これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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シナジースペシャル

06/28
2021

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“SDGs”実践に欠かせないのは、“我田引水欲”の抑制

このところ、“中島流のSDGsを語る”機会が増えてきている。
皆さん、ご存知の石坂産業の話、大里綜合管理の話、
鍵山秀三郎“掃除道”の話、これらこそが実際に取り組んで
いる会社の“SDGs”の話として紹介している。
(“SDGs”が注目される前から取り組んでいるわけだ)

少し前に、“新・パラレルワークの実践”でもふれたが・・・。
産業革命以降、それぞれの国がそれぞれのやり方で
社会課題を解決しようとビジネスとして取り組んだ。
次第に社会課題は解決されて行き、
その社会課題をより“効率よく”解決することが
経済効率にもつながっていった。
ところが、この社会課題解決のためのビジネスは
格差社会や環境問題など次なる社会課題を
生み出すことになっていった。
その結果、解決するのに難易度の高い社会課題と、
お金になり難い社会課題が取り残されてしまったわけだ。

互いに競争し経済効率を求めたがゆえに、
次なる社会課題を発生させたと言っていいだろう。
格差社会が“貧困”“飢餓”を呼び込み、
また競争意識と我田引水欲は
より多くのエネルギーを消費することとなり、
CO2排出を加速させ、地球温暖化等による環境問題を
引き起こしている。

これらの問題は一部であり、その他にも山積している諸問題を
国連は“SDGs”と称し、解決しようとしているのだ。
そこで、中島流では、この“SDGs”17項目の前に、
ここまで至らせてしまった“欲”に着目。
自分達の国や地域、企業、個人の“我田引水欲”が
諸問題の発端なわけで、まずはこの“欲”を少しでも
抑制するところから始めるべきだとう思う。

“サスティナブル ディベロップメントゴールズ”
ということで2030年?を目指して
より早くゴールにたどり着くための17項目の目標を
かかげているのだが、
まずは、自分達の“欲”を抑えることが先決だ。

我が国の先達はいい言葉を残してくれている。
それは、「足を知る」!
これを私たちは忘れてはいまいか・・・?
どんどん我田引水しようと
「今だけ」「自分だけ」という欲の亡者と
なってはいまいか・・・?
“SDGs”に取り組むにあたり、
組織も個人も“足るを知り”、欲を抑えながら
成長をしていくことが求められている!?

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“中島流のSDGsを語る”機会が増えてきている

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シナジースペシャル

06/15
2021

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川野泰周先生の“Connecting the dots”シナジー

“Connecting the dots”はステーブ・ジョブス氏の
スピーチにつかわれた考えで、“点と点を結ぶ”ということ。
川野泰周先生には、セミナーや取材でも何度もお世話になって
いるわけだが・・・。
今回は私との対談の中で、「セルフ・アウェアネス」について語り、
それと鍵山秀三郎相談役の「徹底した掃除」とが
関係していると話してくれた。

川野泰周先生は臨済宗 建長寺 派林香寺の第19代目
住職で精神科の臨床医でもある。
実は今の日本において、精神科医で
禅宗の住職は他にはいないという。
すなわち、日本の人口を1億2600万人とすると、その中で
たった一人ということなのだ。
皆さんご存知の、「100万人に1人の存在になる方法」の論理では、
まさに1億2600万分の1を実践されている。

では、川野泰周先生はどのようなdotsを打ってきて
今に至っているのかを改めて検証してみると、
1つ目のdot 慶応大学、医学部精神科で学ぶ
2つ目のdot 30歳まで臨床医として活躍
3つ目のdot その後、林香寺の跡取りとしての3年半の禅宗修行
4つ目のdot 林香寺の住職
5つ目のdot “マインドフルネス”を研究し教え広めている

川野先生は他にもdotsを打ってきておられると思うがこの
5つのdotsは他の人ではなかなか打てないdotsばかりだ。
5つ目のdotは、医学的視点と禅宗の修行で得た価値感を
ベースにしての活動なわけで、これぞ川野先生特有の
オリジナルな発信となっているいうこと。

精神的疾患が増加傾向にある時代の自分の役割として
“マインドフルネス”を広め、“セルフ・アウェアネス”
(自分自身を知っておくことで大きなうねりにながされない
こと)の実践の手ほどきをされている。
川野先生は、もともと5つ目のマインドフルネスを広めよう
と目指していたわけではない。
たまたま歩んできたものを足してみたら他の人が
なしえないポジションにいたということ。
ただ求められるものに集中して自分のスキルやノウハウを活かし、
それを結んでみたら、結果として今に至っているわけだ。

私たちは、川野泰周先生のような狭き門を
いくつも通ることはできないが、
日々の何事かに興味を持ち、徹底していくことで、
dotsを打っている。
そして私たちが過去に打ったdotsをつなぎあわせた時に、
他の人ではなかなかなし得ない領域と進み、
自分オリジナルのものが
見いだせるということ。

今回は川野泰周先生なればこその“Connecting the dots”シナジーの
話だったわけだが、私たちもこれまでどんなdotsを打ってきたのか、
そして次はどんなdotを打つのか!?
その後を楽しみに前へ進もう!


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川野泰周先生なればこその“Connecting the dots”

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05/24
2021

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繋(つな)がる“恩送り”のシナジー

お世話になった人に返すのは“恩返し”。
“恩送り”とは誰かから受けた恩を別の人に送ること。
先輩から受けた恩を後輩につなぐことは“恩送り”となる。
このように、直接受けた“恩”を
別の誰かへ違うカタチで返すのが“恩送り”である。

ビジ達でも紹介した大里綜合管理の経営計画発表会。
その時に来賓として同席した方から、月刊CDのゲストとして
紹介して頂いたのが、宮崎中央新聞社会長の松田くるみ氏。
この方の本を早速注文し読んだ。
本のタイトルは
『なぜ宮崎の小さな新聞が世界で読まれているのか』、
サブタイトルは、「購読者500人からの飛び込み営業で
1万7千人のハートをつかんだ感動サービス」とある。

この本が出版されたのは7年前。
そこには、様々な人からの支援を得られた話がたくさん掲載
されているのだが、なぜか私がよく知っている人が多くいたのだ。
その方々を紹介しよう。

①社会教育家の田中真澄先生 
膝をペンペンたたきながら熱烈な講演をされる先生で
松田会長もその先生の姿に感動したと書いている。
②八起会の野口誠一会長 
倒産110番を開設し、会社の整理や社長の再起の
ための相談されていた方。
③音楽評論家の湯川れい子氏 
音楽関係だけでなくその他でも取材させてもらった。
④名古屋の志賀内泰弘氏 
コラムニストで著述家
⑤株式会社船井本社代表取締役船井勝仁氏
⑥イエローハット創業者で日本を美しくする会の鍵山相談役
相談役は、松田社長と直接の面識は無いのだが
サポートされているという。
⑦株式会社タニサケの松岡浩会長 
実際に宮崎へ行き、指導をしてもらったという。
この方も掃除の会の関係者だ。
⑧“読書のすすめ”店主、本のソムリエとしても活躍する
清水克衛氏

実は私もこの人たちにはいろいろとお世話になっている。
すなわちこの方々は見返り関係なく、応援支援してくれる
方々なのだ。

振り返ると、私もいろんな人たちから助けてもらった。
仕事でも、何故私に発注してくれたのか・・・、
と思うことがたくさんあった。
そして、節目節目でいろんな先輩方に支援してもらった記憶がある。
そう思うと、私も“恩送り”をしてもらっていた
のではないかとこの本を読んでいて行き着いた感想だ。

“恩送り”は次なる人たちにつながっていく。
“恩返し”と違い、次なる世代にその“恩”は
どんどん拡がっていくのだ。
先達たちは、松田さんのように真摯で一生懸命な姿を
見た時に、支援しようと思うのではないか。
すなわち過去に恩を受けた多くの先達たちは、
“恩送り”の先を探しているのかもしれない。
正直・勤勉・倹約をモットーとし、ひたむきに努力する人を
探して恩送りしているのではないか。
(石田梅岩的発想だが・・・)
果たして多くの先達達が支援したくなる
この“宮崎中央新聞”とはどんな新聞なのか!?
今は、“日本講演新聞”という名前に変わったと聞いたが、
早速私もこの新聞を申し込んでみた。
手元に届いたらビジ達で紹介しよう。
どうぞお楽しみに。

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“宮崎中央新聞”とはどんな新聞なのか!?

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05/10
2021

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相乗効果2=セレンディピティ

フレミングはブドウ球菌の研究中に実験器具にカビを
生やしてしまったことがきっかけで、
抗生物質“ペニシリン”を開発。
ニュートンはリンゴが木から落ちる所を見て
“万有引力”の理論を思いついた。
これらを含め、本来とはちょっと違う“素敵な偶然”や
“ラッキーな偶然”に出会うことを“セレンディピティ”という。

先週のビジ達にて、“考えるより行動しよう”、
“動中の工夫”、
“チャレンジの繰り返しこそが次代のビジネスを察知する”と
発信した。

そして、“行動しチャンレンジすること”の繰り返しにより
もっと大きな相乗効果が起こるのではないかと!?
小さいチャンレンジでも繰り返すことにより、今回のタイトルのように
[相乗効果×相乗効果]、すなわち二乗の相乗効果が起こり、
その先に“セレンディピティ”、すなわち、行動以上の
“素敵な偶然”に出会えるのでは?・・・ということ。

そこで実際にあった私の最近の“セレンディピティ”を紹介する。
(セレンディピティとまでは言えないかもしれないが・・・)
①石坂産業の経営品質受賞の動画制作にて石坂産業の管理している
里山を敢えてコストのかかるドローン撮影 
→ 撮影が冬で木々が枯れていたので新緑と夏の季節の
ドローン再受注
②あるクライアントの情報誌創刊にトップ対談を企画
→ 石坂産業の石坂典子社長と女性社長の美人対談が表紙を飾ることに
③聖徳学園高等学校での“SDGs”講演会を受託
→この機会により、私が紹介する中小企業の多くが
“SDGs”を経営に取り組んでいると気づく。
④石川酒造の紹介により東京あきる野市のワイナリーの
ブランディングと販売のお手伝い
→北海道十勝のMemuroワインヴァレー構想との連携企画へ。
 そして東京ワインとメムロワインのブレンド展開へ。
⑤2020年リーダーズセミナー参加者の活躍もあり
→2021年のリーダーズセミナーは40%増の参加者に!
⑥YouTube動画“ビジ達7”、毎週1本発信を継続。ついに60本越に
→既存コンサル先の充実と新たなコンサル契約も!

このような素敵な偶然はすべて
「考えるより、行動した」からなのだ。
常に行動し挑み続けないとやって来ないのが
このセレンディピティ。
“相乗効果は行動の二乗”に比例し、その相乗効果が
かけ算になると“セレンディピティ”にもつながる。
どんなサクセストーリーにも“予期せぬ幸運”が
つきものということ。

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聖徳学園高等学校での“SDGs”講演会

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石坂産業の石坂典子社長

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[相乗効果×相乗効果]

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04/12
2021

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ここ10年で激変する“医療”

このところコロナ禍で様々な大きな変化が起きていて、
医療現場での変化も同様に加速してきている。

さて、私事だが、実は、60歳を過ぎてから
いくつもの病気にかかってしまった。
(健康にはかなりの自信があっただが・・・)
それほど重い病気ではなく、加齢によるものがほとんど・・・。

ひとつめは“帯状疱疹”。
年配の人に聞くと、経験のある人もいた。
寝ててもピリピリと刺すような痛みが走り、
続いて皮膚に赤い斑点ができ、小さな水ぶくれが
帯状に現れてくる。
身体の左右どちらか一方にだけに症状がでてくるのだ。
それほど重くなかったのだが、ちょっと驚いた。

2つ目は3年ほど前になった“鼠径ヘルニア”。
足の付け根あたりの筋膜(腹筋のあたり)が
弱くなったことで腸が“ぽこっ”とでてくる。
腹筋に自信があり、無理な腹筋体勢をとった時
“ピキッ”と音がし、結果的にそこから腸が
はみ出てしまったようだ。手術したが1日の入院で治した。

3つめは“好酸球性副鼻腔炎”。
難病指定されている病気で、鼻茸が出て来たりする。
ぜんそくの人がなりやすいとされている病気。
すでに4年以上付き合っている。

4つめは“ピロリ菌除菌治療”。
健康診断の胃のレントゲンにて胃がただれていることや
潰瘍のあとが見つかり、検査の結果ピロリ菌がいるとわかった。
ピロリ菌は慢性的な胃炎につながり、胃の粘膜を
防御する力を弱め、ちょっとしたきっかけで
癌になることもあると聞いたので除菌することに。

4つほどの病気を紹介したが、
私は20歳以降、60キロ前後の体重で今までその増減は2キロ以内!
毎週3~5キロのランニングや、筋トレ、高尾山登山など
常に意識的に運動しているが、それでもこのような病気に罹患した。

さて、我が国は2020年,人口の28.7%が65歳以上の高齢化社会。
2025年にはそれが30%を超すと言われている。
寿命も延び、高齢者が増えると、病気になり医療の
お世話になる人数も回数も増加するはずだ。

そんなおり、新型コロナウィルスのパンデミックは、
オンライン診療の拡大、セルフメディケーション
(自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は
自分で手当する)の再認識、医療におけるデータ活用や効率化
が促進されるきっかけとなった。
これからは、ICTを利用した最先端技術も医療現場で
使われてくる。5G、AIによる遠隔医療も発展するだろう。
国産初の手術ロボット“ヒノトリ”も開発され、
ここ10年で“医療機関”、“医療機器”、“製薬”、
“薬局・ドラグストア”“医療現場のM&A”と激変していくはず。

これだけ進化が進む医療業界において、
既に医療関連のビジネスをしている人にとって、
今後、様々なシナジーが起きてくるだろう。
また医療に携わっていない業種でも、これまでの
ノウハウを活かした医療関係ビジネスへの進出も
視野に入れてみてはいかがだろうか。

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医療現場での変化も加速してきている

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