09/29
2014
11時40分に満席の店
また一軒、神楽坂で良い店を見つけてしまった。
ランチに1000円の和食膳を出す店なのだが、11時40分には満席!
18、9席の小さな店が、ランチ終了時間までいつもいっぱいだ。
1000円で新鮮な刺身や焼き魚の定食が味わえ、
そこについてくる煮物やポテトサラダ、
茶わん蒸しなどの小鉢料理も実に美味しい。
決して安い!という価格設定ではないけれど、
品数の多さや手間のかかった料理が楽しめること、
そして店内に立ち込める焼き魚のいい匂いなど、
人を引き寄せる魅力にあふれているのだ。
ここで思い出して欲しいのが、“選ばルール7”。
1.本物にこだわる
2.手間をかける
3.とことん追求する
4.大胆で潔い
5.必要以上のコミュニケーション
6.積小為大
7.徹底の二乗
この7つの項目のうち、
“5.必要以上のコミュニケーション”以外は
ほとんど全てを満たしたお店だと言えるだろう。
そのおかげか、短いランチ時間でも
途切れることなくお客さんが回転している。
大体、3~4回転はしているだろうか。
それを見ていて改めて実感したのだが、
繁盛店には不思議と行列ができない。
それは、本当に行きたい人は
お店に時間を合わせて行くからだろう。
11時半だろうが、14時だろうが、
比較的お店の空いている時間に
自分の時間を合わせてやってくる。
だから、行列のできない繁盛店、というわけだ。
何度かビジ達でご紹介した三州屋にも
同じことが言える。
価格設定も同じくらいだし、
途切れることないお客の入り、
そして“選ばルール”を満たしていることも同じ。
神楽坂に数ある料理店の中から選ばれるには、
選ばれるだけの理由が存在するのだ。
ちなみに、私が時々行く中華屋さん(?)で、
夜11時には閉店してしまうにも関わらず、
夜10時30分に満席の店、というのもあるのだけど…
(半数以上の人は、お酒も飲まないにも関わらず!)。
こちらもやはり“選ばルール”を満たす繁盛店。
ビジネスでもお店でも、
必ずそこには選ばれる理由が存在するのだ。