07/08
2013
ソラマチの相乗効果 待ち
うひゃ~!
東京スカイツリーって間近で見るとこんなに大きいのねぇ~。
先日、東京スカイツリーの横に位置する
ショッピングモール・東京ソラマチへ行ってきた。
312軒ものさまざまな店舗が下町情緒を演出しながら立ち並ぶ様は
なかなか圧巻だ(まるで浅草の仲見世通りみたい!)。
…が、しかし。
このところ新たなショッピングモールが続々とオープンしているが、
私から言わせればほとんど変わり映えしない。
場所が違うだけでこれといった個性は感じられないのだ。
ソラマチには、土産物屋以外にも、スーパーマーケットや薬局、
ファストフード店や生活雑貨の店まで入っている。
言ってしまえば、ソラマチに行けばなんでも揃うということ。
確かに便利ではあるが、本来その街の商店街などを
訪れてものを買っていた人たちが、
ソラマチにすべて流れてしまうのは問題では?
ソラマチに向かう途中、タクシーの運転手さんに聞いてみたところ、
ソラマチにあらゆる店舗が集約されてしまったせいで、
やはり地域は厳しい状況に陥っているようだ。
たくさんの人が訪れ、街の活性化が期待された
墨田の地域はちっとも潤っていない。
これでは相乗効果どころか、周辺の店舗にとってソラマチは
うれしくない存在になってしまう。
神奈川県川崎市にあるラゾーナ川崎プラザ。
ほかのショッピングモールと1つ違うのは、
敷地内のステージを使用したイベントが開催されることだ。
多くの歌手や芸人、著名人が出演することによって、
人々は買い物だけではなく非日常も楽しむことができる
(でもやっぱり周辺地域の活性化はされていないかも?)。
ラゾーナ川崎プラザ=優れたショッピングモールであると
言っているわけではないが、文化をプラスした“非日常”は
相乗効果の大きな要因となっている。
ただたくさんの店舗が入っただけのショッピングモールでは
存在理由が弱いし、地域への相乗効果も少ない。
お客さまがまた来たくなるような工夫と、
地域の文化性などをプラスすることによる展開が必要ということ。
この辺が日本のショッピングモールにはまだまだ足りないのだ。
相乗効果に対する発想が希薄なまま、
ショッピングモールが乱立されている近頃の状況。
このままではまずい!