これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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はなまるア・ラ・カルト

02/10
2014

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『海外研修は“α力学効果”』

“α力学”…それは私が語る物理的な力のこと。
人の精神(心)にも働く力学のこと。

これは10年以上前に私が名づけたものなのだが、
分かりやすく表現すれば、
普段の生活の中で気付けないことでも、
少し離れたところから見えれば
客観的に捉えられるということ。

やはり、忙しく単調な毎日の中では、
どうしても考え方が片寄ってしまうし、
視野が狭くなってしまう。
そこで仲間の経営者の人たちと年1回、
アメリカやヨーロッパを中心にした海外研修視察ツアーを行っている。

1996年の第一回目の台湾視察から始まり、
なんと今年で19回目。これまでさまざまな国を訪れ、
私もよい刺激を受けてきた。

海外研修を行うメリットを大きく2つに分けて紹介すると、
まず1つは海外を見て・知って・体感できるということ。

20年以上その国に住む日本人のガイドの人が
案内してくれるので、日本人ならではの観点で
話をしてくれたりする。
また、現地の人とのコミュニケーションを通じて、
文化の違いなどを肌で感じることもできる。

もう1つは、物事を「客観的に見れる」ということ。
海外に行けば、日本人に対し友好的に接してくれる人もいれば、
差別的な対応をする人もいる。そういった経験からも、
世界からの“日本”の見え方が分かってくるし、
世界の中での日本の役割についても改めて考えることができる。

こうした視点の切り替えは、日本だけではなく、自社についても同じだ。
世界、そして日本の中で、自社がどういった役割と位置づけで
展開していけばよいのかが見えてきたりする。

さらには、自分自身についても客観的に捉えられるようになる。
これらがまさに先に話した“α力学”の考え方。

今後の日本や会社の経営、そして自分自身を見つめ直したい。
そんなきっかけがほしい、と思っている方は
海外研修視察ツアーへぜひ参加していただきたい。

今年の舞台はロンドン・リバプール・エジンバラ!
オリンピックの記憶が新しいロンドン。
ビートルズを育んだリバプール!
スコッチウィスキーの本場エジンバラ。
歴史あるイギリスは、必ずや私たちに
多くの気付きを与えてくれるし、
そして、α力学効果も必ずや期待できる。
5月末にはぜひロンドン行きの予定を!

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▼▽中島セイジと行く海外研修視察ツアー▽▼
お問い合わせは…
TEL 03(5225)6601
お申し込みは…
FAX 03(5225)7505
海外研修チラシ...海外研修チラシはコチラ!
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今年も海外研修視察ツアーやりますよ~!

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はなまるア・ラ・カルト

02/03
2014

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五代目当主、生き方の真髄

「夏場は4時起き、
冬場も5時に起きてうなぎを割いている。
やらないと腕が落ちる怖さがあって…」

江戸時代に創業した
老舗うなぎ屋・野田岩の五代目当主である
金本兼次郎(かねもとかねじろう)氏は、
なんと86歳!

先にも紹介したように、
当主として常にそのワザを保つために、
毎朝5時に起きて仕込みをしている。

そして、野田岩ならではの味を保つために、
未だに自らうなぎを焼いているという。

今から40年前には既にパリへ出向き、
フランスの伝統文化に触れ、
和食の店としてはどこよりも早く
ワインとうなぎとのコラボレーションを実現。

車もオースチンやオペルなど、
左ハンドルの車にしか乗らないという。

趣味である登山では、
80歳の時にヒマラヤの高峰に登頂し、
昨年末にも2度目の登頂に挑戦したのだ。

また時々、
「寒くないんですか?」と、

信号待ちをしていると、
見知らぬ人にこう声をかけられるそうだが、
それもそのはず。

足元は、冬場も裸足に雪駄ばきなのだ。
そんな質問に、金本氏は「顔と同じだよ」
なんて江戸っ子らしい粋な返しをするという。

私たちが想像するいわゆる
老舗の当主“だんな衆”とは、
かなり違うタイプの金本氏。
しかし、それが長年愛され続ける
「野田岩」として成長させてきた
秘訣なのではないだろうか。

それにしても予想を上回る
元気でハイカラな86歳。
この金本氏の仕事以外への行動力と追求心が、
野田岩の「幅」と「奥行き」に
つながっているということだ。

まさに、
ここに金本氏の生き方の真髄がある。

様々なことにチャレンジし、
冒険し、追求する。
多くの方から選ばれる
野田岩の味やサービスの根本は、
実はそんな当主の生き方に
あるのかもしれない。

「人生をどう楽しく生きるか。
楽しむためには遊ばないとわからない。
遊ぶと何かがついてくる。
何かに気づくことができる。」

このように語る86歳の
金本氏の目は輝いているのだ。
いわゆる遊びも仕事も、
お店や己を保つために日頃から鍛錬を続ける。
それが、金本氏が70年を超える
職人生活の中で到達した
答えなのかもしれない。

2/9、16は、
そんな金本氏の粋な話に
是非とも耳を傾けてほしい。

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InterFM『BUSINESS LAB.』
東京76.1MHz・横浜76.5MHz
毎週日曜 朝 6時から好評放送中!
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守り続けられた伝統の味

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野田岩の選ばれる秘訣とは!?

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江戸っ子の粋な生き方を実践

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人生を楽しむには遊ぶことも大切!

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はなまるア・ラ・カルト

01/27
2014

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『道理至極とビジネス』

どうり‐しごく【道理至極】
この上もなく道理にかなっていること。

表参道で人と待ち合わせをしていた時。
高級スーパーなどが入っている
紀伊国屋ビル(AOビル)の前でのこと。
スーパーは地下にあるのだが、
利用後のショッピングカートが1階にも並んでいるのだ。

その1台がなぜか歩道にまで出張っていた。
そこで、たまたま通りかかった
50代くらいのご夫婦の旦那さんが、
「こりゃ危ないよなぁ~」と言いながら、
元のカート置き場に戻していたのだ。

お~、すばらしい
(私にはこのご夫婦は通り過ぎる
側の人だろうと見えていた)。

勝手な想像だが、30人が見て通っても、
行動する人は1人いるかどうかだろうと思うのだ。

さて、そこで私の考えなのだが、
この道理にかなった行動をとった旦那さんが、
果たして仕事ができるかどうか!? (私だからの発想なのだが…)
“道理”を通せる人と仕事ができる人との関係だ。

私の勝手な見解では、道理を通せるからと言って、
必ずしも仕事ができる人にはならない。
ただ、“道理至極”ができていない人は「仕事」はできても、
「よい仕事(Good Job)」はできないと言えるだろう。

ビジ達でもおなじみの「半兵衛麩」や「虎屋」、
「船橋屋」など老舗店の経営の判断は、
間違いなく道理を優先させ、自分たちの都合や利益を後回しにする
“先義後利”を実践しているのだ。

すなわち、「道理至極」をビジネスの場で実践することは
多くのお客さまの信頼を得ることとなり、
継続につながっていくのではないだろうか。

それにつけても、いつもガッカリしてしまうのは、
関西方面から東京に戻る時の新幹線座席の前にある網には、
ビールの空き缶や読み終えてぐちゃぐちゃに丸めた新聞。
床にはおつまみで食べたであろう
スナック菓子のかけらが落ちている時がよくある。
こんな状態で新幹線を平気で降りるような
“道理”を通せない人たちには、「よい仕事」を
できるとは到底思えないのだ。

小さなことも含め、“道理を通す”ことを
当たり前にできるようになること。
それが、よい仕事ができる条件であり、
継続していくことが、ビジネスにおいての
“先義後利”の実践につながるということだ。

まずは、「道理至極」の実践からしてみてはどうだろう。

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飛び出したカートを戻すかどうか!

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こ~んなにゴミが!

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はなまるア・ラ・カルト

01/20
2014

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『永遠の0』から学ぶ

「私は死にたくありません。
必ず、生きて帰る」

作家百田尚樹氏のベストセラー小説を、
V6の岡田准一主演で実写化した話題作『永遠の0』。

これから観に行く人は、
ハンカチを持って行くことを強くお勧めする。

『永遠の0』は、岡田准一扮する
“海軍一の臆病者”といわれた零戦パイロット
「宮部久蔵の半生」を辿る物語。

孫・健太郎が、太平洋戦争時に特攻で死んだ
実の祖父である久蔵のことを知るために、
祖父の戦友たちを
訪ね歩くところから話は展開される。

事実に基づいたストーリーには、
実にリアリティが感じられ、
一人で映画を観ることが多い私は、
誰にも気兼ねなく涙を流すことができた
(ちょっと寂しいが…)。

しかし、このような「戦争」を題材とした
映画や書籍を見るたびに、
私は必ず思うことがある。

「なぜこんな戦争をしてしまったのか」
「なぜ途中で止められなかったのか」と。

もちろん戦争を経験したことで、
今の日本があることは間違いない。
だが、戦争とは一度足を踏み入れたら、
なかなか元の道には戻れない
“ドロ沼”のような危険性がある。

このことは、ビジネスにおいても
同様のことが言えるのではないだろうか。

例えば、新しい店舗を立ち上げるが、
最初はなかなか数字が思うように伸びない。
だったら投資をしてみよう!
……ここまで投資をしたのだからさらに…。

このように、ずるずる行ってしまい、
後戻りできなくなる。
まさに“ドロ沼化”状態である。

そのドロ沼に入らないためには、
または、そこから抜け出すには、
方法は一つしかない。

それは、人としての道理を通した上で、
しっかりとした理念を持って
ビジネスを展開することに尽きる。

すなわち、私たちはビジネスを通して、
どのように社会に貢献していくのか、
どのような役割を担うのかを
明確にしておかなければいけないということだ。

終戦から68年が経った今、
当時の記憶が残っている「戦争経験者」は、
少なくとも皆80歳以上となっている。
おそらくあと10年もすれば、
戦争を経験した人間はほとんどいなくなるだろう。

そんな今だからこそ、
「戦争」という経験を通して、
この先の未来を考える意味がある。

これからどこに向かって行くのか。
私たち日本人は
どのような役割を担って進んでいくのか。
そして、次の世代である
未来の子どもたちに何を残すのか。

是非、ハンカチをポケットに忍ばせ
映画館へと足を運んでほしい。
『永遠の0』は、きっと多くのことを
与えてくれるのではないだろうか。

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岡田准一主演の『永遠の0』

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過去、現在、そして未来を考えさせられる映画

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はなまるア・ラ・カルト

12/24
2013

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“開催国”の意義と役割

東京でオリンピックが開催された1964年。
当時、私は小学校4年生だった。

そんな私でも感じた、日本の経済的発展。
日本にとって初めてのオリンピックとは、
経済的復興であり、世界を知るという面でも、
意味ある機会となったはず。

それから56年後となる2020年。
オリンピックが再び東京へ!

最近では、雑誌や新聞、
Webなどのメディアを見ても、
まさに日本はオリンピックモードに
突入していると言っていいだろう。

“いまの中学生がそのとき
活躍する人たちとなる…!!”と、
少し前にもビジ達で語った記憶があるが、
2020年のオリンピックはいろいろな意味で
1964年のそれとはかなり違うはずだ。

ここで開催国の意義と役割を
しっかりと再確認しておく必要があるだろう。

では、その“意義”と“役割”とは…?

それは、兎にも角にも
世界中の参加国の選手が、
思う存分にチカラを発揮できるように
取り計らうことだろう。

これこそ日本が世界の代表として、
いや開催国として取り組むべきこと。

例えば、人種、宗教、文化、習慣を
考慮した上で選手やコーチの
コンディションをサポートする食事、
交通の便や宿泊施設などに
対応しなければならない。

つまり今回日本は、
参加者が平等に良い環境で
実力を発揮できるように、
全面的にフォローをするべき立場にある。

何と言っても、
これが最たる優先順位ではなかろうか。

開催国日本がたくさんのメダルを
取ることでもないし、
目立つことでもないのだ。

その延長線上として、参加者や観戦者たちに
実際の日本という国を理解してもらうことや、
今後日本が世界にできること、
またその可能性を発信することが
できればよいのではないだろうか
(これは副産物的なものと言っていいだろう)。

掃除、和食、和のものづくり
(ひょっとしたらあの
“お・も・て・な・し”もかな?)など、
日本には世界に発信すべき
独自の価値観がたくさんある。
しかし、これも開催したその結果として
伝えればよいことなのだ。

オリンピック開催まであと7年。
開催国としての意義と役割をしっかりおさえて、
いまから万端の準備をしたいもの。

まだまだ自国のことしか考えない国が
目白押しだからこそ、
この考え方と実践こそが、今後のオリンピックや
サッカーのワールドカップなど、
世界的イベントが意味あるものになるのだ。

先にゲストの国を想い、
結果として日本の文化を発信すること。

2020年は、日本ならではの“先義後利”の実践。
これだ!

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先義後利

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日本の文化を発信

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開催国として準備すべきこととは…?

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