03/11
2019
紀伊國屋での出会い方
タイトルを見て、「えっ。素敵な女性と書店で出会う方法?!」
なんて期待した方は・・・流石にいないか。
分かりやすく言えば、「ビジ達流本の選び方」
を今回はお伝えしたい。
私は月に2~3回は紀伊國屋書店新宿本店を
訪れるのだが、その度に3~4冊の本を購入している。
今回発信する写真には平積みされた本がどっさり映っているが、
その中でも、以下の5冊は読み終わったもの。
ちょっとご紹介すると、まず1冊目は
『イノベーターになる』と大きく書かれた本だ。
これは、ぱらっと開いて「はじめに」を
読んだ途端に心を掴まれ、買ってしまった。
それはずばり、“Change or Die”“Innovate or Die”!
チェンジするか、それとも死ぬか?! 変化しないものは死す、
そんなインパクトある偉人の言葉から始まるこの本は、
私の思いとオーバーラップするということで購入決定。
2冊目はMaaSと書かれているが、
つまりMobility as a Service=移動手段の革命が
今まさに起こっている、という本。
フィンランドで2016年にモビリティサービスの
統合アプリ「Whim(ウィム)」がスタートし、
ITの力で自家用車と同等かそれ以上に
快適な移動サービスを提供するという発想。
個人の車・公共交通機関などを組み合わせた
最適な移動手段の調達から、予約・決済まで、
すべて一つのアプリで行える!これがMaaSの概念だ。
今回の海外研修ツアーでは
フィンランドとエストニアというMaaS先進国に行くわけで、
興味をそそられて手に取った一冊。
3冊目は『アマゾンのルール』で、これはもう
散々セミナーやコラムのネタにしたので割愛。
(おかげでずいぶん沢山勉強させていただきました)
4冊目は『プラットフォームレボリューション』、
(書名がかっこいいよねぇ~!)
再三お伝えしているように、
私は今後の世界はプラットフォーマーによって
動かされると確認している。
“未知の巨大なライバルに勝つために
プラットフォーム・レボリューション”…
こんなことを書かれたら、買ってしまうに決まってるのだ。
で、とうとう5冊目!
『死ぬこと以外はかすり傷』
ビジ達でもご紹介している箕輪厚介さんの著書だが、
ここまでのカタ~イ並びの中でも
思わず手にとってしまう、書名と著者の吸引力。
と、まあ紀伊國屋書店に通っては
こんな本を購入しているわけだが、
なぜその本をとってしまうのか? が今回のポイントだ。
同じ大型書店でも、紀伊國屋書店では違うのだ。
どんな本を、どれくらい仕入れ、
どのように並べるかはその書店次第。
私がおススメしたいのは、なるべく大きな、
しかもその店独自の基準を持った書店に、定期的に通うこと。
自分に合った店さえ見つかれば、自分に合った本を見つけるのは
そんなに難しいことではない。
ナカジマ流の本の探し方はこんな感じ。
①全体を見回しながら、2・3回行き来する。
私の場合は、紀伊國屋書店の3階
(ビジネス書コーナー!)をぐるぐる回るわけ。
②そこでぱっと目に入ったタイトル・表紙の本を手にとる。
③「はじめに」と奥付を見る。
書籍の内容は「はじめに」に集約されていることが多い。
(ここで琴線に触れればまずは買うべし)
そして、奥付をチェックしていつ出た本か、
何刷目か、著者のプロフィールを確認する。
④ 最後に、本文をぱらぱらっとめくる。
翻訳本だと、中身はともかく翻訳者が合わなくて
読みづらいことが多々ある。
図版やイメージがうまく使われているかもこのときチェック!
こんな風にして見つけた本のうちの一冊が、
例の「動画2.0 ビジュアルストーリーテリング」だったわけで、
見た目は派手で、ちょっとねぇ~と思いながらも選んだのが大正解。
書店に通うことでの“出会い”は大きいのだ。
定点観察をすること、気になったら手に取ること!
ビジ達流本の選び方、参考になっただろうか。