これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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選ばれる仕事道

11/08
2021

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“タラレバ3回、ルール3乗”もDX化へ

先週のビジ達で触れた、“モノルール”、“コトルール”、“トキルール”
の元の概念が、“タラレバ3回、ルール3乗”だ。
あの時、○○していタラ…、○○していレバ…。
こんな風に「タラ」と「レバ」が出てくるシーンを3回くり返したら、
それをしっかりルール化するという概念。
目に見えないことを自分なりにルール化することだ。
そのポイントは、“モノ”と“コト”と“トキ”を
かけ合わせてルール化することで、
よりいいルールができることから、“3乗”となっている。
これを実践することは、ビジネスや日々の生活の中で効率化がはかられ
結果として質にも影響してくるということ。
(中島らしい分かりやすい概念だ・・・)
これは、拙著“非効率な会社がうまくゆく理由”でも紹介している。

その“タラレバ3回、ルール3乗”も、いまやDX化の
時代に入ったということだ。
すなわち、スマホの出現でそのルール化の方法が
変わろうとしている。
“タラレバ3回、スマホで3乗”ってな感じ?!

“モノルール”、“コトルール”、“トキルール”の内容については
概念図に詳しく記してあるので読んでほしい。
例えば、私の“高尾山登頂”においては、
山登りに必要なモノを持ち、
山登りの道順やチェックポイント(コト)があり、
そして参考タイム(トキ)もあるといい。
私の場合は、これらが明確になっているので、
過去と照らし合わせ(いつもより早いとか遅いとか、
息切れや疲れ具合など)より意味ある山登り体験に
つながるということ。

これら、“モノルール”、“コトルール”、“トキルール”
が今や、なんと全てスマホに集約されている。
すなわち、
→スマホのスケジュールを活用
→スマホのメモを活用
→スマホの連絡先を活用
→スマホの写真(アルバム)を活用

作ったルールのデータはあちこちに分散せずに
スマホに一本化し、DX化していくことで、
決めたルールがさらに活用され、振り返りも容易になった。

となると…スマホの紛失や、電池切れは
致命的なことになると気づき、
新たなルールは、そのスマホを、
1.決して忘れちゃいけない
2.失くしてはいけない
3.バッテリーを切らしてはいけない
ということ。(→私の場合はiPadも同様だが…)
そこで、新たなモノルールとして
背中のバッグには少し大きめのモバイルバッテリーを常に入れ
持ち歩くことをルールにした。
(山登りで遭難したときなどは、命綱となる…)

“くしゃみ3回 ルル3錠”から名付けた、
(ある程度の年齢の方ならご存知のCM)
“タラレバ3回、ルール3乗”もついにDX化する時代となり、
より確かなルール化が実現できるわけだ。
改めて、日々の生活やビジネスで
“タラレバ3回、ルール3乗”を実践してもらいたい。
それが結果的に“選ばれる”ことにもつながるということ。

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「タラ」と「レバ」を3回くり返したらルール化する

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選ばれる仕事道

10/11
2021

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超イノベーター!? イーロン・マスク

イーロン・マスクと聞き、
EV車のテスラやロケット開発のスペースXを
思い浮かべることだろう。
私の経営者仲間で5人ほどがテスラに乗っていて、
「何故みんなテスラにしないんだろう?」
と一様に言っているのだが・・・。

先日のモバイルショットでも紹介した
“Techno King イーロン・マスク”を読み
見えてきたことがあるので紹介する。

イーロン・マスクは、南アフリカ共和国、ブレトリア出身、
カナダの大学に進学。
24才の時にZip2社を起業。4年後に約3億ドルで売却。
その後、インターネットによる送金決済サービスを
行うX.com社の共同設立者となる。
この“X.com”がライバル会社との合併によりPayPal社となり、
2002年の売却により約190億円を手にした。

この資金を元手にして、イーロン・マスクは、
2002年に宇宙事業へ乗り出したという。
それが“スペースX”だ。
それは、“いつの日か地球に人類が住めなくなる”
との危惧から“火星移住”の発想がベースになっているという。

だが、たやすくは成功とはいかず、
2008年の9月に4回目のチャンレンジで
ようやくロケットが上がった。
イーロンは度々口にする
「たかか失敗だ。失敗しないでイノベーションは起こせない」と。

そして2021年ついに、“スペースX”は世界で最初に
一段目ロケットを大気圏の終わりまで打ち上げ、
地球に戻すことに成功させた。
再生可能なロケットの実現に向けた
大きな一歩になったという。
宇宙事業を手がける会社はいくつかあるが、
まだ歴史の浅いイーロン・マスク率いる
“スペースX”が成功したのは快挙だった。

“スペースX”は、NASAを“不平等な随意契約”で、
米空軍を“他社と結んだ長期契約”で訴訟。
結果的にはNASAには勝訴、米空軍とは和解をし、
今や、NASAも米空軍も断然コストの安い
“スペースX”と契約を交わしている。
民間宇宙開発はボーイング社をさしおいて
“スペースX”中心に回っているという。

また、イーロン・マスクは2003年創業のテスラモーターに
650万ドルの出資をすることに。
その後、“テスラ”に名称を変えることになるのだが
今やテスラの開発するEV車は、
1回の充電で走行距離644キロ(東京→岡山間)を走り、
4.2秒で時速92キロを実現することに。
今では、時価総額ではトヨタを上回る。

イーロンの事業展開の根底には、
“サスティナブル社会の早期実現”があるように感じる。
地球の環境悪化を食い止め、人類と地球を救うためのビジネスだ。
そして、今の時代にあったスピード感あるイノベーションを
実践しているのがイーロン・マスク。
失敗を恐れず、まずはチャレンジする姿を見ると、
まさに“動中の工夫”主義者と言ってもいいのかもしれない。
今後もイーロン・マスクから目が離せない。

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スピード感あるイノベーションを実践

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09/27
2021

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“風が吹けば、ビックカメラが儲かる”

誰もが一度は聞いたことがある諺、
“風が吹けば、桶屋が儲かる”
「ある事象の発生により、一見すると全く関係ないと思われる
場所とか物事に影響が及ぶ」というたとえだが、
今回は正確に言うと、
“SIMなし表示が出れば、ビックカメラが儲かる”お話だ。

私のiPadの左スミに“SIMなし”表示が出るようになった。
“え~、SIMは入っているのに・・・?これが今回のお話の発端。

まず、この問題を解決するために、
新宿の“アップル”へ出向き、SIMの問題だと聞く。
SIMはDocomo回線を利用しているので、
飯田橋のDocomoへ行き、SIM自体はNifmo(@nifty)製と判明。
そこで、Nifmoに連絡をし、(ここでもいろいろあったが割愛)
数日後新しいSIMが届いた。
SIMの交換を試みるが、自分でやるのに不安がよぎり
再度、新宿のアップルに出向く。
平日だったが混雑していて対応してもらえず、
何故か表参道のアップルを紹介された。
ようやく新しいSIMが私のiPadに入ったのだが、
なんと回線がつながらない!

これはiPadの問題か?購入して5年も経過しているし・・・?!
ということで、結局新しいiPad Proを14万円ほどで
購入するはめに・・・!
ところが、買ったばかりの新しいiPadに
届いたばかりの新しいNifmoのSIMを入れても回線が通じない!
そこで、表参道のアップルにて、DocomoのiPhoneを
すでに利用しているなら併用割引きがあるということで
Docomoの利用を薦められ
翌日の朝一で再度Docomoへ行くことになった。
Docomoでもトラブルがあり、(その顛末は割愛)
結果として、3日連続で飯田橋Docomoへ足を運び
ようやく解決した。

私も疲れたが、ここまで読んでくれた皆さんも疲れたことだろう。
今回、SIMなし表示が出てから3週間、
行動をしてから2週間も費やした。
回線がつながっている表示の4本の棒が立つまで
本当に長かった。
(4本の棒が立ったとき、思わずうっとりしてしまった)

さて、ここでようやく本題になるのだが、
新しいiPadはタイプC。
今まで使用していたイヤホンは使えず(イヤホンジャックがない!)、
充電コードも使えず、HDMIや15ピンにつなぐアダプターも違い
周辺アクセサリーは全交換となったのだ。
だから、タイトルにあるように“ビックカメラが儲かる”というワケ。

今回、わかったことがたくさんあった。
今までのイヤホンをどうにか使おうと試みたのだが
なかなか合致するツールがみつからない。
ということから、そこにこだわるより、
“ブルートゥースを使いコードレス化を進めなさい”
と受け取ったのだ。
新しい技術はどんどん試してみるべきだということ。

やはり、問題が発生したら、自分の知識と自分の行動で
コミュニケーションを図り、解決して行こう!
先週も“パーソナルDX”をおすすめしたが
このパーソナルコミュニュケーション時代、
いい仕事をするためにも、自分の知識と行動で突破
(ブレイクスルー)することが、次なる世界が見えてくるってこと!
分かりますよねぇ~。

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新宿のapple shop

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ワイヤレスイヤホン

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選ばれる仕事道

09/06
2021

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チームラボ“どんぐりの森”と仕事道

先日、ビジ達のモバイルショットで紹介した
角川武蔵野ミュージアム。
その隣の森に併設されている“武蔵野樹林パーク”にて
“チームラボ”が“どんぐりの森”というアート空間を
展開している。
暗くなってから訪れる方がいいと聞き、
あえて18時過ぎまで待ちおじゃまして来た。

森の中では神秘的な音楽が聞こえ、
100m X 50mほどの広さの高低差もある森の中に、
高さ約1メートル、直径が70~80センチの
ゆがんだ風船のような“どんぐり”が200~300個ほど
点々と置かれてた。
あたりが暗くなると、そのどんぐりがいろいろな色の光を放つ。
ひとつのどんぐりを揺すると、呼応して
まわりのどんぐりの色も変化し、幻想的な雰囲気を創り出す。
“どんぐりの森の呼応する生命”という通り
どんぐりが共鳴感を持つ生命として存在しているのだ。
“チームラボ”曰く、非物質的であるデジタルアートにより
「自然が自然のままアートになる」これが“どんぐりの森”の
コンセプトだと。

“チームラボ”については、お台場の“チームラボボーダレス”
豊洲の“チームラボプラネッツ”をこのビジ達で
紹介している。
けやき坂の“チームラボリコネクト”はアートとサウナを
楽しめるというので今度是非行ってみたい。

ところで、“チームラボ”は本来、B to Bが基本で、
Web制作、アプリ開発、ブランディング、
空間演出、映像制作をしている会社だ。
その事業内容は私の創業した“クォーターバック”と
ほとんど変わらない。
弊社との違いは、お台場や豊洲に人を呼べる常設の
B to Cのアート空間を持っていることなのだ。
これが通常の制作会社との大きな差別化になっている。

東京大学で工学とアートも学んだ猪子寿之氏が“チームラボ”創業者。
今、44歳でミレニアル世代より上だ。
建築家、デザイナー、プログラマー、アーティスト、
CGアニメーター、各分野のエンジニア、数学者の
スペシャリストチームがアート及びクリエイティブ集団を構成。
そして、彼らの集団的創造により先端技術を駆使して
アートをつくりあげている。
(ジャンプ世代ということもあり、“ONE PIECE” の麦わらの
一味に倣っているようだ)
今の時代に合ったアプローチをしているというわけ。

私は常々、アート思考・感性思考・デザイン思考が
これからのビジネスに必要と発信しているが、
これらに呼応しているのが“チームラボ”なのだ。
今の時代感覚を捉え、サイエンスを活かし、
デジタルアートの展開をしているのがチームラボの仕事道!

いまどきのアートを知るためにもこの“どんぐりの森”を
見に行くといいかもしれませんよ。

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どんぐりの森の呼応する生命

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選ばれる仕事道

08/23
2021

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オイルと塩で食べる奥田シェフ流“織音寿し”

ビジ達でも度々ご紹介しているイタリアン
アルケッチャーノの奥田シェフ。
今回、動画Business Todayに出演してもらい、
コロナ禍での対応や銀座にオープンした
“織音寿し(おりおんずし)”について語ってもらった。

そしてついに、その“織音寿し”に行き
お寿しを味わって来た。(こればかりは、味わってみないとねぇ~)
これまでのにぎり寿しとの違いは、醤油を使わず
オイルと塩で食べるお寿司。
さながら、奥田流、“イタリアン寿し”(?)。
奥田シェフが目の前で握ってくれた“織音寿し”は
食材を活かしたお寿しであることはもちろん、
ネタにより、塩、オイルを厳選し、
場合によってはシャリまで変えるという。
細やかな美味しさづくりをしているお店だ。

思えば、奥田シェフとの付き合いは長い。
2006年に情熱大陸に出演した時からの
お付き合いなので既に15年も経過している。
その間、さまざまなセミナーや講演会に協力して頂いた。

振り返ると、
* Memuroワインヴァレー構想の応援
2017年には十勝まで来ていただき、地元産の食材を
使用したイベントでは、審査員をお願いした。
* 「里山と生きる協会」のイベント
石坂産業に来てもらい講演プラス里山を活かした
料理もしてもらった。
* 旅館・ホテル経営者のイベント
私がプロデュースしたこともあり、横浜のホテルで
講演会と料理をお願いした。

そして奥田シェフのお店でのイベントも何度もさせて頂いた。
* 山形のアルケッチャーノで庄内の里山体験イベント
* 銀座のヤマガタサンダンデロで経営者向けイベント
* スカイツリー近くのイタリアン“ラ・ソラシド”での
食事と講演会
* 新宿調理師学校での講演会

このように、奥田シェフはいつも快く協力してくださり、
この全てにおいて参加者の満足度も非常に高く、
大変お世話になっている。
もちろん、私がパーソナリティを務めるラジオ番組や
月刊CDにも出演して頂き、
今回も動画“Business Today”に登場して頂いた。

奥田シェフの基本コンセプトは、
“料理を通して、鶴岡を明るく元気にする”だった。
それが“庄内を元気にする”につながり、
ひいては“日本を元気にする”につながる。
そして世界を意識しての展開がこの“織音寿し”というわけ。

奥田シェフは、常に料理人として“その先のステージ”へと
チャレンジを繰り返ししている。
このコロナ禍にあっても、社員のことはもとより、
地域のこと、食材に関する関係者や
その他ステークホルダーのことを思い
ビジネスを展開している。
店を開けられない時には、イタリアンの
フルコースのデリバリーを展開し、
全国を対象にECサイトでイタリアンの
特性の冷凍ピッツアも販売し、
関係者に仕事がある状態をつくってきた。

これが奥田流の考え方であり“仕事道”なのだ。
みなさん、ぜひこの“織音寿し”を応援しよう!

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BUSINESS TODAY

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