これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

HOME

ビジネスの達人

シナジースペシャル

12/09
2013

sny

リーダーズセミナー V&Tプレゼンテーション

おかげさまで第6回目を
迎えたリーダーズセミナー。
リーダーズセミナーとは、
次代のリーダー育成を
目的とする体験型セミナーだ。
今回は初めての試みとして、
将来のビジョンと具体的な方法について発表する
「V&Tプレゼンテーション」を
“アワード化”することにチャレンジ!

これまでは、順位を決めない発表の場だったのだが、
今回はあえて賞を設けてみた。
そして、12名の経営陣が
審査員として16名のプレゼンターに点数をつけ、
最優秀賞・優秀賞を決めるというシステムに。

なんと、この“アワード化”によって
非常によい相乗効果が生まれたのだ!

プレゼンターはライバルと競うことになるため、
負けたくない気持ちが芽生える。

だから試行錯誤を繰り返し、
その企画内容を考え抜いて
プレゼン資料をまとめる。
中には、ギリギリまで
プレゼンテーションの練習を
していた者もいたくらいだ。

切磋琢磨することで、
お互いが刺激となって
モチベーションを高められる。
そして、全体のプレゼンテーションのレベルが向上する。

審査する側は、ハイレベルな
プレゼンテーションを
聴くことができるとともに、
評価をするために
しっかり内容を吟味しよう
という姿勢になる。

つまり、セミナーに参加している
すべての人たちが
活性化した状況となるのだ。

先日ご紹介したおふろ甲子園や、
社会起業大学においても、
最終的には多くの視聴者の前で
プレゼンテーションをし、
審査をする“アワード化”をとり入れていた。

“アワード化”はいくつもの相乗効果を発揮し、
新たな展開を生むということを、
今回のリーダーズセミナーを通して確信した。
さて、来年のリーダーズセミナーも楽しみだこと!

sny1

第6回目となるリーダーズセミナー

sny2

皆厳しい目で審査をする!

sny3

入賞者は表彰!

sny

2014年第7回:受講者受付開始!

ページTOPへ
シナジースペシャル

12/02
2013

syn (1)

「おふろ甲子園」の意義

居酒屋甲子園、
治療家甲子園、
会計事務所甲子園…

最近、「○○甲子園」と命名されたイベントが
いろいろな業界で展開されているという
(野球とは関係ないところでだ)。
そんな中、先日、
初めて「おふろ甲子園」の決勝大会を見てきた。

先に挙げた○○甲子園は、
「この業界から日本を活性化したい!」という
思いから始まったものが殆どで、「おふろ甲子園」もそのひとつ。

ここでは、全国40以上の温浴施設がエントリーする。
そして、絞られた6つの施設が決勝戦で競い合うのだ。
舞台に4、5人のスタッフが出てきて映像を交えてプレゼンし、
それを受けた観客が評価し、投票するというシステムなのだが、
これが結構盛り上がるのだ。

「私達の仕事は、冬は寒くても水を扱い、
夏は汗だくになりながらも掃除をします!」
…という具合に、お風呂清掃係や接客サービス係等、
それぞれのマネージャーや担当者がそれぞれの思いを発表する。
その中にはこんなエピソードもあった。

24時間営業のお風呂屋で、
朝5時に清掃スタッフが風呂場の掃除をしていると、
居合わせたお客さまからこんな言葉をいただいたという。

「いつもありがとうね。おかげでいつ来ても
きれいなお風呂に入れるのよねぇ。
近所にも温浴施設はたくさんあるんだけど、
ここまで足を伸ばしちゃうのよ」

お客さまにこんな風に感謝されるとは、
ここのスタッフとして冥利に尽きるというもの。
もちろん、スタッフは俄然やる気が増したという。

このイベントを観ながら思ったこと。
それは、○○甲子園イベントは、
その業界にとって“大きな意味”があるということ。

まず、大会に参加することで、
多くのスタッフの帰属意識が深まる。

そしてスタッフの発表や、
店長の考えや理念を聞いたりすることで、
改めて自分たちの仕事の役割を確認できる機会となるのだ。
もちろん、スタッフ同士の絆も深まることだろう。

また、業界の中で競い合い、
周囲と比較することで向上心も増し、
しっかりとした目標設定が可能となるだろう。
さらに、仕事に対する誇りも醸成することができるはず。
つまりエントリーすることで、さまざまな相乗効果が得られるということだ。

○○甲子園は、思った以上に
意味あるイベントであることが理解できた。
新たなチャレンジをすることは、
相乗効果につながると言っていいだろう。

syn (1)

堂々の第2回開催!

syn (2)

投票する側も真剣勝負だ

syn (3)

40店舗以上の頂点に輝くのは…?

syn (4)

おふろから日本を元気にしてほしい!

ページTOPへ
シナジースペシャル

11/25
2013

book5

サイボク流の徹底追及

『緑の牧場から食卓へ一直線に
“新鮮・美味・安心”をお届けしています』という
キャッチコピーのもと、
年間350~400万人が訪れる「サイボクハム」。

私もこれまでに何度も訪問させて
いただいているのだが、
いつ行っても美味しく、
そして新たな発見がある。

何よりそこには、サイボク流の徹底した
追求心が感じられるのだ。

そのひとつとしてあげられるのが、
「種豚の育種改良」だろう。

戦後、不足するタンパク源の
ために着手した養豚業。

四季のある日本の気候風土に
あった種豚づくりからスタートし、
その土地の作物(エサ)、水、環境に合致した
健康な豚の育成を展開してきた。

もっと言えば「日本人の食に合った豚」と
いうことだ。

今では、その豚を原料に使ったハムや
ソーセージの加工や販売、
パン工房、レストランまでを有する、
まさに“食のテーマパーク”として人気を博している。

そこで作られたハムやウインナーは、
塩分も少なく実に味わい深い。

その結果、2011年には
本場ドイツのDLG(ドイツ農業協会)において、
グランプリを受賞。
その味は世界が認める味となったのだ。

また、サイボク流の徹底は
自社だけに留まることを知らない。
地域の農家との連携も展開しているのだ。

牧場から出る堆肥を有効に活用し、
地域の農家と提携。
その農家で栽培された
地場産野菜の直売も行っている。
まさに地域の活性化、
ブランディングも視野に入れた徹底ぶりだ。

こういったサイボク流のオリジナルな
ハムづくりと地域のWin-Winな関係は、
働いているスタッフや地域の人たちに
“誇り”や“やりがい”を創出しているだろう。

つまり、サイボク流の徹底した
追求は結果的に多くの相乗効果をもたらし、
働く人にもお客さまにもいい一大プロジェクトを
創造することにつながっているのだ。

一度ウインナーを買いがてら、
食のテーマパークを訪れてみてはどうだろう。
なぜこの地にこんなにも多くの人たちが来るのか
“???”と思うに違いない。

その“?”に答えてくれる機会が12月1日と8日。

株式会社埼玉種畜牧場 サイボクハムの
2代目 代表取締役社長である笹崎静雄氏が、
私がパーソナリティを務める
『BUSINESS LAB.』に登場してくれるのだ!

その日は、サイボク流の徹底した追求心を
是非とも皆さんに聴いてほしい。

──────────────────────
InterFM『BUSINESS LAB.』
東京76.1MHz・横浜76.5MHz
毎週日曜 朝 6時から好評放送中!
──────────────────────

syn (1)

日本人の食に合った豚ちゃん

syn (2)

人気の食のテーマパーク

syn (3)

年間350~400万人が訪れるのだとか

syn (4)

地域のつながりも徹底!

syn (5)

なぜこんなにも多くの人が…

syn1

代表取締役社長 笹崎氏に聞こう!

ページTOPへ
シナジースペシャル

11/11
2013

syn1

大里の「益はなくとも、意味はある」

震災後の大きなテーマとされている「節電」。
中でも通常業務をしつつも大幅な節電を成し遂げた、
ある企業の実践内容を紹介しよう。

・BGMの廃止
・お湯ポットを魔法瓶にする
・電話機を減らす
・タイムカードを手書きにする
・パソコンの照明を省エネモードにする
・使用しない外灯の電球を外す
・冷蔵庫の中にカーテンを作り、温度を保つ
・20時になったらブレーカーを落とす
・事務所の蛍光灯をLEDに換える
・夏はグリーンカーテンなどで日差し対策 …

このように地道なものばかりが実に100項目以上。
では、通常業務にプラスして、
節電施策をこれほど徹底して行えるのはなぜだろうか。
それは、社員が誇りを持ってこの節電活動に
取り組んでいるからと言えるだろう。

ということで、先日リーダーズセミナーの一環として、
この節電施策を実践している
大里綜合管理株式会社に訪問した。

ここでは「地域貢献」を経営理念の1つに掲げ、
様々な取り組みを行っている。

この取り組みは、千葉県から推奨され、
国からも表彰された。
また、経済産業省が全国の企業から選抜する、
「おもてなし経営企業選」の50社に選ばれ、
高く評価されている。

その評価された地域貢献活動の1つである環境整備。
中でも、野老真理子社長が高らかに宣言した
「節電」に特に力を入れているという。

東日本大震災をきっかけに始めた節電は、
冒頭で紹介した方法により、
震災前に比べなんと70%カットを実践しているそうだ
(つまり、震災前の30%しか日常の業務で電気を使わない!?)。

ここで、中島流仕事道の極意!
それは「仕事に誇りを持つ」こと。
企業が周囲から評価されたり、
社員の意見を認めたりすることで、

そこで働く社員は自分の仕事に誇りを持つのだ。
すると、自分のスキルをもっと
磨いて貢献しようとする気持ちが
生まれるなどの相乗効果が生まれる。

大里綜合管理のような、
スタッフのモチベーションにまで
相乗効果を発揮させた企業は他にもある。
例えば、以前にビジ達で紹介した、
株式会社JR 東日本テクノハートTESSEI。
新幹線を7分間で完璧に清掃する「お掃除の天使たち」は、
日本に限らず、世界からも高く評価されている。

ここでは、現場での意見やアイデアを尊重し、
スタッフに積極的にチャレンジさせているという。
すると、スタッフたちは自分のアイデアが活かされ
周囲から評価されていると感じ、
自信を持ってもっとスキルを磨くようになるのだ。
これが“仕事に誇りを持つ効果”だ。

加えて、この企業の姿勢は、
スタッフに向上心を持たせ、
企業全体のブランディングにもつながっている。

大里綜合管理もこの相乗効果によって、
大幅な節電を成し遂げたのだろう。
実はこの節電だけではなく、さまざまな地域貢献活動でも、
その相乗効果は活かされているようだ。

これぞ「益がなくとも、意味はある」。
いや、「益は少なくとも、意味はある」施策だろう。

syn1

な、70%節電?!

syn2

地域貢献には強い意志が必要

syn3

社員一人ひとりが積極的だ

syn4

節電方法がこんなにも…

ページTOPへ
シナジースペシャル

11/05
2013

syn (1)

シナジービジネス 脚本家になる

「3,000万円のベンツを買っても涙は出なかったのに、
自宅に届いたフォトブックを見て、涙が止まりませんでした」。

株式会社アスカネットの福田社長は
そんな感動的な手紙をもらったと、語ってくれた。

株式会社アスカネットは、ここ何週かご紹介し続けているわけなのだが、
深堀りすればするほど実に気付きが多い。

以前にもご紹介したが、アスカネットは遺影ビジネスにおいて、
写真をスキャンするだけで遺影をつくれるというシステムをつくりあげた。

また、オリジナルフォトブック事業も手掛けていて、
そちらも誰もが簡単に、それでいて上質なものを
つくることができるというビジネスを展開しているのだ。

先ほどの手紙は、まさにお客さまが満足するビジネスを展開できているという証明。

福田社長はその手紙を読んだ時に、こんなことを思ったとも語ってくれた。
「人に感動や喜びを与えられるビジネスは素晴らしい」。

アスカネットのオリジナルフォトブックは、
ただ写真が並んでいるだけのフォトブックではない。
レイアウトが自由に選べるので、
専門的な知識がない人たちも、簡単でリーズナブルに
ハイクオリティなものができるのだ。

お客さまの手間や分かり易さを考えながら、
いかに喜びや感動までたどり着くのか。
お客さまの「こんなサービスがあったらうれしい」という気持ちに応え、
お客さまがどう思い感じるかという
完成までのストーリーが考えられているかということ。

これはまさに脚本家の発想である。

今の時代、多様な技術が存在する。
そして、様々な「あったらうれしい」というサービスも考えられる。
それらをうまくつなぎ合わせて、
お客さまの喜びや感動までのストーリーをつくるということ。
まるで1本の映画を創るかのような発想が求められているのだ。

お客さまがそのサービスを利用し、感動してくれる。
そして、そのリターンとしての報酬につながる。
そんな理想の美しいビジネスを展開していくため、
目指すべきは「シナジービジネス脚本家」だ。

syn (1)

お客さまの感動を想像したビジネス!

syn (2)

お客さまの喜びが自分たちの喜びに!

ページTOPへ

BACKNUMBER

ページTOPへ