これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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はなまるア・ラ・カルト

12/10
2012

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5代目吉田カバンのご利益

ついに、ついに5代目を手に入れました。パチパチパチ~!
…一体何が5代目なのかって?
実は、愛用している吉田カバン製のリュック(かっこいいバッグ)が
5代目に突入したのだ。

初代を購入したのは、たしか15年前。神田のカバン専門店、
レオ マカラズヤでのこと(その名の通り本当にまけてくれない…)。
そこでこのリュックと出合ってからは、
ずっと同じタイプのものを購入し続けている。

振り返ってみると、2代目は吉田カバンに修理をしてもらい、
大切に使ってきた(今も時々活用している)。

しかし、3代目でまさかの事件!
なんと、バルセロナ旅行中にリュックごと盗まれるという悲劇が…
(きっとバルセロナで大切に使われているはず)。
そんな悲しみをのりこえて再び購入したのが、今使っている4代目になる。

その4代目も4年目を迎えていた今年、
このリュックがもう店頭には並ばないとの話が飛び込んできた。
慌てて問い合わせてみると、
注文がいくつか重なればつくってくれるとのこと。

4代目もだいぶ使いこんできたし、この機会にと
早速表参道のクラチカ(吉田カバンの直営店)へ注文。
先日5代目とようやく対面することができた。

私がここまで愛着を持つのは、とにかく使い心地が
素晴らしいことにある。生地の作りは丈夫だし、
肩にかけても手に持ってみても、抜群の安定感と美しさ。

こんなにも手に馴染むリュックを生み出せるのは、
吉田カバンに掲げられた「一針入魂」という社是が大きなポイントだ。

この言葉には、「使うほどに馴染み、
長く愛用していただけるカバン作りを目指す」という、
創業者の吉田吉蔵氏の理念が込められている。

吉田吉蔵氏がカバン職人の道を歩み始めたのは12歳の時(1918)。
そこから修行の中でカバンを愛し、革を愛し、
それ以来、愛用されるカバンを生み出す職人として生きた。

その思いは創業者亡き後も受け継がれ、
今も昔も、全て職人が一針一針手を
かけて作っている。
心のこもったモノづくりだからこそ、
私にとって手放せない愛用のバッグとなる。

使い心地が良いからこそ、
他のカバンを買う気にもならない。
つまり、バッグという道具については
これさえあれば何の心配もいらないのだ。

だからこそ、日々の生活の中で注力したいことに
全力で挑めることとなる。

この15年間、このバッグのお陰で
多くのことに集中でき、
たくさんのチャレンジをすることができた。
それこそが吉田カバンの“ご利益”。

良いモノづくりはそのモノ自体が
使いやすいだけではなく、
他の要素にも良い波及をもたらすのだ。

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PORTERとは、ホテルなどで荷物を運ぶボーイのこと

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初代、2代目、4代目も大切に保存(3代目は…)

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表参道にある直営店、クラチカヨシダ

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はなまるア・ラ・カルト

12/03
2012

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捨てても、残るもの

“No.262”と“33年”。

これは、私にとってとても大切な数字だ…いや、「だった」というべきか。
“No.262”は私が今使っているメモ帳のナンバー、
そして、“33年”は手帳を貯め続けてきた年数だ。

先日私の会社では、クリーンプロジェクトと題した社内の大改装を決行。
デスクや椅子を一新すると同時に、
様々な不要と思われる資料や什器、備品を捨てた。
そこで私の手帳やメモ帳も処分することに。

改めて掘り返すと、一番古い手帳はなんと
1979年(33年前!)で、
メモ帳は262冊分。
この量を一冊もなくさずに保管して
きたのだから、我ながらスゴイ!

特に262冊のメモ帳は、日常での気になる出来事や、
浮かんだアイデアがたくさん詰まっている。
…しかし、昔の手帳やメモ帳を見返す機会なんてそうあるわけもないので、
ここは思い切ってゴミ箱へ。

すると、愛着があったモノを捨てたというのに、なんだか気分が良い…
そう、捨ててはじめて、自分が物に執着していたことを知ったのだ。

同時に、「モノを捨てた後に何が自分に残るのか?」という発想も湧いてきた。
大切にしなければならないのは、
そこで捨てても残るもの…
いや、残さなければいけないものとして次の5つが思い浮かんだ。

1.記憶(記憶がないと何も活用していけない)
2.スキルやノウハウ(学んできた自分の能力を発揮)
3.健全な体(やっぱり体が資本!)
4.人的ネットワーク(人とのキズナは
自分を助けてくれる)
5.人間性(人として誠実に生きるため)

特に、最後の2つ、人的ネットワークと人間性は深い関わりがある。
人間性が深ければ人的ネットワークが広がるし、
その人達のおかげで自分がもっと磨かれることもあるのだ。

人は最終的にモノや財産も捨て、地位も捨てても“何が残るか”なのだ。
様々なモノを捨てた時、本当の自分の価値が見えてくるかもしれない。

30年も前からの手帳やメモ帳、そして写真なども捨てたわけだし…
さて、次は何を捨ててみようかな?

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33年分をゴミ袋へ…

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多くのアイデアを生んだメモ帳たち

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歩んできた道のりを感じる

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会社を立ち上げるより前!

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はなまるア・ラ・カルト

11/05
2012

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中島流“地球の歩き方”

皆さんはどんな海外旅行の
仕方をしているだろうか?
有名な観光地をまわり、おみやげをあれこれショッピングして帰国する?
う~ん…そのまわり方、実にもったいない!

ビジ達をご覧の皆さんには、
ぜひ中島流“地球の歩き方”を実践して欲しい。
これは毎年恒例の海外研修ツアーのなかで、
私が編み出した有意義な旅の仕方。

いくつかのポイントがあるので、
今回はスペイン、バルセロナで実践したその内容をご紹介しよう。

1.スーパーマーケットで買い物をしよう!
スーパーは生活に密着した場所のため、そこを訪れることでその国の暮らしぶりが、値札を見れば“モノへの価値観”がわかる。食べ物の色ツヤを見れば、生産者と生活者の 距離感までも知ることができるだろう。

2.地下鉄やトラムに乗ろう!
バルセロナの地下鉄で発見したのは、時間帯で乗客の顔ぶれが一変するということ。朝の車内には移民の労働者たちの姿が多くあり、他の時間帯の乗客はエスパニョールや観光客だ。
狭い地下鉄の空間一つを見ても、庶民の生活の一端を知ることができる。

3.街をランニング!
その街の空気感を知るには、車のスピードでは早すぎる。道を自分の足で踏みしめ、見るものや会う人と
コミュニケーションをしてほしい。そうすればそこにある生活を肌で実感できるはず。肌で感じることが大切なので、私はどこの地でもランニングは欠かさないようにしているのだ。

4.ガイドをお願いするなら現地暮らしの日本人に!
実はこの4つ目こそ中島流“地球の歩き方”の最重要ポイント!。 海外で20~30年暮らしている日本人に、 その街を案内してもらうということ。
(ある程度の人数が居なければガイドのお願いは難しいだろうけど…)

彼らは日本とスペイン、その両方の暮らしを熟知しており、それぞれの価値観の違いを教えてくれる。
そして、彼らからその違いを学ぶことで、私たちも日本を客観的に見ることができるようになるのだ。

観光地をまわるだけのツアーでは、
その国の一部を“知る”だけで終わってしまうだろう。
しかし、現地の日本人と共に行動することで、
“知る+比較する”を実践。
その地をより深く理解できるのはもちろん、
日本を、そして自分の今を見つめることができる。
日本を外から見つめ直した時、その中で自分自身がどうするべきか、 ビジネスをどうしていくか、そんな考えが生まれてくるはずだ。

この中島流“地球の歩き方”を実践すれば、
海外旅行は日本をそして日本を見つめなおす絶好のチャンスになるはず。
来年ももちろん研修ツアーを実施予定。
さて、次の研修先はどこにしようかな?

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地中海のビーチに足あとをのこす

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広大なバルセロナの街

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地中海の匂いがする

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サグラダ・ファミリア!

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完成するのは2026年だとか…。

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