これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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選ばれる仕事道

03/13
2023

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北の大地からの贈りもの“yukidoke2021”完成!!

2015年に“Memuroワインヴァレー構想”をスタートしてから8年。
パンデミックや諸問題を乗り越えて、遂に“yukidoke2021”として、
十勝の畑から運ばれたぶどうを東京で醸造、1年間樽で熟成し、
最高のワインが完成したのだ。(“ワーイ、ワーイ”という気分)

北海道で十勝ワインを生産する“池田町ブドウ・ブドウ酒研究所”が
供給する苗“山幸”と“清舞”によるワインということもあり、
少し酸味の強い品種ではあるのだが、美味しく仕上がっている。

2021年のぶどうは糖度も高く、生産量も多かったこともあり
期待は大きかった。
私としては北の大地らしい美味しいワインができたと思っているが、
果たしてみなさんはどう評価してくれるだろう?!

この2021年のワインを皮切りに、
今後は継続的にワインが出来上がってくる予定。
福生の石川酒造が醸造及び販売にも協力してくれているのだ。
(石川彌八郎社長ありがとうございました)

【日本のワインも世界レベルに成長!?】

さて日本のワインの歴史についてだが…
実は10年ほど前までは、日本ワインは世界のワインと比べて
物足りないと言われることが多かった。
製造の歴史が浅いことや、
原料となる日本のブドウ品種の扱い方が難しかったことが理由だ。
しかし、この10年で日本のワインは大きな変化を遂げた。

なんと2016年には、ある日本ワインが、イギリスで開かれた
世界最大規模のコンクールでプラチナ賞を受賞したという。
ものづくり大国としての日本人のプライドが、
上品で繊細な味をもったワインを次々と生み出している。

【トラブルによる構想の頓挫が、大きなリスク回避につながった!】

実は2017年度収穫のぶどうで、一度はワインが完成したのだが…
“Memuroワインヴァレー構想”はこのワインづくりをベースに
この十勝芽室の交流人口の増強をテーマに
まちづくりを展開していこうとスタートした。
ところが3年目頃、この構想の目的を棚上げにし、目先を追う心無い農家らの
結託離脱があり、ワインヴァレー構想は残念ながら頓挫。
このMemuroワインヴァレー構想の主導者としては、とても悔しい思いをした。

ところがまさかのパンデミックの到来。
ご存知のように、3年以上も人々の行き来も難しい環境になったわけで、
そのトラブルがなければ大きな投資をしてのプロジェクトになっていた。
結果としてこの離脱問題が、大きな損失の回避につながったわけだ。
まさに“人間万事塞翁が馬”ということ。

先の「人間万事塞翁が馬ism」でもいくつか事例を紹介したが、
何が災いで何が幸運なのかは、しばらく時が経ってみないと分からないが
私たちのビジネスや、人生は思う以上に長い。
災いもあれば幸運も舞い込んでくる。それらをどう捉え前に進むかということ。

先に投資した額を考えると高いワインにはなっているが、
このパンデミックによる損失を考えると、胸を撫でおろしたくなる。
とはいえ、コロナも落ち着いたからもう一度十勝のまちづくりに
チャレンジしたいかというと、もう懲り懲りと言いたい。。。
これも同じ轍を踏まないための転ばぬ先の杖かも?!
やっぱり、人生いろいろあるから面白い!?

日本食にも合う日本ワイン「yukidoke2021」は、
是非石川酒造に問い合わせて、味を確かめて欲しいと思う。
感想お待ちしてます!!

お問い合わせは→ 石川酒造株式会社
https://www.tamajiman.co.jp/product/giftsets.php

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土と太陽のヴィレッジ

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選ばれる仕事道

02/27
2023

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鍵山掃除道を発信する“日本を美しくする会”も ついに世代交代へ

【久々に全国から100人を超すイベントに!】
先日のビジ達でも発信させてもらった
“日本を美しくする会”の総会イベントを無事開催できた。
全国からの会場参加者が約60名弱、
オンライン参加は40数名で
総勢100名を超すイベントとなった。
今回は台湾の掃除の会から代表の方が1名、
そしてルーマニアからの留学生も2名参加し、
国際色のあるイベントとなった。

ここ数年はパンデミックの影響で世界との交流の機会はなく、
学校のトイレ等もお借りすることが難しくなりトイレ掃除実習もなく、
“掃除イベントの開催”はほとんどできなかったのだ。
ここに来てようやく復活の兆しが見えてきたようだ。

今回の総会イベントは、
鍵山相談役を父に持つ“鍵山幸一郎氏の父への思い”として
息子としてのこれからの役割や、
山口県“朴の森”に造られた鍵山記念館を
どう活用して欲しいのかの話があった。
今回のテーマは会の“30周年”を機に
“どう次なる世代にバトンを渡すか?!”ということで、
次代に向けてのいくつかのセッションを展開することになった。

【総会第2部のセッションの中でも注目は[Part3]】
セッションのPart3のテーマは
「次代を担う若手掃除人による“鍵山掃除道“の可能性」だった。
活躍している若手掃除人の3人(26歳、33歳、44歳)
に登壇してもらい、若手から見た“日本を美しくする会“の
今後の在り方と可能性について語ってもらうコーナーとなった。

→会のWebサイトもかなり充実してきたが、
どう若い世代にアピールしどう足を運んでもらうのか
→それぞれの地域にやってくる若手“掃除人予備軍”を
どう取り込むのか?
→若手“掃除人予備軍”は、これまでの掃除人や
世話人(経営者が多い) 達と比較すると、
金銭的バックグラウンドが弱い。
従って、これからの世話人達の支援策を!
→これまでの掃除の会の流儀をそのままアプローチしては、
このミレニアル世代、Z世代はついて来てくれないだろう?!

今回のセッションでは私がモデレーターを務めたわけだが、
若手掃除人の声が会場の先輩掃除人の皆さんにも
十分伝わっていることがその表情から見て取れたのだ。
次なる“日本を美しくする会”のためにどう対応するかが
いくらか見えてきたということ。

【“Jリーグ”のようにワールドカップがあれば?!】
ここで同じく今年で30周年を迎える「Jリーグ」
を取り上げてみると…
昨年のFIFAワールドカップでこれまでの
日本サッカーの成長や今後の可能性が読み取れた。
この盛り上がりや成長こそが、
次なるステージを目指すモチベーションとなる。
掃除の会にも“ワールドカップ”が欲しい!
多くの人たちを取り込み、何らかの結果が見える
機会が欲しいわけだが…。
サッカーのようにはいかない「掃除に学ぶ会」を
どう次の世代に繋ぐのか?!
これも若い世代の人たちに任せようかな?!

今年の11月には“日本を美しくする会”の
30周年イベントが待っている!!
さて、どんな企画にすると次代につなげ易いのか!?

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オンライン含めて100名を超す参加者

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“日本を美しくする会”の総会イベント

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02/13
2023

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ドムドムハンバーガーの復活劇と 藤崎 忍社長の異色のキャリア!?

ついに「丸ごと!! カニバーガー」を食べてきました!
そう、あの“ドムドムハンバーガー”の注目のカニバーガーには、
本当に丸ごとカニが挟まれていた。
そしてハンバーガーだけでなく、添えられていたポテトサラダも美味しい。
もうその昔のドムドムハンバーガーショップではなく、
“グルメバーガー店”に変身していたと感じた。

ご存知の方も多いと思うが、ドムドムバーガーは、
日本で最初のハンバーガーショップでもある。
1970年、東京都町田市のダイエー原町田店の前に1号店がオープン。
ダイエーのグループ会社として出店され、
多い時は全国に400店舗以上が展開されていたという。
しかしその後、ダイエーの不振も相まって低迷が続いていた。
そしてどんどんお店は閉店に追いやられていたわけだ。
マクドナルドは知っていても、“ドムドムハンバーガー”を
知らない世代の人たちも沢山いることだろう…。

ところが…直近の決算を見てみると、
2021年3月期に黒字化を達成し、2022年3月期も続けて黒字を計上。
素晴らしい! ドムドムハンバーガーはついに絶不調期を脱して、
成長期に入ったってことなのだろうか!?

今回、ビジ達にドムドムハンバーガーのことを書かせてもらった理由は、
先日のNBCイベントにパネラーとして登壇し、経営者として
歯切れのいい話を展開してくれていたのがドムドムの藤崎 忍社長。
そしてこの藤崎社長こそが、黒字化の立役者だったのだ。

とにかくそのキャリアは異色だ。
39歳、専業主婦からキャリアをスタートさせたという藤崎 忍さん。
初めての就職先だったのは、SHIBUYA109のアパレルショップだそう。
アパレル店員というのにも驚きだが、そこで売上を2倍にした実績を作り、
次に居酒屋でのアルバイトを経て、居酒屋のオーナーに。
ご縁が繋がり、当時のドムドムバーガーの親会社の役員から声がかかり
ドムドムハンバーガーの社長に抜擢されたという…。

実際に社長に就任後、どんな施策をしてきたのかというと、

1)「丸ごと!! カニバーガー」を代表とする個性的なメニューを開発
→ハンバーガーフリークの心を掴む
2)従業員を守るためにマスクを自社で製作
→独自マスコット“どむぞうくん”のマークが入ったマスクのECサイトで販売
→このECサイト開設が結果的にEC事業の足がかりとなる
3) “浅草花やしき”への出店
→社会的な意味や顧客体験価値を重要視
4)ドムドムハンバーガーの秘蔵レシピをYouTubeで公開
→SNS活用で認知度向上
5) 2021年3月に千葉県にある「市原ぞうの国」にも出店
etc.

まさに藤崎 忍流のマーケティング手腕であり経営手法が
結果としてこの復活劇になっているということだろう。
先日のNBCイベントでも、その屈託の無い意見や話し方の中にも
ビジネスへの情熱が見て取れたのだ。

この藤崎 忍社長のこの異色のキャリアを聞いたときに
森信三先生のある言葉を思い出した。
「人間は一生のうちに、逢うべき人には必ず逢える。
しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に。
縁は求めざるには生ぜず。
内に求める心なくんば、たとえその人間の面前にありとも、
ついに縁は生ずるに到らずと知るべし」

この異色と言われる経歴も、藤崎さんのその人間性と情熱が
様々な出会いをもたらし、これらの必然を創り出しているということなのだろう。
今後にも、期待だね!

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定番からユニークなものまでハンバーガーも様々

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独自マスコットは「どむぞうくん」

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選ばれる仕事道

12/05
2022

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“鍵山掃除道”シリーズ第2弾! フダ付きのワル生徒の転身を支援!

“掃除に学ぶ会”の機関紙「清風掃々」。
広報担当理事ということで内容のチェックもあり
出版される前に手にするわけだ。
年4回の季刊発行なのだが、思う以上に度々チェック機会が訪れる。
今回も“校正”も兼ねたチェックをしていたのだが…
その内容が感動的でつい入り込んで読んでしまった。
(これでは客観的チェックはできないわけだが…)
今回は私が感動した内容をお伝えしよう。
↓ ↓ ↓
A君は学校でフダ付きの“ワル生徒”。
親はなんとか大学に入ってくれればと願っていたが、
本人はまったくその気なし。
そんな折、1996年9月に行われた“札幌掃除に学ぶ会”の
第1回掃除例会。
ご両親は会の発起人でもあり参加者を募ったがなかなか集められない。
さらに父親はその日に仕事が入り、途中退席予定だったという。
そこで父親は息子のA君に声をかけた。
「お父さんと一緒にトイレ掃除しないか?
お父さん途中でいなくなるかもしれないから頼む」
というと「うん分かった、行くよ」という返事。
A君が参加すると体育会系だけに、体力は大人以上で
どんどんトイレを磨き上げていった。
周囲のおじさん会員も“すげ~”や“ワァ~”の声。
取材に来ていた北海道新聞社の記者もA君に注目して記事を書き、
掲載されるや学校の中でのA君の評判はガラリと変わったという。
同級生も彼の存在を認めるようになった。

そうなるとA君自身が変わり始めた。
“オレはできる”と思い、急に大学進学したくなったという。
ところが成績も悪い上に何度も停学処分を受けていたことで
学校推薦はもちろん、受験ですら難しい状況。
それでも諦めないA君は全国の大学を訪ね歩いた。
しかしどこの大学も“学校推薦がないと無理”という回答。
失意の中で訪れたある九州の大学で
“うちも推薦がないと無理だが、大阪産業大学なら『一発芸入試』
というのがあると教えてくれた。
そこでA君は自分の一発芸となるものは?と考えた。
そして行き着いたのが“トイレ掃除”。

結果的に両親は、“札幌掃除に学ぶ会”の関係者に相談し、
巡り巡って“鍵山相談役”にその話が届くことに。
そして鍵山相談役は
「我々の活動は前途ある若者を育てることが
1番の目的です。喜んで推薦状を書きましょう」。
数日後には鍵山相談役直筆の推薦状が
掃除の会を通じて届いた。

自分の思いを込めた“高校生トイレ掃除日本一”の
申告書とともに大阪産業大学に届けられることに。
結果は見事合格!
A君の成績ではまず無理だった大学に入学することができた。
4年で無事卒業し、イギリスの有名大学院にも英語受験で合格し、
そこも2年間で優秀な成績で卒業した。
その後は大阪の有名企業に就職し…
↓ ↓ ↓
こんな記事が掲載されていた。

1997年6月の掃除例会で鍵山相談役と並ぶ
A君の写真も“清風掃々”には掲載されていた。
相談役はトイレ掃除を通じていろいろな貢献をしてきたわけだが、
広島での暴走族の若者たちとのトイレ掃除も
荒れた中学や高校でのトイレ掃除も全ては
そのプロセスを通じて“心を磨く”というのも目的なのだ。

“日本を美しくする会”のホームページ
http://www.souji.jp/about.html
の理念には…
『私たちは「心磨き」の会です。
掃除を通して、自分たちの「心の荒み」と「社会の荒み」
をなくすことを目指しています』
「学校や公共施設のトイレをお借りして
掃除実習を開催しています。
先生や生徒、企業や地域の方々が一緒になって
トイレを徹底的に掃除します。
この掃除によって心の修養を行います。」
と記載されている。

是非ホームページをご覧いただきたい。
「日本を美しくする会」は鍵山相談役の掃除道を
全国いや世界へも展開している。
その季刊誌が『清風掃々』で、
そのWEBマガジンがONE by ONE.
https://www.souji.jp/webmagazine/

A君の人生をがらりと変えたトイレ掃除や、
さまざまな記事が掲載されているので、
ぜひ読んでいただきたい。

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鍵山相談役の掃除道にぜひ触れてみてほしい

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選ばれる仕事道

11/21
2022

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鍵山秀三郎流“自分ファーストでない”人たちの支援とは?!

「残念ながら、私の病気はよくなる見込みはありません。
普通なら現状に負け落ち込むところですが…
家族でなくて私でよかったと思うんです。
そして残念ながら方々に行くことはできませんが、
まだ私は世の中に何かを果たせることができると思ってます…」

先日iPadの動画を整理していたら、
約4年前の鍵山相談役の話に出会ったのだ。
致知出版社での月刊誌の取材(2018年)のときの動画で、
これは“日本を美しくする会”の広報担当理事としての役得でもある。

相談役が脳梗塞で倒れてから約2年後の動画だ。
もちろん私が撮影したわけだが…iPad? iPhone? か
それすら憶えてないが…
話は以下のように続いていた。

「例えば、全国で自分の身を削るように掃除を通じて
地域に貢献する人たち、または東北や災害の地に
支援に行く人たちなどへの支援です。
私が行けないわけですから…。

そしてテレビや新聞で知ったこんな人たちの支援もしています。
とんでもなく遠くの方で、苦労しながらものづくりをしている人たち。
例えば五島列島で…
真夜中に切干し大根をひっくり返すことに意義があるといい、
夫婦でやっているんですね。
また、災害地でコツコツと手間をかけてハムづくりしてるとか。
そういうのを見るとドサっと注文してしまうんです。
当然、家内はこんなにたくさん買ってどうするのといいます。
もちろん、方々に配ったりするわけです。
そして私が配った先の人たちが、また注文をしてくれるわけです。
するとものすごい数が売れたりするんです。

またこんなこともありました。
群馬県で蒟蒻芋を掘って倉庫に入れ、また土に植え
そしてまた掘り出す。
これを繰り返し5年がかりで生産する…

自分ではできない代わりに、
このような“自分ファーストでない”人たちを
経済的なチカラの及ぶ限り支えてゆきたいんですね。
“自分ファースト”の人たちが増えることは
日本が良くない方向に行くことになるんです。

ひとつ一つは些細なことでも、“自分ファーストでない”人を支えることが
日本がよくなることだと確信しています。
不自由な身体であっても使命があると思うと頑張れるわけです」
(中島による少しのリライトはありますが、こんな話でした)

自分が病気になり不自由な身になっても、まだ自分にできることがある。
掃除の人たちを支援したい。災害地で支援する人たちを支援したい。
そして“自分ファーストでない”人たちを支援したい。
まさに相談役がよく口にする“益はなくとも、意味がある”
ということの実践。

病気で不自由の身になったとしても、89歳の年齢になっても
その哲学もその生き方も変わらない鍵山相談役。
先達として私たちのこれからを導いてくれているわけだが
果たして私たちにできるだろうか。

これでも鍵山相談役に出会って、
私の生き方はかなり良くなっていると思うのだが…。

(致知出版社の皆さま、ご協力ありがとうございました)

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約4年前の鍵山相談役の動画

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