08/26
2024
“いま選ばれるビジネス”から、 未来の人たちに選ばれるビジネスへ!
あなたは、この詩をどう感じる?!
ぜひ声に出して読んでほしい。
↓ ↓
あとからくる者のために
苦労をするのだ
我慢をするのだ
田を耕し種を用意しておくのだ
あとからくる者のために
しんみんよお前は
詩を書いておくのだ
あとからくる者のために
山を川を海を
きれいにしておくのだ
あああとからくる者のために
みなそれぞれの力を傾けるのだ
あとからあとから続いてくる
あの可愛い者たちのために
未来を受け継ぐ者たちのために
みなそれぞれ
自分で出来る何かをしてゆくのだ
この詩は坂村真民先生の
「あとからくる者のために」という詩。
鍵山秀三郎相談役であり、“日本を美しくする会”とも
関係の深い方の詩である。
【私たちの追求は、未来の人たちに選ばれるビジネスへ!】
このところ古稀を迎えたこともあり、
この坂村真民先生の“あとからくる者のために”の
ひと言一言がしっかり伝わってくる。
私たちのビジネスのそもそもは、自分や身近な人たちであり
限られた範囲の人たちのためだった。
ところが、時の流れと会社の成長とともに
その対象は少しずつ拡大され、
広い社会にも影響を与えることとなる。
経済的意味もあり、もっと多くの人たちに貢献できないのか?!
もっと相乗効果のある意味あるビジネスにできないかと…
会社の“存在理由”を考えるようになる。
これが“Why”であり、会社のパーパス。
そしてその思いは、今の社会や人々のためから、
未来の社会であり人々のためへと移行する。
そう「あとからあとからと続いてくる
あの可愛い者たちのために、未来を受け継ぐ者たちのために…」
となるのだ。
私たちは“今を共にする80億人”ではなく、
あとからあとからと続いてくる、“未来の80億人”のために
意味あるビジネスを展開する時代に差し掛かっている。
「ビジネスの達人」は“いま選ばれるビジネス”ではなく、
“これからの人たちに選ばれるビジネス”に
しなければならないということ。
パリ五輪でもセーヌ川の汚れの問題が取り沙汰されている。
「あとからくる者のために
山を川を海を
きれいにしておくのだ」
解決しなければならない社会課題はたくさんある。
【念ずれば花ひらく】
念ずれば花ひらく 苦しいとき 母がいつも口にしていた
このことばを わたしもいつのころからか となえるようになった
そうしてそのたび わたしの花がふしぎと ひとつひとつ ひらいていった
(真民が46歳の時、片方の目が見えなくなり
絶望の底にあった時に生まれた詩)