03/25
2013
“ジョブセンス”の三方良し
♪バイトが決まれば祝い金もらえる
バイト探しは“ジョブセンス”(チンッ)!
な~んて、独特のリズムと
たぬきのようなキャラクターが登場するCMでおなじみの、
求人サイト“ジョブセンス”。
今や求人件数7万件以上の大手求人サイトになっている。
設立から7年。
どうしてこれほど多くの求人件数を扱えるサイトに成長したのだろうか。
それは、運営会社リブセンスが設計したビジネスモデルに隠されている。
その驚きのビジネスモデルとはこうだ。
☆なんと、採用するまで求人広告の掲載料が0円!
お金は採用が成立したら払うシステムになっている。
☆さらに、CMでも大々的に語っている通り、
採用された人たちは、ジョブセンスからお祝い金がもらえるのだ。
つまり…
・掲載料が無料ならば、求人を出す会社が
ムダを出さずに採用活動ができる
・応募者(採用者)は就業の場が決まり、
さらにお祝い金ももらえる
・このwebサイト・ジョブセンスから
多くの雇用が生まれ、収益にもつながる
まさに三方良し。
さらに、NEETと呼ばれるような若者が増えている現代社会において、
就業率をあげることは、社会貢献にもつながっているので、
四方良しというべきだろうか…。
そんな四方良しな株式会社リブセンスの
村上太一社長のお話を伺う機会があった。
なんと村上社長は1986年生まれの現在26歳! (若いね~!)
19歳でリブセンスを設立し、
25歳の時に東京証券取引所マザーズ市場へ株式上場。
さらに26歳の時には東京証券取引所市場第一部となった。
順風満帆に見える村上社長だが、
早稲田大学の在学中に起業したものの、さまざまな壁にぶつかり、
一緒にはじめた仲間たちにも去られることがあったという。
また、はじめは掲載料を無料にし、応募に対しての課金としていたところ、
思うように求人数も、掲載数も増えなかったという。
前回のビジ達でも書いた通り、“経営にマジックはない”のだ。
人の不便を解消することをテーマに、
自分たちのビジネスを追求し、苦労と試行錯誤を重ねた結果が
今のリブセンスのビジネスモデルへとつながっているのだ。
それにしても、理に適ったビジネスモデルだこと…。