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07/17
2018

biji(1)

“無形の資産”が評価される

先日、東京NBCのサマーカレッジが行われた。
今回のテーマは「いい会社」。
改めて自分たちの会社を振り返り、
これからの時代どのような会社づくりが
評価されるのかを考えたのだ。

そこで、ゲストとしてお呼びしたのが
鎌倉投信のファンドマネージャー新井和宏氏。
資産運用の担当役員をされており、
『持続可能な資本主義』という本の著者でもある。
(「いい会社」に投資し実績もつくってきている
ということで、最適な人選だったのでは...!?)

新井氏がとくに力を入れて語っていたのが
数値化できない“見えざる資産”について。

“見える資産”とは、現金や預金、
不動産など形のあるものを指す。
反対に“見えざる資産”とは、社風や企業文化、
社内外の信頼関係や、経営者の資質などである。
新井流では、この“見えざる資産”を持っているかどうかが、
「いい会社」といえる条件なのだ!

あれっ...!?
この新井流の考え方は、ビジ達で紹介した
中島流の“無形の資産”とかなり近いものがあるのでは?

知識やノウハウ、人的ネットワークなど
年齢とともに“無形の資産”をどのように
マネジメントしていくのか、というのが中島流。
この“無形の資産”と“見えざる資産”は同義語。
すなわち、これらをどのように蓄えていくのかが
人としてまた「いい会社」として
評価を得ることにつながっていくということなのだ。

ここでふと思い出したのが、
北海道の有名な菓子メーカーである六花亭。
以前六花亭の小田社長を訪ねた際、
日刊の社内報を見せていただいたことがある。
(本来社外の人に見せることはないようなのだが、
 特別に見せていただいた)

月刊でも、週刊でもなく“日刊”というのが信じがたいが、
社員の顔写真入りで、社内のさまざまな情報が
紹介されているのだ。
この細やかな展開が、社員のモチベーションを上げるのに
一役買っていることは間違いないだろう。
六花亭はこの社内報だけに限らず、
“なればこそ”の展開をたくさんしている。

このような取り組みによって、社風・企業文化は
当然六花亭ならではのものになっていく。
これぞまさに、中島流でいうところの“無形の資産”であり、
六花亭ならではの「いい会社」への取り組みなのだ。

社風や企業文化など、これからは“無形の資産”こそが
評価されていく時代。
“無形の資産”を蓄えていくことで、
これからの社会に必要とされる「いい会社」であり
強い会社になっていくということだ。

biji(1)

鎌倉投信のファンドマネージャー新井和宏氏

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北海道の菓子メーカー 六花亭

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