02/09
2015
世間が育ててくれる“仕事旅行社”
探偵になる旅、占い師になる旅、旅館の仲居になる旅、
ご当地キャラになる旅(着ぐるみを着るのだろうか)。
一度は「なりたい」と思った職業を体験できるなら…。
そんな願いを叶えてくれるのは、
ビジ達でも以前ご紹介させてもらった「仕事旅行」だ。
「仕事旅行」とは、“旅”と称して
さまざまな職場(仕事)を体験できるサービス。
つい先日、このコンセプトで事業展開を行う、
仕事旅行社の田中翼社長とお話をする機会があった。
最近では、多くのメディアに
取り上げられるようになった影響で、
多くの人々の認知につながっている
(仕事旅行を体験する人は、
今や月に300人以上なのだとか!)。
じわじわと認知が進む中で、このところ企業から
研修で活用したいという依頼が増えたそうだ。
さらに「我々の仕事をぜひ体験してもらいたい」と、
地方自治体から逆オファーが届きはじめたという。
つまり、お客様であり、関係者が寄り添って
“新しい仕事旅行”のカタチを
作りあげてくれているということ。
いや~これはすごい!
通常の流れなら、仕事旅行社側が
企業や地方自治体に提案するというもの。
しかし、お客様のほうからさまざまな提案をしてくれる。
一体なぜだろう?
その答えはズバリ、仕事旅行社は
社会にとって必要であり、求められる存在だから。
お客様が次なる要望を伝えたくなるほど、
思わず協力したくなるほど、本当にユニークで画期的で、
潜在的に望まれていたビジネスなのだろう。
関連する事業でいえば、
以前ビジ達でもご紹介した
ミドリムシで有名なユーグレナや、
産直市場グリーンファーム、そしてパン・アキモト。
いずれも社会や地域にとって必要であったり、
社会性のあるビジネスモデルだ。
だからこそ多くの人たちに
興味を持ってもらうことに成功し、協力してもらえる。
もちろん仕事旅行も社会的意義があったからこそ、
世間が育ててくれているのだろう
(改めて実感することができた!)。
そのユニークさで人から注目され、
長く続けられるビジネス。
そのヒントは、まだまだたくさんあるはずだ。
そんな仕事旅行社の田中社長のお話は、
InterFMにて2月15日(日)朝6時から放送の
『BUSINESS LAB.』でオンエア! お楽しみに!