これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

HOME

ビジネスの達人

シナジースペシャル

09/19
2017

syn1

プレゼンテーションの妙味

ビジネスパーソンとして、プレゼンテーションは
かならずや必要とされるスキルではないだろうか。
自分の企画やアイデアの魅力を関係者に伝える際、
より聞き手を引き込むための仕掛けは必須である。

たとえば、先日行われた「Memuroワインヴァレー構想」に関するプレゼン。
これは、構想を形づくるための具体的展開として
設計者の方々によって行われたものだ。

私が今回のプレゼンで感動したのが、
ヴィレッジの設計に関する説明の際に
2m四方のジオラマを制作し、使用していたこと
(もっと大きかったかもしれない…)。
ヴィレッジをどう3ヘクタールのなかにレイアウトし、
訪れる多くの人たちに喜んでもらえるような場所にするか。
その考え方をよりわかりやすく伝えるために、
周辺の山を含めたジオラマをつくるという選択にいたったのだろう。

そのお陰で、参加者には設計の意図が伝わりやすいプレゼンとなった。
また、この日のためにしっかり時間をかけてきた
という意欲も関係者に伝わったのだ。

私はこれを皮切りに、プレゼンの仕方一つで
相手の反応が全く異なるということを
身をもって経験したことがある。

今から半年ほど前に行われた
「プロジェクトめむろ」という新宿で開催されたイベント。
働く障がい者の支援を行う自治体や団体が開催している。

そこでは、300ほどのイベント来訪者に対しプレゼンが行われた。
代表者や関係者による話もあったのだが、
一番多くの参加者の気持ちを引きつけたのが
働く障がい者によるじゃがいもの皮むき実演。
10人ほどの障がい者の方々が舞台にあがり、
普段仕事で行っている野菜の皮むきの実演を
行うといった内容のものだ。

その真剣に取り組む姿とスピード感に
多くの人たちが感動したということ。
そして、そのバックのスクリーンには、
現地での仕事に取り組む映像が映し出されていた。

このように、実演や映像を交えることにより、
イベントに参加した人たちは、障がい者の方々が
どのように働いているのかを、よりリアリティを
持って受け取ることができるのだ。

つまりプレゼンは、発信者側がターゲットに、
どれだけ自分のアイデアの可能性であり
そのリアリティをしっかり伝えられるかという点にかかっている。

自分たちの言葉で勝負するか、はたまた実演や
ジオラマなど変わり種を交えるか…。
全てがプレゼンをする側の演出次第ということなのだ。
まさにこれこそが、“プレゼンテーションの妙味”なのではないだろうか!?

syn1

プレゼンで使用していたジオラマ

syn2

野菜の皮むきの実演の様子

syn3

藻谷氏のデータを活用したプレゼン

ページTOPへ
シナジースペシャル

08/07
2017

syn

“ビジ達”は筋トレシナジー

今、私が書いているこのビジ達はvol.731。
この時代のビジネスについてと
いま経営者に求められるものを研究する
このコンテンツは継続してなんと14年!
(そして15年目にしっかり突入しているわけだが…)
ここまで継続してきたことで3つのこんなメリットを
獲得できたのだ! それは…!?

ビジ達という「溜め」を持ったことで、
定期的に開くセミナーや講演会の際、話題に困ることがなくなった。
だから講演会の資料作りが時間を割かずできるようになった。
そして、書籍の出版やラジオパーソナリティなどの
仕事が巡ってくるようになったのだ。

それだけではない!
ビジ達は当然、私の経験・考えをアウトプットして出来上がる。
その作業を15年継続してきたことで、

1.展開力が上がり
2.記憶力が上がり
3.思考力が上がり
4.文章力が上がり
5.哲利哲学が深まった

こんな5つの変化が私に起こったのだ。
(スゴい人たちと比べると残念な程度ではあるが…)
いわば「アウトプットのための筋力」がついたといえるだろう!

さらに当然、アウトプットのためにはインプットも重要だ。
私はビジ達を書くという
「アウトプットのためのインプット」を意識して継続してきた。
例えば海外研修ツアーや経営者との出会いや取材、読書など、
どんなときでもビジ達(アウトプット)の種は探してきた。

こうしたアウトプットを意識した行動によって
「インプット力」が鍛えられてきたのだ。
すなわち有益な情報を察知できる
センシティブなレーダーを持つことにつながったということ。
(これも筋トレ効果かもしれない…!?)

加えて「インプットしたものを、
どう人に興味をもって見てもらえるものに…?」と考えることも
負荷をかけ筋力を増していくトレーニングのようなものといっていいだろう。

そしてこうした“ビジネス筋トレ”の積み重ねが
書籍出版やラジオ番組というシナジーを生んだ。
さらに今後、もっと面白いシナジーにつながるかもしれないのだ!

これもすべて15年前の「ビジ達」を毎週5本書こうという決断を出発点に
“筋トレ”を積み重ねてきたからこそ到達できた。
私にとってやはり「ビジ達」は“筋トレ”であり、
きわめて重要な原動力なのだなぁ、と改めて思ったのだった。

syn

継続して14年、そして15年目に!

syn

これからも継続していきたい

ページTOPへ
シナジースペシャル

07/24
2017

syn (1)

So Good! なポリアンナ効果

みなさんは、かつてポリアンナという
アニメーションがあったことをご存知だろうか?
(覚えのある方は、まあまあ年を重ねた方かも…? )

この作品は、幸せ探しをする主人公・ポリアンナが
登場する児童書、『少女パレアナ』が原作の
アニメーションだ。
この幸せ探しをする少女ポリアンナをもとに
アメリカの心理学者、チャールズ・E・オスグッド氏
がつくったのが“ポリアンナ効果”という心理学用語である。

これは、どんなに苦しい状況でも「よかった探し」
をすることで、超ポジティブ思考で生きようとする
ポリアンナになぞらえたもの。

実は私もポリアンナのように、日々幸せ探しに勤しんでいる…。
というのも、毎日スケジュール帳の端に
今日1日のよかったことを書き記しているのだ。

たとえば、私は月刊CDを月に3本もつくっているのだが、
このCDに毎月ゲストインタビューを入れている。
先日8月のゲストをある方に依頼したのだが、
残念ながらスケジュールが合わず出演はままならないことに。

しかし、「8月は難しいが、是非ゲストとして出演したい!」
と言って下さり、9月のゲストとしてお招きすることが決定したのだ。
さらに、8月のゲストとして新たに依頼した方も、
2つ返事で出演を承諾して下さった。
(わ~い! 1日で2か月先のゲストまで決定!)
このようなときに、私は手帳に“So Good!”と書き記すのだ。

ポリアンナ効果によると、
「書かれた言葉においては、ネガティブな言葉よりも
ポジティブな言葉の方が大きな影響を及ぼす」
と言われている。

一般的に、人は肯定的な評価を好むと言われており
否定的評価は肯定的評価に比べ記憶に残りにくい。
つまり、肯定的で楽観的な言葉の方が人の心を動かしやすいのだ。

このように毎日のよかったことを書き記していくと、
手帳を開くたびにポジティブなイメージが
頭の中で描かれていく。
それに伴って自分の行動もポジティブになっていくということ!

今どきはスマホにメモする人が多いのかもしれないが、
これでは効果は半減してしまう…。
何度も手帳を見て、“So Good!”が目に飛び込んで
くることでポジティブ効果が得られるのである。

ということで、みなさんも“So Good!”と書いて
“ポリアンナ効果”を実感してみてはいかがだろうか?
きっと、その効き目を実感できることだろう!

syn (1)

手帳を開くたびポジティブに!

syn (2)

再び我が家で美しく咲いてくれた蘭の花、So Good!

ページTOPへ
シナジースペシャル

07/18
2017

syn1

“里山道”の発進!

今月6日に新宿区の牛込箪笥区民ホールにて
開催された、「里山と生きる協会」発足イベント。
おかげさまで大盛況の中、
無事に終了することができた。
(ご尽力いただいた皆様、ありがとうございました!)

協会発起人の私も当日はモデレーターとして
奮闘したわけだが…、
本当に素晴らしい登壇者の方々の
組み合わせの妙により、
里山の重要性と可能性を
わかり易く伝えられたイベントとなった。

第一部の里山を活かした活動事例紹介では、
「写真の町」として有名な
北海道・東川町の松岡市郎町長や、
岐阜県恵那市の「銀の森コーポレーション」の
渡邉大作会長に熱く語ってもらった。
そして、里山と共存する会社づくりを進める
石坂産業株式会社の石坂典子社長。
地球規模の思考で「里山資本主義」を
語ってくれた藻谷浩介氏。
このお2人の講演も、里山の重要性を理解するには、
非常にわかり易い話であったことは言うまでもないだろう。

さらに第二部では、
石坂氏と藻谷氏に加えて新たなゲストが!
実際に日々の都会の暮らしに里山を取り込んだ、
南房総リパブリック理事長の馬場未織氏と、
北海道でワイナリー構想に参画する農家、
「尾藤農産」尾藤光一氏だ。
私を加えた5人でのパネルディスカッションでは、
「里山」の可能性を熱く語り合うことができた。

実は今回、
限られた時間の中でより内容が深く伝わるように、
スライドや映像を駆使して、
より内容が深く伝わるように演出してみたのだ。

そして帰りには
1人1人に“里山の恵み”を手土産として用意し…と、
最初から最後まで里山の魅力を
伝え続けたこの発足イベント。
有り難いことに終了後、
参加者の皆様からはよい評価をたくさんいただけた。

さてここで…、
以前私がビジ達でお話した“里山道”を再確認して欲しい。

“里山道”
1.その里山をよく知る
2.里山との共生
3.里山のパワーを引き出し、活かす
4.里山の維持継続
5.里山をまちづくりに活かす

日本が日本であり続けるためには、
この5つの“里山道”を理解し
推し進めていくことが重要ってこと。
今回のイベントでは、
この“里山道”の「理念」をしっかり伝えることができた。
(あっ、この“里山道”の概念図を紹介するのを忘れてた!?)

そして、何よりも大事なのは、
このイベントは「里山と生きる協会」の
あくまで“発足”イベントだということ。
ここからスタートし、イベントや活動を継続し、
同朋を増やし、より多くの人たちに発信し続けて…。
里山をビジネスであり、
まちづくりにも活かしていって欲しいのだ。

うんうん。そう思えば、
本当に今回は、今後ますます「里山」による
シナジーが期待できそうな、
意味のある発足イベントだった!

さぁ、ここから“里山道”の発進だ!
次回は、「里山と生きる協会」会長を務める
石坂典子社長のもとで、
第2回開催をすでに計画中!?
お楽しみに~。
(石坂社長、よろしくお願いします!^^)

syn1

素晴らしい登壇者たちとのパネルディスカッション

syn2

これが“里山道”の概念図だ

syn3

藻谷浩介氏は地球規模の思考で「里山資本主義」を語ってくれた

syn4

里山との共存を語ってくれた石坂典子氏

syn5

さぁ、ここから“里山道”の発進だ!

ページTOPへ
シナジースペシャル

07/03
2017

sye (1)

“箸よく盤水を廻す”の如く

「ローマは一日にして成らず」
何事においても、長年の努力なしに
物事を成し得ることはできない
という意味の言葉。

“すべての道はローマに通ず”と言われるほど
繁栄したローマ帝国も、築くまでに
700年もの歳月を費やしたとか…。
長い苦難の歴史があって、
ローマ帝国になっていったというわけ。

今回、サンフランシスコの海外研修で、
禅に触れる機会が多くあったのだが
どうしてサンフランシスコに
禅堂や禅センターが多く存在するのだろうか。

さかのぼること67年前。
当時80歳だった文学博士の鈴木大拙氏は、
1950~58年にかけて欧米の各地で
禅という仏教思想を広めるため
講義を展開していた。
(1950年…まだ私も産まれていない)

さらに1966年には禅に関する英語版の著書を出し
日本文化を広く海外に知らしめた。
ちょうどそのころ、宗教家の鈴木俊隆氏も
1964年にサンフランシスコの個人宅ガレージで禅堂を始めている。

そんな流れの中から、禅の“瞑想”に着目し
「マインドフルネス」というものが生まれた。
これは自分の身体や気持ちの状態に気づく力を育み、
生活の質を高めるメンタルトレーニングのこと。

Google、Facebook、IntelなどのIT企業や
ウォール街の大手金融会社など、様々な企業が
マインドフルネスをビジネスに取り入れている。

このように私たちの知る禅は
1950年から2017年までの67年間に
禅でありマインドフルネスとして、オーバーラップ
しながら全米に広がっていった。

そういえば、こんな格言が…
「0から1への距離は、1から1000の距離よりも遠い」。
これはユダヤの格言だが、鍵山相談役もよく口にしている。
0から1、つまり何もないところから
1をつくることがどれだけ大変で、先が見えないか…。

やっぱり、まず大前提として必要なのが
0から1をつくる人であり、
そこに“強い意志”があってはじめて
その先がつくられるということ。

初めは行動したことに対する反響は
ほとんどないかもしれない。
しかし、そこで続けられるかどうかが、
その後の可能性を左右するということ。
まさに“箸よく盤水を廻す”なのだ。

たらいの水に箸一本で小さな円を描いても、
最初はピチャピチャとしているだけで
ほとんど水が動くことはない。
しかし徐々に水が動いていき、
最終的にはたらいの水全体が
箸一本の回転に合わせて廻っていくのだ。

まあ、何事も焦らず根気よく続けていれば
いつかは大きな結果に繋がる
可能性は高くなるということだ。
鈴木大拙氏や鈴木俊隆氏がアメリカ各地で
禅を広めていったように、0を1にする人がいないと、
その先に繋げることはできない。

私が北海道十勝の芽室町で展開している
Memuroワインヴァレー構想も、このようにスタートを
切ったことが、次なる展開に繋がっていくはずなのだ。

少なくとも私が元気なうちは、
Memuroワインヴァレー構想も“箸よく盤水を廻す”
の如く展開していきたい。

sye (1)

欧米各地で広がる禅

sye2

レス・ケイ氏の『ZEN at WORK』

sye3

KannonDo…!

hashiyoku-01

ページTOPへ

BACKNUMBER

ページTOPへ