これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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はなまるア・ラ・カルト

05/27
2019

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Beyond 5Gへ

「5gはまだ作業中で、6gはすでに形状を取ってます」

さて、何と読みました?
「ごグラム」「ろくグラム」と読んだ方はきっとちんぷんかんぷん。
「ファイブジー」「シックスジー」と読んだ方には、
今回の話が読めているかも。

大容量通信“5g(G)”の時代はすでに見えてきている…と、
このビジ達では繰り返しコラムにしてきた。
(先日検索していると、表記が「G」ではなく
「g」で出てきたのだ)

しかし、フィンランドのオウル大学では、
すでに2030年の実現を目指し、
6gの超超大容量通信に仕掛かっているという。

これは5gで目指した大容量通信をより進化させ、
高いデータレート(速度)と容量を実現させるというもの。

まだ、実現されていない5gですら
4K,8Kの高精細画像を遅延なく、
長距離通信もできるわけで、
これまでなんとももどかしかった
テレビ会議もスムーズになるという。

地球の裏側から内視鏡手術をすることも可能になる。
家電のIOT化、働き方改革もますます進むだろう。
これまで「農家は畑を離れられないもの」
とされていた農業でも、遠隔でロボットを操作して
作業をすることが可能になる。

そして、5gとともに、働き方・インフラに関する
考え方が根本的に変わる時がやって来ているのだ。

余談だけれど、この頃関税関係で
軋轢が絶えないアメリカと中国の関係にも、
この5gが関係しているとか。

中国(ファーウェイ)が5gでは一歩先を行きつつあり、
アメリカは巻き返しを図りたい気持ちがあって、
今回の関税はいわば代理戦争だそうな…。

大国同士が争うほど、今やIT覇権を握るものが
ビジネスの覇権を握るとも考えられるだろう。

もちろん、私たちにとってもそれは他人事ではない。
5g時代が来るのはもはや当然。
その先の6g時代、私たちのビジネスはどう進化するべきか?
何ができて、どんなサービスが求められるのか?

まずは、5g時代が来て、さまざまな新しいビジネスや
サービスが出てきて、新たな働き方も見えてくると、
次なる6g時代も予測できるようになるのでは…

とはいえ、いまから2030年の6g時代を意識して、
5g時代を迎えることは意味のあることに違いない。

やっぱり表記は「5g」「6g」ではなく
「5G」「6G」として欲しい。

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やっぱり表記は「5g」「6g」ではなく 「5G」「6G」!

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はなまるア・ラ・カルト

05/13
2019

aramain

“平成・令和維新”というパラダイムシフト

さぁ~、いよいよ「令和」の時代が始まった!
常々言っている私の持論、75年周期の
パラダイムシフトについては図を見てほしい。
これまでの節目節目は75年周期に起こっているのだが、
まさかそれと新元号「令和」が重なるとは思わなかった。

私たちが体験してきたこの平成の時代は
めまぐるしく価値観が転換する時代だった。
ほんのここ10年以内のことを考えてみても、
東日本大震災による価値観の転換・
IT業界の目覚ましい発展・SNSの発達・ミレニアル世代の活躍・
ビジネスの世界ではプラットフォーマーの出現…と、枚挙に暇がない。

そして「令和」に入ったこれからも、さまざまなものが革新されていく。
その1.新しいビジネスへの転換
その2.新しい商流への転換
その3.新しい価値観への転換
その4.新しい社会への転換
その5.新しい日本への転換
そしてその6として、“地球規模”への転換
…と、次々に変わっていくことになるに違いない。

これは、太平洋戦争から75年、
明治維新から150年ということで、
ある意味では必然とも言えること。
まさにパラダイムシフトの時なのだ。

今回のタイトルを「平成・令和維新」としたのは、
明治維新で日本中の価値観がひっくり返ったように
大きな変化が起こるに違いないと感じているから。
では私達は、変化だけにとらわれず何を基軸にして
優先していけば良いのか。

そこで頭に浮かんだ言葉から
「金を残すは下 事業を残すは中 人を残すは上」
後藤新平の言葉と言われているが、この言葉にこそ
その優先順位が発信されていると。

例の中島流の“タテの発想”でもあるのだが、
こんなにめまぐるしく変化する時だからこそ、
目先のお金やモノ、事業にとらわれず、
何を次の世代に継いでいけばいいのか。

すなわち、次の世代に継承する自分たちの価値観はなんなのか。
優先する理念であり、存在理由は何なのかということ。

さて、伝わっただろうか!?
そのくらいの大きな変化があらゆる面でやってきている
今なのだ。
だから、“平成・令和維新”とネーミングしたわけ。

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大きな変化があらゆる面でやってきている

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はなまるア・ラ・カルト

04/01
2019

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トイレ掃除から学ぶ“清潔”

私達、経営者は5Sという
言葉を掲げていることが多い。
整理、整頓、清掃、清潔そして躾。
その中でも今回は“清潔”についてのお話。

「“清潔”というのは整理・整頓・清掃が
きちんとできた状態を維持していくことです。
もともと、清掃はきれいなところをきれいにすることです。
今日掃除をしたから次は汚れてから
清掃しようという考えではなく、毎日清掃する。
そのうえで、乱雑にならず、
汚れないような仕組みを作ることです。
さらに、後始末をきちんとすることです。」

これは、3月に配信された鍵山秀三郎氏の
「一日一話」からの引用だ。
タイトルは『“清潔”について』。
(いやぁ~さすがですね!)

すなわち、“清潔”は時間が関係してくるってこと。
整理・整頓・清掃は状態であり、行為のことだが、
“清潔”は維持することであり、“期間”が関わっている。

もっと言えば、“心の清潔”を継続したいのであれば、
身の回りの清潔を保つことなのだ。
中島流らしい深い解釈だよねぇ~!
(はっはっはっ…)

こんなことを考えてみたくなったきっかけが、
先日行われた、日本を美しくする会の
関東ブロック年次大会in宇都宮。
200人あまりが集まり、
18箇所のトイレの掃除をすることができた。
(私は写真担当だったので、できなかったのだが…)

朝8時に集合し、約10人ほどのグループが
各々道具を持ってトイレに向かう。
そして各グループのリーダー、
サブリーダーが道具の並べ方から使い方、
手順を教えていく。さらにはどう掃除をすれば、
日本を美しくする会流の“掃除道”になるのか
心構えまであり、意識まで教えていくのである。

このリーダー、サブリーダのための
研修会も定期的に開催しているのだから、
その奥深さがわかるというものだ。

で、それを見ながら、
「そうか! 清潔とは継続してこそなのだ!」
と気づいたというわけ。

そしてこれは人の心にも言えること。
私達が日常の中で色んな仕事やトラブルを経験すると、
どうしても心も汚れてくる。
ではどうしたら“心の清潔”を保てるのかと言うと…
日常の整理・整頓・清掃をして清潔を維持していくことで、
心も頭も綺麗にしておくということが重要なのではないだろうか!

いかにトイレ掃除から“清潔”のこころが学べるか。
そしてやはり、整理・整頓・清掃をして清潔も維持し
“心の清潔をも保ちたい”…というお話でした。

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整然と並んだ道具たち

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皆真剣に取り組んでいた

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200人あまりが集まった

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はなまるア・ラ・カルト

03/11
2019

aramain

紀伊國屋での出会い方

タイトルを見て、「えっ。素敵な女性と書店で出会う方法?!」
なんて期待した方は・・・流石にいないか。

分かりやすく言えば、「ビジ達流本の選び方」
を今回はお伝えしたい。
私は月に2~3回は紀伊國屋書店新宿本店を
訪れるのだが、その度に3~4冊の本を購入している。
今回発信する写真には平積みされた本がどっさり映っているが、
その中でも、以下の5冊は読み終わったもの。

ちょっとご紹介すると、まず1冊目は
『イノベーターになる』と大きく書かれた本だ。
これは、ぱらっと開いて「はじめに」を
読んだ途端に心を掴まれ、買ってしまった。

それはずばり、“Change or Die”“Innovate or Die”!
チェンジするか、それとも死ぬか?! 変化しないものは死す、
そんなインパクトある偉人の言葉から始まるこの本は、
私の思いとオーバーラップするということで購入決定。

2冊目はMaaSと書かれているが、
つまりMobility as a Service=移動手段の革命が
今まさに起こっている、という本。

フィンランドで2016年にモビリティサービスの
統合アプリ「Whim(ウィム)」がスタートし、
ITの力で自家用車と同等かそれ以上に
快適な移動サービスを提供するという発想。

個人の車・公共交通機関などを組み合わせた
最適な移動手段の調達から、予約・決済まで、
すべて一つのアプリで行える!これがMaaSの概念だ。

今回の海外研修ツアーでは
フィンランドとエストニアというMaaS先進国に行くわけで、
興味をそそられて手に取った一冊。

3冊目は『アマゾンのルール』で、これはもう
散々セミナーやコラムのネタにしたので割愛。
(おかげでずいぶん沢山勉強させていただきました)

4冊目は『プラットフォームレボリューション』、
(書名がかっこいいよねぇ~!)
再三お伝えしているように、
私は今後の世界はプラットフォーマーによって
動かされると確認している。
“未知の巨大なライバルに勝つために
プラットフォーム・レボリューション”…
こんなことを書かれたら、買ってしまうに決まってるのだ。

で、とうとう5冊目!
『死ぬこと以外はかすり傷』
ビジ達でもご紹介している箕輪厚介さんの著書だが、
ここまでのカタ~イ並びの中でも
思わず手にとってしまう、書名と著者の吸引力。

と、まあ紀伊國屋書店に通っては
こんな本を購入しているわけだが、
なぜその本をとってしまうのか? が今回のポイントだ。

同じ大型書店でも、紀伊國屋書店では違うのだ。
どんな本を、どれくらい仕入れ、
どのように並べるかはその書店次第。
私がおススメしたいのは、なるべく大きな、
しかもその店独自の基準を持った書店に、定期的に通うこと。
自分に合った店さえ見つかれば、自分に合った本を見つけるのは
そんなに難しいことではない。

ナカジマ流の本の探し方はこんな感じ。
①全体を見回しながら、2・3回行き来する。
私の場合は、紀伊國屋書店の3階
(ビジネス書コーナー!)をぐるぐる回るわけ。
②そこでぱっと目に入ったタイトル・表紙の本を手にとる。
③「はじめに」と奥付を見る。
書籍の内容は「はじめに」に集約されていることが多い。
(ここで琴線に触れればまずは買うべし)
そして、奥付をチェックしていつ出た本か、
何刷目か、著者のプロフィールを確認する。
④ 最後に、本文をぱらぱらっとめくる。
翻訳本だと、中身はともかく翻訳者が合わなくて
読みづらいことが多々ある。
図版やイメージがうまく使われているかもこのときチェック!

こんな風にして見つけた本のうちの一冊が、
例の「動画2.0 ビジュアルストーリーテリング」だったわけで、
見た目は派手で、ちょっとねぇ~と思いながらも選んだのが大正解。

書店に通うことでの“出会い”は大きいのだ。
定点観察をすること、気になったら手に取ること!
ビジ達流本の選び方、参考になっただろうか。

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月に2~3回は紀伊國屋書店を訪れる

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書店に通うことでの“出会い”は大きいのだ。

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はなまるア・ラ・カルト

01/28
2019

aramain

24回目がフィンランドの理由(わけ)

さあ、いよいよ24回目!
何がって?
毎年恒例の海外研修ツアーである。
行き先は13年ぶりの北欧、フィンランドだ。
「OULU」と書いてオウルと読む、
フィンランドでもやや北よりに位置する都市を訪れる。

13年前に北欧を訪れたときには、
エコヴィレッジ視察のために
スウェーデンのストックホルムを訪ねたものだった。
しかし、今回オウルを訪ねるのには、理由がある。

それは、オウルが「北欧のシリコンバレー」
と呼ばれるIT都市だからだ。
そういわれてもピンとこない方もいるかもしれない。
(私も少し前までは、オウルの街の存在すら
知らなかったわけだが…)

実は、先日から5G時代到来について
繰り返し発信しているが、オウルこそは
5Gネットワークの鍵!
このサービスを展開するための技術は、
多くがこの街の企業が開発したものだという。
そこにいたるまでの紆余曲折も、
実にオウルの先進性を感じさせるものなのだ。

以前、世界的通信機器会社「ノキア」の
研究拠点がオウルにあり、多くの従業員・研究者が
そこで働いていた。

ところが、ノキアのスマホ事業失敗による
2012年の「ノキアショック」で
大規模なリストラが行われたため、
街には失業者があふれたという。

しかし、オウル市はその後先進的な研究を行う
スタートアップ企業や、海外のIT企業を誘致したのだ。
ノキアで働いていた優秀なエンジニアも、
そこで新たな活躍をしている。
(大企業がなくなっても、
志と技術があれば、街は再生するんだねぇ~!)

こうした努力の結晶が、
5Gを初めとするネットワークサービスだということ。

・・・と、オウルのことばかり語ってしまったが、
そのほかにもユネスコのデザイン都市に
指定されているヘルシンキも訪れる。
この都市は世界で一番機能的な都市、
つまりデザインの力によって、身体に障がいを持つ人も
高齢者も不自由なく暮らせる街なのだ。

そしてフィンランドといえば?! の公共サウナ。
入ればフィンランドの人々の価値観が分かる(?!)
とまで言われるサウナ、楽しみではないか。

深い森の多いフィンランドは、都市から少し
足を伸ばせば美しい自然に触れられる国でもある。
先端の技術、機能的なデザイン、癒しのサウナと自然・・・
いやはや、学びの深い旅になりそうだ。
24回目の海外研修は、
そういうわけでフィンランドに行って参ります。

興味のある方はお早めにご連絡ください。
ご連絡は、namiki@q-b.co.jp
もしくは03-5225-6601(担当:並木)まで!

aramain

今年は北欧!

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