これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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ビジネスの達人

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10/12
2020

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あえて遠回りが、“重盛の人形焼”

思いもよらない街で…
着物の女性から声をかけられたりすることはまずないが、
思いもかけないところで老舗に出会ったりはするもの。

東京シティ日本橋ロータリークラブでの卓話を終え
雨ではあったが、あえて水天宮駅ではなく
人形町駅に向け足を進めていたのだ。

すると赤信号で止まった交差点の向かいには
「重盛の人形焼」という老舗らしい白縁取りの大きな文字。
(私は人形焼に注力したこともなく、店名も知らないわけだが…)

なぜか浅草の人形焼とは違う、日本橋人形町ならではの
老舗の香りがしたわけだ。
(人形焼きの香りではなく、お店の雰囲気ってこと)

一度は通り過ぎようとしたわけだが
なぜか傘をたたみ軒先テント内へ。
(お~やっぱり、老舗ならではの品揃えと価格帯)

よく観る七福神の人形焼に、白あんの登り鮎。
手土産でいただいたり、
お茶菓子として出してもらったりはあったわけだ。

思わず七福神6個入りを買い、次の訪問先の手土産に。
そして先輩方に食べてもらうと…

「ここの人形焼はやっぱり本物よね。
皮は薄くて餡はぷくぷくに入っているの。
よくこれを食べたくて“重盛”には通ったものよ」

“重盛の人形焼”はすでに100年を越しているという。
暖簾分けのお店はいくつかあるが、
デパートなどにはあえて出店しないという。

この人形焼の老舗「重盛永信堂」の支店を出さない経営も、
効率を追わず“存在理由”を大切にしているから
なのかもしれない。

今回のテーマは“あえて遠回り”ということ。
効率を追い続けることばかりが、経営なのではない。

今回のように“あえて遠回り”の選択が何かをもたらしてくれる。
効率だけではなく、ちょっとした非効率の選択が
新しい出会いをつくってくれたり、気づきをくれたりするのだ。

これからの時代のビジネスこそ、
あえて非効率の選択をすることも、経営者の決断だ!

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重盛の人形焼

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七福神6個入りを買い、次の訪問先の手土産に…

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10/05
2020

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これが“トイレ掃除マジック”!?

鍵山相談役曰く。
『ホウキの持ち方、使い方、動かし方をみただけで、
その人の平素の仕事ぶりがわかるような気がします。
同じ道具を使って掃除をしているにもかかわらず、
その違いは千差万別。

その人の思いの深さ、純粋さ、ひたむきさ等、
それぞれの違いが動作に表れてきます。
そしてその累積が、
その人の一生を決めていくのではないかと思います』

えっ、その累積が、その人の一生に!?

このことを伝えず今回の掃除は始まったわけだが、
みなさん真剣に、そしてひたむきにトイレと対峙していた。
トイレ掃除は磨けば磨くほど
いつの間にか人の心をも引き込んでしまうわけだ。

このみんなの集中力はいつ見ても素晴らしい。
“トイレ掃除マジック”と言ってもいいほどの引力がそこにある。

これを機に、少し道具を揃えて自宅でも会社でもいいから
掃除と取り組んで欲しい。
だってその累積が、その人の一生をカタチづくっていくわけだから。

そして鍵山相談役はこんなことも語っている。

『掃除を始めたからといって、
すぐ儲かるというようなことはありません。
ただ、掃除をして環境をきれいにしますと
場の雰囲気が穏やかになります。

穏やかな環境は、心の荒みをなくし怒りを抑える効果があります。
特に、逆境のときは身の回りをきれいにしておくことによって、
救われるような気持になるものです。
掃除の大きな効用です』

ほらほら、掃除と取り組みたくなったでしょう。
掃除をする途上の効果と、それにより綺麗になったことによる効果と
ダブルで恩恵があるということ。

というわけで私が掃除と取り組んでいるわけではないが
掃除を続けることが私の心を穏やかにしてくれて
謙虚な姿勢をも教えてくれる。

ひいては、自分を取り巻く環境での役割も見えてくるわけだ。

これこそが“トイレ掃除マジック”なのかもしれない!?

ほらほら、ここまで来ると
掃除と取り組まない選択肢はないでしょう。

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トイレ掃除の道具たち

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今回も皆さん真剣だ

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掃除と取り組まない選択肢はない!

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09/28
2020

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“おもてなし”のシースルートイレ

いくら度胸があり、自慢の○○を持っている人でも
さすがにこのシースルーのトイレには入り難いはず。
この自分時間だけは、誰にも注目されず集中したいわけだ。

というわけでこのトイレ、中に入り鍵を掛けると不透明になる。
(素晴らしい発想‼︎)
これで安心して用を足せるわけだが…

公共のトイレを使うとき、2つの心配があるという。
1つは綺麗かどうか、もう1つは誰かが隠れていないかどうか。
ご覧のように普段シースルーであることで、
この2つはクリアされるわけだ。

一番怖いのは夜なわけで
“夜になったら暗くて見えなくなるんじゃ!?”
という声がありそうなので紹介するが、
夜はトイレの中がライトで照らされて、より綺麗に浮かび上がるという。
(ライトアップされるというのも、ちょっと恥ずかしい気がするけど…)

このシースルートイレ、代々木公園近くの“代々木深町小公園”と
その隣の“はるのおがわコミュニティパーク”にある。
(私は現地に行き、人がトイレに入って不透明になるのを
一通り見届けたわけだが…怪しい人だったかも)

“何でここにこんなユニークなトイレを造ったの!?”って。

日本は「おもてなし」文化を謳っている割には、
多くの公共トイレが暗い、汚い、臭い、怖いといったことから
利用者が限られている。

だったらこれまでの公共のトイレイメージを払拭し、
「おもてなし」に相応しい日本のトイレを創らなきゃということで
日本財団と渋谷区が連携して区内に17カ所設置予定だという。

安藤忠雄、伊東豊雄、隈研吾、槇文彦など海外でも活躍する
16人のクリエイターが参画して進んでいる。
(素晴らしい!)

そして公共のトイレで重要なのは、その後の清掃も含めた維持管理。
造ったときはピカピカでいいのだが、
その後も同じ状態を維持できるかどうかである。
このポイントも十分意識してこのプロジェクトは進んでいるというが…

さて、私も「日本を美しくする会(トイレ掃除に学ぶ会)」の関係者として
この点を大切にしたいのだ。
常に綺麗で清潔な状態を維持できるかどうかである。

“徹底したトイレ掃除”を体験した人は、
次の人のことを考えてトイレを使うようになるという。
ということは、日本人の誰もがまずは徹底した“トイレ掃除”を
体験してみることが、維持管理の早道なのかも知れない。

あーそういえば、今週12人で靖國神社のトイレをお借りして
“徹底したトイレ掃除”を体験する予定だった。

トイレ掃除をやって気づいたことの一つに
“手”は“目”以上に勇気があるということ。
この意味、分かるかなぁ!?

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シースルーだが…

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人が入ると不透明に!

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09/23
2020

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佰食屋/中村朱美さんは次なるステージへ!?

京都でお話をさせていただいてから8カ月。
ついに中村さんに、我らがステージに登場してもらった。
当然、飲食ビジネス故にその取り巻く環境は
大きく変化しているわけだが…

「朱美さん、決断してください。
私たちは転職できます!」
佰食屋で働くスタッフからはこんな声が上がっていたという。

このコロナ禍により、多くの人たちが自粛生活を余儀なくされ
お店も開けれない日々が続いていた。
中村さんはついに2店舗の閉鎖を決断。

ということで、テレ東“ガイアの夜明け”での
例の涙の解雇シーンとなるわけだ。

私は思わず…“あのシーン、よく撮らせましたね”と投げかけた。
「いろいろ、提案されたストーリーはあったのですが、
ウソは嫌なので正直に行こうと…」
あれも経営者として避けられない決断シーンだということ。

今回の中村朱美さん招聘は、正直複雑な気持ちだった。
1月にお会いしたときはまさに“時代の寵児(?)”だったのだが、
このコロナ禍により経営のベクトルも変えざる得ない
タイミングとなっていたということ。

でも、そこに登場した中村さんは、私の心配もよそに
経営者として次なるステージにすでに上がっていたのだ。
「今、この経験も活かし次なるビジョンの再構築をしています」と。

できる経営者は、降りかかってくる困難にも決断を繰り返し、
それも経験値として取り込み、
次なるステージへと這い上がって行くのだ。

“人生無駄なことはない”とよく言われるが
まさにその困難をどう捉えるかということ。
“必然”と捉え受け入れたものだけが、
次なるステージへの“チャレンジャーのしての権利”を
獲得できるわけだ。

少し前に『GRIT』という“やり抜く力”をテーマにした本が
30万部も売れていたが、
さまざまな能力よりも、“諦めない能力”を持った者が生き残こり、
次なるステージに上がっていくというのは間違いないようだ。

うんうん、私がファウンダーの会社(株式会社クオーターバック)も
もう38年目だという。
私も結構しつこいからねぇ。

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佰食屋の中村代表

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ついに中村さんに、我らがステージに登場してもらった

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09/14
2020

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“仮面ライダー”にもストーリーがある

→それでは問題です。
この行列のできる東京駅一番街の“仮面ライダーストア”と
豊島区南長崎の“トキワ荘”とは深い関係があるのですが…
さて、その関係とは?

「え~、トキワ荘ってあの手塚治虫さんを筆頭に
その昔活躍された赤塚不二夫さんとか、ドラえもんの
藤子・F・不二雄さんとかが住んでいたところですよね」

→その通りですが、それでどんな関係なんですか!?
(なんで重要な人を飛ばして話してるんだろう)

「仮面ライダーは今も日曜日の朝方、テレ朝系で
放映されてますよね。
そう考えると永く続いてますよねぇ~。
あれぇ~初代の仮面ライダーは1971年だから、何と半世紀だ」

→仮面ライダーのことをよくご存知のようですが
ここでの問題は、その仮面ライダーと“トキワ荘”との関係です。
それではお答えください。

「はい、分かりました。初代仮面ライダーの藤岡 弘氏が、
友人だった石ノ森章太郎氏を訪ねトキワ荘に遊びに行っていた!?」

→ブー、ブー、ブ~~~です。
ぼ~としてんじゃねぇ~よ!
そんな関係は聞いたことがありません。
これで次の回答権は無くなりました。
(分かっていてはぐらかす最低の回答者でした)

ということで、この流れは“ちゃんちゃん”となるわけだが…

そうなんだよねぇ、50年も続いてくると
誰が原作者か分からなくなってしまうわけ。
テレビ放映も、何度も間が空いての再スタートが多かったしねぇ。

この“仮面ライダーストア”に並ぶ人たちは
誰も原作者“石ノ森章太郎”のことを知らないのではと思ってしまう。

今から約50年前、東映の関係者と石ノ森章太郎氏とで
スタートさせたのがこの特撮作品『仮面ライダー』。
『サイボーグ009』もカッコよかったし、石ノ森章太郎さんは
手塚治虫氏から学んだ漫画家の中でも
スタイリッシュなマンガを描ける人だったからねぇ。

だからこそ、仮面ライダーはそのスタイリッシュさから
次なる世代にも選ばれているということなのだろう。
まぁ、仮面ライダー俳優がイケメン揃いということもあるけど…

ということで、このカッコいい等身大の仮面ライダーは
もともとはこの“トキワ荘”から生まれたということなのだ。

私たちのこのどんどん変化するビジネスも
理由がなく変化するわけではない。
必ずそこには変化するためのストーリーがあるということ。

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東京駅一番街の“仮面ライダーストア”

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トキワ荘の関係は…!?

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仮面ライダーが生まれたのは、トキワ荘

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