これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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シナジースペシャル

02/03
2014

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言霊(ことだま)はシナジーをつくる

「頑張って育ってね」
「おっ、今日は元気がいいね」

そう、林檎の木に話しかけるのは
「奇跡のリンゴ」でおなじみの木村秋則氏。
木村氏曰く、
このように木に声をかけるだけで
木の成長に大きな違いが出るという。

それは、まだ一度も林檎の木が花を咲かなかった頃。
木村氏は、なかなか花を咲かせない
林檎の木たちに、
「どうすれば花を咲かせてくれるの?」
「今までつらい思いをさせてごめんねぇ」
などと声をかけていったという。
すると、声をかけた木のほとんどが
花を咲かせてくれたという。

そして、意図的に
1本の林檎の木だけに声をかけず、様子を見た。
すると、周りで次々とリンゴが実っていく中、
その木だけはリンゴを実らせなかったという
驚きの結果を得た。

しかし翌年、この経験から、
木村氏は林檎の木だけではなく、
畑の野菜や他の植物にも
積極的に声をかけるようになったという。

以前から私は言霊という
存在があると思ってはいたが、
この木村氏の話を聞いて、
言葉に宿ると信じられた
霊的な存在“言霊(ことだま)”は
本当にあるのだと確信した。

また、木村氏は化学肥料を使わない、
無農薬の自然栽培の実践者。
そんな木村氏は、
「無農薬栽培では、自分の眼と手、
そして会話が肥料であり農薬である」
とも語っていた。

そういえば、私の家の出窓には
4年以上連れ添っているシクラメンの鉢がある。
毎年たくさんの花をつけてくれるのだ
(すご~いでしょ!)。

その度に私は、「お前、すごいなぁ」と声をかける。
これも言葉の力の作用があるように思えてならない
(もちろん、日頃のお世話と
出窓の日当たりの良さもあると思うけどね!)。

声をかけた植物たちが成長して
木村氏を驚かせたように、
言葉は、かけられた側だけではなく、
声をかけた側にもいい影響を与えるはず。

それはビジネスにおいても
同様ではないだろうか。

人との関わりの中で相手に良い言葉をかけると、
相手との間にシナジーが生まれ、
それが相乗効果となって
自分にもよい結果をもたらすのだ。

そんな木村氏の話を聞きながら、
自分の会社のスタッフのことをふと思い出す。
これからはもっとスタッフたちにも
声をかけていこうっと!
(と、心のなかで反省…)

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無農薬栽培の秘訣は“言霊”!

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植物ともコミュニケーションが大切。

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今年も元気に咲いてくれた!

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01/27
2014

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ミクロとマクロの追求

正月早々に、
プロ棋士の羽生善治(はぶ・よしはる)氏の
お話を聞く機会があった。

羽生氏といえば、
相手を選ばないオールラウンドな戦い方で、
史上初の7タイトル独占を達成した実績を持つ。
そして現在も3タイトルを保持しており、
4タイトル目に挑戦しているという。

そんな羽生氏が将棋で大切にしていることは、
「ミクロとマクロの視点」だという。

相手の一つひとつの手や特徴を
注意深く観察する「ミクロの視点」と、
全体を見渡す「マクロの視点」、
すなわち大局観。

この2つの視点を常に
高いレベルで保持できなければ、
勝負には勝てないという。

そして、この2つの視点は、
将棋だけの話ではない。

ビジネスにおいても、同様だ。
しっかりした視点を持たない、
中途半端なアプローチは、
お客さまからの信頼を
失うことにつながってしまう。

中島流にいえば
“Think Grobal, Act Local”、
“Think Long Range Act Tomorrow”
ということ。

また、羽生氏は、「凡事徹底」という
言葉も大切にしているという。
あたり前のことを日々あたり前にこなすことが、
長い目で見ると非常に重要だとも。

そして同じくその言葉を大切にしているのは、
(ビジ達でお馴染み)
日本を美しくする会の鍵山相談役。
鍵山相談役が大切にしている
掃除の作法にも、この2つの視点は表れている。

鍵山相談役の掃除は、
ゴミの処理の仕方や掃除道具の取り扱い方
といった細部にまで気を配っている。

これらを徹底追求していくことが、
全体のクオリティを上げていくことに
つながっていくのだ。

そして、地域のことや
社会的意義を考え継続実践することが、
多くの人たちの協力を得ることにもつながる。
ここにも高いレベルの
ミクロとマクロの視点が見えてくる。

羽生氏や鍵山相談役のような、
2つの視点を追求し、
継続していくことが大きな結果となり、
選ばれる存在になることにつながるのだろう。

ミクロの視点とマクロの視点の
レベルを上げないと、日々の決断や
行動が中途半端になってしまう
(すなわち結果も…)。

私も、もっともっと追求しなくては!

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あの強さの秘密は2つの視点!

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掃除もミクロとマクロで極める!

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01/20
2014

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徹底2はシナジーを呼び込む

「全然スゴい事はしていない。自然な流れだよ」。
そう話してくれたのは、株式会社フラットフォーの小森隆社長。

以前ビジ達でもご紹介したが、
大のビートル(フォルクスワーゲン)好きである
小森社長の趣味が高じて始まった、株式会社フラットフォー。
主にフォルクスワーゲンの自動車部品・企画開発などを行っている。

小森社長は「自然な流れだよ…」と語ってくれたが、
実は建築資材を扱う家業を継ぐことをやめ、
好きなことがしたいと“勘当”同然で家を飛び出した過去を持っている。

もちろんクルマのビジネスを始めてから3年くらいは
なかなか仕事にはならず大変だったという。
だが、何よりも自分の大好きなフォルクスワーゲンに関わるビジネス。

自分もワーゲンマニアだからこそ、
マニアのお客さまが欲しがるものづくりとなったのだ。
だからマニア心を揺さぶる商品開発や品揃えなど、
徹底したビジネスを展開することができたのだろう。

ビジネスは徐々に評判を呼び、
1977年ごろに創刊された雑誌『POPEYE』に
取り上げられたそうだ(しばらく連載も行っていたとか)。

それがきっかけとなり、全国に15店舗もの代理店ができることとなる。
また、海外で開催されているイベントに参加することで、
海外からも問い合わせが来るようになり、代理店は海外にも拡がった。

通常の経営者のように目標を立て、
そこに向け事業計画を…なんてことはほとんどせず、
自分が欲しいものを企画し、そしてつくっていくだけ。
それでも、世界の多くの人たちから注文が舞い込み拡大につながったという。

この拡大の話を聞き、頭に浮かんだ人が。
あのイエローハットの創業者・鍵山秀三郎氏だ。
卸売から直売に切り替えてから、
特に代理店を募集していないのに、
次第に代理店希望の人たちが現れたという。
それは、“掃除のローヤル(イエローハットの前進)”という
イメージが次第に拡大していったからだった。

この2人のエピソードを中島流に考察すると、
何かを徹底し続けると、次第に人を惹きつけることに
つながると言えるのではないだろうか。

「好き」をビジネスにできるのはほんの一握り(?)。
なかなか好きだけではビジネスはうまくいくわけではないが、
ひたすら徹底し続けることで、シナジーがうまれ、
その可能性を広げてくれるのかもしれない
(このお2人は、経営のセンスもあったとは思うが…)。
とにかく、徹底、徹底だ。

好きなことを仕事にしたい! だけど
そんなにうまくはいかないよね…なんて思っているあなた!
夢を実現させた小森社長の詳しいお話が聴けるのは
1/26・2/2放送の『BUSINESS LAB.』。
ぜひ聴いてもらいたい。

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 InterFM『BUSINESS LAB.』
 東京76.1MHz・横浜76.5MHz
毎週日曜 朝 6時から好評放送中!
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当時のPOPEYEの誌面!

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柔和な笑顔が印象的な小森社長

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放送をお楽しみに!

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01/14
2014

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メガ・シナジーをプロデュース

「ついに弊社クオーターバックが
フロアを拡大しま~す!」

これまではビル5階のフロアに
オフィスを置いていたのだが、
昨年末そこの8階のフロアに
空きが出るということで、
思い切って借りることに。

5階のフロアに比べ、少し狭いスペースだが、
内装工事を施し、必要な机やいす、
プロジェクターなども揃えて、
最大で50人程度が集える場づくりができた。

今年はこの8階のフロアを使って、
昨年語った“超シナジー”を超える
“メガ・シナジー”を
プロデュースしようと考えている。
より大きな相乗効果をこの空間によって
生み出そうとしているのだ。

どうすれば8階でメガ・シナジーを
生むことができるのか。

それは、“人が集う空間として有効的に活用すること”。
多くの人が集える場所があると、
活用の仕方次第で大きなシナジーを生み出す
可能性を秘めているのだ。

社内イベントはもちろん、
今私が中心となって開催している、
石門心学実践講座、リーダーズセミナー、
αクラブ定例セミナー、
BRT(ビジネス・ラウンド・テーブル)会議等の
セミナー会場として利用していく。
これらはそれぞれ、多くの人たちが集う場となっている。

人が集えば、さまざまな情報が集まり、
新たな出会いもある。

さらに、人間関係も親化(親密化し、深くなること)
していくだろう。
人とのつながりこそが、シナジーを生み出すきっかけになるのだ。

「人生はシナジーの5乗、ビジネスはシナジーの10乗」。
(中島的裏付のないイメージフレーズだが…)
私はこれまで、繰り返しシナジーの大切さについて語ってきた。
人生は相乗効果でできていると言っても過言ではないだろう。
そして、もちろんビジネスもシナジーを活かせなければ、
拡大もしないし多くの人を喜ばせることも出来ないと思うのだ。

楽をしたいがためにとか、
目先の利益を追うがためにプロセスを
ショートカットすると、相乗効果は生まれない。
このプロセスこそが相乗効果を生む宝の山なのだ。

それなりの投資とはなるのだが、
8階フロアがきっかけとなって、
さまざまなシナジーが生まれ、広がっていく。
そして、そこに集う人たちにもさまざまなシナジーが…
これほど素晴らしいことはないのではないだろうか。

シナジーを生み出す環境を演出する。
それこそまさに“メガ・シナジーをプロデュース”することなのだ。

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今年は“メガ・シナジー”だ!

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セミナーもここで出来る!

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使い方いろいろ

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01/06
2014

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競馬界の“行雲流水”

『空を行く雲、川を流れる水は一時も同じ状態ではない。
一切のものに執着しない悟りの境地である』

禅語“行雲流水(こううんりゅうすい)”。

時代は常に流れ、その場に留まることを知らない。
その流れに逆らわず、身を任せること。
そして、お金や名誉、地位にも執着せず、
挑戦し続けることが大切だという意味である。

まさにこのことは、
3年から4年でスターホースが変わると言われている
(私が勝手に言っているのだが…)
「競馬界」にも同様のことが言える。

先日行われた有馬記念では、
8馬身差という驚愕のパフォーマンスで優勝した
オルフェーヴルの強さや人気もあり、
実に11万人以上が来場するという盛り上がりをみせた。

日本生産馬として初めて国外の
国際GⅠを制したステイゴールド
(日本のGⅠは獲ってないけど…)の
血を受け継ぐオルフェーヴルも、
この日の中山競馬場は
気持ちよく走れたに違いないだろう
(さらにその母の父はあのメジロマックイーンなのだから
すばらしい掛け合わせで…って
本来の競馬好きじゃないとわからないけど)。

ついつい馬と騎手に注目が集まる競馬界だが、
私がここで注目したいのは、調教師の存在。
先日のビジ達でもご紹介した
オルフェーヴルの池江調教師だ。

池江泰郎、池江泰寿と親子2代にわたり、
調教師として活躍。
その実績を辿ると、実に豪華な顔ぶれの
競走馬を管理してきたことがわかる。

メジロデュレン、メジロマックイーン、
ステイゴールド、トゥザヴィクトリー、
ディープインパクト、そしてオルフェーヴル
(ドリームジャーニーもだ)と、
まさにその時代の競馬界を先導してきた
スターホースばかりである。

それは単純に、池江親子が競走馬との出会いに
恵まれていただけなのだろうか?

いや、そうではないだろう。
目まぐるしく変化する競馬界の中にいても、
その流れに逆らうことなく、
常にさまざまなことにチャレンジしてきたことが、
結果的にその功績を生んだのだ。

つまり、競馬界という“行雲流水”の中にあっても、
チャレンジすることで成長のチャンスをつかむ
ヒントが得られるということ
(親子2代で凱旋門賞に挑戦していることもそのひとつだ)。
まさに挑戦なくして、進化はないのだ!

このことをビジネス界では
「チャンスの神様には前髪しかない」
という言葉がある。

好機はすぐに捉えなければ、
後から捉えることはできないという意味だ
(ひょっとしたら池江親子は知っているのでは…)。

競馬界においてもビジネス業界においても、
その時代は絶えることなく流れている。

その流れに反して一定の場所に身を置くのではなく、
流れと共に常にチャレンジしていくことが、
その先につながる新たな相乗効果を展開することに
つながるのではないだろうか。

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未だ記憶に新しい有馬記念

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オルフェーヴルの驚愕のパフォーマンス

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調教師の挑戦あっての競走馬

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来年も期待!

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