これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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08/06
2018

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日本一の「富士山」より「世界一の高尾山」

「1位と2位では大きく違う。日本で1番高い山は富士山。
では、2番目に高い山は?
ほら~、殆どの人が知らない。だから1番を目指さないと...」

このくだり、セミナーやイベントの挨拶で何度聴いたことだろう。
私が1番身近に感じ、何度もお世話になっている
標高599メートルの高尾山が、年間の登山者数世界一だという。
そして、観光地としてミシュランの三ツ星も獲得している。
(え?スゴ~い!)

日本一の富士山は知っていても
「世界一の高尾山」を知らない人がなんと多いことか!

この話、先日のJALの機内誌を見てやっと記憶が蘇ったのだ。
そういえば、高尾山を調べていて何度か
"世界一の登山者数"の文字を見た記憶が...

なんと年間300万人のもの登山客がいるという。
富士山の約10倍の登山者数である。
私も多いシーズンには10回以上登ったことがあるわけで、
300万分の10の役割を担ったということ。
(たいしたことないか!?)

いやいや、そんな話をしたいわけじゃなく...
先日も高尾山の登山道で出会った玉虫を紹介したが、
都心から1時間で四季折々の自然と出会え、
いくつもの登山道コースが用意されていることもあり、
コースごとの味わいも得られるということ。

新宿から京王線に乗って高尾ヤマグチ(山口)を目指すわけだが、
いつも山頂で食べるおにぎりを何故か
「おだむすび」(小田急グループ経営)で仕入れて向かう。
このおにぎりが格別に美味しい。
腹を満たすだけのコンビニおにぎりと違い、
山頂で食べるときには顔を伝う塩分と相まって
絶品の味を演出してくれるのだ。

ちなみに、シャツの用意が2枚以上
ということは分かっていると思うが、山頂で着替えてはいけない。
下山でもかなりの汗をかくことになるので、
下山してからの着替えをおすすめする。

とにかく! 東京都心から1時間で、
おにぎり代と電車賃だけで半日いや1日、
いい汗をかきながら自然を満喫できるわけだから
素晴らしい観光スポットだということ。

「世界一の高尾山」になるまでには、
このような条件も揃っていることも確かだが、
実際のところ関係者のひとかたならぬ努力が必ずやあったはず。
富士山の3776メートルは努力で増やすことはできないが、
高尾山の登山者数は努力次第でもっと増やすことができる。

そう、私たちの日々のビジネスでも一緒。
もちろん努力でどうにもならないことも多々あるが、
チャレンジ精神とアイデア次第で
いい結果を導くことは十分できる。
すなわち、日本一の富士山を目指すより、
「世界一の高尾山」を目指して欲しいということ。

ところで、世界で2番目の登山者数のマウンテンは?
多分、殆どの人が知らないだろう。

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「世界一の高尾山」

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さまざまな楽しみがある

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JALの機内誌を見てやっと記憶が蘇った

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私も先日登ってきた

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07/30
2018

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周年イベントの醍醐味とは!?

「このように多くの方々に集まってもらい、
皆様の応援、ご支援という"借金"を
今後、しっかりと返していきたいと思っております」

このセミファイナルの挨拶でしゃきっと語ったのは、
御年93歳の会長。(すばらしい!)
そしてファイナリストは、
なんとその会長の孫にあたる30代前半の役員。

この創業60周年イベントの謝辞と
今後への決意をしっかり語って終了した。

今回の60周年の記念ビデオの制作をお手伝いさせてもらったこともあり
参加させてもらったわけだが、
とにかく素晴らしい周年イベントだった。
規模感を言っているわけでも、
そのイベントの出し物を言っているわけでもなく、
もちろん出された料理でもない。

周年イベントの醍醐味がそこに集約されていたのだ。
現社長が60周年を迎えられたことに感謝し挨拶する。
そして60年前に創業した本人が登壇し、
お客様に礼を言う。
そしてそして...3代目が最後に登壇し...なのだ。

ところで...60年存続できる会社は0.7%とか0.6%とか。
その創業者が60年間現役(?)で活躍し続けていられる確率は...
2代目も健康でバリバリ活躍し、
3代目も会社を継承しようと役員となり、
真正面から取り組んでいられる確率は...

気づいてくれただろうか?
60周年を迎えられる会社は1000社のうち7社。

その7社の中で、周年イベントで3代にわたり登壇し、
それぞれが多くのお客様の前で
しっかり挨拶できる会社は果たして何社あるのだろう。

今回のような周年イベントは稀有であり、
まさに周年イベントの醍醐味がそこに存在していたのだ。

さて、どうしたら60年間継続でき、
これだけ多くの関係者が周年に集まってくれるのか。
そのヒントは、私たちがお手伝いした
60周年記念ビデオのテーマでもあるのだ。

"三方善し"。
創業者の原川恒二会長が大切にしてきた価値観であり
当然会社の理念にも通じている。

その昔から商人道として語られてきた"三方善し"の
実践にこそ、継続の秘訣があるのかもしれない。
こんなワールドワイドな時代になっても、
私たちはつい自分の都合を優先したり、
目先を追ってしまうからねえ~。

やっぱり売り手よし、買い手よし、
世間よしでいかなくては...。

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3代そろった挨拶!

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稀有な創業60周年イベント

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売り手よし、買い手よし、 世間よし

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07/23
2018

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玉虫色の結論!?

こ、これが“タマムシ”。
うんうん、美しい。
だから飛鳥時代に「玉虫厨子」にその翅(はね)を
使われることになるわけね。

この昆虫が“タマムシ”と知るや否や、
頭に浮かんだのは「玉虫厨子」。
約1200年前にタマムシの翅を色ごとに選別し、
約2ミリ四方にカットして
厨子の蒔絵(まきえ)に用いたという。
ご存じのように「玉虫厨子」は国宝として
法隆寺に展示されているわけで、
この鮮やかな緑であり、青色に輝く美しさを見ていると
何かに活かしたくなるのもわからないでもない。

実は、私と“タマムシ”の出会いはこれが初めて。
(たぶんだが…)
ある親子が先に、大きな切り株の上にいた
“タマムシ”に注目していたのだ。
たぶん、この親子にとってもレアな場面だったこともあり、
かなり親子であれこれ見入っていた。

連日30度超え、いや35度なんてときに、
高尾山にチャレンジしたから
レアな“タマムシ”に出会えたのでは!?
見方を変えれば、“タマムシ”が高尾山の
稲荷山コースでご褒美として待っていてくれたのではないか。
(そんなことはないと思うが…)

そこでビジ達流学び。どんな状況であれ、
常に“自分の可能性を追求する”姿勢が
いろんな出会いや気付きをもたらしてくれる。

人生100年時代の「Myアセットマネジメント」無形の資産づくり。
すなわち、人的ネットワークをつくるのも
さまざまな知識やノウハウを多くするのも
自分のキャパシティを大きくするのもすべて
“自分の可能性追求”の中にあるのだ。
まだまだ、自分の可能性を信じて、
あれこれチャレンジしなくては。

それにしても、美しいタマムシとの出会いは
それまでの暑さとの格闘を一挙に癒やしてくれた。
常にチャレンジする人にも、
たまたま登って出会った人にも、
稲荷山コースの7合目は
清涼感あるひとときを演出してくれていた。

これが、高尾山のキャパシティ。
うんうん、これぞ玉虫色の結論!?

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見事なタマムシが…

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高尾山にチャレンジ!

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疲れも吹き飛ぶ美しさだ

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07/17
2018

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房を切り落とす“勇気”

房を切り落とす“勇気”がなきゃ、
良質の味の濃いぶどうはつくれない。
すなわち、美味しいワインはつくれないってこと。

こんなことを語ってくれた勝沼醸造の有賀(あるが)社長。
これは先日の東京NBCのサマーカレッジで、
勝沼醸造を訪問したときのこと。
とにかく、ワインづくりにこだわりと情熱を持って
チャレンジしていることが、ひしひしと伝わってきたのだ。

そして先日、月刊CDにゲストで登場してもらった
北海道で注目のワイナリーを展開する
山崎ワイナリーの山崎大地氏。
山崎氏もこの房を切り落とす“勇気”を語っていた。

ぶどうの房を切り落とし、1本の木になる房を減らすということは、
当然できるワインの量も減ることになるわけだが、
この“勇気”がより美味しいワインづくりに
つながるってこと。
実は、この“勇気”からつくられるワインの味こそが、
ワインづくりに関わる人たちの情熱と
その地ならではのテロワールを集約した“成果”となる。

すなわち、この集約した成果が、
「美味しい」を演出し、ブランドをつくり、
顧客づくりにも貢献してくれる。
たまたまこのところお会いした注目の2つのワイナリーの
“こだわり”は、同じベクトルだったのだ。

さて、この“量を追わず、質を追う”展開。
ワインづくりに限らず、私たちのビジネスでも多く耳にするわけだが…。
実のところ、この質を追求するアプローチには時間がかかる。
(ここがポイントなのだ)
ある程度の質に到達するためにも時間がかかるが、
その質が浸透しブランドを確立するまでにも時間を要するってこと。
だから、ついつい目先の量を追ってしまいたくなる。

ところがだ…目先の量を追っていくと、価格競争に巻き込まれたり、
常に競争にさらされて次第に疲弊していくことに。
(そうなんだよね~~)
そうそう、こんな話をしていると池井戸潤氏原作のドラマを思い出す。
ドラマの主人公は厳しい業界の中で質を追う展開。
(だから時間がかかる)
そこに銀行がからみ、量で展開するライバルが…。
それでも、頑(かたく)なに自分たちの信じる質を追求していくわけだが
そこにドラマが生まれるわけだ。

戦後、アメリカ的経済にその軸足を置いてきたこともあり、
日本もいつの間にか効率であり、
均質化を追ってきてしまったということ。
このままでは、地球規模の競争に飲み込まれ
行きつく先は見えてきているような気がする。
ここで踏ん張らなきゃ、未来ある明日はやってこない。

ここは、「下町ロケット」であり「陸王」のように踏ん張り、
“房を切り落とす勇気”を持って存在価値ある
「質」を追求していこう。
そして、その地ならではの
固有ブランドをつくっていこうではないか。
私はこれが日本というテロワールを活かした
ビジネスに思えてならないのだ。

これがやられたらやり返す。
日本の倍返しだ…はっはっはっ
これは半沢直樹だから、ちょっと違うかぁ~~

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良質のぶどうづくりには、房を切り落とす“勇気”が必要

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勝沼醸造の有賀(あるが)社長

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山崎ワイナリーの山崎大地氏

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07/09
2018

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“スマホビズ依存症”の前始末

ゲッ! スマホがない。
(((;゚Д゚)))タラ~~~~
もしかしたら、新幹線に忘れてきたのでは…

この”タラ~~~”は何回あっただろう。
実際に座っていた席にスマホがぽつんと残されていたこともあった。
(たまたま停車時間が長かったので、
関西方面まで運ばれずにすんだが…)
スマホの写真を見せ合い楽しく過ごした懇親会の後、
スマホの行方を探して店に戻ることも何度か。

なぜ、こんなに”タラ~~~~”となるのか。
その瞬間、心臓の鼓動が早くなっているのが
わかることさえある。
スマホがないだけで、なぜ、こんなになってしまうのか。

これぞ”スマホ依存症”。
通常世間で言われているスマホ依存症とは少し違うが、
これも依存症であることは間違いない。
中島流では、「スマホビズ依存症」と呼んでいる。

スケジュールもスマホだし、重要書類のファイリングも、
航空券の予約番号も、そしてSuicaもスマホ仕様にしてしまったし…
セミナーや講演会で投影する写真や資料まで
スマホを活用することも…
(通常はiPadなのだが…)

もし失くそうものなら…(((;゚Д゚)))タラ~~~~
となってしまう。

ここまでビジネス需要もスマホに集約されているわけで、
今やスマホの存在はとにかく大きい。
私がここまでiPhoneXとiPad proに依存することになるとは…。

先日、あのIT化社会の申し子落合陽一氏の講演会で
ある事実を目撃したのだ。
落合氏の身体にカメラもスマホもしっかり繋がれていて、
落合氏が動くときは、カメラもスマホも一緒に動いていた。

移動中のタクシーの中でもあれこれ仕事をする落合氏にとっては
スマホもカメラもパソコンも常に必須アイテムであり、
身体から離してはいけないということの現れなのであろう。

私はその事実を見た瞬間「これだ!」と思った次第。
ちょっとぐらいカッコウ悪くても、落として壊したり忘れたりするより
常に元気なスマホが手の届くところにある状態を維持する。
すなわち、”タラ~~~~”とならないための前始末であり、
スマホビズ依存症の維持を優先したいと考えたわけだ。

というわけで、軽さを追求しながらスマホカバーを選び、
70センチ伸びるワイヤーを取りつけ、
懐中時計ならぬ”懐中スマホ”に行きついたということ。
”スマホビズ依存症”は仕事柄も修正は難しいが
前始末をどこまで徹底するかだ。

ところで、ここまでスマホ依存している割には、背中のバッグが軽くならないのは…なぜ⁈

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今やスマホの存在はとにかく大きい

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懐中時計ならぬ”懐中スマホ”

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