これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

HOME

ビジネスの達人

シナジースペシャル

03/02
2020

syn0302

Connecting the dots シナジー

スティーブ・ジョブズ氏のスタンフォード大学、
卒業式でのスピーチでの、“Connecting the dots”
というフレーズ。私はこの言葉を好んでいる。

ジョブズ氏は目標が明確になったことで大学を中退するが、
興味のあったカリグラフィの授業だけは、こそっと参加していた。
そしてパーソナルコンピュータ時代が来ると予測し、
試行錯誤しながらだとりついたのが“マッキントシュ”。
それから10年経っていたが、このPCは学生の頃学んだ
カリグラフィをヒントに書体・フォントをたくさん取り入れ、
色も多彩につけられるようにされていた。
これがそれまでのパソコンとの差別化となり、
デザイン業界ではマキントッシュを使う所以となった。

アップル社を立ち上げ会社は成長していったのだが、
結果としてアップルを追われた後に、OS開発会社の“NEXT”を
立ち上げ、アニメーション動画の“ピクサー”を立ち上げた。

ジョブズ氏の、
“起業したい”
“これまでにないパソコンづくり”
“デザインセンスにこだわりたい”
これらのモチベーションであり、そのためのチャレンジ活動
全てが“dots”だ。
このdotsをつなげることが、“Connecting the dots”。

先日藤原和博氏の「100万人に一人の存在になる方法」を読んだ。
藤原氏は義務教育初の民間人校長になった人だ。
この本では,最初から100万分の1になるのは難しい。
だからその業界の専門分野で100人に一人の実力を
持てばいいというのだ。これを3個見つければ、
1/100 × 1/100 × 1/100 =1/100万
になるというのだ。
すなわち、3個の分野で100人に一人の存在となり、
それを繋いだとき“希有な人になれる“ということだ。
まさにジョブズ氏の“Connecting the dots”。

ジョブズ氏の先の3個のモチベーションとそれぞれの追求の
チャレンジ活動が“マッキントッシュ”となり、
その後の、“NEXT” “ピクサー”の立ち上げのチャレンジが
1億分の一を超える存在となり、1兆数千ドルという
アップル社の時価総額となったということ。

いくつもの専門分野を追求し、それを繋げたとき、
そこには大きなシナジーが起こる。

そういえば、4~5年前に “相乗効果は行動の二乗に比例する”という
概念を発信したのを思い出した。

横軸がジョブズで言うところのdotsのことでチャンレンジ数。
縦軸はそれらから引き起こる相乗効果、シナジーとした。
すなわち1個のチャレンジだと二乗は1でしかないが、
2個のチャンレンジをすると二乗した数は4,
3個もチャレンジすると二乗した数は9
1個しかチャンレンジしなかった人と3個チャンレンジした
人では8も違うということなのだ!!
すなわち、あらゆるチャンレンジをして追求すると、
その相乗効果は行動の二乗に比例するほどのリターンに
つながるということ。
いや、もしかしたら三乗、いやもっと大きなシナジーに
波及するかもしれないのだ。

このように点をたくさん打つことで起こるシナジー効果を、
ジョブズ氏の名言を使わせてもらい、“Connecting the dotsシナジー”
と名付けてみた。
dotsをたくさんつなげることでシナジーが起きるということだ!


syn0302

dotsをたくさんつなげることでシナジーが起きる

ページTOPへ
シナジースペシャル

02/17
2020

syn0217

Woven Cityとデジタルトランスフォーメーション

Woven City(ウーブンシティ)とは2020年に閉鎖する予定の
トヨタ自動車東日本東富士工場跡地を含む78.7万㎡にも及ぶ
トヨタが作る実験都市だ。
昨年のモーターショーのトヨタのブースに、
市販前提車は1台も並べることなく、
そして2020年1月SES(電子機器の見本市)で豊田章男社長が
このWoven Cityの構想を語っていたという。

この未来都市、Woven Cityとは・・・。
MaaSすなわちMobility As A Serviceは、
あらゆる交通手段のシームレスな利用可能なサービスの提供。
パーソナルモビリティ。
排出ガスの出ない電気自動車の利用。
特徴的な車道、歩道。
建物もカーボン作りでニュートラルな素材の使用。
5G通信。
太陽光パネル発電。
地下に設置する生活インフラ・・・等々。

これらをトータルで活かし、実際に生活する人たちの豊かさを、
実証実験する未来都市を、一から建設するというトヨタの構想なのだ。

さて、タイトルに掲げたもうひとつの
“デジタルトランスフォーメーション”についてだが、
もともと、“トランスフォーム“という単語は、
「大きな変化を作る」ということだ。

そこで、今回のデジタルトランスフォーメーションとは
これから先、デジタル先端技術が、さまざまな改革を起こし
結果として破壊的なイノベーションをもたらすということ。
経産省もデジタルトランスフォーメーション(DX)に向けた
研究会を設置し、価値あるものにしていくべく計画している。

このデジタル技術の大きな変革により、

“効率化” から “生産性の向上” へ
“病気の早期発見” から “健康の質の向上、健康寿命の向上” へ
“環境破壊の防止” から “持続可能な社会” へ
“安全な建物” から “ 安心・安全な社会づくり” へ
“渋滞緩和” から “快適な移動” へ

このように部分の改革にとどまらず、
トータルで解決していき、付加価値ある社会の実現を
目指していくというのが“デジタルトランスフォーメーション”。

進化し続けるテクノロジーは生活現場の中で
浸透させていくことで、人々の生活がより良いものへと
変革していくことにつながっていく。

そう、まさに、トヨタがWoven Cityで実証実験するのは、
これらデジタルトランスフォーメーションを実践するための
未来都市構想なのだ。

すでにトヨタが目指しているのは、便利で効率のいい“クルマ”ではない
ことが理解できる。
この未来都市づくりで、さまざまな先端技術のシナジーが
生まれることを期待する。

syn0217

まさに未来都市!

ページTOPへ
シナジースペシャル

02/03
2020

synmain

「商流革新2.0」へ

ここ最近、自転車にまたがりブラックボックスを
背負っているウーバーイーツの配達員を
よく見かけるようになったと先週のモバイルで発信した。
これは時間をシェアするシェアリングエコノミーだ。

このところ注目されている、“トイサブ“は。
モノのシェアでありサブスクリプションサービスでもある。
子どものおもちゃは成長に応じて変化することに
目をつけたサービス。
すぐに使わなくなり押し入れのダンボールに
しまわれてしまうものだ。
そんなおもちゃが再使用されるしくみだ。

エアクローゼットも女性向け洋服のサブスクだ。
新品へのこだわり、所有のこだわりが少ない働く女性に人気だ。

トヨタのKINTOはメーカー自身がシェアカー
ビジネスをしている。

ネット上のプラットフォームを活用し、
このように次から次へと新しいビジネスが展開されている
わけだが。このサービスの流れに乗り切れなかったトイザラスは
倒産につながり、アメリカを代表する百貨店シアーズも
“商流革新”の流れに乗れずに倒産に追い込まれた。

今回のテーマ “商流革新” は1年以上前に
ビジネスの達人で紹介した。
プラットフォーマーの存在、そして
様々なビジネスアプリの出現により、
金流・物流・人流・情流の4つの商流が大きく変化することで
“商流革新“ と名付けて発信した。

スキルのシェア、モノのシェア、スペースのシェア、
お金のシャア(クラウドファンディング)、オフィスのシェア
とシェアが当たり前の世の中になってきた。
人は新しい便利なサービスを享受することで、
それが当たり前となり、ライフスタイルに根ざした
価値観も次から次へと変化していくことに・・・。
これを先週のモバイルでは『価値観の玉突き現象』と呼んでみた。

さらに、先端技術の進化により、さらなる新しい
サービスがどんどん誕生してくる。
AIのプラットフォーム、5Gもこれから本格的に運用される。

そうすると新しい技術に新しいサービスが付加され、
ライフスタイルに根ざす価値観ももっともっと変化して
ゆくことになるわけだ。

1年ほど前の “第1次商流革新” を発信して以来
既に多くの人たちの価値観が新しい便利なサービスにより
かなりシフトしている。
そして、次なるテクノロジーの進化、開発により
破壊的イノベーションが起き、もっとその先の商流革新
すなわち”第2次商流革新”が起きてくるのだ。

名付けて、“商流革新2.0”へ!
そうなるとこれからもっと早いスピードでもっと大きな変化が
生まれてくるだろう。

この“商流革新2.0”に対して、私達はどう対応して
ビジネスをどうシフトさせていけばいいのか・・・?
そこで“Chance to Challenge!!”
すなわち、“挑めばチャンス”ということ。


synmain

商流革新2.0!

syn2

どう対応すべきなのだろう?

ページTOPへ
シナジースペシャル

01/06
2020

syn

2020年~2030年はボーダレス化時代

先日、落合陽一著の「2030年の世界地図帳」をめくっていたら
“テクノロジーの未来年表”というページがあった。

その年表には、
2020年 東京オリンピック・パラリンピック開催
    公道での無人自動運転移動サービス開始
    5G運用開始
2022年 トラックの隊列走行の商用化
    (けん引されている後ろのトラックは無人)
2023年 iPS細胞による歯の再生医療の臨床応用開始
2024年 人類を火星へ送る「スペースX」計画
    同時通訳可能なAIの登場
2025年 大阪・関西万博
    自動運転による運送業の代替
    ロボット手術の普及
2027年 リニア中央新幹線開業

これらがこの10年の中に現実的に起きてくるのだ!

情報テクノロジーの発展によりこのような大きな変化が生まれるわけ。
そしてGAFAM(グーグル・アマゾン・フェイスブック・
アップル・マイクロソフト)と呼ばれるプラットフォーマー企業や
今後出現するプラットフォーマー企業がビジネスを
よりワールドワイドに展開していくことになる。

もはや生活に欠かすことのできないスマホの出現により、
電話機能は画面上のひとつの
アプリケーションとなり、私達は“携帯端末”として
そのあらゆる機能を利用するようになった。

そして生活も大きく変化している。
例えば、ニュースのチェック、日用品の買い物、
タクシーの配車、レストラン探し、友人・恋人・家族との
コミュニュケーション、ドラマ・映画の視聴も移動中の
スマホで・・・。

情報テクノロジーの進化により、プラットフォーマー企業が
さらに人々にとって使いやすいサービスを展開し続けている。
その結果、“ボーダレス化”が加速していくのだ。

国と国のボーダレス化はかなり前から言われていたが、
業界のボーダレス化も進み、
言葉のボーダレス化。
時間・空間のボーダレス化が起きてくる。

先端技術の発展によりさらに、ボーダレス化が進んでいくのだ。
ボーダレス化により、経営者、生活者にとって何が変わって
くるのか・・・?
当然ライバルは多くなり、また発想を転換することで
今までとは違った分野への進出も可能に・・・。

先日もビジ達で紹介したマイクロドローン撮影。
これも今まで出来なかった撮影、
今までにない視点からの撮影、
さらに一筆書きのような撮影で
集約撮影が実現し、時間の短縮が可能に!
そしてこれからの5G通信により、
動画が様々な場面で、すなわちボーダレスで視聴可能な環境になる。

このボーダレス化の流れは止められない。
2020年からの10年間がこんなにも変化することは間違いない。
これにどう対処するのか、本格的ボーダレス化を
頭に描きながらビジネスを展開し、
日々の情報をチェックしないと
これからのビジネスについていけなくなりますよ~!

syn

時流に取り残されるかも…!?

ページTOPへ
シナジースペシャル

12/16
2019

syn1

リーダーズセミナーの“美意識とシナジー”

先日、リーダーズセミナー2019、最後のカリキュラム“V&Tプレゼンテーション”を開催。

いいフィナーレを迎えることができた。

このセミナーは会社のこれからのリーダーとなる人達への
プログラムである。

2019年3月から12月までのプログラム
3月からの個別カウンセリングで始まり、
1.クォーターバック8階で顔合わせの“シナジーセミナー”
2.スターバックス リザーブロースタリー 訪問(中目黒)
あの美意識あふれる空間を体感し、スタッフにも語ってもらう。
3.横浜の林香寺訪問(上記と同日)
第19代目住職兼精神科医でもある川野泰周氏に
マインドフルネスについて語ってもらい座禅体験も。
4.芝田山部屋訪問
稽古を2時間ほど観て親方の話を聞き、ちゃんこもいただく。
5.DDTプロレスリング道場訪問
目の前でプロレスを観て、高木社長の話も聴く。
6.石坂産業視察 石坂社長の話も聴く。三富今昔村体験。
7.クォーターバックの“V&Tプレゼンテーション”を視聴
8.“里山と生きるフォーラム“への協力と参加
イベントの参加はもちろん、イベント運営に携わる。
9.V&Tプレゼンテーション
経営者の前で各々5分間の持ち時間でプレゼンテーションをした。

いつも以上に増量企画だったのだ。

今回、参加メンバーの業種も多岐にわたる。
エンジニア派遣会社(SIer)、人材派遣会社、
デパートの写真館、整骨院や介護ビジネス会社、
コンサルティング会社、廃棄物処理会社、
プラスチック加工製造会社、ワイン・ウィスキーの
インポーター、ブランディング会社から参加頂いた。
様々な業種が集まったのだ。

集まった人達は皆、仕事も立場も年齢も違う人達。
だからこそシナジーが生まれるのだ。
いろんな業種、いろんな立場、いろんな年齢の人達
が集まり、一緒に学び、共有の体験をして
“ディスカッション”をするからこそ意味がある。

そして、これからの時代は“美意識”が大切と
ビジタツでも発信しているのだが、このリーダーズ
セミナーもかなり“美意識”を意識したプログラムに
なっている。

選ばれた訪問先を視察し、体験し、経営者の話も聴き、
それをベースに皆でディスカッションし、
そしてプレゼンテーション。
このプロセスにより“時流”と“美意識”を学ぶのだ。

これが中島流のリーダーズセミナー“メソッド”。
中小企業はもっと社員に投資をしなければ、
生産性もあがらず、高付加価値化もはかれないわけだ。
すなわち社員の人達にもっと“学ぶ場”を提供
することが肝要だ。
それにより会社の“UP-CYCLE”につながるということ。

シナジーを生み、美意識を学べる“リーダーズセミナー”は、
会社にとっても、リーダーとなるスタッフにとっても
いい場なんだけどねえ~。

 

syn1

“V&Tプレゼンテーション”を開催!

syn2

いいフィナーレを迎えることができた

ページTOPへ

BACKNUMBER

ページTOPへ