これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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ビジネスの達人

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04/18
2016

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10年、偉大なり。

ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる。
ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる。
ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる。

こんな風におまじないのように心で
つぶやきながら、朝ゴミ拾いをしているが、
なぜかこの言葉をくり返していると、
気持ちよくゴミ拾いが出来るのだ。

鍵山相談役は言う。「私の信念を入れた言葉だ」と。
ゴミを捨てる人は捨てる一方。まず拾う側にはならない。
反対に拾う人は、無神経に捨てることもしない。
この差は年月が経てば、とんでもなく大きな差になって
くると相談役はいう。まさにその通りだろう。

確かにひとつ拾えば、ひとつだけきれいになるのだ。
それ以上でもなく、それ以下でもない。
ふたつ拾えば、ふたつ分きれいになる。
私が拾ったゴミの分だけ、その通りを行きかう人は、
それらのゴミを見なくて済むということ。

それだけでも、私がゴミを拾う意味は十分
にあると思うが…。

「ともすると人間は、平凡なことはバカに
したり、軽くあしらったりする。そして、
難しくて特別なことをしなければ、成果が
上がらないように思い込んでいる人が多い。」
とも相談役は語っている。

まさに私もついついそう考えていたような…、
いや、今もときどきそう考えているかもしれない。
ところが、平凡でだれでもできるゴミ拾いが、
少しずつ少しずつ私をあるところに導いてくれて
いるように思えてならないのだ。

“人の道”と言っていいのだろうか。
(ちょっとこんな言葉を発すると
首筋がかゆくなってくるが…)

実は、こんな話しを書いてしまった理由は、
ついに10年経ったから。この飯田橋から
オフィスまでの通りのゴミ拾いをして、
何と10年経ってしまったのだ。

毎日拾っていても、毎日ゴミがあるのは
不思議ではあるが、とにかく10年レジ袋を
2つ持ち、トング片手に拾い続けたのだ。
続けさえすれば、いつの間にか年月は過ぎ
て行くということ。そして何かが間違いなく
変わっていっているような…。

それはこの通りより、私の中の何かがなのだ。
ひとつ拾えば、私の中の何かがひとつだけき
れいになっているのかもしれない。

鍵山相談役は、こんな風に目に見えるゴミを
拾うことで、心の中の見えないゴミをも拾っ
ているのだと言っていた記憶が…。(ふむふむ…)

お陰様でかなり歪んでいた私の価値観は、
けっこう修正されてきたような気もする。
さて,ここからまた10年続けるとどうなって行くのか!?
(もしかしたら神の領域に!)

あっ! 10年、偉大なり。20年、恐るべし。
30年、歴史なる。そして、50年、神の如し…
という中国の格言が…。

神の領域は遠い! あと40年続けなければ…ってことは、
100歳にしてやっと…。(トホホ…)

掃除道50年を超した鍵山さんは、
まさに“神の如し”の領域ということ。

だから、神の如しなのだ。

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講演中の鍵山相談役

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深い言葉が胸に響く

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楽しくわかりやすく

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街にはゴミがこんなに

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50年…、神の如し

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04/11
2016

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大沢悠里氏の継続の極意

「後悔はない。やり切った感じ。
これ以上やるとしつこい。あっさりも大事だよ。
30年間、聴いていただきありがとうございました」と。

さすが大沢悠里さんらしい番組最後のあいさつ。

『大沢悠里のゆうゆうワイド』は、4月8日
金曜日が最後の放送だったわけだが、何と丸30年。
1986年4月7日に始まったということだ。

もちろん本人もこれを最後に引退(?)しようと
思っていたようだが…。多くのリスナーから継続
を望む声が寄せられ、結果として“ゆうゆうワイド”
は、土曜日午後15:00~16:50(週1回)に移行という
ことになったという。(私たちの番組『ビジネス・ラボ』
にも継続を望む声は寄せられていたと思うのだが…、
私たちが固辞したことで…、はい)

私が大沢さんと親しくさせていただいて25年以上
になったわけだが、そのパーソナリティとしての
役割であり、責任感はハンパではない。
毎朝、始まる2時間半以上前にTBSに入り、ゲストの
方々に関わる情報の確認はもちろん、4時間半にも
渡るナマ放送の流れも打ち合わせしていたという。

またラジオから流れる声からは、その人の性格であり、
人間性も伝わってくると言われ、その結果がリスナー
からの“継続”を望む大きな声となったのだろう。

ビジネスでも経営において、“継続”の2文字は大切な
キーワードであることは確か。なぜ、大沢さんが30年間
番組を継続し、それでもまた継続を多くの人たちから求
められたのか。そこには何が存在するのか。

ここで中島流の分析。

大沢さんが、番組開始時に呼びかける「仕事をしながら
聴いてくれている方、病気療養中の方も聴いてくれてい
ると…」のフレーズ。そして番組最後の映画のエンドロ
ールのように読み上げる、すべての番組関係者のその役
割と名前。

これらの中に、継続のポイントがあるように思えてなら
ない。通常であれば、放送の表向きだけ大切にして発信
するのだが、大沢さんはさまざまな状況で聴いてくれて
いるリスナー側にも立ち、そして裏方の人たちを大切に
した展開をしていたのだ。

すなわち、表だけでなく「裏をも大切にした発信」である。

私も何度か寄せてもらったことがあるのだが、年に数回、
番組関係のスタッフすべてを招待しての食事会を開催し
ていたのだ。(もちろんすべて大沢さん持ちで…)

私達のビジネスに置き換えると、ビジネスに大切なのは、
つい表のお客様であり、仕事を発注してくれている人と
なるわけだが…、実は“継続”をテーマにしたときから、
“裏の人たち”、すなわち、そのビジネスを支えるスタ
ッフであり、関係者が大切になってくるということなのだ。

表も大切だが、ロングレンジで見ると裏の方がもっと
大切ということ。とにかく、大沢悠里さんの関係者を
大切にする言動はハンパではなかった。

やっぱり先輩方は身をもって大切なことを教えてくれ
るねぇ。私たちの日々でも、思わず“表”ばかり大切
にしがちだが、ここでもう一度“裏”のことも考えて
みようではないか。

さて大沢さんも少しは時間を取れるようになったことだし、
また街の“裏”を楽しみに行こうと誘ってみよ~っと。
(それってどこだ!?)

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“裏”の人たちも大事にし続けた大沢氏

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私も25年来、親しくさせていただいている

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時間も取れるようになったことだし…

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04/04
2016

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ヨハン・クライフ氏から学ぶ“挑めばチャンス”

美しく敗れる事を恥と思うな。
無様に勝つ事を恥と思え」

うんうん、いいねぇ~。すばらしい言葉。
私がよく口にする“美しく、生きる”と
は、まさにそういうこと。

(この人は“人の道”をわかっているねぇ~)

これは先日、世界に訃報が飛び交った伝説の
フットボール選手、ヨハン・クライフ氏の言葉。
亡くなった翌日に開催されたオランダ対フラン
スの親善試合では、前半14分に1分間の中断を
とり、両チームの選手はもちろん、5万人のサ
ポーターも立ち上がり、伝説のクライフ氏の
追悼を行ったという。

それほどクライフ氏の存在が近代サッカーに
及ばした影響は大きいということだ。

えっ!? なぜ14分?なんて思っている人は、
サッカーファンではない人。
夢にまでクライフ氏が登場する私ほどの
サッカーファンにとっては、ヨハン・クライフ氏
の名と14番という関係は切っても切れない関係なのだ。
(代名詞と言える背番号ってこと)

はっはっはっはっ…
(実は話の流れで書いてしまいましたが、
それほどのサッカーファンでもない私とし
ては調べれば調べるほどその功績に驚くばかり)

とにかく私の知っているサッカーの経験者や
関係者からたびたび耳にしていた名前だったのは確か。

フライング・ダッチマン(空飛ぶオランダ人)とか
エル・サルバール(スペイン語で救世主)などの
様々なニックネームを持っていた。

「本当に素晴らしいフットボールは、国境を越え、
自分の属する国籍まで忘れさせ、人々を熱狂させる」
(うんうん、まさにそう思うが…)

それほどのサッカーを実践できる自信を持っていた
ということだろう。日本でいうところの内村選手率
いる“美しい体操”!? そしてここ数日観客を沸か
せている羽生選手の男子フィギュアだろうか。

たとえビジネスの世界でも私たちが目指さなければ
ならないのは、目先の数字や功績ではなく、世界に
も通じ未来を創って行くワザであり、ノウハウのビ
ジネスなのではないだろうか。

日本は特に世界に誇れる文化であり、感性、そして
技術をも持っている国なわけである。いや、それだ
けではない。“美しい里山”も日本全国に持っている。
もっともっとその資源も日本人の感性も活かして、
世界に通用するビジネスをあれこれチャレンジするとき
だということ。

伝説のクライフ氏はこんな言葉も残している。

「月並みなやり方をするくらいなら、自分のアイデアと
心中した方がマシだ」

「才能ある若手にこそ、挫折を経験させなければなら
ない。挫折はその選手を成長させる。それは最大の良薬
だからである。」

「良い監督は、あるプレーヤーの短所を、
別のプレーヤーの長所でカモフラージュする」

いや~どの言葉も十分ビジネスにも通用する言葉だこと。
スポーツであれ、ビジネスであれ、何事もつき詰めて行くと、
同じところに行き着くということだ。
やっぱり人がやっていることだからだろう。

とにかくクライフ氏は、もっともっと自分を信じて突き詰めろ!と。
「挑めばチャンス、逃げればピンチ」を身を持って
教えてくれたのだろう。

さて私も、守るものも少なくなってきたことだし、
ここは自分のアイデアと心中しようかなぁ~。

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Mr.セイージも哀悼の意を…

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03/28
2016

moba

チェーン店のビジネスモデルにもの申す!

あったぁ~、これこれ。
探していた伸縮性のあるジーンズを
ついに見つけた。しばらく前に一着買い、
履き心地もよく休日のパンツとしてもう
一着探していたのだ。

思わず2着も買うことに。とはいえ、試着
しないことには。パンツはサイズや履き
心地などいろいろあるからねぇ~。
そして必ず、裾直しをしてもらわなきゃいけないし…。
(なぜか、けっこう裾を切るんだよねぇ)

よし、裾もクリップで止めてもらったし…
おっ2着買うと20%引き!(^o^)/(ワ~い!)

Tシャツもカゴに入れレジに行くと…

スタッフ「お店のカードがありましたら、
優待期間中ですが…」
(ほ~今日はいい買い物したねぇ~)

ここまではよかったのだが…

支払いが終わり、店の若いスタッフは、
レジを背にしてその2着のパンツをたたみ、
紙袋に入れてくれようとしている。
なぜかクリップをはずして、
折り目を伸ばしてたたんでいるのだ(-Д-;)

「えっもしかしたら裾のクリップはず
しちゃった!? 」

スタッフ「は?はい」

「何しちゃったの!? これから裾直すのに…」

スタッフ「…」
(こんなことすらわからないスタッフにレ
ジをさせたらダメだよねぇ。)

すると先輩スタッフが「申し訳ありません。
もう一度、フィッティングルームで裾を…」

この季節は、クツはもちろん、コートと
ジャケットも脱がないことにはパンツを
履くことは難しいのだ(*^*)ゞ

(もう気持ちの中では、ちゃぶ台をひっくり
返していたのだが、ここはおさえて…)


私の応えは、「もういやです」

その挙句、私に5本の指を立てて、

「裾直しに5日ほどいただいています」だって…

「5日? 5時間ではなく5日!? 」

スタッフ「はい、5日間です」だって…(=゚ω゚)ノ

「いつもの有楽町店では、1~2時間で
仕上げてもらってたんですが…」

スタッフ「こちらの店舗では5日間
いただいているんです」
(ついにちゃぶ台2台目をひっくり返した!)

5日間も待った挙句、また渋谷に来てられるか…。
ということでそれらのパンツを持ち、有楽町店
に行き、無事パンツを仕上げてもらったわけだが…。

ここでチェーン店の“ビジネスモデル”について
改めて考えてみることに。彼らにとっての
“ビジネスモデル”って何なのだろう。

まだ不十分なスタッフにお客様対応させれば
、当然そのリスクはお客様に行く。お客様に
とってうれしい対応はコストになるからと、
自分たちの都合を優先する。

ということで、私から見ると、彼らにとっての
ビジネスモデルは、自分たちが“都合よく儲け
る仕組み”に思えてならないのだ。

私はこのビジ達で“マニュアルのリスク”
をたびたび語って来た。本来のマニュアルは会社
としてのいい対応を一本化することで、差のない
お客様対応をしっかりして行こうというものだっ
たはず。

ところが、まだ育んでいない不十分なスタッフを
マニュアル通りに対応させることで、人員として
活用させて行こうという彼ら側の都合を優先した
カタチが、マニュアル対応となっているのだ。

中島流に言えば、この仕事を通じて社会に貢献して
いこう…ではなく、この仕事を通じてうまく儲けて
行こう、なのだ。

この社会にあまたある会社が、儲けることもその
目的に掲げてもいいが、その事業を通じて人を育み、
社会に貢献することもしっかり目的にして欲しいと
改めて思った次第。

そうじゃないと、多くの生活者の心が荒んじゃうこと
になるからねぇ~。やっぱりここは、どの会社も、
“先義後利”を掲げてもらいたいものだ。

弊社もこの春、4人が入社するわけで、
しっかり人を育まなければ…。

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今日はツイてる!と思ったのに…

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別店舗で裾直ししてもらったパンツたち

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やはり“先義後利”を掲げなければ…

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03/22
2016

守り人シリーズ (1)

『精霊の守り人』は原作をどう超えるのか!?

さて、綾瀬はるかは、あの“バルサ”らしく
演じられるのか!?

NHKがラジオ放送開始から90年を記念して
制作する大河ファンタジーが『精霊の守り人(もりびと)』
だという。(なぜ、ラジオ放送の開始から記念してが
『精霊の守り人』かはよくわからないが…)

とにかくNHKがチカラを入れてつくったってことだろう。
NHKを観ていると、このドラマの番宣映像もたびたび…
いや、しょっちゅうと言っていいほど目にした記憶が。

そしてCGはもちろん最新の映像音響技術を駆使して
上橋菜穂子著のあの異世界ファンタジーを描いているという。
綾瀬はるかを主人公にして、果たしてどんな風に格闘シーン
の多い物語を映像化しているのだろう!?

このビジ達でも何度か紹介して来たが、私はこのところ、
上橋氏の著作をとにかく読みあさっているのだ。この
「守り人シリーズ」の12巻はもちろん、「鹿の王」「獣の奏者」
と読んでいるのだが、どれも異世界で異時代のファンタジー
なのだが、次のページに指をはさんでめくる程、私には面白く
読める本なのだ。

これだけ読んできたからこそ、綾瀬はるかがどんな風な役づく
りで登場するか楽しみなわけ。だって私が読み描いた“バルサ”
のイメージと綾瀬はるかとではかなり大きなギャップが…。
そして先程の格闘シーンの多さもあってなのだ。

そして、この「守り人シリーズ」は累計280万部というから、
とんでもなく多くの人たちに読まれているわけで、私だけで
なく、とにかく多くの読者に期待されての映像化ともいえる。
当然、異世界ファンタジーは読む人によって描くイメージも
それぞれなわけ…。果たしてそれらの人たちを満足させられ
るかということだ。

すでに世界の5、6ヵ国でもこのシリーズは出版されていると
いうから、NHKもこのドラマ映像を世界へ発信すること
も考えてのことだろう。

聞くところによると、綾瀬はるかは役づくりのために腹筋は
30回を5セット、腕立て伏せは200回くらいを日常的にやって
きたという。(すばらしい!)

ある記事には、撮影の1日目だけで「心折れそうになった」と
も書いてあったほど…。(いいねいいね。そのくらいのクオ
リティを求められているところがいい。)

このくらい真剣に取り組んでくれたのなら、期待できるかも!! 
(私はちょっと綾瀬はるかに甘いかもしれない…。)

とにかく真剣に取り組んだ姿勢は、必ずやその作品に
出てくるもの。私たちの仕事でも付け焼刃の仕事か、
真剣に取り組んだ仕事かは、その出来栄えに反映され
るのだ。

少し前に紹介した
「自分が燃えていなければ、人の心に火を灯すことはできない」
まさにこの言葉の通り。

綾瀬はるかはじめ、NHKの関係者が、燃えて制作にあたって
来たかどうかということ。(とにかく楽しみ楽しみ。)

さてこのドラマ3月19日(土)が第1回目となるわけで…。
あっ…、このビジ達が発信されるときには、もう始まっている
わけだ。

この原稿を書き換えることにならなきゃいいが…。

守り人シリーズ (1)

上橋菜穂子著『守り人シリーズ』

守り人シリーズ (鹿の王)

上橋氏の作品を読みあさっている

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