これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

HOME

ビジネスの達人

モバイルショット

04/03
2017

mabamain

守らなくてはならないもの!!

“どうしてくれるんだ、どう責任を取ってくれるんだ”
と電話の向こうから罵倒する取引先。半泣きになりながらも
“すみません、すみません”とひたすら謝る女性スタッフ。

その様子を目にした当時の鍵山氏は、
あまりの状況に電話を代わったという。
クレームの内容は、お客様が来店する時間までに、
約束の商品が届かなかったこと。
クレーム電話の主は、納品先のお店のマネージャーだとか。
そこで鍵山氏は、本来のお客様が店にいることを知ると、
電話に出てもらい、直接ご迷惑をかけたことを詫び、
明日昼までに必ず届けることを約束し納得してもらった。

そして鍵山氏は、納品先のマネージャーに再度代わってもらい、
商品の代金はもちろん、これまでの売掛金も不要であることを伝え…
加えて、解決することより
ひたすら人を罵倒するようなお店とは今後取引きをしたくないことを告げ、
取引停止の旨を伝えたという。
(スゴイ!)

このエピソードを聴き、
私たち経営者が“守らなくてはならないもの”というフレーズが頭に浮かんだ。
社員を守るのはもちろんだが、
それも含め会社としてしっかりとした“プライド”を持つこと。
すなわち、取引きにおいても、絶対譲れない価値観を
しっかり持つことの大切さを知ったのだ。
もしかしたら、つくる製品やサービスの品格もそれに準ずるかも知れない。

私の座右の銘である“美しく、生きる”も、
私にとって戒めであり、そして“プライド”と言えるものなのかも知れない。
(このフレーズは自分に対してはもちろん、
人との関係においても徹底しなければならないということ)

先程のエピソードには続きがあった。
鍵山氏からの“取引停止”の言葉を耳にしたその取引先のマネージャーは、
“偉そうなこと言いやがって…社長を出せ!”と息巻いたという。
そこで鍵山氏はひと言“私がその社長です”と。

今回のエピソードを聴き、鍵山相談役からは、
経営者たるものの“プライド”を学ばせてもらった。

mabamain

鍵山秀三郎相談役

moba1

お話しさせていただくたびに沢山の気づきと学びが生まれる

DSC08860

今回のエピソードを聴き、経営者たるものの“プライド”を学ばせてもらった!

ページTOPへ
モバイルショット

03/27
2017

mobamain

料理人とさくらんぼとフンの関係


「あなたは、さくらんぼの気持ちがわかってないなぁ~」
と言って席を立ち帰ってしまったお客様がいたという。
奥田シェフはそこからさくらんぼの気持ちをわかろうとして、
さくらんぼ畑を訪れ、あれこれ考え…、そして行き着いた料理は…

奥田シェフとはもう10年来の付き合い。
そして度々、声をかけ、イベントや取材で協力してもらっている。
なのに会う度に、次なるユニークな発想であり、行動に驚かされる。

「さくらんぼの木の側に立ったんですよ。
するとやっと、さくらんぼが赤く目につくカタチでぶらぶらしてるのは、
鳥や動物たちに食べてもらいたいからということに気づいたんです。
そう、美味しく食べてもらい、フンをして、
種をあちこちに拡散してもらいたいわけで…」

だから火を入れて、タルトにしてしまっては、種は死んでしまうし、
本来の美味しさも失ってしまう。
そして、デザートでも、
さくらんぼより甘い生クリームをつけてはダメで…という料理にたどり着いたという。
ほ~さすが!
料理人 奥田政行氏は、そこまで考えるんだ。

いま読んでいる生産性を上げるための、
MBA取得のコンサルタントの話と大きく違う。
この本はこれで目先のビジネスを考える上では
ついつい納得してしまうわけだが…、
ここには社会性であり、地球規模のヒューマンな考え方が欠落しているのだ。
(ワ―ルドワイドだけど、地球規模ではない)

それはともかく…、奥田シェフはこんな話もしてくれている。
若い人たちが入社してくるにあたって、“プロの料理人になってもらいます”と。
料理人の役割は何なのか、この職業の宿命とは…を語り、
“人間”よりも“プロ”を優先してもらう覚悟を持って
入社してもらおうとしているのだ。
(だから、今の政府の動きに対して、
日本ならではの職人がいなくなり、国力を失うとまで言っている)

この話によって半分くらいの若者が入社をあきらめるという。
(お~そんなに!)
それでも語る理由は、この仕事はそのくらい歴史を見ても、
社会的にも重要な役割を担っていることを解って、
追求して欲しいと思うからなのだろう。

そのくらい自分の仕事に対する理解と誇りがない限り、
続かないし、ついつい経済性に走ってしまうからねぇ~。
その仕事の役割であり “宿命”。
やっぱり、そこがわからず仕事についてしまうと、
追求できずに ラクな方へ流れてしまうことになるということ。

おっと、私たちの業界の役割であり
存在理由をしっかり追求しておかなくては…
そして働く人たちに 共有しておかないと、会社はブレることになる。

そうそう、里山を活かした料理人 奥田シェフには
“里山と生きる協会”をしっかりと応援してもらわなくては…。

moba1

奥田政行シェフ

moba3

奥田シェフには、度々イベントや取材で協力してもらっている

mobamain

会う度に、次なるユニークな発想であり、行動に驚かされる。

moba2

自分の仕事に対する理解と誇りがあるからこそ、こんなに素晴らしい料理が生まれるのだ

ページTOPへ
モバイルショット

03/21
2017

里山志向の目覚めフォーラム_0313-1

「里山と生きる協会」発足記念イベント決定!

1、ワイナリー構想考えました。
2、ワインぶどうの苗、調達し、植えてみました。
3、会社&研究会 設立しました。
4、「&里山生活」「里山スタイル」始めました。
5、メルロー、ピノノワールなどのヨーロッパ種も、
調達し、植えました。
6、ここで視察に行くなら、もちろんフランス ボルドー
でしょう…ということで、シャトー・マルゴー、
シャトー・オー・ブリオン 訪問しました。
7、奥田政行シェフを招いて、
地元で食のイベントもしてみました。

そしてそして、ついに「里山と生きる協会」発足ということに。
いや~、丸2年とちょっとで進むこと進むこと。
2015年の構想時には、
もちろんこれらの具体的なスケジュールはなかったわけで…。

やっぱり“動中の工夫”がいかに大切かということ。
具体的に行動してみて気づくこと、
見えることが本当に多いんだよねぇ~。
その時の周りの人たちの顔つきを見て、
その状況で発想する次なる一手は、
現実味もあり 奏功することが多いのだ。
そして、“里山と生きる協会”発足という展開に!
当初に発想したワイナリー構想には、
“協会”の設立計画はもちろんなかった。

それでもここまで来て、
その目的をふと考えると…、地元地域の活性化もあるが、
本当にしたかったことは、この日本のめぐみ“里山”を大切して、
いかにサスティナブルに展開するかということ。
だからこの“里山と生きる協会”発足に至ったのだ。
“藻谷さん、石坂社長 ご協力ありがとうございます”
平議員も発起人になってくれるという。
そして、東川町の松岡町長も、
このイベントのために北海道から来て
登壇してくれることになったのだ。(すばらしい!)
日本を美しくする会の、
我らが 鍵山相談役も応援してくれるという。

実は、あることを順調にすすめたいなら、
もっと上の方の大きなステージで
注目されることがポイントだという
“三角コーン力学”があるのだ。
(中島流の力学なわけだが…)

この“力学”からすれば、
この“里山と生きる協会”の発足は、
いろいろな意味でワイナリー構想にも、
奏功してくれるはず。
(うんうん)

それはともかく、
“動中の工夫は、静中の工夫に勝ること、幾千億倍”なのだ。
白隠禅師、そして鍵山相談役、
すばらしい言葉をありがとうございます!

7月6日(木)18時、
さまざまな“動中の工夫”が展開されます!
ぜひ予定しといてください。

【里山と生きる協会ホームページ】▶︎▶︎▶︎http://satoyama.live/

里山志向の目覚めフォーラム_0313-1

7/6「里山と生きる協会」発足記念イベント開催!

里山と生きる協会簡易資料0310-1

ワイナリー構想から2年…ついに協会の発足へ

synmain

ワインぶどうも順調に育っている

里山志向の目覚めフォーラム_170322-2

イベントの詳細はこちらから

ページTOPへ
モバイルショット

03/13
2017

mobamain1

“スパカツ”から拡大しない戦略へ!

スパカツ!? カツスパ!?
なに、それ?
「釧路に来たら、スパカツ!」なんてフレーズまで
Webに発信されているではないか。
十勝、釧路地域では人気のご当地グルメらしい。

私は、十勝の清水町にある「とんかつのみしな」で初体験。
(あつあつの鉄板に盛られたスパゲッティと大きなロースカツ。
そしてその上からあつあつのミートソースが…)

とんかつの自慢の店ということで、
とても美味しくいただいたわけだが、
ご覧のようにボリュームもスゴい!
お陰様で、おなかはパンパン。

私的には、もう世の中のグルメは、出尽くした感があったのだが、
その組み合わせやこだわりによって、
まだまだ出てくることを予感させる“スパカツ”だったのだ。
そしてこの「とんかつのみしな」、かなりの人気店だという。

国道に面してこそいるが、
その周辺は街ではなく、畑ばかり。
すなわち、この店が目的でみなさん来店しているということ。
てことは、地方の単独店は、ダイソンではないが、
かなりの吸引力がないとやっていけないのだ。
ほどほどのメニュー、ほどほどの味では、
お店として継続していけない。

先のビジ達でも紹介したニトリやダイソー、
しまむらなど地方出身の企業が活躍しているように、
この地方で継続的な集客力がある店は、
都市部でも成功するかもしれない。

でも、しかしだ。それだけでは成功しないのが実際。
ニトリやしまむらにしても、地球規模の視点を持って、
センスを磨いているからこそ、
多くの人たちに選ばれているということ。

“スパカツ”にどう地球規模のセンスをトッピングするか…。
う~ん、難しい。
やっぱり、“スパカツ”をワールドワイドなグルメに
仕立て上げるのは難しいかもしれない。

家具やファッションと違って食品や料理ものは、
その地の文化であり、地域性が出てくるものだからねぇ~。
地域によっての人の好みもあるし…。
“スパカツ”は北海道の道東での
ご当地グルメってことでいいのかも…。

ムリして全国区にしない方が経営している人にとっても、
負荷がかからず長くやっていける秘訣なのかもしれない。
(来てもらって現地で味わってもらう、
まさにご当地グルメってこと)

ということで、帯広・釧路周辺に来たら
美味しい“スパカツ”の店を探して味わって欲しい。
この地で食べるから、美味しい“スパカツ”なのだから。

そこで今回の学び。
何でも、拡大することが常識であり、
あたりまえのように語られているが、実はそうではないのだ。
下手に拡大しない方が、
お客様にとっても、お店側にとっても、幸せなことってけっこうある。

“拡大しない戦略”も選択肢にあることが大切!

mobamain

スパゲッティと大きなロースカツ。 そしてその上からあつあつのミートソースが…

moba2

十勝の清水町にある「とんかつのみしな」のご主人

ページTOPへ
モバイルショット

03/06
2017

mobamain

高級マンゴーへの逆転の発想!

「ここに 2 万円を超す“白銀の太陽”がなっていたんですよ。
そう、日本橋の千疋屋さんでも売っている
高級マンゴ ーのことですよ。信じられないでしょうけど...。」 
(出荷してしまったので...と
ヒゲのオジさんは熱く語るが ...)

なぜ、人は信じられないと思ってしまうのか!? 
このヒゲのオジさんの話だから
信じられないわけではなく、
 このビニールハウスの外には
まだまだたくさんの雪が残っているからなのだ。
(ヒゲの中川社長、ごめんなさい)
 ここは、真冬には氷点下 20 度を
超える日が続く北海道の十勝地方。

まぁ~普通に考えれば、この地でマンゴーなんて
つくったりしないわけだ。
なのになぜ、チャレンジしビジネスとしても成立しているのか!?

ひと言で言えば、“逆転の発想”。
この地だからこそできる逆転の展開がいくつもあるのだ。

逆転その 1。冬にマンゴーを出荷。
 そう、敢えてクリスマス時期に完熟を目指してつくり
沖縄や宮崎に対抗している。
もちろん、希少価値性も高くなるわけだ。

逆転その 2。冬場の大量の雪を活用し、夏を冬に! 
冬は近くの温泉を活用し、
ビニールハウス内を南の島の夏状態にしている。
マンゴーの木はいつの間にか、
季節を履き違えてこの北海道の地で
元気に過ごしているのだ。

逆転その 3。外が寒い時期に実を成長させるので
病気や虫の心配がなく、農薬もほとんど使わないという。

 他にも、自然エネルギーに
こだわった生産をしているなど、
ノラワークスジャパンの中川社長は、いろいろなチャレンジをして、
ベンチャーな農業ビジネスを実践している。

すばらしい逆転の発想。
実は、私たちの周りにいろいろな
科学技術が増えてきたことによって、
これまでの常識に捉われなくていいビジネスシーンが
数多く出て来ているのかもしれない。 
それに気づいた人は、それまでの常識を超えたビジネスモデルで
新しい時代にチャレンジしているということ。

もしかしたら、私たちが取り組んでいる
Memuro ワンヴァレー構想も
(極寒の地での)これまでのぶどう生産の常識を超えた
アプロ ーチであり、
思ってもみない逆転の展開が待っているのかもしれない。

ウッフッフッフッ、
これからの“動中の工夫”こそが大きな逆転劇を生み出す⁉︎

mobamain

ノラワークスジャパンの中川社長

moba1

中川社長はいろいろなチャレンジをしてベンチャーな農業ビジネスを実践している!

moba3

ビニールハウスの外にはまだまだ雪が残っている

moba2

しかし、ビニールハウス内の温度は南の島の夏状態!

ページTOPへ

BACKNUMBER

ページTOPへ