04/08
2013
大里綜合管理の“3進2退”
♪3歩進んで2歩さがる~ じ~んせいは~
…えっ? もう歌わなくていいって?(懐かしいね~水前寺清子の代表曲!)
一見進んでいないように見えても、着実に1歩前に進んでいる。
先日、この歌に込められたメッセージを
実感した出来事があった。
不動産関連会社の大里綜合管理では、
毎年“経営計画発表会”を開催している。
その名の通り、来期の経営計画や
各リーダーのビジョンを発表し合うイベントだ。
私は顧問として長いことお付き合いさせていただいているので、
かれこれ14、5年ほど参画している。
経営計画発表会は年々洗練されており、
第1回目と比べるとその進歩は明らかだ。
最初の頃は、スタッフの方々のプレゼンテーションを聞いていても
カタチだけが先行し地に足のついていない印象を受けた。
野老(ところ)社長も声が上ずったり、感情がこもり過ぎたり…。
しかし今では、発表する誰もが自分の言葉で語れるようになっている。
中にはジョークを交えて笑いをとる余裕を見せる人まで。
また、野老社長のプレゼンも内容レベルが高くなっており、
泣き所がピッタリ一致して(毎回涙を見せるのは変わらないが…)
聞いている側にもしっかり伝わってくるのだ。
一人ひとりが経営計画発表会を有意義なイベントとして受け止め、
会社の未来について真摯に考えていることが、ひしひしと伝わってきた。
会社の規模や売上は毎年それほどの変化は見られないが、
何より会社としての“実質的な成長”が感じられる。
何も会社の規模が大きくなること=成長ではない。
まずは社員や組織の成長に重きを置き、
会社の風土を培うことが重要だと思うのだ。
そうした“実質的な成長”を得るためには、
いきなりの数字的躍進を狙うのではなく、着実な進歩を積み重ねていく
“3進2退(さんしんにたい)”くらいが丁度いい。
チャレンジする時は3歩前に進むくらいのさまざまな施策を。
それがすぐさまはうまくいかず結果的に2歩くらい後ろにさがったとしても、
1歩は確実に進んでいることになる。
真に選ばれ続ける企業をつくるためには、
“3進2退”くらいのペースが一番いいってことだ!
弊社クオーターバックもずーっと“3進2退”なんだよねぇ~。