これからの選ばれるビジネス!

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選ばれる仕事道

04/25
2022

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イーロン・マスクの“スターリンク”が活躍!!

皆さん知っていますよね?
イーロン・マスクが、ロシアのウクライナ侵攻で
活躍してくれていることを!
マスク氏は、スペースX社の衛星ネット回線“スターリンク”を
迅速にウクライナへ提供し、それが今役に立っているのだ。

ことの発端は、
「@elonmusk 、あなたが火星への入植を考えているその間にも、
ロシアはウクライナを占領しようとしているのです! 
あなたのロケットは宇宙から無事着陸したかもしれませんが、
ロシアのロケットはウクライナの民間人たちを攻撃しています! 
ウクライナにスターリンクの送受信機を提供し、
また、分別あるロシア人たちに立ち上がるよう呼びかけてはもらえませんか」
というウクライナの副大統領からマスク氏宛への
ツイートからだった。

このツイート発信時、ロシア軍のウクライナへの侵攻により
インターネット接続が遮断されていた。
ツイートを読んだマスク氏は、支援を即断。
要請ツイートからわずか10時間27分後には、
ツイッター上のリプライにて、
ウクライナでのサービスを開始したと発表。
送受信にあたり必要な端末も
要請から約56時間後には、現地に到着するという早さだった。

副大統領からは、「スターリンクが......届いた。
ありがとう @elonmusk」の謝辞とともに、
車両に積まれた多数のスターリンク衛星端末の写真をツイート。
このお礼ツイートは瞬く間に世界に拡散し、
40分間で11万件を超える「いいね」を集めた。
マスク氏はこれに「どういたしまして」と短く応じている。
最初のツイートからサービス提供開始と
送受信用アンテナの現地到着まで、
56時間13分というスピード対応だった。

“スターリンク”はスペースX社の進めている計画で、
衛星インターネットアクセスサービスだ。
地上に置かれた専用の送受信機にて通信が可能になる。
“スターリンク”は、アクセスが難しい山間部、過疎地や、
地震・台風などの大規模災害により基地局が機能しない時にでも、
送受信用のアンテナさえあれば対応可能になるというもの。
それに加えて、言論統制を敷く独裁国家に、
ネット民主主義を広めていくのも
スターリンクの役割だとイーロン・マスク氏は言う。
イーロン・マスク氏が行う事業は社会課題の解決にも通じ、
今回のウクライナへの“スターリンク”提供は
“仕事道”の実践に他ならない素晴らしい対応だった。

スペースX社はグーグル、マイクロソフトとも
提携をしているとも聞いている。
まさにプラットフォーマーとしての
役割を担おうとしているということ。
いやはや、、世界のビジネスは地球規模ではなく、
宇宙規模の展開になりつつあるってことだよねぇ~。

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スペースX社は、もはや事業展開が宇宙規模

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選ばれる仕事道

04/04
2022

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36年間続いた“大沢悠里のゆうゆうワイド”ついに幕を閉じる

36年間続いた“大沢悠里のゆうゆうワイド”が
この3月で終了した。
(大沢さん、お疲れ様でした!)
大沢さんは今年で81歳!
なんと80過ぎてもプロとして一線で活躍されていたのだ!
素晴らしい!!

大沢悠里さんの略歴は、
・1964年 TBSへアナウンサー第9期生として入社
・1969年 ラジオ番組を中心に担当することに
・1979年 平日午後『大沢悠里ののんびりワイド』
  メインパーソナリティ
・1986 年 『大沢悠里のゆうゆうワイド』開始
  平日の朝8時半から12時まで、その後13時までの
  4時間半の番組(2016年まで)
・2016 年 土曜日に2時間だけの『大沢悠里のゆうゆうワイド』
  特別番組を放送
・2022年 『大沢悠里のゆうゆうワイド』終了

この番組のコンセプトは「人情・愛情・みな情報」で、
まさに“情”を大切にしていた。
ここまで長きに渡り第一線で活躍された理由は、
大沢悠里さんプロアナウンサーとしての
センスとスキルはもちろんだが、
その人間性であり人柄が奏功してのもの。

ラジオ番組はその声や喋りから“人柄”が出るという。
聴取者はいつのまにか、パーソナリティの
伝えるスキルだけでなくその人間性も捉え、
次もチャンネルを合わせるかどうかを決めているのだろう。

大沢さんは、これだけの実績をつくっても、
常に謙虚でポピュラーな価値観を大切にしていた。
このところ注目のSNS、YouTubeやTikTok、Instagram、
このラジオというメディアも当時はそんな存在であり、
そのラジオの“存在意義”を創ってきた1人が
大沢悠里さんだったのではと思う。

実は私は大沢さんとは、30年くらいのお付き合いがある。
(どんな経緯で知り合ったか覚えていないのだが・・・)
・クライアントの上場記念や周年イベントの司会
・経営者向けの講演会講師として
・弊社の記念イベント(アサヒスーパードライホール)の司会も
・一緒に北海道旅行も
・拙著『儲けないがいい』の“帯”に推薦の言葉も頂いた

このように大変お世話になり、
長くお付き合いをさせてもらって、
私が思う大沢悠里さんは、常に“先義後利を徹底”していた
と感じている。
私もラジオ番組をしていたこともあり、
大沢さんから多くを学ばせてもらった。

私のラジオ番組は終了したが、今も情報を発信する側である
ことは変わりない。
これからも大沢さんから学んだことを活かし、
いい情報を声・表情に表して発信していきたい。
そして、大沢さんを見習い、大沢さんの年齢くらいまで
皆さんとお付き合いをしていければいいな!と思っている。

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大沢さんから多くを学ばせてもらった

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選ばれる仕事道

03/07
2022

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二宮尊徳の“積小為大”と推譲

先日、栃木市の定例セミナーに向かう途中、
JR東日本の小冊子トランヴェールの表紙に、
薪を背負って書を読みながら歩む少年の絵があった。
そう、皆さんご存知の二宮金次郎!
見出しには、「栃木の恩人、金次郎の足跡を追う」とあり、
12ページに渡る特集が組まれていた。

その中に、“桜町領”での話が掲載されていた。
私は桜町領での二宮尊徳の話を知ってはいたが、
それが今の栃木県の真岡(もおか)市だと始めて知り
栃木市へ向かう電車の中で感慨深い思いをした。

さて、尊徳は、数々のそれまでの功績が幕府にも認められ、
日光御神領での活性化仕法をどこででも適応できるものにするようにと
命が下された。
それが、1853年。江戸時代の末期で、
ペリー率いる黒船来航で江戸が騒然としている時期だった。
尊徳は既に60代半ばを過ぎていて、
人生最後の大事業に乗り出すことになる。

その一つとして、今回注目したいのが、
二宮尊徳流の“融資制度”だ。
これは、5年の年賦で10両の貸付制度。
融資を受けるには、村人の投票で1番の“働き者”に
選ばれることが条件。1位になると1両と鍬1挺、鎌2挺の
褒美とともに無利息で10両借りられる制度。

返済は、5年間で1年に2両ずつ。
だが、帳面によると、6年目に2両おさめた
領収書が残っている。
この2両は利息ではなく、“冥加金”として、次の人への貸付制度に
繰り入れられる“礼金扱い”なのだ。

すなわち、社会への還元のお金として利用されたのだという。
これこそ、二宮尊徳の思想の根幹である、
“勤労”、“分度”、“推譲”からなる“報徳仕法”の
うちの“推譲”にあたる。
“他人を推薦して自らは譲る” “推譲”は。
二宮尊徳らしい価値観でこれを制度化した。

そして、タイトルの“積小為大”はもちろんご存知だと思うが・・・、
小さいことを繰り返し積み重ねていくことが
結果的に大きなことにつながるということだ。
つましく、よく働き、その結果として融資を受ける。
まさに“勤労”、“分度”、を守りながら、
融資で得たお金を元にさらにこつこつと働き、利益を出し
その結果の余剰分は“推譲”の実践へとつなげていく。

すなわち、速効性や効率のことばかり考えずに、
地道に少しずつ積み重ねていき
その先の未来の人たちや、社会のことを考え、
恩送りをしていくこと。
まさに今の時代、求められているのは、
この二宮尊徳翁が発想した“積小為大”であり“推譲”なのでは!?

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二宮尊徳らしい価値観の概念図

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02/21
2022

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“Zの精神”は最後までやり抜く“GRIT”経営

私は“日本を美しくする会”の広報担当理事でもあり、
“掃除の会”の会報誌をチェックしていたところ、
メンバーが、『Zの精神』という本を上梓したと知った。
その本は、日本一のグルメバーガー、“ブラザーズ”の
北浦明雄社長が著した本で、昨年12月に出版されたばかりの本。

早速、日本一のグルメバーガー社長の北浦氏を訪ねる
ことに・・・。(月刊CDに登場してもらうため)
とはいえ、その前にハンバーガーを食べねばと考え、
人形町にある本店のチーズバーガーを食べてみた。
レタスもトマトもシャキシャキしていて、
写真を見ての通り、チーズをまとったパテは分厚い。
私はハンバーガーを食べ慣れてはいないのだが、
とても美味しく頂いた。

食後、北浦社長と話をさせてもらったのだが、
掃除の会のメンバー同士ということもあり、
共通の価値観があり、共鳴し合えることも多く、
楽しく面白く、安心して話しをすることができた。
当然、鍵山相談役の話も出てくるわけだ。

“Zの精神”とは、アルファベットのABCから始まり、
最後のZまでやり抜くという意味。
「一度やると決断したことはどのような困難にも屈せずに
自分が思い描く成功に向けて、
小さなことから大きなことまであきらめずに
最後までやり遂げる」ことの大切さが書かれていた。
そして、成功する人と、成功しない人の違いは、
最後までやり遂げることが出来るか、出来ないかの
違いだけとも。
まさにここまでの歩みから生み出された発想。
この本のコンセプトは、ここにある。
北浦社長は、100歩進むのであれば、一歩ずつ進んだ。
結果的に3歩下がったとしても、それでもまた一歩ずつ進んだ。
あきらめないでしつこく継続してきた結果が
目標である30人の行列のできる店になり
多店舗経営に至ったことを聞かせてもらった。

この北浦社長の話で思い出したのが、“GRIT”。
今から5~6年前に アンジェラー・ダックワース教授著の
『GRIT やり抜く力』をビジ達でも紹介した。
“GRIT”スケール”概念図も創ったので覚えておられる
方もいるだろう。

会社を経営していると大変なことが必ずやってくる。
でもそこであきらめずに”情熱”をもって、しつこく展開し、
“次なる手”を考え、その繰り返しをすることで
やり抜くことができる。
たとえ、三歩下がっても前に進もうとすることが、
“GRIT”、“やり抜く力”ということ。

人はややもすると、才能やセンスやIQの高さで評価しがちだが、
それらがなくても、あきらめないでやり抜く力が
ありさえすれば目指すところに行き着けるのだ。
“Zの精神”は最後までやりぬく“GRIT経営”に通じる!!

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“GRIT”スケール”概念図

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北浦氏著書『Zの精神』

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人形町にある“ブラザーズ”本店

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01/24
2022

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縁香園シェフ“秋場俊雄”の転機を活かす!

人には必ず転機がある。
活躍するには、その転機をどう活かすかどうか
・・・だろう。

今回紹介する秋場俊雄シェフは、
ビジネスイノベーション2月号に登場していただいた。
秋場氏は6年前に神楽坂のビル2階の
閉店した中華店を居抜きで借り、新たな中華店を開いた。
その席数はなんと100席!
なかなかのチャレンジだったと思う。

オープンしてやっと軌道に乗り始めた4年目でコロナ禍に。
しかし、コロナ禍にあっても、多くの常連のお客様に来ていただき
コロナ禍をどうにか越せそうという。
リピーターが多く、人を誘ってもいきたくなるお店なのだ。
もちろん美味だ。
秋場シェフが、この縁香園を開店するまでの略歴は、

18歳から料理人を目指し働き始めた
21歳で丸の内会館
25歳で上野北京飯店
26歳で銀座の四川と渡り歩き
28歳で頤和(いわ)園の副料理長

これまで料理の知識を貪欲に吸収し、
常に人の倍以上働いたという。
そして副料理長として活躍していたが、
当時の料理長のちょっとした事故により
予期せずして30歳で料理長になることに。
人の倍以上働いていて、料理長としての
自信があったのだが・・・、
結果として愕然とすることになった。

それは、自分には料理人としての“引き出し”が
1年分しかなかったこと。
当然定番料理は創れるが、オリジナルの料理を
次々とは創れなかったのだ。
このままでは、料理長として継続的な繁盛店は難しいと判断。
そこから、また勉強し始め、多種多様な
“引き出し”創りのためにそれまで以上に励み学んだ。
そして社長にも協力してもらい、タイミングをみて中国に出向き、
あちこちの地方の中華料理の勉強をしたという。

そうするうちに、創る料理の数と同様に、
料理にたいする思い・考え方が出来あがっていった。
ひとつの食材から、年齢の違うお客様に
それぞれどんな料理を味わってほしいか。
これを考えられるようになったという。
この転機の活かし方が、後の繁盛店づくりに貢献することに。

例えば、銀杏を材料にした餡かけソースをつくり、
それぞれの季節の食材料理にかけることにより、
バリエーションが広がり、食べる側も楽しく
季節を味わえるわけ。

私は、今まで経営者2000人以上にインタビューしてきたが、
ふりかえると、どの経営者も必ずと言っていいほど
その“転機”を活かしていたのだ。
“転機”に、新たなチャレンジをしたり、
それまでにない何かを徹底したり・・・。

“転機をどう活かすか”がポイントであり、
いいカタチでの継続の理由になる。
ここに、秋場俊雄シェフの仕事道が見える!

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ビジイノ2月号に登場!

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