これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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11/24
2015

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これからは“掃除道”の輸出!


「壁ではなく、架け橋をつくりましょう」
と、1冊の本を片手に繰り返すマニセラ・ロサリオ氏。

放っておくとついつい隣の国と壁をつくろうとしてしまう。
ところが掃除をテーマにやりとりしていると、
それは架け橋となり、互いに信用・信頼がつくり上げられ、
いい関係がカタチづくられていくのだという。

この“掃除道・SOJIDO”の本は、
もちろん鍵山秀三郎氏の本をイタリア語訳したもの。
それを出版プロデュースしたのがこのマニセラ・ロサリオ氏だ。
この11月に新宿で行われた早朝清掃に参加し、
掃除終了後に流暢な日本語でその出版や、
掃除の可能性について語ってくれた。

イタリアを含め、ヨーロッパではほとんどの国で、
委託されている業者が道路を含め
公共のスペースを掃除している。
だから、一般の人たちが公共のスペースを
掃除することはまずないという。

先日、日本の掃除の会の数人が招待され、
イタリアの街を市民と共に清掃したのだという。
もちろん、マニセラ氏がコーディネートしたわけだが…。
徹底した日本ならではの“掃除道”を体験したことで、
参加した多くの人たちから、掃除の持つ可能性について
いろいろと意見が出てきたという。

理屈で考えるのと、実際に体験するのとでは大きな違いがある。
掃除が終わる頃には、みなさんいい顔つきで
周りの人たちとコミュニケーションをとっていたそうだ。

すばらしい!
実際にやってみると、思った以上にその作業に集中でき、
終わる頃には充実感も生まれて気分がスッキリする。
同じ目的を持ってことに当たるからこそ、
周りの人たちとの共有関係もつくりやすく、
共通の価値観も生まれやすいのだろう。

だからこそ、世界の人たちに日本の掃除のHOW TOではなく、
“掃除道”を体験し、その価値観に活かしてほしい。
すなわち、今後はモノの輸出より
“SOJIDO”を輸出してほしいのだ。

お金がほとんど介在しないこのような価値観の貿易こそが、
本来の人と人の信頼関係をつくり上げられると思う。
鍵山相談役がよく言うように、
お金にならないことこそが、
人であり人間関係に大きく作用するということだろう。

鍵山相談役が徹底した掃除に取り組んでから52年。
個人の取り組みが、会社の取り組みになり、
そしてさまざまな企業の取り組みへと飛び火し、
そしていま、地球規模の取り組みへと
ステップアップしていこうとしているのだ。

鍵山相談役だってその当時は、
まさか鍵山流掃除道がここまで拡大していくとは
思わなかったことだろう。
何事も、誰かが自分を信じて一歩を踏み出さない限り、
何も生まれてこないのだ。

いまさらだが、私も自分を信じて
小さな一歩を踏み出してみよ~っと。
あっ、もう十勝でのワイナリー構想は
一歩以上踏み出していたんだ…。

0から1は、1から1000の距離よりも遠いって
鍵山相談役から習ったし…。
鍵山相談役からは、途中でやめる方法は習ってないし…。
てことは、前進しかないってことだ。

ファイト~~~~!!

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マニセラ氏と掃除本

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世界へ羽ばたけ、掃除道!

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多くの人が掃除道に共感するように

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モノから価値観の輸出へ

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2015

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アサガオと私の“固い絆”

6月の下旬ごろ、美しいピンク?
いや淡い紫の花を一輪つけてくれた。
美しい! 愛らしい!
(一見、私には似合わない
言葉に思うかもしれないが…)
昨年もこのベランダで咲いていた
アサガオなのだが、私は
この一輪の花に感動していた。

実はこのアサガオ、
昨年の晩秋に私が種をとり、
今春に蒔いたもの。
よくぞ、咲いてくれた\(^o^)/

そこから次から次へと咲き、
この一鉢で多分100個!?
いや150個くらいの花を披露してくれた。
そして11月に入った先日、
ラストとなるだろう花をつけてくれた。
なんと、4ヵ月以上にわたり、
咲き続けてくれたのだ。

素晴らしい! ありがとう!
(この私でも、これには感動するわけで…)

そしてそして、そのアサガオたちが、
昨年の5倍以上(?)の種を残してくれているのだ。
スゴ~~~い! 来年は、
3~4コの植木鉢を用意しなければ…。

やっぱり、自分で種をとり、
自分で蒔くと、“自分のアサガオ”
という気分になってくる。
正しくは…アサガオと私との二人の(?)
連携によってその美しい存在を創造しいるわけだが…。

このアサガオの花言葉の一つは
「固い絆」だという。
まさに私とアサガオとの
固いきずなが実を結んだと言っていいだろう。

私と花なんて多くの友人が
似合わないと言うだろうが、実は…。
シクラメンは、今春で5回目(多分)の
花を咲かせてくれたのだ
(シクラメンの場合は種でなく球根だが)。

とにかく私の家のベランダは、
一年中常に美しい色の緑が輝いているということ。
この彼らとの(?)彼女らとの関係が、
私に心地よい環境をつくってくれ、
そしてこのコミュニケーションが
私に多くの学びも与えて
くれているとも言えるのだ。

いい仕事を続けていくためには、
直接的ではないが、こんな環境演出も必要だということ。

さて、そろそろシクラメンを段ボールから出し、
6回目の花を期待しながら、
コミュニケーションを図ろ~っと。

ちなみにシクラメンの花言葉は“遠慮”。
例の遠きを慮ること。

本当に、我が家の花たちはタイミングを
見ていろいろと学ばせてくれる。

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種をとっといてまた来年!

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シクラメンも♪

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2015

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平均年齢27歳の可能性

とにかく、バイク、バイク、バイク。
現地の人たち流にいえば、
ホンダ、ホンダ、ホンダとなる。

すなわち、ここではバイクのことを
“ホンダ”と呼んでいるという。
(ヤマハのバイクもホンダと呼ばれていた)
その昔の私たちが、
複写機のことを“ゼロックス”と
呼んでいたのと同じ状況だ。(懐かしい…)

雨だろうが、台風だろうが、
みんなホンダに乗っかって
移動しているという。
女性は短パンをはき、
ナマ足をむき出しにして乗っている。

2人乗りはあたり前。3人乗り、4人乗りまで
堂々とやってのける。
聞いたところによると、
子供やお年寄りは乗車人数に数えないという…
(ホント?!)

大きな脚立や抱えきれないような棚まで
ホンダで運んでいるのを目にした。

なぜ、ここまでホンダに頼ることになったのか…
他の移動手段と言えば、あまり自由のきかない
バスくらいしかなかったからのようだ。

とはいえ、ホンダ1台7~8万円
というからかなり高級品。
ベトナムの若者の月給の5~6ヵ月分
ということだ。
(高い~~~!)
なのに、ベトナムの2人に1人が
ホンダを乗り回しているのだ。

このホンダに乗る若者たちを見ていると、
強いエナジーを感じ、ベトナムの
これからのポテンシャルを
伺い知ることができた。

なぜ、ここまで活力を感じられるのか。
実は、ベトナムの平均年齢は何と27歳だという。
全人口9,250万人の平均が20歳代なのだ。
(若~~い!)

そりゃ、その可能性は街を観ても、
話を聴いてもひしひしと伝わってくるわけだ。
そして、その若者たちが日本語を学び
日本に行きたいと言っているという。
(お~嬉しいこと言ってくれるねぇ~)

今回は、ダナンとホーチミンを
訪問させていただいたのだが、
ビジネスの話を伺っても、社会構造を見ても、
現地の若者との会話からも、
これからいろいろと、
いい変化をしていくだろう
ベトナムの今を知ることができた。

この状況を知って、ある人が
“オセロゲームのまだ四角(よすみ)を
とられてない状態”と言ったのだ。
まさに、シロになるのかクロになるのか、
いろいろな可能性を秘めているベトナム。

だからと言って日本人が角を
取りに行っていいのだろうか。
いや違う。
他の外国の人も同様に角を
取りに行ってはダメだとも感じた。

これまで1,000年以上に渡り、中国や近隣の国、
そして、フランスなどさまざまな外圧に
押え込まれてきたベトナムだからこそ、
ここは静かに見守り、その可能性を十分活かして
もらいたいと思うのは私だけだろうか。

ところで、日本の平均年齢は40代の後半。
何とベトナムと20歳の開きが。
さて、そんな日本はどんな生き方がいいのだろうか。
やっぱり、その平均年齢に相応しい
酸いも甘いも知った大人の
生き方が求められているのだろう。

これもタテの発想であり、
“タテの生き方”と言える。

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通勤ラッシュ

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ホンダ・ホンダ・ホンダ

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落ちないか心配

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ぶつかったら危ないと思うけど…

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11/02
2015

1102十勝バス、野村文吾社長

子孫のためにも“恩送り”の実践!

「“恩送り(おんおくり)”という言葉があります。
日本に古くからある言葉で
“おんくり”と読まれたりする言葉なんですが…。
受けた恩をその人に返すのではなく、
他の人に返す(送る)ことを言うようです。
だから私は当社の取り組みを、
今後の全国の地方都市のためにであり、
取り戻した“誇り”を未来の人材である
子どもたちのために発信していきたいと思います…」

これは、先日の北海道十勝を訪れての研修ツアーで、
十勝バスの野村社長が語った話。
野村社長は、この十勝で生まれ、
父が十勝バスを経営していたことで、
十勝の多くの人たちにお世話になって
東京の大学も行かせてもらったようなものだという。

だからこそ、試行錯誤の末厳しい経営状況から脱した今、
“恩送り”を実践していきたいというのだ。

この“恩送り”という言葉、
かすかに耳にした記憶はあるが、
ほとんど使うこともなく頭の隅からも
抜け落ちようとしていた。
だが、このところ“タテの発想”の重要性をテーマに
あちこちで語り歩いている私としては、
かなり注目に値する言葉としてとらえている。

この言葉にあるように、確かに、
お世話になった人、与えてくれた人へ
返そうとするだけで終わってしまうと、
そこ止まりになってしまう。
次の世代や違う場所でその“恩送り”をすれば、
様々なところであり、
未来社会での正の連鎖が起きることになるだろう。

…なんて考えながら“恩送り”を調べていたら
トルコの軍艦「エルトゥールル号」の話が紹介されていた。
そう、このビジ達でも何度かご紹介した125年前(1890年)に
紀伊大島沖で座礁大破して約600名のトルコ人が犠牲となった事件だ。

台風で大荒れだったことで起きた大事故だったが、
大島の島民はその大荒れの海に飛び込んで69名のトルコ人を救出した。
さらに、貧しい村であるにもかかわらず、
かけがえのない備蓄の食糧をも提供し助けたという。

その恩返しが1985年イラン・イラク戦争の時の
在留邦人への救助飛行機の提供というカタチとなった。
まさに95年後に“恩送り”が実行されたということだ。

もちろんこれ以外でも身近なところでは、
親に受けた恩を自分の子に返すというのも同じだろう。
また、仕事において先達から学んだスキルやノウハウを、
次の世代に伝授することも“恩送り”に入るだろう。

私の論である“パラダイムシフト75”により、
この75年は残念ながら“恩送り”からは遠ざかった価値観で
社会が形成され様々なビジネスが展開されてきたと言っていい。
まさに、目先であり、自分たちだけを優先した
価値観だったのだ(今も続いている…!?)。

パラダイムの過渡期である今、ぜひ“恩送り”を心がけ、
その先の私達の子孫にその善循環が
巡ってくるようにしたいものだ。
私達が生きているうちは難しいかもしれないが、
そうしない限り、いい社会、いい未来はやってこない。

とにかく“恩送り”を代表とするタテの発想、
タテに重きを置いた行動や
ビジネスを実践するときがきているのだ。

いま取り組んでいる北海道十勝でのワイナリー構想も、
実は“恩送り”の実践であり、タテの発想と言えるはず。
だが私の場合は、これまで学んだ知識やノウハウ、
人的ネットワークが本当に成果の出せるものかどうか、
クライアントのいないところでチャレンジして見たかったということ。

こんな私でも、たくさんの人たちから
多くの恩をもらっているからねぇ~。
いや、まだ未熟の私は恩を送るより、
恩をもらうほうが多いのかもしれない。

もしかしたら“恩送り”って、まるで先義後利!

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いまこそ恩送りの実践!

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まだまだ学ぶべき点は多そうだ

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バス事業で“恩送り”

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善循環でよい社会づくりを!

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10/26
2015

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長いも掘りも“遠慮”の視点

うわ~~大きい! 太~~い! スゴ~~い!
(女性からの感嘆の声)

なぜか、この声を聞くと男どもは照れくさくなってしまう。
場所が変われば、男としては、
とってもうれしく自信のみなぎる言葉なのだが…
(若い頃に耳にしたかった…)。

ここは北海道十勝の大平原。
男たちはタオルを首に巻き、スコップを握り締め、
大地と格闘しながら汗だくでチャレンジしている。
その掘りの深さは80センチほどだろうか。

このくらい深く掘らない限り、
長いもの先端は顔を出してくれないのだ。
ほどほどで抜こうとすると、
“パキッ”という音と共に真っ白な折れ目がむき出しに。

この時は、さすがに徒労感が漂い、ガックリとなる。
だからこそ次は確実にものにしようと、
手を抜かないし、気も抜けないのだ。
この緊張感が男たちをより駆り立てているのかもしれない。

とにかく、手作業による長いも掘りは手間がかかるし
エネルギーも使い、きれいに掘り出すのは至難の業。

この時も男衆(経営者たち)は、ブツブツ言っていて
なかなかヤル気を出してくれなかったのだが、
掘り始めて15分ほどすると
なぜか口数は減り黙々と掘り始めるのだ。
経営者というより、1人の農夫として長いもと対峙している状態。

なぜここまで、長いも掘りは人を夢中にさせるのか。

“この長く太い長いもを美しいまま掘り出したい!”
こんな目的意識が芽生えた途端に、
人は時間を忘れ真剣に取り組むことになる。

もしかしたら、ビジネスも一緒かもしれない。
人に言われたからではなく、
自分自身の中でしっかりした目的意識が芽生えたとき、
人はいろいろと試行錯誤を繰り返し、
自分のやり方で進んでいくということ。
長いも掘りのように、時間を忘れて一生懸命に取り組むのだ。

ふむ、ふむ。ということは…
早くに長いもが折れてしまうような失敗体験こそが、
必要条件と言えるのかもしれないね。
すなわち、スタッフのビジネスにおける
ちょっとした失敗を勇気を持って見過ごせるかが、
まずはリーダーに必要なポイントとなるのだ。

あ~、そう考えるとその昔はついついスタッフが失敗しないように、
最初からあれこれ細かく言ってしまっていたなぁ~。
あれじゃ、人は成長しないんだよなぁ~(反省しきり)。

とにかく、人の育て方も長いも掘りも上辺だけではダメで、
それなりに深い考察が必要ってこと。
あ~またあの言葉が頭に浮かぶ。
“遠慮(遠きを慮る)”だ。

この二文字がいろいろな場面で活躍する。
見えない土の中を慮ってこそ、いい結果に出会える。
この発想こそが、今の時代のキーワードと言っていいのかもしれない。

そういえば、今回ゴボウ抜きも体験したなぁ~。
長いもに比べれば、結構あっさり抜けたっけ。
でも、ビジネスは“ゴボウ抜き”のようにはいかないのだ。 ask synonym

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長いも掘りに挑戦!

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予想以上に骨の折れる作業だ

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