08/10
2015
DDTプロレス高木大社長の革新
プロレスといえば、
四角いリングのなかで戦うイメージが一般的だろう。
しばしば場外乱闘になる時もあるが、
屋外を走り回りはしない。
ところが、その一般常識を打ち破る革命児が現れた。
それが『BUSINESS LAB.』のゲストとしてお会いした、
DDTプロレスの代表取締役“大”社長 高木三四郎氏だ。
最盛期の頃はテレビで頻繁に放映され、
小学生がプロレスごっこをするほどだったプロレス。
しかし近年は人気が低迷し、
各団体も縮小してしまった。
このように斜陽業界になりつつあったプロレスだが、
高木大社長によって両国国技館は人で埋め尽くされているという。
しかもその半分以上が女性客だという。
すなわち新たなファンの獲得に成功しているということだ。
今までのプロレスと何が違うのかというと、
以前も紹介した通り、商店街や本屋、
電車内でのプロレス公演が行われているのだ。
もちろん物を壊してはいけないのだが、
商店街で購入したものは武器として使用できるルールもある。
四角いリングをつくらず、
街中を丸ごとステージにしてしまっているのだ。
加えてイケメンプロレスラーや男女混合プロレスなどによって、
さらにプロレスを盛り上げている。
ほかにも、高木大社長は
プロレスのメディアミックス化に着手。
自分たちで映像を制作して動画サイトやテレビで放映し、
さらにDVDやグッズ、写真集などを広く展開している。
新しいエンターテインメント性を打ち出し、
新しいビジネスとしてのプロレスを追求したのだ。
プロレスに限らず、近年は様々な業界に
変化が大きな起こっている。
弊社に関係の深い広告業界では、
新聞や雑誌などの紙媒体は、
媒体としてのバリューが圧縮され、
その分web広告に移行していった。
ウエディング業界ではレストランウェデイングや
有名ホテルでの格安挙式“スマ婚”が現れ、
近年はアウトドアウエディングなるものも注目されている。
進化の目覚しいIT業界といえば、
スマートフォンの活躍が印象的だろう。
地球規模でAppleが活躍し、
メーカーの立場にこだわっていたソニーやパナソニックは
取り残されることになってしまった。
自分の生存領域だと思って安心していたら、
まったく違う場所から来た者に
美味しいところを食べられてしまったのだ。
あらゆる業界での変革はここ20年ほどに起こっていたが、
それが斜陽業界であるプロレスにも起こったということだ。
今の時代に合わせた革新を行い、
衰退していくだろうという予想を大きく裏切った高木大社長。
高木大社長は多くの人を飛び越えたビジネス視点を持って、
プロレスを革新し続けているのだ。
そんなDDTプロレスを楽しみに両国国技館に行くのだが、
その日はちょうど高木大社長が出演する『BUSINESS LAB.』の放送日。
8/23と8/30の日曜日 早朝6:00~7:00は
InterFMでお会いしましょう!