・精神的な健康”だ。
食べるもの、口に入れるものを選りすぐること、
そして常に新陳代謝をよくするための運動が
いい仕事には必須ということ!

簡単にできるぬか漬け・・・おすすめですよ。

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このところ“ぬか漬け”に凝っている

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簡単にできるぬか漬け・・・おすすめです

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はなまるア・ラ・カルト

06/21
2021

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SDGsを地球規模で逆算すると“新ホモ・サピエンス時代”となる

ダーウインの言葉、
「最も強い者が生き残るのではなく、
最も賢い者が生き延びるのでもない。
唯一生き残る事が出来るのは、変化できる者である」。
この名言に異論を唱えるわけだが・・・。
私たち人類はそう簡単にその生態を変えれるわけではない。
(例えば突然水の中で暮らしたりできないわけだから・・・)
生き残ってきた種族は、結果的に長い長い時間をかけ、
周りの環境に選択されてきたのではないだろうか・・・?

さて、『サピエンス全史』は今から5~6年前注目された本。
手元にいつからあったのかも忘れてしまった本なのだが・・・。
(読んでいて、眠くなったのは覚えている)
この本の最初の方だったが、私が気になった言葉が
「虚構(フィクション)」と「妄想力」。
なぜホモ・サピエンスが今まで生き残ってこれたのかというと
それは、「虚構」と「妄想力」があるからというのが、
一つの結論だったと思う。
(多分、間違っていないと思うのだが・・・)

この時に私の頭に浮かんだのは
地球が誕生して45億年。ホモ・サピエンスが
地球上で存在しているのは長くみても200万年前からという。
ちょっと想像してほしい。
その45億年を4メートル50センチ、すなわち4500ミリとする。
ホモ・サピエンスが存在した200万年はこの計算では
たった2ミリなのだ!
地球誕生の歴史からするとほんの一瞬ということなのだ。
現在の我々人類に近い“ホモ・サピエンス・サピエンス”の
誕生に至っては、約20万年前だと言う。
さて、今は西暦2021年であり、キリストの誕生から
2021年経ったわけだが・・・
ホモ・サピエンスが誕生したという200万年前の、
1000分の1が2000年であり、
やっと私たちの年表に表されている時代に入るわけだ。
何はともあれ、地球の歴史からするといかに人類は本当に
たわいもない存在ということ。

この長いスパンを考えると、私たち人類はダーウインが言うところの
“変化する”ことなんてそう簡単にはできないとわかるだろう。

私たちホモ・サピエンス・サピエンスは
地球環境の変化に対して『サピエンス全史』
にある「虚構」や「妄想力」により
うまく対応できたことで残ってきたのではないだろうか?

さて、ここで今回の結論なのだが、
ホモ・サピエンス・サピエンスの生き物としての性質や構造は
そう簡単には変われないわけだから、
私たちの“欲”で汚してしまった地球環境を、
“ホモ・サピエンス・サピエンス”として
少しでも長く住める環境づくりをしていくことしかできないのでは!?
それが今メディアで多く発信されている“SDGs”なのだ。
「今だけ、自分だけ、お金だけ」的につい考えてしまう
人間の欲望や特徴を理解しながら、地球環境を補正していく。
地球環境の変化に対してどのように自分達が住める
環境を維持できるかが求められている。
その時代のことを中島流で“新ホモ・サピエンス時代”と
ネーミングしてみたわけだ。
その先の孫子の代を考えて、少し欲をおさえて
“SDGs”に取り組もう!

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『サピエンス全史』は今から5~6年前注目された本

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はなまるア・ラ・カルト

05/24
2021

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ドローン動画による“ビジュアルストーリーテリング”の効率性

今、町に出ると、デジタルサイネージ、オーロラビジョンや
大型のLEDビジョンのモニターがあちらこちらに設置され、
動画が私達の目に飛び込んでくる。
町に出なくとも、スマホ、iPad、パソコンにて
様々な動画サイトを観られる。
私たちは、24時間のうち、テレビも含め
どの位の時間を動画視聴に費やして
いるのだろうか・・・。

今や、日々創られ配信される動画の中から、
いかに人々に観てもらえるかがテーマになってきている。
少しでも長く観てもらうために、
アテンションがあり、インパクトも強くストーリーも
あることが求められる時代になってきた。

そこで、私が注目しているのがドローンを使った
動画というわけ。
私自身も動画づくりをしてきて、今の注目がドローン動画なのだ。
ドローンを使った動画は、アテンション、インパクトがあり
YouTubeにアップすれば、視聴回数も多く視聴時間も長くなる傾向だ。
セミナー会場や講演会場において、ドローン動画であれば
より真剣に観てくれるのというわけ。

既に制作したドローン動画を紹介すると、

①ホームビルダーのモデルハウス紹介をドローン撮影
ただ住宅をドローンで撮影したのではなく、
家族が過ごしているシーンをドローンで撮影。
この家での生活をイメージできる内容にした。
②石川酒造のPR動画
2つのレストランや酒蔵、室の中、重要無形文化財の
建屋をドローンで撮影。
その全体像が伝わる動画だ。
③パーティイベントの動画
会場の様子、パーティの楽しげな様子、
そこにどのような人たちが集っているかが
一目瞭然となる動画だ。
④企業の運動会動画
玉入れの競技では、かごの上空から
玉が入る様子を撮影し、
徒競走では走る人と同じスピードで
ドローンが飛ぶので、
今までに観たことのない視点からの動画となった。
⑤経営品質賞受賞動画
石坂産業のプラントの中の作業工程をもドローン撮影。
東京ドーム4個分の広大な敷地もマクロ的視点で撮影した。
⑥障がい者雇用の農園紹介動画
70~80メートルあるビニールハウスの中を
活躍するスタッフ含めドローンが撮影
⑦ショッピングモールの企業紹介動画
お客様にも了解を得ての撮影で、広大な売り場を
ドローンが縦横無尽に飛んだ。

このように今までにない視点、スピード感、
アクロバティックな飛行撮影で動画にインパクトを与えるのだ。
固定カメラにはできない表現をドローンがしてくれるというわけ。
そしてスピード感ある飛行で短時間で伝えたいことが
伝わるのがドローンの特徴でもある。
これまでになかなか実現できなかった事柄を、
身近なものにしてくれたことで、効率性の高い
“ビジュアルストーリーテリング”を実現してくれたのだ。
加えて、先進性やスケール感も伝わり、多くの人が
思わず観てしまうというわけ。
ドローン動画の時代・・・きていますよ!


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ドローン動画の時代・・・きています

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はなまるア・ラ・カルト

04/26
2021

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“動中の工夫”こそ「エコーロケーション戦略」に通ず

先日丸善本店(本屋)にてなぜか気になったので手にした本、
『Think Clearly』ロルフ・ドベリ著。
サブタイトルは、
「最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法」。
オビには、この複雑な世界を生き抜くための鮮明なる指針。
心理学、行動経済学、哲学、投資家や起業家の
思想をひもとき、スイスの知の巨人が
まとめあげた未来が変わる「52の考え方」とあった。

私がこの本を買おうと決めた理由は、52の考え方の
1番目に、「考えるより、行動しよう」とあったから。
このことはまさに私がこのビジ達でも幾度も発信してきた。

何を書くかというアイデアは、
「考えているとき」に出てくるのではなく、
「書いている最中」に浮かぶとも書いてあった。
その通りだ!
実は、このビジ達コラムでも、書き始める時点では、
テーマこそあるが、最終的な展開や“オチ”は考えていない。
だが、書き始めてみると、そこにアイデアが生まれてくるのだ。

また、人生においても自分が何を求めているかが
わからない時には、何かを始めてみるのが一番手っ取り早いと。
実は私もデザインに興味があり愛知県立芸術大学を受験するが、
あっさり不合格となり、デザインの専門学校へ行った。
就職したが、思うような会社や仕事に出会えず、
自分でやってみようと思い独立した次第。
そうこうするうちに、自分のやりたいことも
見えて来て、その方向に序々に舵を切るわけだ。

あのピカソも新しいことにチャンレンジする大切さを言い、
「何を描きたいかは、描き始めてみないとわからない」と。
鍵山秀三郎相談役も、
白隠禅師の言葉を引用し、
「動中の工夫は静中の工夫に勝ること幾千億倍」
(白隠禅師は百千億倍と語っているのだが・・・)
と語っている。

ピカソも、白隠禅師も。鍵山相談役も、ロルフ・ドベリ氏も、
結果、同じ事、すなわち、「考えるより、行動しよう」と
語っているのだ。

そこでもうひとつ思い出したのが、
私の“エコーロケーション戦略”。
“チャンレンジの繰り返しこそが次なる時代のビジネスを察知する”
ということ。
これも、留まりあれこれ思考するのではなく、
まずは一歩踏み出そう!ということ。

この章には他にも、
「人は率先して行動を起こすより、考えているだけの方が気楽だ。
実行に移すよりぼんやりと思いをめぐらせている方が心地がいい。
考えているだけなら失敗するリスクはゼロ。
行動すれば失敗のリスクは確実にゼロより高くなる。
他人の行動にコメントしたりするだけの人が多いのはそのため」と。
著者は、理論家や教授、コンサルタント、作家やブロガー、
ジャーナリストのことを言っている。
(うんうん、分かる分かる)
私もコンサルタントだが、自分の会社を30数年間経営し、
新規事業も立ち上げ、理論だけのコンサルとは違うからこそ
多くの経営者に支持されているという・・・。
(本当に支持してくれているのだろうか!?)

ちなみに、今回は“目からウロコのおすすめ本”ではないですよ~。


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何かを始めてみるのが一番手っ取り早い

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『Think Clearly』ロルフ・ドベリ著

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鍵山秀三郎相談役も道中の工夫を語っている

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