これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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里山と生きるフォーラムに奥田シェフ登場!

里山を知り、里山を活かした料理人は、
多くの人たちに“食の感動”を発信する。
まさにそれを実践するのが奥田政行シェフ。
 
5月18日の「里山と生きるフォーラム」に奥田シェフも参画。
奥田シェフの料理には、その地なればこその食材の個性が
活かされた美味しさがあるという。
これぞ里山の料理人。

アル・ケッチアーノのある庄内地方の里山との関係はもちろんだが、
奥田シェフの料理と里山とは切っても切れない関係がある。
だから奥田流の里山の活かし方と
里山への思いを語ってもらいたいのだ。

えっ!? “奥田シェフが参画するのに語ってもらうだけ!?”
はいはい、そんな声も多く出ると予想してるんだなあ~
ということで、石坂産業の里山を体験したあとには、
奥田シェフによる里山料理が味わえるという段取り。

(ほらほら、5月18日(金)を
しっかりスケジュールに書き込みたくなったでしょう)
でも、これだけで終わると他の登壇者に恨まれてしまうから…

さて、このフォーラムの「里山ビッグトーク」には、
昨年に続き“里山資本主義”の藻谷浩介氏、
石坂産業の石坂典子社長も登場する。
凄い顔ぶれでしょう。

これだけの注目の人たちが集まる理由は、
“日本の里山”がテーマだから。
私たちは、ついついこのかけがえのない存在を
忘れてしまっている。

この自然豊かな里山があるから、
大地からも海からも上質の食材が得られているということ。
私たち日本の地域文化も、実はこの里山からつくられているのだ。

そう、このかけがえのない里山をその先の世代につないで
いくためにも、
私たちはしっかり“里山”の存在を意識しなければならない。
だからこの第2回目の「里山と生きるフォーラム」の開催なのだ。

すぐスケジュールに入れ、5月18日に乞うご期待!

お申込みは…こちら!
http://satoyama.live/event/2018/event-0518.html

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5月18日、忘れずに!

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何げないスタバのブランディング

The coffee doesn’t truly come alive…
テーブルには英文が静かに書かれている。
大きなテーブルをお洒落にデザインしているかのように…

まあ~スタバのやりそうなことだが…
日本の店のように強調せず、静かに描かれているのだ。

This moment is the culmination,
the last ten feet of long journey...
この瞬間が長い旅の集大成なんだと…

ほ~~~…
真剣にそれらの文章を読んでみると、
思った以上にいい話が書かれていた。
このへんが、若い人たちが集まり、
そして働きたくなる理由なのかもしれない。

この働き手不足の時代にスタバで働いている人は
日本人がほとんど。

そういえば、私が初めてスターバックスと出会ったのは、
本場のシアトルだったなと…
(ちょっと自慢げ…)
銀座に1号店がオープンしたのは1996年だから、
1995年頃だったかも?

とにかく、ワクワクしてシアトルに降り立った。
そして、シアトル中心街にあるスタバにみんなで入り、
初の人気シアトルコーヒーを味わったのだ。
渡されたのがアツアツのコーヒーと
ストロータイプの2穴の細いマドラー。
思わず、そのストロータイプのマドラーで
コーヒーをすすってしまい舌が火傷した記憶が…

まあ~異国での初体験は、とにかくトラブル含め、
たくさんのフィードバックをもらえる。
こんな紛らわしいマドラーを渡すなよ…
と言いたかったが、思わず笑顔でごまかしたような…

あれから20年以上が経ち、
スタバの日本での総店舗数はなんと、
1300店を超しているのだ。
すご~~い!
日本全国、主要なまちでは、必ずと言っていいほど出会う。

先程のテーブルの英文の話に戻るが、
その文章の最後には、
To be finally guided into your hands by our baristas.
その集大成を、スタバのバリスタたちが心を込めて
あなたの手元にお届けすると…

このテーブルの英文を
しっかり読み取ってくれる人は少ないと思うが、
この軸のあるコンセプトとセンスある空間デザインが、
ブランディングに貢献しているのは間違いない。

だから、若い人たちにもこんなに人気があるわけで…
これからは、“もっとブランディング”だよね~。

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おしゃれな英文が…

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日本の総店舗数は1300以上!

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若い人たちに根強い人気

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“メルシー”の存在意義

この漫画のラーメンと写真のラーメンがそっくり。
それもそのはず。
“島耕作”は早大出身で人気店“メルシー”に
通っていたという。

というより、作者の弘兼憲史先生が早大出身だから、
ここまでリアル感ある絵になったわけだが。
この1月発売のヤング島耕作を見て、
思わず懐かしのメルシーヘ。
(ついでに、この漫画のコピーも店の人に届けてあげると、
すごく喜んでくれていた(^ω^)

このメルシー、早稲田で創業してから今年で何と60年だという。
(スゴ~イ!)
いまだにこのラーメン1杯が破格の400円。
私と相席のおじさんはラーメンに半ライスを付けたが、
それでも1コインだという。

私がこの付近に居た頃は、
メルシーのラーメンは1杯280円? いや290円だった記憶が…
とにかく、その当時から安くて美味しい人気店だった。
漫画にもあるが、
煮干しともみじでだしを取っているラーメンで
その味はず~っと変わらない。

あるとき、ラーメンを注文し、弁当をそこで開いても
“どうぞどうぞ”と…。

常に学生や若者を意識し、リーズナブルでおやつ気分でも
食べられるラーメンを徹底してくれていたのだ。
残念なのは、その当時、土曜競馬をかけながら
手際よくラーメンの水切りをしていた小柄な店主が
居なくなったこと。
まあ~60年以上も経ったわけだからしかたないことなのだが…

あれっ! いつの間にか店頭には行列ができているではないか。

それにしても、このレトロな店づくりでも、
未だに多くのお客さまが来てくれるわけを知りたい。
時と共に常連客は変化しているわけだし…
安いから? 美味しいから? 変わらない味づくり…
おばちゃんの接客?
来店の度に“メルシー”ならではの徹底した何かを
いつも感ずるわけだが…

もしかしたら、来店する誰もが、
その存在意義を知り、この店は“その先にも残ってほしい”
という思いから長く通ってくれているのかもしれない。
このことを、中島流では
未来への投資から「Fine Choice」と呼んでいる。

すなわち、価格でもない、味でもない、接客でもない…
その店に“存在意義”があるかどうか、
すなわち“その先にも残ってほしい”かどうかということだ。
さて、あなたのお店は、あなたの会社は、
存在意義があると思えます!?

それにしてもメルシーのラーメンは懐かしく、美味しい!
自転車に乗りながら、白くなった口ひげを、
もう一度舐めてみた。

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この店、似ているぞ…!?

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漫画のラーメンとそっくりだ!

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古く長く愛されるラーメン屋

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店内は満員だ!

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2018

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手塚治虫『火の鳥』が語っていたこと

ダニューバー「私の計算はいつだって正しいのです。
   ハレルヤ、私にしたがいなさい」
ハレルヤ「私に、あなたにしたがえって!?
 あなたとは合わないわ。
 どっちかが消えるべきなのだわ」
ダニューバー「そうね戦争ね!」
ハレルヤ「私の計算では戦争以外にありません」

このやり取りは、約50年前に手塚治虫先生が描いた
『火の鳥No.2』の未来編にある1コマ。
なんと、設定は西暦3404年。
“ダニューバー”も“ハレルヤ”も、
それぞれの国(メガロポリス)を代表するコンピュータ(AI)であり、
権威を持った最終決断者(?)なのだ。
(このシーンを思い出し、
約10年ぶりに、書棚の『火の鳥』を捲ってみた)

それぞれの国は、秘密裡にすべてのメガロポリスに
核爆弾をしかけていたことで、
この2つのメガロポリスだけでなく地球上にあった
5つすべてのメガロポリスが破壊されることになった。
結果、地球は多量の放射能に覆われ、
あらゆる生命を消し去ることに…

手塚先生は、50年以上前に、コンピュータ(AI)が
次第に権威を持ち、人間ではなくコンピュータが
最終決断をする時代が来ると予想していたということ。
(マンガというメディだが、スゴい発想力? 創造力?)

50年前って、1967~8年の頃。
ベトナム戦争真っ只中で、中国が初の水爆実験。
まだまだ“コンピュータ”という言葉ですらポピュラーでなく、
インターネットはまだ歴史を刻みはじめてはいない頃なのだ。

今、私は落合陽一氏の本を手にして、
コンピュータであり、インターネットにより、
これからの社会が、ビジネスがどう変わっていくかを
研究しているわけだが…
ホワイトカラーと言われている人たちのその多くは、
コンピュータに取って代わられ、
コンピュータがさまざまなシーンで必要な指示を
出すことになるのだと。
(うんうん、そうなるのは必至かも…)

先日観た「ブレードランナー2049」もそうだったが、
かなりの部分で50年前に描かれた
『火の鳥』とオーバーラップするのだ。

私たちが望むと望まないに関わらず、
コンピュータの社会はさまざまなテクノロジーと共に
どんどん進化していくのは間違いない。
人間とコンピュータのそれぞれの得意な分野により
棲み分けが進み、新たな社会システムやビジネスが
次第に構築されていくことだろう。

これがまさにパラダイムシフトの
過渡期なればこその変化ということ。

さて、社会システムやビジネスがどのようなレベルで
変化していくか、もっともっと研究しなければ…

手塚先生の『火の鳥』の設定は、西暦3404年だったが…
もしかしたら、1000年早い2404年くらいに
その時は来るのかもしれない。
いや、もっと早いかも…

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『火の鳥No.2』の未来編

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手塚先生の先見性には驚くばかりだ

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手塚先生の漫画と落合氏の著書

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2018

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“温故知新”ならぬ“温新知古”

「あれから20年。
コンピュータは僕にとって
自然に接続された第二の身体であり、
頭脳であり、そして表現のカンバスであり、
また、重要な研究対象になっています」

と…注目の“現代の魔法使い”と呼ばれる
落合陽一氏が語っている。

そして、コンピュータのことを
“たんぱく質の遺伝子を持たない集合型の隣人”とも。
げっ、この感覚は、私や多くの私に近い世代とは大きく違う。
落合氏はコンピュータと20年もつき合いがあっても、
まだ30歳なのだ。

落合陽一氏と言えばノンフィクション作家(?)で
スーパードライのCMに登場した
あの落合信彦氏のご子息ということ。
その落合信彦氏には、私がプロデュースしたイベントに
講師として出てもらったことが…。
そのときはお世話になりました(^ω^)

とにかくこのとらえ方は私たちとは大きく違う。
“天が動いている”と思われていた時代に、
“地が動いている”と言われているような…
それほどの違いがあるように思えてならないのは、
私だけだろうか。

この落合氏のような人たちの発想が
さまざまなところで活かされれば、
ここ20年で、いやここ15年で社会もビジネスも
大きく変わっていくことだろう。
そんなことを考えていた矢先、
ラジオからこんなニュースが…

「家電メーカーのダイソンがEV車開発に参入」
え~っスゴ!

家電というよりてっきり掃除機の“ダイソン”と思っていたのだが、
扇風機、そして照明となり、ついには自動車開発へ。
いや~世の中、すごいスピードで動いている。
まさに“パラダイムシフト”のときなのだ。

落合陽一氏のような若いイノベーターの出現を
目の当たりにし、ダイソンのEV車開発を耳にして
私の中に、ある四字熟語が閃いた。
「温故知新」ならぬ「温新知古」。
“新しきを温(たず)ねて、古きを知る”。
すなわち、これらの新しい動きを知って、
自分の“古さ”を知ったということ。

これからはこの勢いで
さまざまなものが変化していくことだろう。
その中にあって、自分のこれまでの古いインフラであり
価値観で“測って”いては、間違いなく
取り残されてしまうだろう。

残念ながらこれからのビジネスは、
私たちの都合に合わせてはくれないということだ。
これを読んでいる貴方も、自分の古きを認めないと
次のステージには行けない。

「温新知古」。
これが2018年の流行語大賞に選ばれるかも!

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これがパラダイムシフト75だ!

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