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08/28
2023

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TikTok「わたかわダンス」から学ぶ、 “アート思考”時代のビジネスマーケティング!

「私もやれるかな?やってみたいなぁ!って
チャレンジ精神を掻き立てるダンス。
難し過ぎず、丁度いい塩梅のレベルであることと、ちょっとの新しさ!
もちろん曲がよくないとダメですが…」
総再生回数が28億回を突破しているダンスの振付師は、
やっぱりTikTokでバズるように
“アート思考”も取り入れ戦略的に考えていたのだ。
(この夏休み、テレビを観ていて仕入れた情報)

この振付師の槙田沙子(まきたさこ)さんは、
2022年は70曲以上のアイドルの振り付けを担当し、
その内の一曲が「わたかわ」だったということ。
(『わたしの一番かわいいところ』で踊る「わたかわダンス」が
TikTokでバズり、楽曲視聴回数はなんと4億回を記録!)

顔の周りで、手でハートや王冠の形をつくるかわいいダンスの振り付けが
TikTok15秒で女子中高生の間で人気となり、
デビューしてすぐだったグループの飛躍にも大きく貢献したという。
その元アイドルグループだった振付師はTikTokをしっかり意識した
“アート思考”のマーケッターだったということ。

さて、いま注目の“アート思考”とは、独自の思考や感情をベースに
芸術家たちが展開する“既成概念にとらわれない自由な思考法”のこと。
ということで今回注目したのは、ジェネレーティブAIでも
対応の難しいビジネスにおける“アート思考”について。

現代のビジネスにおいて、SNSをどう取り込むかもあるが
マーケティングに“アート思考”を取り込むことは、
生活者の感性にアプローチするための重要なステップなのだ。
AIはロジカル思考に優れているが、ビジネスの課題解決には、
“アート思考”のような柔軟な発想力が必要ということ。

【ビジュアルストーリーテリング時代は、アート思考が活躍する?!】
さまざまな技術革新が進んでいる一方で、人間のニーズや感情を理解して、
新しい発想を生み出すには人間の創造力が求められる。
そして何といっても“ビジュアルストーリーテリング”時代の到来である。
“アート思考”による発想力を磨くことで、技術革新に加えて
自由な発想をも取り入れたビジネスマーケティングへと展開できるわけだ。

1、感性に訴える視覚的なコンテンツの創造
アート思考マーケティングは、
ビジュアルな魅力を活かすことに重点を置く。
鮮やかな色彩、美しいデザイン、インパクトのある
グラフィックスなど感性に訴えるコンテンツを創造。

2、ストーリーテリングの芸術
アート思考マーケティングは、
ストーリーテリングの芸術とも密接に結びつき、
物語を通じて、消費者の共感を呼び起こし、
ブランドや商品に感情的な結びつきを形成する。

3、エモーショナルな共感を生む
アートは感情と深い関係があり、ビジネスにおいても
そのエモーショナルな側面を活かすことで、
生活者の喜び、幸福、夢、希望などに深い共感を生み出す。

4、独自性と差別化
アート思考マーケティングは、
独自性のあるビジュアルやコンセプトを通じて、
競合他社との差別化を図ると共に
生活者に新鮮さと興味を提供する。

以上のように、アート思考マーケティングをビジネス展開に取り入れることで、
商品やサービスが生活者の感性に響き、深い印象を残すことができる。
視覚的な魅力とクリエイティブなアプローチを通じて、
生活者の心をつかみ、長期的な関係の構築にも貢献が期待できる。

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“アート思考”のような柔軟な発想力が必要

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