これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

HOME

ビジネスの達人

はなまるア・ラ・カルト

05/18
2020

aramain

今こそ“Chance to Challenge!”

“挑めばチャンス”、いや“挑まなければならない!”
と強く言いたい。

新型コロナウィルス禍において経営者たちはどんな
対応をしているのかを、ニュースやwebで視聴し、
経営者を3つのタイプに分けてみた。

1.Oh my God派(嘆きグチ派)
「なんでこんなことになった」、「国の対応が悪い」、
「もっとバックアップしてくれ」と愚痴をいう派。

2.行動フォロー派
この状況下、“今、自分達のできることをしよう”派。

3.Nextステージ派(Chance to Challenge!)
直近のフォローはもちろんするが、
“アフターコロナ”を思考し
次なるステージに向かいビジネスドメイン刷新に動く派。

ビジ達でも再三発信しているとおり、時代が大きく変わるこの時期、
コロナ禍を契機にさらなる変化をすべき時なのだ。
したがい、結論を言うと、この3つの中で、“Nextステージ派”
でなければならないというわけ。
(実際のところは、一握りしかいないかも・・・!?)

さて、この35年から40年を振り返ると、
1991年 バブル崩壊
    株価、不動産価格が大幅に下落した。
(2001年 同時多発テロ)
2008年 リーマンショック
    このとき我が社の売上は3分の2になったのだが
    対策を施し、次なるステージを見つけた。
2011年 東日本大震災
    経済的、精神的にも打撃を受けた
そして今年、2020年は新型コロナ禍

すなわちこの約30年の間に4件もの有事があったのだ。
これから先も当然有事は襲ってくるということ。
そして75年周期のパラダイムシフトのときと
繰り返し発信してた矢先のこのコロナ禍。

パラダイムシフトとして、
1.進むデジタル化
2.働き方改革 (リモートワーク、パラレルワーク)
3.一極集中からの緩和(デュアルライフ・ワーケーション)
4.オンラインビジネスの促進
5.ミレニアル世代へのチェンジ
6.労働力不足によるロボット化、AI化、RPA促進
7.キャッシュレス(フィンテック) 
etc.
少なくともこの7個が間違いなく促進されていたわけで、
これらがコロナ禍により、ぐんと加速されるということに。

ということは、“行動フォロー派”では次なる
ステップには行けないということ。
すなわち“Chance to Challenge!“の時。

コロナ禍により、ビジネスも、生活のしかたも、
社会のしくみも大きく変化する。
この大きな変化の時、経営者として求められているのは、
「先見性、判断力、対応力、向上心、実行力」。
まさに、平時よりも経営者としての資質がしっかり
求められるということなのだ。

さすがにここは、経営者として“Chance to Challenge!“を
実践していって欲しい。

aramain

今こそチャレンジのとき!

ara2

経営者としてこの期を逃すな!

ページTOPへ
はなまるア・ラ・カルト

04/27
2020

ジョブズから学ぶ

アップルの“ナレッジナビゲーター”を知り“Wants’sビジョン“を創る

先日ある本を読み知ったアップルの
“ナレッジナビゲーター”という6分程度の動画。
これは、1987年に制作されたもの。
近未来において、コンピューターがいかに
人々の知的活動を支援するかの構想、
すなわち“ビジョン”を示すために制作されたものだ。
https://www.youtube.com/watch?v=yc8omdv-tBU

この動画の舞台は2010年。
カリフォルニア大学バークレー校のある教授が書斎で、
iPadの原型らしきタブレット端末を使い
AIによるナビゲーターとやりとりをする。
教授はナビゲーターに指示を出し、友人の教授にテレビ電話をし、
その日の大学での授業へのオンラインでの参加・協力依頼をし、
資料の作成も音声の指示だけで図やグラフを作り
シュミレーション資料までも作成する。

今となっては、既に2010年は過去だか、その当時としては
近未来の21世紀のパーソナルコンピューターの
可能性について物語り風に創っている。
まさにビジュアルストーリーテリングだ。

まとめると、
1.ネットワークでつながったデータベース
2.タブレット端末
3.タッチパネルでの入力
4.音声による入出力
5.曖昧検索
2020年、これらは確かに現実となっている!

この動画はアップルがステークホルダー向けに創った。
未来のコンピューターの世界を表現し、
それをアップルが実現することを示す、
まさに、“アップルのビジョン”なのだ。
映画「ブレードランナー」のような“未来予測”ではなく
れっきとした“ビジョン”ということ。
その後のアップルの研究はまさに、そこに向かっていったのだ。

なんと言ってもこれを動画としたことが素晴らしい。
文章ではなく、動画としたことで、未来を想像しやすく
そしてそのメリットがしっかり伝わる。

先日のビジ達でも“Needsソリューションから
Wantsソリューションへ“と発信した。
すなわち、人々の“必要なもの”を提供するビジネスから
“人々の欲求に応えるもの”を提供するビジネスへの
転換が迫られていると。

“Wantsソリューション”のためには“Wants’sビジョン”を
アップルのナレッジナビゲーターの如く
創っていかねば多くのステークホルダーには
伝わらないということ。

すなわち、20年、30年先に向けた“Wants’sビジョン”を
目に見える「動画」で創り、その実現に向かって
研究開発をし、商品・サービスとして社会に送り出して
いくことが求められている。
この創った動画で表現される内容こそが、
“自分達の存在理由”となっていくのだ。

とにかく、まずは「Knowledge Navigator」をYouTubeで観て欲しい!
驚嘆すること間違いなし!

ジョブズから学ぶ

やはり動画が重要なのだ

ara2

ニーズからウォンツへ!

ページTOPへ
はなまるア・ラ・カルト

03/30
2020

ara0330

“My Contentsファクトリー“を持て!

皆さんは、どこかで聞いた情報をそのまま
発信したりはしていないですよね?
テレビで放映されているクイズ番組の
クイズ王の博識には驚くばかりだが、
スマホで簡単に検索することが可能な現代にあっては、
知識のひけらかしやどこかで聞いた話をそのまま
展開していては嫌われるだけ。

そこで、“My Contentsファクトリー“すなわち
“持論工場を持て”ということ。

私が15年ほど続けているリーダーズセミナーでの今年のテーマは、
“My Contentsファクトリー“づくりとした。
それは、様々な業種、立場、年齢の人が集うセミナー。
だからこそ、多様性を重んじた発言を重視しているからだ。

では持論を持つためにどうしたらいいのかというと
アウトプットする場所を持つことが大切。
手前味噌になるが、私の場合、
17年前からのメルマガ発信、ブログ、月刊CD
セミナー、講演会、ラジオ番組、出版、
経営者の会議体そしてSNSが発信の場だ。
もちろん私の場合はこれを生業にしているので
発信の場は多いのだが、
様々な媒体を使い持論を発信している。

私は、トーストマスターズに二度ほど参加したことがあるが
ここへの参加もおすすめ。
国際的な非営利団体でパブリックスピーチ、リーダシップを
学ぶ会。そこには先生がいない。会員同士が互いに助け合い
組織づくりをしている。

構成メンバーは学生から高齢者まで年齢差が大きい。
例会では運営の担当者が発表者をその都度決める。
歴史が長いだけあり組織として洗練されている。
スピーチ時間を秒単位で計測、スピーチ中の無駄な言葉である
「えーと」「あのー」を数え、参加者は最も良かったスピーカに投票し、
表彰もある。表彰の対象となるのは、オリジナリティーのある
話によるところが大きい。
すなわち、情報化社会で多様化時代は
オリジナリティーある持論を展開できるかどうかである。

アウトプットする場所は自ら作ればいいということ。
SNS、ブログは簡単に始められる。また会議に参加してもいいし、
このトーストマスターズを利用するのもいい。

情報過多の時代まずはキュレーション。
その情報を取捨選択し、整理整頓するということ。
そしてそれまで得た情報、自分の思考からまずは、
言いたいことのベクトルを定め、
コンテンツとしてつくりあげていく。
オリジナリティーある発信へと導いていくことが肝心。
そうすることで、耳を傾けてくれる人も増え、
あなたのファンができるということ。
発信するからこそ、レスポンスもあり、フィードバックもある。
それを積み重ねることで、あなたの“contentsファクトリー”は
より質の高いものになっていくのだ。

自分なりの意見を発信することがその人の存在理由になっていく。
そのために“My contents ファクトリー”を持てということなのだ。

ara0330

自分のコンテンツファクトリーを作ろう

ページTOPへ
はなまるア・ラ・カルト

03/16
2020

ara0316

今こそ“動中の工夫ism(主義)”

今こそ“動中の工夫”を優先するタイミングだ。
先日も紹介したエコーロケーション戦略2.0。
すなわち、反響定位戦略では、
“小さなチャレンジでもどんどんした方がいい“と発信した。
そして、しばらく前にこのビジ達では
“Grab the flow, Go with the flow”
“流れをつかみ、そして流れに乗れ”と発信した。

時代が大きく変わり、破壊的テクノロジーにより
イノベーションが加速している。
この流れにのらない限り、置いていかれるのだ。

『方丈記』、の冒頭
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず(中略)
世の中にある人とすみかと、またかくのごとし」
ここを
「世の中にある会社とビジネスと、またかくのごとし」
と読み取れるのだ。

とはいえ、私達は
「タニタの働き方革命」のように、
新しいフリーランスのような契約社員や
パラレルワークへの移行をするのは正直難しい。
佰食屋のような“従業員ファースト”の転換も困難だ。

ただしこの流れを少しずつ取り入れ、“流れをつかむ”
ために踏み出すことなら可能だ。
そこで、ビジ達で何度か紹介している鍵山相談役の
「動中の工夫」なのだ。

「論理的に理解し、
十分納得してからでなければ
行動に移せない人は、
一生かかっても何もできません。
また行動する前から
「わかった、わかった」
という人の理解も非常に浅いものです。
行動しながら考えるからこそ
活きた知恵も湧いてきます。
白隠禅師の次の言葉が、
そのことをよく言い表しています。
動中の工夫は静中の工夫に勝ること幾千億倍」
(PHP研究所、鍵山秀三郎「一日一話」より引用)

鍵山相談役がこれを発信した理由の一つは、
“トイレ掃除”を極める過程で、
常に動中の工夫があったからに違いない。

私も関わり制作した掃除のポケットブックには
掃除に必要な50種類を超える動具が記載されている。
ただしこの動具類は、掃除を始めた当初から、そろえられていた
わけではない。トイレ掃除の効率をあげるため、
トイレをより美しく仕上げるため、徐々に工夫を
重ねた結果、今の動具一式にたどりついたのだ。
同じく掃除の手順も最初からマニュアルがあったわけではない。
少しずつ少しずつ蓄積したノウハウがこのポケットブック
につながったのだ。

すなわちこの変化の激しい時代だからこそ、
まずは一歩を踏み出すことが大切。
踏み出してみると、流れの特徴がわかり、
次は何をすべきかが見えてくるということ。
流れに踏み出した中で、“動中の工夫”をしていけばいい。
“動中の工夫ism”こそが今のこの時代をうまく乗り切る、
そして時代の波に乗るための方法論なのだ。

ara0316

掃除のポケットブック

ページTOPへ
はなまるア・ラ・カルト

02/10
2020

aramain

“経済至上主義”からの呼び戻し!?

先日の無肥料・自然栽培の会「NICO」の10周年
イベントで、久々に木村秋則さんにお会いした。
相変わらず、歯はなかったが、とても元気で、
嬉しく感じた。
(木村さんとは、私が主催する講演会にも出てもらい、
10年以上のおつきあい)

さて、木村さんの語り、またこのイベントのコンセプトから
私の頭に浮かんだキーワードが「経済至上主義からの呼び戻し」だ。

先日紹介した、佰食屋の中村社長の発信する話は、
“働いている人ファースト”だ。
売上向上のために働いている人を犠牲にしてはいけないという。

また五木寛之氏の“成長的下山思想”も、
今は経済優先の時代ではなく、下山の時。
日本が成熟の時に来ており、成長的下山をすべきと発信していた。
これも、ある意味“経済至上主義”からの呼び戻しだ。

さて、木村秋則氏はさまざまな試行錯誤の末、
無肥料・無農薬でおいしいリンゴの生産を実践した。
経済至上主義真っ盛りの時代に、
自然栽培のリンゴ生産が可能であることを実証した人だ。

自然栽培を推奨する訳は、F1種の問題があるからだ。
雑種の1代目は“優性形質”だけが現れるという特性。
すなわち見た目が均一に揃うとか、“雑種強勢”という力も働き、
生育が早まり、収穫量が増大する特質を持つ。
これを応用して作られた種がF1種。
まさに、経済合理性から生まれた種だ。
ところが、このF1種から採取した種からは、
翌年、同じ形質の作物はできない。
実がならなかったり、小さかったりして
売り物には不適格な作物となる。

つまり、農家は安定的な収穫のために、毎年このF1種を
購入せざるをえない状況になっている。
そしてこのF1種の成長には肥料も農薬も活用する。
結果として、F1種を供給するモンサントという会社の言いなりに
ならざるをえないのだ。

目先の収穫量を追い求め、人間の都合に合わせた
F1種の農業を続けていくと、土が次第に汚染され、
土の中のさまざまな菌が活性化しなくなるという。
ロングレンジでみると、目先を追ったことで、大きな課題を
かかえ込んだ状態ということ。

この流れに反して、木村さんは、
その土地の土と自然の営みを活かせば、
無農薬、無肥料でもリンゴが生産可能だと証明したのだ。
木村さんが実践し語っていることは、
本来の摂理に合致した生産とすることの優先であり、
“経済至上主義農業”からの脱却なのだ。
イベントには30~40台の若い自然栽培農業の人も参加し、
この価値の拡がりが感じられた。

“経済至上主義からの呼び戻し“は、このイベントに限らず
様々なところで発生している。
グレタ・トゥーンベリさんが発信しているCO2問題も
自然災害の増加、格差問題、働き方改革、これらはすべて
ある意味“経済至上主義”から発生していると言っていいだろう。
今は、そこからの脱却、すなわち“呼び戻し”現象が起きているのだ。

皆さんもこの流れをとらえ、
皆さんのビジネスのその先に何があるのか・・・。
そういうことをふまえてビジネスを見直してみてはいかがだろうか?

aramain

奇跡のリンゴの木村さん

ara2

「NICO」の10周年イベントが開催

ページTOPへ

BACKNUMBER

ページTOPへ