これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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はなまるア・ラ・カルト

03/04
2013

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“見・投資”流 ワークライフバランス

日本人の平均睡眠時間をご存じだろうか。

20代は約7時間半。
30代は約7時間。
40代・50代は約6時間半。

「おいおいおい。」と私は思うわけだ。
若者よ、たっぷり寝ている場合じゃないぞ、と。

「鉄は熱いうちに打て」とはよく言ったもので、
20代はビジネスシーンにおいて
もっとも吸収力があり、
柔軟にものごとを学べる時期。
だからこそ、この時期に集約して多くのことを
学ぶべきだと思うのだ。

こんなことを考えながら、心の中で若者へ
エールを送っていると、
このところよく耳にする「ワークライフバランス」
という言葉が頭を過ぎった。

「ワークライフバランス」とはご存じのように、
仕事と生活をバランスよく調和させ、
各々に合った生き方を実現する概念のこと。
(その解釈のほとんどは、
「働き過ぎに注意」って感じ!?)

だが、ちょっと待て。
本当にその時々の仕事と生活の
バランスを考えるだけでいいのだろうか?

20代の時に努力を集約することで、
質の高い学びが得られるというように、
その世代に合った
適切な生き方(仕事と生活のバランス)を
するのは大事なこと。

しかし多くの人たちが語るワークライフバランスは、
世代に関係なく、仕事と生活のバランス! と
発信するだけ。

これには意義アリ!

先を見通し、その世代に合った
適切な時間を投資する。
まさに私が提唱する“見・投資”の
理念を盛り込むことで、
真のワークライフバランスは完成するのだ。

この理念の重要性は、「秋山木工」からの
教えが裏付けてくれた。
僭越ながら、私が勝手に考えさせて
いただいているステージ名とともに
「秋山木工」のワークライフバランスを
紹介したいと思う。

まず入社してから4年間は、「丁稚ステージ」。
1日15時間以上(?)を費やし
丁稚として修行に励む。
これは、職人にとって最も大事な
「人づくり」を若いうちに徹底しようという取組だ。

20代前半では、この膨大な時間投資を経て、
このステージをようやくクリアすることができる。

そして、次なる20代後半から30代にかけては
「発揮ステージ」。
ここでは1日10~12時間程度を投資し、
学んだことを職人として実践。ひたすら経験を積む。

次の40~60代は「大志・育成ステージ」。

このステージは、投資時間自体は
8~10時間程度でいいだろうが、
残りの時間を人と会ったり、本を読んだりと、
先のために仕入れをしないといけない時期だろう。

また、経験を積んだ中年だからこそ
できることを考え、
次世代の育成も担っていくステージでもある。
“中高年よ、大志を抱け!”ということ。

このように、ワークライフバランスに、
“見・投資”という概念を加えると、
当然、世代によって仕事にかける
時間は変わってくる。

ビジネスステージにおける40年という長い年月。
“見・投資”のあるワークライフバランスを
意識して実践することで、
そのプロセスで得られる貴重な経験やノウハウを、
より有意義なものとして吸収していこう。

いくつになっても人から期待される
自分でいたいからねぇ~

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仕事道の極意から相乗効果!

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バランスが大事! とは言うが…

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しっかりとしたビジョンはある?

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これからも成長あるのみ!

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はなまるア・ラ・カルト

02/25
2013

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ついにαクラブ開設20年

ゲストの皆さまに助けられ、学び、
ついに20周年を迎えることができた。
そして改めて思うのだ。
「20年間やってきた」のではなく、
多くの人に支えられ、
「成長させていただいた」ということを。

“感謝”。
今までゲストとして講演してくださった皆さまに、
まずは心からの“ありがとう”を伝えたい。
(え!? 中島のキャラじゃない?)

というわけで、来たる5月15日で
αクラブ定例セミナーは120回目。
今まで延べ120人ほどの方々に
ご講演いただいたことになる。
(私も120回お話させていただいたのだが…)

思い返せば、「奇跡のリンゴ」の木村秋則氏、
「日本を美しくする会」の相談役
である鍵山秀三郎氏、
『ツキを呼ぶ魔法の言葉』の著者、五日市剛氏、
はたまたソムリエの田崎真也氏や
アル・ケッチァーノの奥田政行シェフなど、
特徴あるゲストから大変貴重なお話をいただいた。

ホスピタル・クラウンとしても
活躍する大棟耕介氏には
何度もお越しいただいているわけだが、
道化師(クラウン)の格好での講演は
素晴らしいエンターテイメントだ。

人を引き付ける講演という意味では、
モンベルの創業者、辰野勇会長の
話には釘づけにさせられた。
世界最高峰の山登り、カヌーでの
一見無謀な川下りなど、
壮絶な体験談から紐解くビジネス論には
満場一致で「納得」の一言。

雀鬼の桜井章一会長には、
とにかくハラハラさせられた。
だって前日に「明日行けないかもしれない」なんて電話してくるんだから…。

そんなこんなで、会社の経営者や
コンサルタントだけではなく、
生き方やビジネスに独自の観点を
もつ方々からも多くを学ばせてもらったので、
私のセミナースキルもさすがに
いくらかは上達しただろうと思う。
(120回分の実力がついたかは別の話ってことで…)

また、始動し始めた頃に比べて成長できたのは、
「良い講演会にするためにはどうすればいいか」を常に考え、ゲストから学ぶことで試行錯誤を繰り返し、
実践という形で量をこなしてきたからだ。

しかし、まだまだプロセスの段階であると思っている。
今後も“量は質に転化する”という
言葉を信じて継続し、
121回、122回と、より質の高い中島流ビジネスの価値観を発信できるよう
精進していきたい。

さて、記念すべき120回目のゲストは、
まさに現代の常識を覆すような
ビジネスを実践する経営者。

「BOOK OFF」の創業者であり、
現在「俺のフレンチ」「俺のイタリアン」を
経営する坂本孝氏だ。
発想から実践へのプロセスとポイント、
その成功法をお話いただけるので乞うご期待!

αクラブ開設20年。
今まで関わらせていただいた、
そしてこれからもお世話になる皆さまへ、
改めて…“感謝”!

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絶品!田崎氏の選ぶワインに舌鼓

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高揚!大棟氏の参加型講演会

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秀逸!鍵山氏・ブラット氏との鼎談

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安堵!なんとか来てくれた雀鬼、桜井氏

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はなまるア・ラ・カルト

02/18
2013

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中島流“前始末”

はっきり言おう! 私はマラソンが嫌いだ!
学生のころからいろいろ運動はしてきたが、
走るのはそんなに好きではなかった。

しかし、なぜだろう。
いつの間にか「走っておかなきゃ…」と
自然に思うようになっているのだ…。

気付けば東京に出てきて約40年。
ランニング歴は35年(?)になった。
つまり上京してからほとんどず~っと走ってきたことになる。
(週に1、2回、約3~5Kmの距離だけどね~)

何が私をそこまで駆り立てるのか。
それは“健康”こそ“前始末”の最たるものだということを何気に知っているからだろう。

前始末とは、何かトラブルが起きてから行う“後始末”とは違い、未然に問題となりそうなポイントをカバーしておくこと。
すなわち、リスクマネジメントなのだ。

私、中島で言えば、クリエイティブな仕事をするための前始末としては、やはり“健康な状態を保つこと”“情報の仕入れをすること”なのだ。
(不健康なときに万全の状態のような良いアイデアなんて出てこないしね~)

常に健康でいれば、
スケジュールも変更することなく、人との約束も守れる。
また、何か突然のトラブルが起きたときも、
迅速な対応ができるのだ。

この基本的な健康要素は、
仕事をする上で、当たり前のようだけど一番重要なのだ。

つい“健康”という言葉を使っているが、
この2文字にはフィジカル面はもちろん、
メンタル面も含まれている。

走ったり、筋トレをすることは、
この両面をうまくフォローすることができるのだ。
もしかしたら、フォローするだけではなく、
アグレッシブさも身につけれるのかも……。

まさに「健康こそ前始末の最たるもの」なのだ。

私はよく会社で、
「もっと運動した方がいいんじゃないの?」
「体を動かした方がいいんじゃないの?」
なんてスタッフに声をかけたりする。

するとスタッフは、
「ランニング嫌いです…」
「冬は寒いし…」「文系だったし…?」

まったく…こういうことを言うスタッフに限って、
度々病気になったり、遅刻をしたり、休んだりする。
結果、人との約束を反故にして、
信頼を失うことにつながる。
そして、本当の勝負どころで力を発揮できなくなるのだ。

やはり中島流の前始末は、まずは“健康”。
健康こそが人として一番重要だというということ。
つまり、基本的な凡事の徹底こそ何より大切なのである。
(運動だけではなく掃除、洗濯も当然そこに入る!)

さぁ、今日はジム行こうか、皇居を走ろうか。
体と心のバランスをとるために一汗かいてくることにするか!

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いい汗かいて健康維持!

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体が勝手にジムへと向かう…

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皇居ランニングでパシャリ!

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はなまるア・ラ・カルト

02/04
2013

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“江戸しぐさ”に学ぶ

「あのとき約束しましたよね?」
「でも契約書にそんな事かいてない!」

今や当たり前のように繰り返されるこの悲しい会話。
言葉で約束はしても、契約書に書かれていなければ効力はない。
そんな一枚の紙に振り回される人間関係、ビジネスってどうなのだろうか…。

先日、私は今から300年程前にあった(?)
“江戸しぐさ”という思想と行動について学んできた。
(思想と行動と言い切っていいのかはわからないが)

江戸しぐさとは、その時代の商人や庶民における、
考え方や行動理念を表している。
だから漢字にする時は「仕草」ではなく「思草」と書くのだ。

まさに当時、江戸町民のリーダーたちは、
江戸の安泰と商売繁盛を願って
人格を高めるために学び、この“江戸しぐさ”を磨き合っていたわけだ。

これは当然、商人に限った話ではない。
当時の江戸全体にこの“江戸しぐさ”は広まっていた。

雨の日にすれ違うとき、お互いの傘が
当たらないように
傘を外側に向けて歩いたり、
相手にぶつかったときは先に非をわびたりといった
気づかいと行動をみんな当然のようにしていた。

また、断りもなく訪問する人、
時間を守らない人は「時泥棒」と呼ばれ、
相手の時間を奪うことは重い罪とされていた。

もちろんそんな環境下で展開されるビジネスは、
今の時代のように金やモノばかりを優先するのではなく「人間」を大事にしていた。

私がよくこのビジ達でもご紹介する、
石田梅岩先生もこの時代の方。
梅岩先生の「正直・倹約・勤勉」といった価値観も、
この“江戸しぐさ”につながっていたのだろう。

いやー、改めてこの時代の人は
“道”をしっかり極めていったことに気付かされる。

江戸時代から約300年。
私中島流のパラダイムシフト75(75年周期)で
いえば、今年はそこから4つ目のステージが終わり、5つ目に入ろうとしている。

この次なるステージには、
“江戸しぐさ”のような価値観、
モノの考え方が必要になってくるのは間違いない。

江戸時代当時のビジネスのように、
人間同士の信用をよりどころに
商売をすることが求められているのだ。
(当時は契約書なんてほとんどないからね~)

300年前にあったこの“江戸しぐさ(哲学? 理念?)”。
昔の思想と行動を見習うことで、
これからの時代において、
選ばれるためのポイントが見えてくる気がする。

いまのように日本だけではなく、
世界が混沌としている時代は、
過去のよき時代から学ぶのがいい気がするな~。

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柴田光栄著『江戸しぐさに学ぶ』

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はなまるア・ラ・カルト

01/28
2013

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座右の銘の効力

仕事のできるカフェを探して
銀座をうろうろしていた時のこと。

その日は待ち合わせの前に
一仕事しようと思っていたのだが、
そこで目に留まったのが
あのフリーペーパー「R25」をテーマとしたカフェ。

入ってみると…
なんと店内全体がピンク色で
お客さまは女性ばかり!
一瞬後ずさりしそうになったが、
実は今月から「みんなの座右の銘2013」という
キャンペーンを実施していたのだ。

ちょうど新生活がスタートする季節なので
桜をモチーフにした春めいた内装というわけ。
キャンペーンの目的は、R25世代(20~30代)を
対象に座右の銘を決めるきっかけづくりを
しようということらしい。

興味深いキャンペーンだなぁと思いながら、
自分の座右の銘について改めて考えてみた。
私の座右の銘は“美しく、生きる”。

この言葉、シンプルなフレーズということもあり
よく耳にするのだが、ある人は
“美しく、生きる”という言葉の意味を
「頭の中から三毒(貪欲、瞋恚(しんに)、愚痴)を
取り払うことである」と表現していた。

煩悩に支配されると心が濁ってくる。
邪念を捨てれば、“美しく”澄んだ気持ちで
日々生活できるということだ。

そうした心構えはもちろん必要だが、
私は普段の生活の場を“美しく”することも
意識している。

毎朝の入浴が私の日課なのだが、
必ず壁や鏡を綺麗に拭いてからバスルームを出る。
そして、軽い朝食としてヨーグルトを食べた後には、
必ず食器をきれいに洗って片づけてから家を出る。

自分の日常ルールに対して責任を持ち、
人生のプロセスを大切にするのも
“美しく、生きる”ことなのだ。

自分を戒めたり奮い立たせる意味でも、
座右の銘は必要。
日頃から意識したいことは何か! を
意識することができる。

指針となる言葉を決めておけば結果として
一貫した行動をとることができるので、
座右の銘はビジネスにも
十分効果を発揮するということ。

座右の銘は特になしという方がもしいたら、
ぜひこれを機に自分だけの座右の銘を
決めてみてはいかがだろうか!?

…それにしても “美しく、生きる”は
我ながら素晴らしい。
いろいろな場面で私を戒めてくれるからね~!

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可愛らしい店内

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こちらが例のR25カフェ

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店頭では「R25」を配布

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至るところに格言が。

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カフェラテも可愛いねぇ~

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