これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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04/13
2020

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ドジョウ算式シナジーは1/6561を実現

皆さんご存知の“ねずみ算式”とは急激に数が倍々に増えていく計算。
果たしてこの“ドジョウ算式”とは?
(ビジ達では2回目の登場)
今回は中島流の“ドジョウ算式”を“今風”にアレンジしてみた。

ドジョウ算式の発想の元は・・・、
今から15年以上前、日中に運動公園でジョギングをした帰りの道すがら、
車道と歩道の間に何やらうごめく黒い物体が!
げげっ、気持ち悪い・・・と思いながら近づくと、砂まみれになった
ドジョウらしき生き物だと判明。
自宅が近かったことから、手に取り、家まで連れ帰り
水の入ったコップに入れたところ、それはやはりドジョウだった!
この一匹のドジョウを柳川鍋にして食そうか・・・
とも思案したが、たった一匹なので鍋にも出来ず、川に戻すことにしたのだ。
もしかして養殖モノで初めての川体験だったかもしれず、
ドジョウにとって、良かったかどうかは今となってはわからないが・・・。
“ドジョウの恩返し”があるかも!?

それはともかく・・・、
このことを振り返ると、あのまま、放置すると酸欠で死亡。
ランニングの行きであれば拾わず、
帰りで家が近かった・・・などの条件をいろいろ考え、
あのドジョウの生き残った確率が“スゴい”と思った次第。

中島流では、このドジョウは図にある8個の関門をくぐりぬけたということ。
一つの関門をくぐり抜ける確立を1/3とし、
その1/3を8回かけ算すると1/6561になる。
すなわち、0.015%で約10万分の15という確立。

2011年、FIFAワールドカップでのなでしこジャパンの
初優勝を思い出して欲しい。
実際に対戦した相手は“なでしこジャパン”からしてみれば強豪ぞろい。
とても勝ち進めるとは思えなかったのだが、
それを勝ち抜き、ついには栄冠を手にした。
あの時もこの“ドジョウ算式”を思い出し、中島流で
計算し1/54の確立とした!
かなりのフロックとも言えるわけだ。

私達のビジネスでは、1/10の確立でもかなり難しいと思い、
ついついあきらめ気分でチャレンジしてしまうわけだが、
実際は、やってみないとわからないということなのだ。
しかも、仕事は相乗効果が生まれるもの。
やってみるからこそ覚えることも多く、
思いのほかの好結果となることもある。
ドジョウは仲間以上に暴れただけだったのかもしれない。

だからチャレンジしてみることが大事なのだ。
とはいえ、当然チャレンジするための実力をつけていかねば
ならないのだが、それでも、本来の確立で結果が導かれるわけではない!!
チャレンジする意欲だとか、その突破する思い入れが
奏功してくるということをこのドジョウが教えてくれた。

8つの関門を乗り越えた結果、ドジョウは生きて川に帰っていった。
あのドジョウは1/6561でも突破することが
できたのだ。
これはビジネスでも活かされるというお話でした。


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“ドジョウ算式”とは?

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ブレイクスルー確立は!?

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03/30
2020

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「100日後に死ぬワニ」とMyアセットマネージメント

「100日後に死ぬワニ」知っていますよね?
ネット配信された4コマ漫画で、作者はきくちゆうき氏。
とにかく200万“いいね”を記録し注目されたわけだ。
きくち氏は友人の突然の事故死という悲しい経験により、この物語に、
「何があるかわからない中で、限りある時間を大切に
して欲しい」とのメッセージを込めている。
マンガでは、恋愛、バイト、そして仲間たちとのなにげない
日常風景を描いている。
死までのカウントダウン日数が書かれていることで、
読者は普通の日常の意味を感じ、引き込まれていった。

3月20日に100日目を迎え、盛り上がったわけだが、
一方で、書籍化、映像化、グッズ販売の告知タイミングの
問題でまたバスることに。
まぁ、この問題話はともかく、“100日後に死ぬワニ”という設定が、
素晴らしくこれだけの注目を集めることになったのだろう。

さて、私達の人生もワニくんとは違うとはいえ、
限られているわけ。
であれば、限られているかけがえのない時間を
もっと大切にすべきだし、もっと計画的にしていくべきだ
ということ。

そこで、私は有形の資産よりも無形の資産に注目したい。
昨年、国が老後資金として2000万円必要と発表したのだが、
これは、有形資産のことだ。

私は有形資産より重要なのは無形資産だと思っている。
それはお金を産みだすもとは無形資産だからだ。
ノウハウ、人的ネットワーク、信用、健康な身体、チャレンジ精神が
あれば資産を産める。
いや、もしかしたら資産を産まなくても、周囲の人が
生かしてくれるということ。

例えば、私も勉強している石門心学の石田梅岩は
無料の塾を開いた。結果的に塾に集った人々から
支援してもらい生活をしていたそうだ。

そこで、私が作ったマイアセットマネージメントの図を見てもらいたい。
tangible assetsとは有形資産でintangible assetsは無形資産のこと。
無形資産をどう自分の中でためていくか。
20代は30代どうありたいかを考えて仕入れ、
30代は40代、50代の過ごし方を考えて仕入れ、
40代、50代は60代を考えて仕入れ、
60代は70代、80代の仕入れをするのだ。
そう、その先の自分のあり方を見据えて
無形資産を仕入れるということ。

私は65才だが、創業した会社を60才で若い経営者にゆだね、
北海道でのワイナリー、まちづくり構想、最近は
YouTuberにチャンレンジし、70才代を見据えて無形資産づくりをしている。

それではどのような無形資産を仕入れていけばいいのか。

知識・スキル・ノウハウ(生産性資産)の仕入れ
人的ネットワーク(人脈資産)の仕入れ
肉体と精神の健康の(活力資産)仕入れ
信頼と徳づくり(信頼資産)の仕入れ
Vision and Challenge精神(活力シナジー資産)の仕入れ 

この5つのintangible assetsを各時代でどう仕入れていくかが
その先の人生を面白く、活力あるものにしていくということ。
まぁワニくんのような事故はないとして、かけがえのない人生を
より豊かにするための計画を立てようではないか!

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100ワニに学ぼう!

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5つの無形資産

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マイアセットマネジメントで育てよう

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無形資産を作ろう

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03/02
2020

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Connecting the dots シナジー

スティーブ・ジョブズ氏のスタンフォード大学、
卒業式でのスピーチでの、“Connecting the dots”
というフレーズ。私はこの言葉を好んでいる。

ジョブズ氏は目標が明確になったことで大学を中退するが、
興味のあったカリグラフィの授業だけは、こそっと参加していた。
そしてパーソナルコンピュータ時代が来ると予測し、
試行錯誤しながらだとりついたのが“マッキントシュ”。
それから10年経っていたが、このPCは学生の頃学んだ
カリグラフィをヒントに書体・フォントをたくさん取り入れ、
色も多彩につけられるようにされていた。
これがそれまでのパソコンとの差別化となり、
デザイン業界ではマキントッシュを使う所以となった。

アップル社を立ち上げ会社は成長していったのだが、
結果としてアップルを追われた後に、OS開発会社の“NEXT”を
立ち上げ、アニメーション動画の“ピクサー”を立ち上げた。

ジョブズ氏の、
“起業したい”
“これまでにないパソコンづくり”
“デザインセンスにこだわりたい”
これらのモチベーションであり、そのためのチャレンジ活動
全てが“dots”だ。
このdotsをつなげることが、“Connecting the dots”。

先日藤原和博氏の「100万人に一人の存在になる方法」を読んだ。
藤原氏は義務教育初の民間人校長になった人だ。
この本では,最初から100万分の1になるのは難しい。
だからその業界の専門分野で100人に一人の実力を
持てばいいというのだ。これを3個見つければ、
1/100 × 1/100 × 1/100 =1/100万
になるというのだ。
すなわち、3個の分野で100人に一人の存在となり、
それを繋いだとき“希有な人になれる“ということだ。
まさにジョブズ氏の“Connecting the dots”。

ジョブズ氏の先の3個のモチベーションとそれぞれの追求の
チャレンジ活動が“マッキントッシュ”となり、
その後の、“NEXT” “ピクサー”の立ち上げのチャレンジが
1億分の一を超える存在となり、1兆数千ドルという
アップル社の時価総額となったということ。

いくつもの専門分野を追求し、それを繋げたとき、
そこには大きなシナジーが起こる。

そういえば、4~5年前に “相乗効果は行動の二乗に比例する”という
概念を発信したのを思い出した。

横軸がジョブズで言うところのdotsのことでチャンレンジ数。
縦軸はそれらから引き起こる相乗効果、シナジーとした。
すなわち1個のチャレンジだと二乗は1でしかないが、
2個のチャンレンジをすると二乗した数は4,
3個もチャレンジすると二乗した数は9
1個しかチャンレンジしなかった人と3個チャンレンジした
人では8も違うということなのだ!!
すなわち、あらゆるチャンレンジをして追求すると、
その相乗効果は行動の二乗に比例するほどのリターンに
つながるということ。
いや、もしかしたら三乗、いやもっと大きなシナジーに
波及するかもしれないのだ。

このように点をたくさん打つことで起こるシナジー効果を、
ジョブズ氏の名言を使わせてもらい、“Connecting the dotsシナジー”
と名付けてみた。
dotsをたくさんつなげることでシナジーが起きるということだ!


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dotsをたくさんつなげることでシナジーが起きる

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02/17
2020

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Woven Cityとデジタルトランスフォーメーション

Woven City(ウーブンシティ)とは2020年に閉鎖する予定の
トヨタ自動車東日本東富士工場跡地を含む78.7万㎡にも及ぶ
トヨタが作る実験都市だ。
昨年のモーターショーのトヨタのブースに、
市販前提車は1台も並べることなく、
そして2020年1月SES(電子機器の見本市)で豊田章男社長が
このWoven Cityの構想を語っていたという。

この未来都市、Woven Cityとは・・・。
MaaSすなわちMobility As A Serviceは、
あらゆる交通手段のシームレスな利用可能なサービスの提供。
パーソナルモビリティ。
排出ガスの出ない電気自動車の利用。
特徴的な車道、歩道。
建物もカーボン作りでニュートラルな素材の使用。
5G通信。
太陽光パネル発電。
地下に設置する生活インフラ・・・等々。

これらをトータルで活かし、実際に生活する人たちの豊かさを、
実証実験する未来都市を、一から建設するというトヨタの構想なのだ。

さて、タイトルに掲げたもうひとつの
“デジタルトランスフォーメーション”についてだが、
もともと、“トランスフォーム“という単語は、
「大きな変化を作る」ということだ。

そこで、今回のデジタルトランスフォーメーションとは
これから先、デジタル先端技術が、さまざまな改革を起こし
結果として破壊的なイノベーションをもたらすということ。
経産省もデジタルトランスフォーメーション(DX)に向けた
研究会を設置し、価値あるものにしていくべく計画している。

このデジタル技術の大きな変革により、

“効率化” から “生産性の向上” へ
“病気の早期発見” から “健康の質の向上、健康寿命の向上” へ
“環境破壊の防止” から “持続可能な社会” へ
“安全な建物” から “ 安心・安全な社会づくり” へ
“渋滞緩和” から “快適な移動” へ

このように部分の改革にとどまらず、
トータルで解決していき、付加価値ある社会の実現を
目指していくというのが“デジタルトランスフォーメーション”。

進化し続けるテクノロジーは生活現場の中で
浸透させていくことで、人々の生活がより良いものへと
変革していくことにつながっていく。

そう、まさに、トヨタがWoven Cityで実証実験するのは、
これらデジタルトランスフォーメーションを実践するための
未来都市構想なのだ。

すでにトヨタが目指しているのは、便利で効率のいい“クルマ”ではない
ことが理解できる。
この未来都市づくりで、さまざまな先端技術のシナジーが
生まれることを期待する。

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まさに未来都市!

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02/03
2020

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「商流革新2.0」へ

ここ最近、自転車にまたがりブラックボックスを
背負っているウーバーイーツの配達員を
よく見かけるようになったと先週のモバイルで発信した。
これは時間をシェアするシェアリングエコノミーだ。

このところ注目されている、“トイサブ“は。
モノのシェアでありサブスクリプションサービスでもある。
子どものおもちゃは成長に応じて変化することに
目をつけたサービス。
すぐに使わなくなり押し入れのダンボールに
しまわれてしまうものだ。
そんなおもちゃが再使用されるしくみだ。

エアクローゼットも女性向け洋服のサブスクだ。
新品へのこだわり、所有のこだわりが少ない働く女性に人気だ。

トヨタのKINTOはメーカー自身がシェアカー
ビジネスをしている。

ネット上のプラットフォームを活用し、
このように次から次へと新しいビジネスが展開されている
わけだが。このサービスの流れに乗り切れなかったトイザラスは
倒産につながり、アメリカを代表する百貨店シアーズも
“商流革新”の流れに乗れずに倒産に追い込まれた。

今回のテーマ “商流革新” は1年以上前に
ビジネスの達人で紹介した。
プラットフォーマーの存在、そして
様々なビジネスアプリの出現により、
金流・物流・人流・情流の4つの商流が大きく変化することで
“商流革新“ と名付けて発信した。

スキルのシェア、モノのシェア、スペースのシェア、
お金のシャア(クラウドファンディング)、オフィスのシェア
とシェアが当たり前の世の中になってきた。
人は新しい便利なサービスを享受することで、
それが当たり前となり、ライフスタイルに根ざした
価値観も次から次へと変化していくことに・・・。
これを先週のモバイルでは『価値観の玉突き現象』と呼んでみた。

さらに、先端技術の進化により、さらなる新しい
サービスがどんどん誕生してくる。
AIのプラットフォーム、5Gもこれから本格的に運用される。

そうすると新しい技術に新しいサービスが付加され、
ライフスタイルに根ざす価値観ももっともっと変化して
ゆくことになるわけだ。

1年ほど前の “第1次商流革新” を発信して以来
既に多くの人たちの価値観が新しい便利なサービスにより
かなりシフトしている。
そして、次なるテクノロジーの進化、開発により
破壊的イノベーションが起き、もっとその先の商流革新
すなわち”第2次商流革新”が起きてくるのだ。

名付けて、“商流革新2.0”へ!
そうなるとこれからもっと早いスピードでもっと大きな変化が
生まれてくるだろう。

この“商流革新2.0”に対して、私達はどう対応して
ビジネスをどうシフトさせていけばいいのか・・・?
そこで“Chance to Challenge!!”
すなわち、“挑めばチャンス”ということ。


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商流革新2.0!

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どう対応すべきなのだろう?

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