これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

HOME

ビジネスの達人

はなまるア・ラ・カルト

08/12
2013

ara

“神の手”ビジネス

今年もまた熱い夏がやってきた。

数々のドラマ、そして伝説を生んできた
高校球児の夢の舞台「甲子園」。
私自身は、高校野球の大ファンということでもないが、
記憶に残っている試合がある。

“神様が創った試合”といわれる試合だ。

1979年。
球史に残るその試合は、
「箕島高校×星陵高校」の一戦。

試合は、両者一歩も譲らない接戦だった。

延長12回には星陵が1点を入れるも、
箕島はツーアウトランナー無しからまさかの予告ホームラン。

さらに延長16回に星陵がまたも1点を入れ、
裏の攻撃の箕島はツーアウトランナー無し。
次のバッターは一塁後方にファウルフライ。
一塁手が落下地点で構え、誰もがこれで終了と思った瞬間、
その年から活用された人工芝の切れ目に足をとられ転倒。

なんとその一塁手が次の打席で
レフトラッキーゾーンにホームランを打つのだ。
延長16回でまたも3対3の同点に。

結果、延長18回で箕島高校が勝利することになったのだが、
試合時間3時間50分にもおよぶ大熱戦だった。
まさに野球漫画の第一人者、水島新司ですら
描き得ないストーリーだ。

私はここに“神の手”の存在を感じてならない。
まさに“神が創った試合”なのだ。

なぜ漫画でも小説でもありえないような試合が、
現実に起きたのか。
それは徹底した練習によりつくり上げられた
チーム同士だったからに他ならないだろう。

“野球”というものに対して真剣に向かい合い、
厳しい練習に取り組んだ。
そして、それを継続して行ったことが、
見えざる“神の手”を働かせたのだ。

こうしたことは野球だけでなく、
ビジネスの世界でも同じことが起こり得る。

例えば、あの“ミドリムシ”の株式会社ユーグレナ出雲充社長も
大きな壁にぶつかり混沌としているときに、
思ってもない人が手を差し伸べてくれたり、
新たな出会いがあったりしたのだとか。

また、私もクオーターバックを創業してから30年になるが、
大手も含め10数社が参加したコンペで勝利したりと、
ときどき想像もしなかったことが起きていた。
今思えばここには神の手が動いたとしか思えないのだ
(弊社の場合、なぜここで神の手が動いたのかはわからないが…)。

やはり何事に対しても真摯な姿勢、とことん追求すること、
そしてプロフェッショナルとしての行動を長期に継続したとき、
神の手が現れ“奇跡”を起こしてくれるのだと私は思う。

そして今年。
実に29年ぶりに出場を決めた箕島高校と、
同じく6年ぶりに出場を決めた星陵高校が、
またあの甲子園にやってくる…。

あっ! と思ったら箕島が初日の一戦目で負けちゃった…。
これで箕島×星陵の夢の再戦はなくなってしまった。
実は、箕島はその当時の監督の長男が監督だったというのに…
神の手は実現しなかった!

ara

社会性ある行動は“神の手”を呼ぶ

ページTOPへ
はなまるア・ラ・カルト

07/29
2013

araTOP

何百年も続く、リーダー論

ほとんどの組織は“リーダー”なくして成り立たない。
また、リーダーシップの質で、
その組織は大きく変わるとも言われている。

そんなことを思いながら私は先日、
リーダー論(?)が書かれた1冊の書籍を読ませていただいた。
今回は、その中からいくつかキーワードをご紹介したいと思う!

1.「人を育てるというのは、人をやる気にさせること」

 今では「人を育てない限り、会社の明日はない!」と
 思っているが…私がこれに気づいたのはいつだったろうか…。
 思えば、昔はスタッフのやる気を削ぐ言葉ばかり
 発信していた気がする(いや~そのことに気づけて良かった!)。

2.「上司は、まず、自分から動く。
  部下が動かなくても、自分から動く」

 このことに関して言えば、私の大得意分野。
 むしろ私が動き過ぎたせいで、
 スタッフが動けないことが何度もあった…(ははっ!)。

 つまり動き過ぎにも要注意ということだが、
 スタッフは上司の行動をしっかり見ているということだ。

3.「上司は、仕事を楽しむ。
  部下が仕事をしたくなるくらい、楽しむ」

 私は、目の前の仕事に夢中になってしまうことがよくある。
 そのくらい私にとってクリエイティブの仕事は楽しいもので、
 スタッフの仕事も、自分のアイデアで
 やりたくなってしまうことがある
 (スタッフも自分のアイデアで仕事を進めたかっただろうなぁ~)。

4.「あきらめない限り、人生には成功しかない」

 この言葉は、数多くの実績を残した経営者の方から
 よく語っていただいている。

 共通して言えることは、
 そのほとんどの経営者の方々が何度も失敗し、
 辛酸を舐め、そして復活しているとうこと。

 やはりあきらめない限り、その先につながるということだ!

と、ここまで“リーダー”になるためのキーワードを
いくつかご紹介させていただいたが、
実はこのキーワード、福島正伸原作の
『コミック版リーダーになる人のたった1つの習慣』で
語られていたもの。

そして私は、この書籍を読んで再確認したことがある。

それは、この書籍に書かれている、
いわゆる「リーダー論」というものは
ここ数十年で始まったことではないということだ。

百年前? いや、江戸時代の職人や商人、
武士の間でも言われ続けてきたのかもしれない。
ひょっとしたら…いや当然かもしれないが
千年以上も前からリーダー論はあったのだろう。

つまり「リーダー論」とは時代を越えて、
先輩や先達から受け継がれてきたのかもしれない。

どの時代、世界、業種業態に関わらず
“リーダー”という存在は変わらず生き続け、
求められている価値観は普遍的なものなのだ。

この“リーダー”という価値観は、
会社の大小に関係なく、またこれからの未来においても、
多くの人たちが悩み、考え、
行き着かなければいけないプロセスなのだろう。

ara

受け継がれてきたリーダー論とは…

ページTOPへ
はなまるア・ラ・カルト

07/22
2013

TOPara

20年新陳代謝論

いつの間にやら私も58歳!
流行りのアンチエイジングというわけではないが、
自分の体を健康的に保つためにジムに通い始め早2年。

筋トレやランニングなどいろいろなチャレンジを続け、
現在の体脂肪率はおよそ16%(はっはっはっはっ!)。
やっぱり、この年齢になると新陳代謝を
どう高めていくかがポイントになってくる。

さて、弊社クオーターバックは創業31年目。
そろそろ、会社にも新陳代謝が必要なタイミングだ。

現在のクライアントの担当者は30代の方が中心。
私と近い年代の方が担当者ということは
まずないと言っていいだろう(経営者としては多いのが…)。

そして弊社内でも中心となって
仕事を進めているのは30代のスタッフたち。

60代手前になると、やはり世の中の価値観との間に
ギャップが生まれる。IT技術やシステムなど、
世の中やビジネスの流れは大きく変化している。

私もITに関する勉強はしている方だが、
若いスタッフに教えられることも多い。
スキルやノウハウは受け継ぎながらも、
ビジネスの中心は若い世代へシフトしていく必要があるのだ。

今年は、20年に一度正殿などを新しく建て替える
伊勢神宮 式年遷宮の年だ。

神道の精神として「常に新たに清浄であること」を求めたため、
行われるようになったという説があるのだとか。
式年遷宮は今回で62回目。なんと1300年も続いているという。

そこで、今日まで続く式年遷宮の“20年”という節目に着目!
社会の変化は15~20年でいろいろなものが入れ替わる
(大きな価値観の変化は75年周期=パラダイムシフトだが…)。
また、人の働きざかりも20年くらい。

思えば、弊社が自立した会社として機能するようになったのは
創業から10年くらい経ってから。
すなわち、そこからも20年経過したわけで、
そろそろバトンタッチの頃なのだ。

時代の価値観に対応していくためには、
およそ20年間隔の新陳代謝が丁度いいのだ!
会社も積極的に新陳代謝を高めていかなくては。

ara1

1300年に渡り新陳代謝を繰り替えす伊勢神宮

TOPara

ページTOPへ
はなまるア・ラ・カルト

07/16
2013

ara

ビジョンは、より高く美しく!

目指すは、
“クリエイティブ業界のグレイトカンパニー”!

これが先日、私が発表した弊社クオーターバックのビジョンだ。
今までスローガンやキャッチフレーズはあったが、
ビジョンを改めて発表するのは初めてのこと。

やはりこれからの時代は、会社で働くスタッフ全員のベクトルが
同じ方向を向いていなければならない。
そのためには、より高く美しく、
そして明確なビジョンが重要なのだ。

ということで、先日弊社スタッフによる
「V&Tプレゼンテーション」が行われた。

年に2度実施しているこのイベントは、
各個人が数年先の目標(VISION)を掲げ、
そこに向けて明日(TOMORROW)から
具体的にどのような行動を取るかを発表するものだ。

そこで思い出すのは、
高く美しいビジョンを掲げていた、
このところお会いした経営者の方々。

あの株式会社ユーグレナの出雲社長のビジョンは、
「私はミドリムシで世界を救うことに決めました」というもの。

また、俺のフレンチ、俺のイタリアンで有名な
俺の株式会社の坂本社長は、
「日本の料理人を世界遺産にしたい」という志があるという。

いや~、やはり今躍進している会社、また勢いがある会社は
しっかりとビジョンを掲げている。
そして何より、共通して言えることは、
そのビジョンが、より高く美しく、そして明確ということだ。

そんな流れもあってか、
私がクオーターバックの代表として掲げたビジョンが、
先ほどの“クリエイティブ業界のグレイトカンパニー”である。

コンサル的アドバイスから、
ロジカルながらも画期的な企画を提案。
そして、質の高いクリエイティブを発信。
それだけでなくプロセスも大切にしていく。

まさにクリエイティブの会社と思える“発想と展開”をする会社。
結果として、「また依頼したくなる」
「紹介したくなる」会社ということだ。

ビジョンを掲げることは会社にとっても、
プロフェッショナル(個人)にとっても大切。
そして、そのビジョンは、
“より高く美しく、そして明確”でなければならない。

これからの混沌とした世の中においては、
どの会社においても、「今」という発想ではなく、
組織をつくっている人たちが、
「これから」どこを目指すかを明確にすることが重要なのだ。

さぁ、皆さん!
より高く、美しく、明確なビジョンをつくりましょう!

ara

QBも明確にビジョンを掲げた!

ara2

選ばれる会社になるためには…

ページTOPへ
はなまるア・ラ・カルト

07/08
2013

ara (1)

似て非なる「家事代行」

『家政婦のミタ』で一躍有名になった家政婦という職業。
この家政婦紹介業とも違うし、ハウスクリーニング業とも、
ベビーシッターとも違う。
今、女性を中心に注目を集めているのが、「家事代行業」だ。

この 家事代行業は、日常の掃除や買い物、
料理や子供の送り迎えや料理まで、
生活の全般のサービスを行っている。

ハウスクリーニングやベビーシッターなどとの決定的な違いは、
サービスの内容が限られていないため、
お客さまの幅広いニーズに合わせることができるところ。

そんな家事代行業のパイオニアともいえるのが、株式会社ベアーズ。
私も参加している、ベンチャー企業の経営者たちの集まり、
東京ニュービジネス協議会仲間の、
高橋ゆき氏が専務を務めている会社だ。

さてそんな家事代行ビジネスは、
今や協会ができるほど社会に浸透し広がりを見せている。
その理由には、世の中における女性の役割や存在理由が
シフトしてきていることが上げられるだろう。

これまで家事など家の中を守る女性が多かったのに対し、
現在では働く女性は珍しくなく、
さらに仕事において重要な役割を担っている人も多い。

そんな時代背景もあり、「家事代行業」が今、
多くのお客さまの支持を集めているのだろう。

そして、ベアーズの家事代行業は
「暮らしの品質の向上」というテーマがあり、
まだまだ可能性を秘めていると考えられる。

それは、これまで注文が多かった家事などに加え、
介護を抱えた家庭やお年寄りの話し相手、
共働きの家庭のサポートなど、
新たな需要も高まりつつあるからだ。

そんな多種多様なニーズに応えていくには、
それに対応できるスタッフの募集や教育、
さらに告知、需要とスタッフのマッチングなど
相当な苦労があったに違いないだろう。

新たな産業の立ち上げともいえる「家事代行業」の展開は、
たくさんのブレイクスルーが必要だったはず。

そんなベアーズの創業者兼経営者でもある
高橋ゆきさんは、7/14・21の2回にわたって
『BUSINESS LAB.』に登場!

美人で頭の回転の速い高橋さんが、
立ち上げまでに至るまでの手間と覚悟をぜひ聴いてほしい。

  ──────────────────────
  InterFM『BUSINESS LAB.』
  東京76.1MHz・横浜76.5MHz
  毎週日曜6時から好評放送中!
  ──────────────────────


ara (1)

実に美人な高橋さん!

ara (2)

時代のニーズに合った家事代行業に注目!

ページTOPへ

BACKNUMBER

ページTOPへ