これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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はなまるア・ラ・カルト

07/01
2013

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ビジ達流“シリトレ”のすすめ

“スタイルのポイントはヒップにあり!”

…ということで、いま、お尻への注目度が急上昇している
(私は以前から注目してたけど…)。

居酒屋向けにハイサワーが発行した、
美尻モデル写真が登場する「美尻カレンダー」が好評により一般商品化。

“お尻王子”ことバレエダンサーの竹田純氏による
美尻エクササイズ“シリトレ”は本もレッスンも人気のようだ。

普通なら、顔やバストなど正面から見た体型全体に目が行きがちだが、
くるっと背を向けた時におしりが垂れているとなんとも寂しい限り。
もしかしたら、本当に鍛えていることが分かるのは
お尻なのではないだろうか。

ということは、日頃鍛えている私は美尻の部類なんじゃないかな~?
…さて、私のお尻の話は置いておいて、
ここからはビジネスのお尻、ビジ達流“シリトレ”の話をしたい。

そもそも、ビジネスにおける美尻とは?

お客さまから見て、
・頼んだ仕事が良い仕上がりである
・打ち合わせなどでも気持よく仕事ができる
・仕事を通して色々と学べる
・“good job!” と言いたくなる

このように、また次も仕事を頼みたくなるような満足度を高めること。

一見、綺麗な顔やバストをしていても、
くるっと背を向けた時に
美しくないお尻がそこにある企業は意外と多い。

つまり、最初にあれこれできると語っていても、
ふたを開けてみれば
プロセスにおける対応に気配りがなかったり、
色々な点で詰めが甘かったりということ。

これでは、お客さまの満足は得られないし、
今後の信頼もカタチづくることはできないのだ。

案外、美尻ではない会社が多い。
ここがチャンス!

長くビジネスを続けていくためには、
企業の“お尻”、すなわち表から見えない
裏側の部分への“シリトレ”が必要なのだ。

日常の会話の中でも良い情報を発信したり、
打ち合わせなどでも能動的な対応をする。
詰めを甘くしない。

このように見えない部分で長きに渡って
鍛錬しながら努力し続けること。
直ぐに結果に出なくても自己のスキルアップに投資をすること。
それがビジネスにおいての“シリトレ”なのだ。

これらを短期的ではなく、
長期的にかつ真摯に取り組むことで
企業のお尻は美尻へ近づくのだ。

「ローマは一日にして成らず」

建国に500年を要したローマ帝国のように、
絶え間ない努力をすることが、
健康にも、ビジネスにも大切ということ。

「美尻は一日にしてならず」だ!

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書店でお尻王子発見!

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健康もビジネスもヒップアップ!

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はなまるア・ラ・カルト

06/24
2013

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ビジ達流“ダイレクトの仕事道”

1年間6,000円の有料駐輪場。
私は千代田区の駐輪場に利用登録しているのだが、
2年ほど前から制度が変わり
登録更新を呼びかける案内が来なくなった。

ある時、駅の駐輪場に自転車を停めて出かけて戻ってくると、
私が置いた場所に自転車がない!
慌てて辺りを見渡すと、自転車が横倒しにされた状態で
別の場所に置かれているのを発見した。

なんでこんなことされるんだ、利用登録しているはずなのに…
あっ! もしかしたら期限切れ!? あれ~…。
そう、利用登録の更新をすっかり忘れていたことに気づいたのだ。
アチャ~迂闊だった…。

実はこの利用登録、2013年1月30日の更新を逃がすと
自動的に登録が抹消されてしまうのだ。
もう数ヵ月過ぎているわけだし、ここは電話で問い合わせるよりも…
と考え、直接千代田区役所の担当部署へ向かった。

利用登録を忘れてしまったことを伝え、
なんとかならないか頼んでみると…

「今すでに、あの駐輪場はいっぱいなんですよ。
 ですから申請してもらい空くのを
 待っていただくことになるのですが…。

 でもせっかくここまで来ていただきましたし、
 前年まではきちんと登録されていたので、
 今回は特別に登録決定通知書を発行いたします」

と、許可をもらうことができたのだ!
(もちろん、それまできちんと利用登録をしていたことや
 警察署への登録も済んでいたことを加味してもらった上で…)

やはり相手の顔が見える直接の交渉によって、
こちらの思いをダイレクトに伝えることができたのだろう。
もし電話で問い合わせをしていたら、
通り一遍の対応で断られてしまっただろう。

実はこんなダイレクトな交渉経験は多い。
ビジネスにおいても、ダイレクトに交渉することで
いい方向へ展開した経験がたくさんある。

たとえばクレームが起きた時、ただ電話で謝るのではなく
直接謝りに行って誠意を見せることで(切腹最中持参で…)
ご立腹の相手でも
「ま~しょうがない。二度と起こさないように
 ルールをつくってくださいねぇ」
と、どうにか着地点を見つけようとしてくれる。

人と人が直接顔を合わせると、表情や言葉使い、
人柄も含めいろいろなものがお互いに伝わる。
すなわち、直接のコミュニケーションは、
情に作用するチカラ=“情動力”を生み出すのだ。

電話やメールでただ要望を伝えるよりも
相手にこちらの気持ちが伝わるし、
結果的にうまくいきやすくなるということ。

ダイレクトなコミュニケーションが生むのはまさに“情動力”。
ウェブがこれほどまでに浸透した世の中だが、
やはり人と人のコミュニケーションはダイレクトこそが基本!
そこから派生する相乗効果は、ビジネスに欠かせない!

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いつもお世話になっている駐輪場

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利用登録が必須なのだ

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自転車が並ぶ様は圧巻!?

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危うく撤去されるところだった!

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はなまるア・ラ・カルト

06/17
2013

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「奇跡のりんご」11年目のリターン

大好評放映中の映画『奇跡のりんご』。
皆さまはもうご覧になっただろうか!?
私はもちろんワクワクしながらチェック済み。

本を読み、ご本人からさまざまな話を伺った私でも
驚くほど高い再現度に、映画館ということを忘れて
涙をボロボロこぼしてしまった。

『奇跡のりんご』は本編の8~9割が“我慢”のシーンだが、
それは決して映画のために脚色されたわけではない。
これが実際なのだ。

木村さんの想いとはうらはらに、何年も花の咲かないりんごの木。
「そろそろ諦めよう」と考え始める木村さんに、長女は
「ここでやめてしまったら、私たちは何のために貧乏を我慢してきたの?」
と言う。

さらに、その長女が書いた作文がこれ。

「私の父はりんごをつくっています。
 でも、私は父のりんごを食べたことはありません。
 家のりんごの木には虫しかならないのです。
 いつかお父さんの木になったりんごが食べたいです」

うぅぅうう~~ん、泣けるねぇ…。
苦労しながらも木村さんを信じる家族の絆が、
これらの言葉にしっかりと宿っている。

そして、ここからがビジ達流解釈。
この映画は家族の絆と同時に
“チャレンジ等価交換の法則”も語っているのだ。

“チャレンジ等価交換の法則”とは、
次なるステージを目指すためのチャレンジがたとえ失敗したとしても、
何らかのカタチでリターンがあるということ。

到達点に向かってチャレンジを続けるプロセスが、
人間的な強さやさまざまな学び、関係者の結束力などの
リターンに繋がるのだ。

木村さん自身も、11年もの間自分の道を信じ続け、
ついに無農薬無肥料のりんごに辿り着いた。
そして結果的に、「木村秋則の自然栽培」の構築にも至った。

この体験やプロセスは、木村さん自身だけでなく
日本の農業のこれからにも意味のある大きなリターンとなったのだ。

ビジネスも同じだ。
どれほど大きなリスクを抱えたとしても、
諦めなければ必ずリターンはある。

そしてそのリターンを活かせば…。
これぞ、まさに“チャレンジ等価交換の法則”である。

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チャレンジの後には必ずリターンがある

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再現度の高さに、思わず私もウルッ!

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まだの方は是非ご覧あれ!

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はなまるア・ラ・カルト

06/10
2013

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“イートイン”時代の到来

毎年恒例の、私、中島セイジと行く海外研修ツアー。
今回の舞台はアメリカのニューヨークとシカゴ。

今回視察してきた、フェアウェイやウェグマン、
そしてホールフーズマーケット。
どの店も全米で絶大的な人気を誇っているスーパーマーケットなのだが、
これらのスーパーには共通点があった。

それは“イートインスペース”を設けていること。

まず、ニューヨークの郊外に店を構えている“フェアウェイ”。
お米・穀物・コーヒー・オリーブ・ピクルスが量り売りされ、
自分が欲しい量だけ購入することができることが魅力的なスーパーだ。

さらにお総菜コーナーも充実し、
店内に広くイートインスペースが設けられているため、
買ってすぐにその味を楽しむことができる。

次は働いている人も満足するスーパーとして有名な、“ウェグマンズ”。
広い店舗の2階には、スーパーの店内を眺めることができる、
イートインスペースが設けられていた。

電子レンジも完備されているので、買ったお惣菜を温め直し、
美味しくいただくことができるのだ。

そして、全米で350店舗以上ある、
オーガニック&グルメ志向のスーパー、“ホールフーズマーケット”。
ここには、バイキング形式のお惣菜コーナーだけではなく、
ハンバーガーやサンドイッチを目の前でつくってくれるコーナーもあった。

このようにとても充実したファストフードコーナーがあるため、
近くで働くビジネスマン、ビジネスウーマンが
昼食をとりに来る姿もよく見られるという。

さて、これらの人気スーパーには
なぜイートインスペースが設けられているのだろうか。

そのひとつに女性の料理離れが考えられる。
女性の社会進出などが理由で、料理をする機会が減ってしまった。
つまり料理をする人が減れば、食材だけを取り扱っている
スーパーの売り上げは低迷してしまうということ。

また、滞留時間を長くすることも狙いのひとつだろう。
滞留時間は売り上げに比例する、といわれているように、
イートインスペースを設けることで、
その先の売り上げまで見据えているということ。

さらにイートインというエンターテイメント性(?)を持たせることで、
“ただ買い物をするための場所”であったスーパーが
楽しく、足を運びたくなる場所へ変わるのだ。

お客さまのニーズも多様化し、競争が高まるスーパーマーケット業界。
ただ物を売っているだけでは、生き残ることはできない。

お客さまのニーズに合わせた充実したお惣菜コーナーや、
エンターテイメント性を持たせ、楽しさを演出するイートインスペース。

日本でイートインスペースを設けている店はほとんど見かけないが、
先を見据えた展開を考えるならば、“イートインスペース”は、
ぜひ必要なスペースとなるのかもしれない。


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新鮮なカット野菜がズラり!

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買ってすぐに楽しめる!

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オーガニック商品が魅力!

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美味しそうなお惣菜がよりどり見どり!

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オリジナルハンバーガーも!

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イータリーでは立食で楽しめるスペースも!

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広い店内で感動的!

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はなまるア・ラ・カルト

06/03
2013

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“日本人にかえれ”15段広告

「日本人にかえれ」

これは、出光興産が創業100周年を迎えた2011年6月20日に、
新聞広告へ掲載した創業者・出光佐三氏の言葉。

「日本人が古くから大切にしてきた和の精神・互譲互助の精神、
自分たちの利益ばかりを追求するのではなく、
世のため人のためにことを成す。
出光はいまも、そうした日本人らしさを心に活動しています。」

「日本人にかえれ」とは、
まさに“士魂商才(武士の魂を持って商売人の才を発揮せよ)”を
座右の銘に掲げる、出光佐三氏らしい言葉だ。

では、出光氏の言う日本人らしさとは一体何だろうか。
確かに今まで、西洋の真似事ばかりしてきた日本人には
それが薄れてきたのかもしれない…。

そんなことを考えながら、この文章を読み進めていくうちに、
私はふとある事件のことを思い出した。
それは、100年以上も続くトルコと日本の友好関係を結ぶ
きっかけとなった、「エルトゥールル号遭難事件」だ。

1890年にオスマントルコの軍艦エルトゥール号が台風に遭遇し、
和歌山県串本町沖で遭難したという事件のこと。

当時、串本町の人たちは決して裕福ではなかった
(むしろギリギリの生活)にもかかわらず、
乗組員を救助し、食料を与え、不眠不休で介護したという。

まさにこれこそが、出光佐三氏がいう
日本人のあるべき本来の姿なのではないだろうか。

目の前に困っている人がいたら最優先。
お互いが譲り合って、お互いが助け合う。

自分の利益ではなくて、世のため人のため、
社会や世界のために行動することこそが、
日本人が昔から大切にしてきた、いわゆる“武士の魂”なのだ。

また、その広告の中で出光興産はこんなことも発信している。

「震災を経たいま、本当のゆたかさとは何か、
私たちは何を大切にして生きていくべきなのか、
これからの日本人のあるべき姿はどのような姿か、
一度ゆっくり立ち止まって、
向き合う必要があるのではないでしょうか。」

長く続いた経済優先型のビジネスモデルが過渡期を迎えた今、
私たち日本人は、何を学び、優先すべきなのか。
日本人のあるべき姿とは何なのだろうか。

私も、今こそ考えるときであり、
それも長い視点を持って考えるべきだと思うのだ。

このところビジ達でも度々発信していることだが、
人間同士が信用をよりどころに商売をするといった“江戸しぐさ”や、
正直・倹約・勤勉に忠実な商売をすることを唱えた
石田梅岩の“石門心学”といったところに、
ヒントがあるように思えてならない。

日本人が今まで培ってきた本来の価値観を理解し、
ビジネスや日々の行動に反映させること。
すなわち“日本人にかえれ”ということだ。

*文中の新聞広告の文章は、
 出光興産ホームページ「出光佐三の言葉」より一部抜粋しました。


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出光佐三氏からの熱いメッセージ

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