これからの選ばれるビジネス!

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選ばれる仕事道

08/02
2021

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鍵山相談役の“凡事徹底”は寺田一清氏から発信された!

月刊誌『到知』に寺田一清氏が95歳で他界されたことで
“寺田一清氏を偲ぶ”というテーマで特集が組まれていた。
臨済宗円覚寺派管長、横田南嶺氏と
ハガキ道伝道者の坂田道信氏との対談だったのだが、
そこに鍵山秀三郎氏が寄稿していたのだ。

私は、この寄稿で始めて鍵山相談役と寺田氏の関係がわかった。
ちなみに寺田氏は国民教育の師父と謳われた
森信之氏に師事し、その実践者で、
伝道者として多くの人にその教えを知らしめた方なのだ。

相談役は、寺田氏からの講演の依頼に何度もお断りをしていたが、
度重なるお誘いにより「私の失敗談」として
受けることにしたのが講話をする始まりだったという。
その講話を寺田先生が一冊の小冊子にしたときの
タイトルが「凡事徹底」。
鍵山相談役が世に出るきっかけとなったのが、寺田先生だった。
すなわち、今や鍵山相談役の代名詞となった
「凡事徹底」という言葉を寺田一清先生が
取り上げ導いたということが判明したのだ。

ここで改めて、鍵山相談役の考え方“凡事徹底”の言葉を紹介しよう。

「私がいままで歩いてきた人生を
ひと言で表現すると,“凡事徹底”。
つまり誰にでもできる平凡なことを,
誰にもできないくらい徹底して続けてきた
ということに尽きます。
人が見過ごしたり,見逃したり,
見捨てたりしたものをひとつひとつ拾い上げ,価値を見出す。
やれば誰でもできる平凡なことを徹底して,
そのなかで差をつける。
そんな信念を持って,いままで生きてきました。
ともすると人間は,平凡なことはバカにしたり,
軽くあしらいがちです。
難しくて特別なことをしなければ,
成果が上がらないように思い込んでいる人が多くいます。
そんなことは決してありません。
世の中のことは,平凡の積み重ねが非凡を
招くようになっています。
いつも難しくて大きなことばかりを考える人は,
失敗したり続かなかったりして
元へ戻ってしまうことが多いものです。
できそうにない特別なことばかり追いかけるよりも,
誰にでもできる平凡なことを少しずつでも積み重ねていけば,
とてつもなく大きな力になることを知るべきです。

平凡なことを徹底して続ければ,
平凡のなかから生まれてくる非凡が,
いつかは人を感動させると確信しています。」
(鍵山秀三郎の考え方“凡事徹底”より)

このオリンピックを見ていたら、
まさに“凡事徹底”を実践した人たちに
光が当てられているように思えてならないのだが・・・。
オリンピックの話は置いといて、
今、時代は大きく変わろうとして、次から次へと
新しいビジネスが生まれてきている。
こんな時でも平凡だが、しなければ
いけないことがたくさんある。
徹底した日々の掃除、整理整頓、日々の人との
心温まるやりとりも凡事なことだけど
それを徹底していくことに
意味があるという相談役の教えだ。

人生は長い。
だからこそ凡事徹底なのかもしれない。

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人生は凡事徹底

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平凡なことを徹底して続ければ、いつかは人を感動させる

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選ばれる仕事道

07/19
2021

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“ダイバーシティ&インクルージョン”だから選ばれる“BERG(ベルク)”!

ダイバーシティとは“多様性”のことで、
インクルージョンとは、多様な人の多様なタイプ・嗜好を含めて
全てを受容することだ。
職場において、個性を活かした働き場所をつくることが
“ダイバーシティ&インクルージョン”につながるわけだ。

さてそこで紹介したいお店が、“BERG(ベルク)”というカフェ。
少し前にビジ達モバイルでも一人飲みの聖地“BERG(ベルク)”
として紹介させてもらった。
この店は、新宿駅東口の改札のすぐ近くにあるお店で、
31年前に喫茶店からカフェとして業態を変えたとのこと。

なんと、一日に1500人が訪れるという繁盛店。
このお店はメニューが豊富で
レギュラーメニューだけで100種類以上ある。
通常なら効率を考えてメニューを絞り込むが
“BERG”はそれとは違う戦略。
モーニングサービス、ビールモーニング、ランチサービスとあり、
入り口付近には弁当も置いてあった。
看板メニューの名物ホットドックは大人気で、
天然酵母のこだわりのパンと職人がつくるソーセージとの
相性がいい。どれも味つけはポピュラーで万人受けする。
また、朝から“飲める”ということでも有名だ。
アルコールを飲みたい人にとっても、コーヒーだけの人に
とってもなんか魅力があり、また行きたくなるような
そんなお店なのだ。

新宿での朝の清掃のあと、5~6人でお邪魔したのだが
その時も行列ができていた。
私たちはモーニングサービス付きのコーヒーを頂いたが、
何人か“朝飲み”している人も見かけた。

そしてここは、“女子の一人のみの聖地”としても有名なお店。
30年前は、女子の“一人飲み”が
はばかれる風潮の時代。
女性の副店長が女子が一人で飲める店づくりを目指したという。
そして壁には、「ナンパ・声かけ禁止」のpopがあり、
女性たちも安心して飲めるという。

さて、“ダイバーシティ”のワケが伝わっただろうか。
この“BERG”は、外国人、若いカップル、一人飲みのおじさん
おばさん、60代、70代、老夫婦もいて
まさしくいろんな人たちを受容してくれる店なのだ。
ちなみにこのお店は、JR東日本との立ち退き問題もあったのだが、
多くのお客様からの支援運動もあり
同じ場所での存続が決まったという。

昭和の雰囲気を残しながらも、
“ダイバーシティ&インクルージョン”を実践していることで、
これからも選ばれるお店となることだろう。
これそ“BERG(ベルク)”の仕事道!



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一人飲みの聖地“BERG(ベルク)”

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“ダイバーシティ&インクルージョン”を実践

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07/12
2021

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次なる時代へ“美しい閉店”!!

日本一美味しいと言われていたクリームパンで
有名な神楽坂の亀井堂が閉店となった。
閉店のお知らせには、
「日頃より亀井堂をご利用頂き厚くお礼申し上げます。
この度、ビルの老朽化と職人の高齢化により
6月14日をもちまして営業を終了することとなりました。
オープン以来25年間皆様には温かく支えられ、
長年にわたるご愛顧に心から深く深く感謝申し上げます。
誠にありがとうございました。
皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
神楽坂亀井堂 店主」と書いてあった。
筆文字で書かれているお知らせの紙の上部には
“KAMEI-DO”の文字と有名なクリームパンを擬人化して
パンに顔が描かれ、閉店のお知らせを小さな手で
持っているかわいらしい絵が添えられていた。

亀井堂は、数寄屋橋で35年間、
その後神楽坂に移転して26年間なので合わせて61年の
長きに渡り営業をしていたパン屋さんだ。
このお店は“昭和のお店”そのものだった。
お店での対応の仕方、店のつくり、販売しているパンの種類、
どれをみてもまさしく“ザ・昭和”のお店だった。

私も神楽坂に引っ越してきて16-17年経つが
亀井堂のパンはお土産にもらったり、お土産として渡したり
もちろん自分で食べもして、長いお付き合いだった。

この“閉店のお知らせ”を見て・・・、
“美しい閉店”だと感じた。
閉店の潔さ、必要と思われながら、惜しまれながら
閉店するのもいいものだと感じた。
お店にいたオバちゃんの顔を思い浮かべ、
元気なうちに閉店したことも嬉しいものだ。

私が創業したクォーターバックは今年で39年。
6-7年前に山田社長へ交代したが、
100年企業を目指しているわけではない。
ご存知のようにクォーターバックのウリは
“鮮度あるクリエイティビティ”。
時代に選ばれる仕事をしているのだが、
時代とともに必要とされる要求もセンスも変化していく。
もし、時代に求められなくなったら早いうちに察知して
閉めてもいいと思う。

企業にとって、大切なことは“存在理由”なのだ。
そして、存在理由に陰りが見えてきたら、
閉店でもいいではないか。
それこそが時代の変化とともに行われる
新陳代謝なのだ。

令和の時代にになった今は、人々が動くことで、
活性化が生まれ、生産性も上がるわけで、
企業としての新陳代謝も必要条件である。
新しい時代へと繋いでいくためにバトンを渡して
いくことも企業の役目だろう。

亀井堂は、昭和の時代には存在理由があったのだが、
今はその役目を終えたということ。
閉める店があれば、オープンする店もある。
役目を終えて、惜しまれながらも閉店した
亀井堂は次なる時代へバトンを渡す
“美しい閉店”だった。

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神楽坂の亀井堂が閉店となった

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次なる時代へバトンを渡す “美しい閉店”

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05/10
2021

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鍵山秀三郎相談役生き方にも経営にも、“真・善・美”!

御存知のようにイエローハットの創業者である鍵山相談役は、
経営に“掃除”を取り込んだ。
経営に裏付けのない自分ができることは“掃除”くらいとし、
“掃除”を徹底してみることで、
何かが変わるかもしれないと続けた。
その結果、社業は好業績へ推移し、
イエローハットを上場企業へと導いたのだ。
今や、全国で500店舗にも達するという。
鍵山氏は1993年田中顧問と共に“日本を美しくする会”を発足した。
その会への参加者の多くが経営者で、
会で学んだことを自分達の経営に活かしている。

ちなみに、この“ビジネスの達人”に、
鍵山相談役は何度登場しているだろうか・・・?
今回のNo.は921、すなわち921週目にあたる。(19年目である)
今は週に3コンテンツ、少し前までは5コンテンツ
発信していたので、コンテンツ数としては
合計で4000以上。
そのうちの1割への登場だとしても、400回以上も
鍵山相談役が関わる情報を発信しているのだ。

さて、YouTube、”中島セイジのビジ達7”では、
すでに6本の“鍵山流掃除道の極意”を発信しているので紹介する。
Vol.1 「大きな努力で小さな成果」
    “日本を美しくする会”のトイレ掃除のDVDから
の紹介
Vol.2 「益はなくても、意味がある」というテーマで
石坂典子社長と鍵山相談役の対談動画   
Vol.3 「なぜ、多くの経営者が掃除と取り組むのか」
    “日本を美しくする会”の田中顧問と鍵山相談役との対談
    街頭清掃のDVDから動画を紹介
Vol.4 「益はなくても、意味がある」
    「鍵山掃除道50周年」のオープニング動画からの紹介
Vol.5 「生きる秘訣とは」というテーマで
石坂典子社長と鍵山相談役の対談動画の紹介
Vol.6 「真善美」というテーマで
石坂典子社長と鍵山相談役の対談動画の紹介

これらは全て、私が企画制作に関わった動画を使い、
中島の話を交えて”中島セイジのビジ達7”として発信している。

何故これほどまで多くの鍵山秀三郎氏を紹介
しているかというと、
鍵山相談役の話が“かけがえのない話”だからだ。
相談役が発している事は
“人とはどうあるべきか”
“生きるとはどうあるべきか”
“経営とはどうあるべきか”
を語っている。

そして、何故多くの人達が鍵山相談役から学び、
影響を受けるのか?を考えると・・・、
まさしく“真・善・美”の追求、すなわち、
真 ・・・ 真実・誠意の追求
善 ・・・ 道徳的な正しいこととは
美 ・・・ 美しいこと、価値があること、調和の状態とは
この3つを突き詰め、実践しているからだろう。

私が繰り返し鍵山相談役を紹介してきた理由は、
“生き方”や“経営”そして“哲学”を学べるからなのだ。
(残念ながら、まだまだ途上だが・・・)
これらはかけがえのない動画なのでぜひ観ていただきたい!

鍵山流【掃除道の極意】Vol.6「経営にも真・善・美」
https://www.youtube.com/watch?v=JHwxOgWEAl8

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”中島セイジのビジ達7”

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04/19
2021

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ついに“新国立競技場・周辺街頭清掃”スタート!

4月11日(日)、第1回目の新国立競技場・周辺街頭清掃を行った。
これから毎月第2(?)日曜日に朝5時50分、五輪のマークの
ある建屋に集合して清掃を行うことになった。
ちなみに次回は5月9日。
ビジ達読者はきっと新国立競技場近くの
オリンピックミュージアムに集ってくれることだろう!
(ふっふっふっ)

さて、この清掃活動は“日本を美しくする会”が主催。
オリンピック・パラリンピックに参加する
海外からの選手や関係者に向けての“おもてなし清掃”なのだ。
残念ながら、海外からの観戦目的の訪日客は
いないことになったが・・・。

海外の人達は、一様に日本はきれいだと言ってくれる。
私達は、もっともっときれいな日本をアピールしたい。
より美しくするためにも新国立競技場の街頭清掃を
これから継続してやっていく。

今回の掃除では
ホウキとちりとりも使い、枯れ葉、ゴミ、吸い殻、空缶等を集めた。
気になったのは雑草。
コンクリートの隙間から根を張っている雑草を引き抜く。
それと“グレーチング”。 
側溝のグレーチング蓋を取り“どぶさらい”も含めきれいにする。

少し前にこれからの企業活動として、お金になる仕事と
お金には直結しないが社会の課題解決に必要な仕事を
同時に行う“新パラレルワーク”について発信した。
私達、“日本を美しくする会”が取り組む
「徹底した掃除、街頭清掃、トイレ掃除」も
“新パラレルワーク”のひとつということだろう。

今回、私達が“新国立競技場周辺・街頭清掃”
をしていたその日の鍵山秀三郎相談役の
“一日一話”を紹介する。

『精神浄化作用』
「掃除をしていて、人をだましてやろうとか、陥れてやろうなどと
考えることはありません、また人を憎んだり、恨んだりするような
気持ちになったこともありません。
不思議と掃除をしているときはきれいな心でやっております。
掃除をすると心が磨かれるといわれますが、たしかに、掃除は
心をきれいにする精神浄化作用があるように思います。」

掃除をすることは、自分自身の浄化作用に通ずるということ。
確かに私も掃除をしている時は、邪念は起きない。

そして、もうひとつ、その1週間前の4月4日には、
『継続する秘訣』
「ことわざに“継続は力なり”とも“雨垂れ石を穿つ”ともいいます。
身の回りの小さな平凡なことでも、継続すると大きな力になります。
継続させるためには工夫改善して進歩させることです。そのうえで、
コツコツ努力することです。少しでも進歩すれば、楽しくなります。
楽しくなると、続けたくなります。進歩しないことはなかなか続きません。」

新国立競技場の街頭清掃は、オリ・パラのためだけではなく
実は継続する秘訣を学んでいるのだ。
ふむふむ、継続するとはそういうことね。
掃除道は仕事道にも通ずるわけだ!

それでは皆さん、5月9日、新国立競技場の五輪のマークの
下でお待ちしています!!

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新国立競技場・周辺街頭清掃を行った

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清掃活動は“日本を美しくする会”が主催

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