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04/22
2019

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“メルシー”61年間の繁盛

「うわぁ~、やっぱりここは美味しいナァ」
「美味しいねえ」
そう言いながら、満足げに店を出る大学生らしき若者たち。
それを聞いて、なぜか私まで嬉しくなって…
彼らとすれ違いに入店した私はもう60過ぎだが、
食べ終わったときには同じ気持ちになっていたに違いない。
いつ食べても「変わらず」美味しい!
そこにこの「軽食&ラーメン メルシー」の秘密があるのだ。

学生の街、早稲田には美味しくて・安くて・ボリューム満点の
飲食店がたくさんある。しかしメルシーはなんと61年目の老舗!
こんな店はそう多くない。
そして、私は61年のうち37年間
ここに通っているのがひそかな自慢なのだ。

それというのも、37年前に事務所を立ち上げたのがこの早稲田だから。
当時にしてもあまり小綺麗な店ではなかったが、
学生の行列に惹かれて入店したのを覚えている。

そのころ、家から持ってきた弁当を食べながら
ラーメンを啜った記憶もある。
それを許してくれるお店がメルシーなのだ。
味だけではなく、そんな庶民派の対応が
多くの人たちが選ぶ理由なのかもしれない。

メルシーは吉永小百合さん、弘兼憲史さんといった
早稲田ゆかりの著名人も通ったという、
早稲田人なら必ず知っている名店なのだ。

37年前に私が食べていた名物の「ラーメン」は、
今も変わらぬ煮干しとモミジ(鶏の足先)でとった醤油スープ。
しかし、変わらないのは味だけではない。

初めて私が来店したとき、
ラーメン一杯の値段は200円台だった記憶が…。
当時としても、これは破格に安い。
そして2019年の現在でも400円!
大盛りでもプラス90円だというから
やはりこれは破格に安いというべきだろう。

もともとは、創業者の「学生の街なのだから、
安くて美味しいものを」という心意気で値段が設定されたそうだ。
61年も経てば当然代替わりしているが、
「安くて美味しいものを」という理念は変わらない。

決して綺麗とはいえない外観も、
「味以外のところにお金をかけない」という想いあってのことだろう。

こう振り返ってみると、「安さ」「美味しさ」「出汁のもと」と、
貫く不変の理念がメルシーを61年継続させて来たことが理解できる。
長年愛される秘密、そこには徹底する理念が存在する。

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いつでもおいしいメルシーのラーメン

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価格もリーズナブル!

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多くの人に愛されている

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